国内の動画配信サービスの草分け的存在だったGYAO!が、3月一杯でサービスを終了するというニュース。私も、最初はパソコンで見ていたのかな、当時はまだYouTubeは個人の動画配信のプラットフォームみたいな感じだったので、そんなに利用しなかったけれど、Gyaoには無料でアニメとかドラマが配信されていたので、凄くお得感を感じたのと物珍しさもあって当初は利用していました。ただ、今ほど通信インフラが整っていなかったし、配信される動画の品質も今ひとつみたいな事も会って、正直直ぐに飽きてしまったけれど。
GYAOは、もともとはUSENのサービスだったと思うのですが、Yahoo参加になって結局その存在感がぼやけてしまった気がしますね。コンテンツ内容としては、やはりNetflix最強だと思うし、内容の多種多様さではYouTubeには敵わないし、正直中途半端な存在になっていたことは事実だと思う。それに、国内でもニコ動とかライバルもどんどん登場してきているわけですからね。ただ、とは言っても国内サービスの草分けだし、それなりに存在感は今でも残っているわけで、今回の発表は唐突感は否めない。記事にもあるように、サービス終了までに終わらないシリーズ作品とかの行方も決まっていない物も有るようで、この辺りどうするんだろうか。
最近では、漫画雑誌の終了も結構耳にするようになり、そこで連載されていた人気タイトルがそのまま消えるのは惜しいと、ライバル紙等に移動して連載を継続することもありますが、GYAOの場合はどうするんだろうか。なかなかライバルプラットフォームに翌週から移行しますとは言いづらいだろうなぁ。記事の途中でも少し触れているけれど、GYAO側では無く制作者側が売り込みとかしないとなかなか厳しそう。漫画とか小説でも連載物が色々な理由から途中でちょん切られたままで終わってしまう事はあるけれど、胴もああ言うのって苦手なんですよね。何か話として完結してくれないと、読後感が凄く不満というかイライラすると言うか。連載物でも、一話完結形式ならまだ良いんですが、次への伏線を残しているのに、そのままというのは凄く気分が悪いというか落ち着かないというか。かといって、宇宙のローダンシリーズの様に、いつまでも終わらないのも困るけれど(笑)。
どんな物でも、売れるとなればどんどん参入してくるだろうし、かといって赤字のままでは困るから有る程度の所で見切りを付けて撤退する、終了するという判断も重要。10年、20年前にはこれほど動画配信サービスが活況を呈するとは予想されていなかったわけで、そこにいち早く参入したGYAOの心意気は素晴らしいと思う。でも、競争となるとやはり体力勝負だし、今は日本国内のサービスでも世界規模の企業と競争しないといけない時代ですからね。7/11のように、本家を逆に買収して日本から進出するようなケースも、無い訳じゃ無いけれど、ことソフトコンテンツに関しては日本の場合はアニメ以外競争力の有る物は無いし、そのアニメにしても以前ほど日本が独占しているわけでも無いだろうし。勝手な個人の思い込みですが、このGYAO!終了が、何かマイルストーンになりそうな気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿