2021年9月30日

Kindle本のキャンセル

昨日から今朝に掛けての出来事。昨日の午後、何となくAmazon.co.jpを彷徨っていたとき(笑)、毎回購入して作家さんの新作が数日前に発売されている事を知り、早速購入することに。少し前からスタートしている、新作シリーズの中の一巻で、いつもは数日前くらいから発売日を把握しているのですが、今回は何故かそれが抜けていました。

で、「注文する」をクリックして一旦注文完了したんですが、そこで気がつきました。「あっ、Kindle版を購入してしまった」と。私は、印刷された本も買うし、Kindle版も購入しますが、やはり以前から購入している作家さんや既に買い始めているシリーズ物の途中の書籍に関しては、継続性の面からも「印刷された書籍」を今でも購入しています。とは言っても、部屋の中の書籍類も分量も馬鹿にならなくて、以前と比べてかなり処分もしたし、殆どが新書かノベルなので、スペース的にはまだ何とかなっているんですが。今も部屋の模様替え(断捨離)中で、かなり片付いてきたものの、最後に残ったのがこの書籍類の整理なんですよね。だから最近では、新規の作家さんとか作品・シリーズでは、出来るだけKindle版を購入して、物理的負担を軽減するようにしています。でも、今回は既に何巻か購入済みのシリーズの、多分シリーズ後半のもの上がるような部分だから、個々でいきなりKindleに切り替えるのはちょっと個人的には困ります。

で、Amazonの場合、注文直後ならまだ「キャンセル」が効くからと注文履歴のページに飛んでキャンセル処理をしようとしたら、それが見つからない。別の日に注文した商品履歴にはあるのに、Kindle本ってキャンセルできないの? 確かに、物理的に配送される商品じゃないから扱いが異なるのは理解出来ますが、開封したかどうかは端末で「開いた」「未開封」はちゃんと管理出来るはずだし。結局昨日の時点では、色々探したんですが、キャンセル方法が見つからず、今回は仕方ないと諦めて終わりました。

で、今朝になって改めて考えるに、やっぱりKindle本じゃなくて印刷されたいつものノベル版を購入したい。でも、Amazonの中を見てもやり方がよく分からない。で、困ったときのGoogle先生に聞いてみたところ「カスタマーサービスに連絡しろ」と出てきます。でも、Amazonのサイトの中を幾ら探しても「カスタマーサービス」のページが見つからない。 やっとこのページに辿り着いたんですが、随分不親切な設計です。で、チャットでの対話始めました。最初はAI botでの対応だったんですが、肝心のキャンセルしたい注文品の中に、何故か昨日注文したKindle本がリストされません。結局担当者に繋いで貰って、注文番号を伝えてキャンセルしたい旨を伝えて、無事にKindle本はキャンセルされ、その後は同じ書籍の印刷本を改めて注文をして、これまでのルールを継続する事が出来ました。まぁ、物を売る以上キャンセルとかクレームを出来るだけ受けたく無くないという気持ちは分かるけれど、いざというとき一番困るのがそう言う場合な訳で、そう言う情報が一番隠れたところにあるのはなぁ... 昨日は焦りましたが、何とか解決して、今朝はちょっとホッとしています。

ゴルゴ13は永遠に

「ゴルゴ13」や「鬼平犯科帳」等の作品を作画していた、漫画家のさいとうたかを氏が、2021年9月24日に無くなっていたというニュースは残念ですねぇ... これまでも著名な漫画家、特に自分が子どもの頃から馴染んでいた人が無くなる事は有ったけれど、やはり結構歳を取ってからも読んでいた作品の一つ「ゴルゴ13」だからなあ。

これで「ゴルゴ13」も連載途中で終わるのかと思ったら、「さいとう・プロダクション」として残ったスタッフで連載は続けるそうで、ビジネスで言えば"Business Contingency (突発事項)"対策がちゃんと出来ていたと言う事だろうな。ネットなどを見ていると、ご本人自らそうなる事を前提に、事前に色々準備されていたらしいけれど、反れもある意味で「作家・創作者」としての義務なのかもしれない。考えてみたら、「サザエさん」もそうですよね。原作者の長谷川町子氏は随分前に無くなっているけれど、テレビのアニメは続いているし。そうそう、「ちびまる子ちゃん」も同じですよね。昔は作家個人での作画しか出来なかったんだろうけど、今ではデジタル化も進んでいるし、人気作家となり作品数が増えると、やはり分業体制で量をこなさないと厳しいだろうし。

「ゴルゴ13」の魅力は何だろうと改めて考えると、よく言われる「事実とも思えるような設定」の妙と、限り無く完璧に近いゴルゴ13のスナイパー能力の安心感みたいなものかなと個人的には思います。言ってみれば、「水戸黄門」が人気なのは、結果は分かっているけれど、最後に「この紋所」を見る事で安心するように、ゴルゴ13も結局は最後にちゃんと仕事をやり切る(重複した依頼は実行しないなど、不要な仕事はしない事も含めて)「プロフェッショナル」な部分も、自分的には魅力かも。

歳を重ねるとともに、行為訃報に接する機会はどんどん増えていくわけで、それはどうしても抗えない現実でもあるんですが、やはり寂しいですよね。「ゴルゴ13」という漫画自体はこれからも続くわけだから、「ゴルゴ13」の世界観は続くのだけれど、例えば他の作品、「鬼平犯科帳」とか、今は終了してしまった「仕掛け人・藤枝梅安」のような、新しい作品はもう出てこないわけで、それが残念ですよねぇ。まぁ、そういう所は、さいとうたかを氏のお弟子さんとか、作品から影響を受けた若い人が開拓していくものなんだろうけど。それならば、是非「ゴルゴ13」を上回る作品を、次の人達が生み出して欲しいですよね。

合掌。

新総裁

昨日行われた自民党総裁選挙は、当初予想されていたように一回目の投票で過半数獲得者が無かったため、上位二人による決戦投票になったんですが、その結果が意外という事で話題に。一回目の投票では、 1位:河野太郎氏、2位:岸田文雄氏という下馬評が、確かに河野候補は党員票は獲得したものの、議員票が伸びずに、全体では1票差で岸田候補の後塵を拝することに。決戦投票は、議員票が有利になることが分かっていたので、岸田・河野の決戦投票は、岸田: 257票 vs. 河野: 170票で岸田文雄氏が当選。ここでも、地方票(47都道府県)は39票が河野氏に入ったけれど、安倍総理の時もそうだったけれど、やはり最後は議員票をどれだけ確保しているかが鍵ですよね。

決戦投票になった場合、高市早苗氏の票が岸田氏に回ることが予想されていて、事実一回目のそれぞの得票(岸田: 146票+高市: 114票=260票)が、大体そのまま岸田氏に入った計算(249票)だけれど、最後に河野氏に入れた人が11人いるんですね。このあたりの人は、どう言う計算というか考えなんだろうか。いずれにしても、これまでの経験や実績から、岸田氏を選択した議員が多数だったという事で、そのあたりは「初の女性総理大臣」という看板だけを狙うわけでも無く、あるいは国民の人気だけを狙うわけでも無く、結構実際の仕事(=立法)を真面目に考えているんだなぁと言う変に感心をしてしまいました(笑)。ただ、次の衆議院選挙は厳しいだろうなあ。

でも、やっぱりいつもの野党の様子を見ていると、結局今回も敵失で自公与党や、もしかしたら維新の会とか国民民主党とか、立憲民主党よりはましと考えて支持する人が増えるかも。大体「自民党は変わらない」と批判するのは自由だけれど、それを言っているのが解党して新党を作っても、党名もそのまま代表もそのままの政党だったり、20年間(21年間?)、代表が替わらない政党が言っているのだから、全く説得力が感じられない。さらには、国会審議のために開催期間を長く取れと言いつつも、自分達の要求が通らないならば首班指名の臨時国会開催に同意しないという矛盾した発言も。本来だったら「党内で選ばれただけの新総裁=新総理の信任を問うためにも、今すぐに解散総選挙に入るべき」くらいは言うべき何じゃ無いだろうか。一応野党は名目として「失敗したコロナ対策」と言ってはいるけれど、ここの所新規陽性者数は大きく減ってきているし、明日からは非常事態宣言も解除される。直ぐに以前と同じ生活は戻らないけれど、徹底的なワクチン接種がやっとここに来て効果を出してきた気がするわけで、これを野党が言っていた「徹底的なPCR検査と封じ込め」に頼っていたら、今の韓国等と同様に、無菌状態の社会に突然ウイルスが飛び込んできたら、封じ込めが仇になってとんでもない事になっていたでしょうね。そう言う意味でも、菅総理の役割は大きかったと改めて思う。

今回の4候補の選挙稼働中の公約だとか目標を聞いていると、それぞれ異なる点はあるけれど代替自分が欲している内容に近い部分が多くて、正直誰がなっても同じかなと言う気もしていました。ただ、経験値で言えば岸田さんだろうし、話題性で言えば高市さんかなと言うのが一番大きくて、河野さんは正直「ジョーカー的立場」に近いかも。個人的には、全く評価していない石破氏が後ろにいるというのだけで、もう「勘弁してよ」という感じですしね。同じ女性候補としては野田さんも立候補したけれど、やはり日頃の様子というか強いて言えば「悪目立ちする」印象の方が強い人だから、高市さんと並ぶとどうしても「次点」という空気が拭えないし。「選挙に勝つ事」だけ考えるなら、岸田さん以外の三人の方がインパクトはあるんだろうけど、逆に言えば「それだけ」という意味でもあるし、まぁ妥当な選択かなと思うわけです。それでも、経済対策に関していの一番に言うなど、今の所勘所はちゃんと分かっているし押さえようとしているので、先ずはそこをちゃんとして欲しい。で、その後は、例によってメディアが有る事無い事騒ぐだろうから、そこは毅然として対応して欲しいですよね。野党は、今後も「モリカケサクラ」をやるみたいたけれど、元々の「安倍総理のお友達優遇」の話が、「完了の文書偽造」に変わっていて、それならそれで規律を正せば良いだけの話しなのに。本当は、そういう所はビシッと切って捨てて欲しいけれど、岸田さんはそういう所が弱そうで、それが命取りにならなければ良いのだけれど。いずれにしても、とっとと選挙をして邪魔な野党が少し静かになって欲しい。

2021年9月29日

宣言解除 (2)

正式に発表された宣言解除。基本的には、飲食店は夜9時迄営業して酒類提供は8時迄という設定が多いみたいですが、具体的にどの様な状況にするかは自治体によって異なるみたいで、千葉県は県の厳格な認証を得ているお店は制限無しという事も有るらしい。ネットで見つけてなるほどと思ったのが、営業時間制限等の根拠になっている非常事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されるのだから、営業制限する根拠が無いじゃ無いのかというもの。確かにそうだと思うけれど、だからと言ってコロナ禍以前のように制限無しと直ぐにするのもリスクがあると思うし。

今回の様々制限では、感染拡大の要因となる「会話」とか「会食」を防ぐために「酒類提供」が停止されたり制限が設けられたりしているんですが、その状況を見ていて「昔もこんな話聞いた記憶があるなぁ」と思いつつ思いだしたのが、昔のソ連(ロシア)の話。コロナとか感染拡大では無いけれど、ロシアの場合寒さ対策もあって度数の高いウオッカが必需品で、デモみんながみんなそれを飲んで酔っ払うので製造効率が落ちる。そこでウオッカを制限したら、暴動になる、みたいな話だったと思うのですが、今回のコロナ禍における酒類に関しての報道を聞いていると、まるで日本中がロシアみたいな状態になっていたように個人的には感じていたところ。私も、多少は飲食関係のバイトとかしたことがあるので、その売上げと経営みたいな事も少し知っているけれど、確かにお酒類の粗利が大きいのは事実。だから、そこに依存しているというか軸足を置いているお店が、今回大打撃を受けていることも良く理解出来ますが、反れも言ってみれば経営リスクの分散をどうするのかと同じ話だとは思うんですが。

国内の飲食が話題になって、徐々にではあるだろうけど回復していく目処がやっと見えてきたところ。一気に元の状態というのは厳しいだろうけど、先ずは五割六割目標に、その後リバウンドが無ければ、七割八割九割と来月から年末に掛けて回復できるのが理想かな。でも、そうなってもやはり大規模な集まりはまだ敬遠されるだろうから、年末年始の忘年会・新年会とか、パーティーみたいなものはまだまだ先でしょうね。家族での会食とか、一桁台のグループでの集まりくらいまで回復するのが、年内の状況だろうか。 飲食に関しては出口が見えてきたけれど、もう一つの課題である観光業はどうなるんだろうか。飲食店が元の状態に戻りつつあるとは言え、人の移動が以前のようになるのはそのさらに先だろうし。それに、近距離の移動は徐々に回復するだろうけど、観光を中心にした中距離・遠距離の移動が回復するのはまだ先が見えない状態。さらに悩ましいのは、最近は人流抑制もあって感染縮小が達成されつつあるのに、それに反する行為にもなるわけですからね、観光業が回復するというのは。ただ、観光業の場合地方への影響も大きいと思うので、回復させる優先順位的には高いとも言えるだろうし。このあたり、飲食の回復による自然的な人流増加とそれによるリバウンド状況を見ながら緩めていくのか、有る程度指導しつつ回復させるのか、来月の状況が大きな試金石になりそう。

うちの会社は、今の所リモートワーク中心でそれはコロナ禍後も変わらない予定ですが、「働き方」に関してはいろいろ変更する予定で、その一つがオフィスのフリーアドレス化。フロアーやスペースの縮小はしないけれど、今の所ほぼ100%の固定アドレスを、一部の職種を除いて原則リモートワーク前提のオフィス出社時に関してもフリーアドレス化してオフィス利用の効率化を進めるらしい。あいたスペースは、会議室やグループ作業用のスペースに転用したり、その他福利厚生等への転用も考えているらしいけれど、個人的には自分も今いる作業スペースを広げて欲しいところだけれど。だって、サーバーとかテスト機材奥スペースも、もう枯渇しているんだよなぁ... 非常事態宣言は解除されるけれど、だから取って新型コロナウイルスが消えて無くなったわけでは無いから、やることはこれまでと同じで「三密会・マスク・手洗い」は維持するべき。一方で、これまで我慢してきたこと、制限されてきたことかが解放されて、やっと少し余裕も生まれてくる頃。余裕を楽しむ事は、これまでの我慢期間もあるから楽しみたいと思うけれど、それが何でもかんでも許されるフリーハンドでは無いことはしっかり自覚しないといけない。そこは勘違いしないようにしないと駄目でしょうね。ノーマスクとか反ワクチン的考え方の人が、今回の解除を理由に「自分達が正しかった」的な事を言い出す気がするんですが、そこは間違っていると強く指摘しないと。ワクチン接種も2回目まで完了済みが6割を超えて効果も出てくるだろうし、以前中々取れなかった接種予約も、今はかなり空きも出てきているらしいし、そう言う意味では政府としてはこの機会にワクチン接種の最後の追い込みと、今一度の基本的な対策徹底を強く訴えるべきでしょうね。それが有っての「宣言解除」だと。そう言う意味では、千葉県のように厳しい条件は合ってもクリアーすれば制限無しというインセンティブは重要だと思う。

今が一番

佐々木俊尚氏の「佐々木俊尚の未来地図レポート」から、 『「江戸時代に戻れ」というが当時は森林が破壊されまくり、稲作も限界だった』という話。この話に凄く納得出来るのは、自分の実家(=今の住まい)周辺も、自分が子どもの頃は周りは一面田畑ばかりだったので、それなりに厳しい生活環境だったものが、校外の住宅街に開発されて、まだ田畑はそこそこ残るものの生活環境は激変した経験を実感しているから。

自分が子どもの頃、それこそ幼稚園に上がる前位のぎりぎり記憶にある位の頃は、自宅の周りは田圃ばかりの状態で、家の直ぐ横今も流れている用水路は、今はコンクリートで固定されているけれど、当時は地面を掘っただけの「川」みたいな状態で、大雨になると増水して自宅敷地側に流れ込んでくる時もあったし、時々は斜面が崩れて掘り起こしたりしたことも。また、周りの道路にしても、目の前に幹線道路は一応舗装されていたけれど、そこから一歩横道に入ると、砂利道だったり土を固めた道だったりが普通だったから、雨が降ると大変。なんせ、夏場になると自宅の中にも蛍が飛んでくる環境でしたからね。夕方から夜になると、外に出て田圃の周りを歩けば、数十匹レベルの蛍を見ることが出来たくらいの環境でしたから。ただ、畔にしても周りの水路系にしても、今のようにしっかりと固めて、かつU字管などで水路確保しているわけじゃないから、台風とか大雨の後は大変でした。稲作が全滅とは言わないまでも、倒れて締まって使い物にならないこともあったように記憶しています。

もう少し成長して、日本中で「公害」が問題になっていた時期。工業化が進み、自然破壊が問題になり、化石燃料を消費したために、大気汚染が蔓延して、川は汚れて生き物が消えて、と、今にして思うと野蛮の限りを尽くした時代。でも、高度経済成長の時代でもあったわけですよね。でも、あの頃に「江戸時代に戻れ」みたいな事は聞いた記憶は無いなぁ。自然回帰の傾向は多少は有ったかもしれないけれど、あの頃から地方から中心へという動きが活発化してきたように思います。その理由の一つは、都市部での労働力不足のために、地方からの就労が盛んだったから。当時は興行の中心は都心周辺だったから、人が地方から都市部に移動していたんですよね。今は安価な労働力を求めて、工場が地方に移動する時代になったけれど、当時は逆。考えてみたら、昔は流通にしても未発達だから集約しないと効率化出来なかったけれど、今は全国的に高速道路や鉄道網に航空網が張り巡らされているから、別に土地代の高い都市部に集約する必要も無い。これって、江戸時代の話に通じる部分じゃ無いだろうか。

当時は、「薪」以外の燃料無かったのだから、生えている木を伐採して乾燥させて燃やすしか燃料確保できなかったわけで、当然山間部はどんどん伐採されていく。一方で、多分今みたいな「植林」という考えも無いだろうから、伐採された場所に何十年後のために次の若木を準備することもないだろうし、そうなると遊牧民じゃ無いけれど気を求めて山を移動する事も普通だったかも。それに、運搬手段だって、今でも大型車両があっても大変なのに、当時は人力に牛や馬位しか無い時代だから、当然今以上に伐採可能地域も限定されるでしょう。川があれば、そこに落として筏流しする事は可能だろうけど、それだって山一つ超えるだけでも大変だろうし。それでも、その薪束一つで冬の暖が取れるとなれば、何とかするだろうし、当時の人海戦術でもどんどん山の木が伐採されてはげ山になるだろう事は簡単に想像出来ます。そこに、今の感覚で「当時は良かった」というのは、都合の良い幻想だと思う。「自然派」とか「エコ」を言う人の全てがそうだとは言わないけれど、そう言う生活中心の人も、例えばキャンプ機材だとか燃料だとか、今の技術や製造に助けられての部分も大きいですからね。そういう部分を無視して「昔は良かった」というのは幻想だと思う。重要なのは、本の30年位、40年位前には公害で日本中の自然が破壊されると言われていたけれど、その後の科学や技術はその問題を解決していて、日本は世界でも最も清潔で自然を取り戻した社会の一つと言っても良いくらいになってきていると思います。それでいて、江戸時代に比べてはるかに健康的で恵まれた生活を教授出来ているわけで、私は何があっても今から江戸時代所か自分が産まれた頃の時代にすら戻りたいとは思わない。ノスタルジーに浸りたい人は好きにやって頂いて結構だけれど、人に押しつけるのは止めてくれ、と言いたいなぁ。

iOS15の二段階承認

昨日たまたま二段階承認を使用するあるサイトにアクセスした所、「iOS15に更新するまえに、一度二段階承認を解除しろ」というお知らせがトップページに掲載されていました。私のiPhone8は、今iOS 14.8でそろそろ15.0に更新しようかと思っていたところ(まだAppleから降りてこないので保留中)だったので、「えっ、そんな面倒が発生するの?」とちょっと戸惑うことに。

 どうも、これまではiPhoneに二段階承認のコード生成アプリ「Google Authenticator」を入れて使用して居ましたが、iOS15になるとiOS標準でその機能が組み込まれて置き換わるために、以前の認証状態と乖離してしまうのが原因らしい。いゃいゃ、それってかなり重大事態でしょう。私も複数のサイトアクセスで二段階承認を使用しており、それら全てを言ったん解除してiOSを更新して、再度コード生成を開始して、再び二段階承認を設定するという面倒な作業をやらないといけない。と言うか、サイトごとにどう言う対応が必要か、事前にそれぞれ確認しておかないといけませんよね。Google Authenticator以外のコード生成アプリを使用している銀行のサイトもあるし。

ちょっと不満なのは、この手続きが「iOS15の不具合」としては認識されていないのか、不具合情報の中には含まれないこと。多分機能追加なのでApple側としてはそんなことは露ほども思わないのだろうけど、既存ユーザーに取っては大問題なわけで、iOS15更新時の注意事項としてもっと注意喚起するべきだと思うのだけれど。だから「iOS15 二段階承認」と検索すると、その機能を利用していサービスやサイトの注意事項としては結構ヒットするのですが「iOS15 不具合」では引っかからない。こういうことをやると、二段階承認という機能自体が疎まれる原因になると思うけどなあ。

特に今の所iOS関係で問題は発生していないので、暫くこのまま様子見ですね。注意するのは、知らないところでiOS更新されないようにする事くらいでしょうか(笑)。まぁ、iOSの修正を待つというよりも、iOS15更新により、トラブル回避・問題修正のKnow-Howが蓄積されて、万一自分にトラブルが発生しても何とか対応出来るくらいの情報が集まるまで待つと言う「他力本人モード」というだけですが。しかし、やっかいだなぁ...

2021年9月28日

UA Leg#4: HND-OKA/-HND

今年4回目のUA MP 1Kトライアルフライト。以前の想定だと、そろそろ海外旅行も元の状態に戻りつつあり、年末にはホノルル当たりなら飛べそうかなと思っていましたが、どうもその期待は外れそうな雰囲気。ですから、今年は国内旅行で取りあえずUA MP 1K要件を満たす事に路線変更しました。 

いつものように、所要に託けてのフライト。浜松から羽田に移動して間に合う09:30前後のフライトですが、その為には新幹線もいつもより1時間位速いひかり号を捕まえないといけません。始発の路線バスで浜松駅に出て、駅近くのコンビニで朝食を調達し、7時前のひかり号で品川駅まで移動します。流石に宣言解除前なので、以前のように満席に近い状態ではありませんが、それでも以前だと車内に数名という状態だったのが、今回は凌駕の窓際席と3列席の通路側がほぼ埋まる状態で、ざっと見ても5割以上6割位の乗車率でした。品川駅の乗換時に感じた朝のラッシュの様子も、そこそこ混雑具合は戻りつつある感じでした。

1) HND 09:35 - OKA 12:20 (NH995)

羽田空港へは、出発時刻の50分位前に到着。そのまま地下の京急のホームから2Fの出発フロアーに上がり、ここの所気に入っているインラインスキャンの出来る保安検査場Bを通過しました。で、出発ゲートは右手の61番ゲートなので、そのままゲート前の待合スペースで搭乗開始を待つことに。羽田空港内のWi-Fiもそこそこ使えるので、空港内での仕事のメール確認とかしても、特に困ることは無いのは助かります。昔と比べたら、随分改善されたなぁ、と。

9時10分から幼児連れのグループなどの事前改札サービスが始まり、直ぐにグループ1からの搭乗開始となりました。私は一番最後のグループ6でしたが、9時15分位にはもうグループ6のコールがかかり、早々に機内へと移動しました。この日の機材は国際線仕様のB787-9 (B78M)で、2-2-2の6アブレスト構成。私はまん中の出入り口に近い2Dを指定していたんですが、そこに座ろうとした時に隣に座っていた女性から声を掛けられました。何だろうと思ったら、ご主人がその前の1Dの席に座っていて、席を交換してくれないかというリクエスト。実は、本当は1Dか1Cを取りたかったのですが、既に埋まっていたので2Dにしたので、こちらとしては願ったり叶ったり。「大丈夫ですよ」と前後の席を入れ替えました。事前にCAさんに聞いていて、多分私はAMC Diamondだから移動のお願いは出来ないので、「直接ご相談下さい」みたいな事を言われて待っていたんでしょうね。移動するときに丁度入口付近に居たCAさんと目が合ったので「シートチェンジします」と一声掛けたところ、後でチーフパーサーの方が挨拶に来て、席の移動についてもお礼を言われました。国際線のホノルル線とかシンガポール線だと、家族連れが結構多いので、バラバラに座っているのを出来るだけまとまりたいと席移動をお願いされることは時々ありましたが、国内線では殆ど記憶にありませんね。

そんな中、定刻前にドアクローズとなり丁度定刻位にプッシュバック開始。トコトコとD滑走路のRW05に移動して、離陸したのが9時50分位でした。途中は食事も飲み物も断り、仕事の資料作りに専念。このフライトは、比較的安定してWi-Fiが接続して居たので助かりました。で、代替資料も出来上がったくらいに那覇空港へのアプローチが始まり、反時計回りに沖縄本島を回り込んで第2滑走路のRW36Lに着陸したのが12時少し前。35番ゲートに入ったのが、定刻よりも15分位早いくらいの早着でした。この後いつものように外に出て、所要と軽く昼食を済ませてから、再び14時頃に空港に戻ってきました。

2) OKA 14:30 - HND 17:00 (NH468)

ガラガラの保安検査場Bを抜けて、出発ゲートの32番ゲートに到着すると、丁度事前改札が始まった頃。グループ搭乗も直ぐに始まり、私も機内に入り一息。ドアクローズが定刻5分位舞えで、プッシュバック開始がほぼ定刻位でした。で、そのプッシュバックの時なんですが、私はパソコンを入れたブリーフケース一つだけなので、機内でパソコンを取りだして仕事もするし、到着したら直ぐに降機できるようにいつも手元に置いておき、離発着の時には膝の上に抱えるようにしています。特にそれで問題無いはずなんですが、この日のフライトのCAさんは、その手元の荷物を上のヘッドビンに入れろと一人一人言って回っています。最初は私の斜め前の男性が要求されて、何か抵抗はしていたみたいですが、仕方なさそうに鞄の向きとか置き方とか指示していて、実は最初はこの人に何かあったと思ったんですよね。所が次に私のところにやって来て、「お客様、...」と鞄を上に入れるようにと指示されます。「手で抱えますから」と抵抗しましたが、頑として受け入れられず、仕方なく鞄は上のヘッドビンに移動。実は、この日のフライトでよほど酷いタービュランスでも想定されているのかと思ったのですが、どうもそう手は無いみたい。実際、私の横に座っていた男性は、座る早々iPadを取りだしてずっと何か操作していたんですが、私が鞄のやり取りをしている間も、タキシングしている間も、離陸滑走が始まっても何も注意されません。フライト中もそうでしたが、着陸するときもずっとiPadを目の前に持って何か見ている。目の前のジャンプシートには、あのCAさんが座っているけれど、何も注意しないのは何故なんだろうか。タッチダウンの瞬間も、手に持ったままでしたからね。ちょっと不満だなぁ...

この日のフライトも、このCA三の謎の行動(指示?)を除けば特に何も無く、気流の関係でそんなに揺れることも無く、定刻よりも早めに房総半島上空に差し掛かると、くっと直角に羽田空港に左旋回をして、A滑走路のRW34Lを目指します。着陸したのが、16:45位で駐機スポットの60番ゲートに入ったのが定刻5分位前でした。品川方面行きの京急空港線が、17:09発なので、ゆっくり地下通路を歩いても十分間に合います。非常事態宣言解除直前でしたが、流石に新幹線はガラガラで、この日も空気とともに浜松に帰宅したのでした。(続く...)

ゴシップにする皇室報道

確かフジテレビのN.Y.駐在員(?、契約社員?)が、就職予定の法律事務所に入る小室圭氏の姿を報じたのが、この一連の騒動の最初だったと思うのですが、それにしても有名タレント並みの成田での取材合戦や自宅にまで押しかけての実況中継みたいなこと、もう本当に止めたらと思う。

多分、ここまで過熱報道に発展したのは、そのN.Y.での映像で、以前のスッキリと整髪した「ザ・サラリーマン」的な様子から一転して、長髪ポニーテール(と、男の場合は言わないのか?) 姿に変わっていて、それがワイドショーのスイートスポットに嵌まったことが理由じゃないだろうか。マスコミ的ワイドショー的には「これは弄り甲斐がある」と認識したんだろうなあ。で、「皇室的には不適切な」みたいなコメントをしたりしているけれど、それならドン小西が皇室のファッションコメントする時にも非難しろよ、と小一時間(笑)。まぁ、私は男性女性に限らず「ショートヘアー派」なので、正直好みのスタイルでは無いけれど、それは悪まで個人的印象・感情であり、だからと言って一緒に仕事をするならそんなことよりもその人の実力なり知識を見るし。まぁ、唯一外見で気にするのは「清潔さ」かなぁ。着た切り雀みたいな感じで、正直何日も入浴したりシャワーを利用していない事が、匂いで分かるような人とは仕事だろうがプライベートだろうが付き合いたくないけれど、ファションセンスも含めて、見た目で仕事に優劣を付けることは無いと思っています。

今の皇后様、雅子様が当時皇太子だった天皇陛下のお妃候補に挙がったときも、それこそ外務省にいるときから報道合戦が酷かったし、英国留学中でもマスコミが押しかけて酷い状態だったし。まぁ、一万歩譲って、将来の天皇陛下候補のお妃様=皇后陛下候補なので、それなりに重要なニュースではあると思うけれど、それにしてもまだ「一民間人」なはずで、それこそ幼少期から現在に至るまでプライベートから何から報道されるのって、本当社会的なリンチだと当時かんじましたよね。それに比べて、今回の場合は結婚されたら「民間人」になるわけです。天皇陛下の妹さん、黒田清子さんの時も相手の黒田慶樹氏の報道合戦が凄かったけれど、今回の場合は小室氏の母親の借金問題(?)もあって、単に皇室の結婚報道だけでなく、ゴシップ合戦みたいな事も並行して進んでいて、それが尚更不愉快さを増幅している気がする。

「開かれた皇室」を目指すとすれば、メディアで取り上げて貰うことは方向性としては一致していると思うものの、だからと言って何でもありという事も無いはず。別に今回の件が皇室関係で無くても、一方がメディアで取り上げられる程度に有名人だった場合、全く無名な他方に旧に焦点が当たって四六時中その様子や行動が報じられる=監視される事って、もう犯罪に近い気がする。そのくせメディアは、その「他方」が特定の有名人だったりすると、報じない場合も。例えば、カトパン結婚の時だって、相手は年商何千億のビジネスマンなのに、名前すら報じないし店舗だって分からない(いゃ、分かっているけれど)。それが納得出来ない(えっ?)。まぁ、小室氏の場合は何年か前にお二人で婚約会見をしたから、すでに「一般人ではない」と言うのかもしれないけれど、結婚されれば「一般人」になって、今のような報道は許されなくなるのに、今でも一般人なのにそのルールが守られていない事に、小室氏には弁護士、法律家として是非一言言って欲しいなぁ(マテ)。時々メディアに登場する「皇室評論家」とか「皇室専門家」みたいな人達は、こう言う騒動を「良し」と思っているのだろうか。結婚すれば市井の中の一人になるのだからこそ、静かに見守ってお送りするのが一番の「思いやり」じゃ無いと思う。

宣言解除

長く続いていた、緊急事態宣言が30日を最後に解除される方向で、今日正式決定されるけれどまん延防止等重点措置への以降もせずに、規制は解除されるものの行動制限緩和措置を段階的に適用することで、解除後のリバウンドを制御する方針。宣言も充填措置も無い状態は、4月4日以来なんでねぇ、ほぼ半年間何か制限がある状態が続いていた訳かぁ。何かずっと続いていると、「ある事が普通」に感じてしまいますね。人間の悪い癖かも。

今の所、国としての方針は、認証対応店舗は午後9時迄の営業と午後8時迄の酒類提供を許諾するというもの。ただし、地方自体によってはより厳しい規制を続けるところもあり、東京都などはそうらしい。地元の静岡県はどうなんだろうか。取りあえず、午後8時迄の酒類販売が可能になってくれば、助かる飲食店は多いはずですが。静岡県も、一時は600人近く陽性者が発生していたけれど、最近では数十人規模に下がってきていて、浜松市は一桁台が続いている状態。色々な要因はあるんだろうけど、やはりワクチン接種が進んでいることと、それなりに危機感が共有されて人流が蹴ってきていたことが大きいんでしょうね。

そう言う意味では、先週の飛び石連休「シルバーウィーク」の影響が出てくるであろう来週からの状況が心配ですよね。今週金曜日から制限解除されたのに、週が変わった途端にまた新規陽性者数がぐっと上がってきては困ってしまいます。そうならないように、「今」をしっかり対策しないと。減ってきたとはいえ、現状でも以前の感染拡大時期と比較したら同程度くらいの状況な訳ですからね。それでも、東京都の実効再生産数がいつの間にか拡大・縮小の境界値「0.6」を切って「0.56」になっていて一寸驚いています。その他の感染拡大していた自治体も、殆どが0.6台にまで下がってきていて、個人的には結構劇的な状況のように感じます。

次のハードルは、年末年始の感染拡大対策でしょうね。昨年も一年ぶりの帰省や冬休み休暇という事で少し気持ちが緩んで、そこで感染拡大したわけで、今年も同じ事が起こる想定でいないと、また年明け早々に「非常事態宣言」何て言うことにもなりかねない。今回は、この2年間の我慢の反動で年末年始の帰省も多くなるだろうし、その辺りがちょっと心配ですよね。内の家族も、弟の家族達が2年振りに本家である内に帰省する予定なんですが、生まれて1年の子どもから、高齢の親まで、4世代が集まるから注意しないと。一応それまでには幼児以外はワクチン接種完了しているはずで、リスク的には去年よりは低いとは言えるけれど。いまにして言えばもっと良い方法もあったかもしれないけれど、未知の状況の中でワクチン対策や人流制限など、出来る範囲で政府はよく対応したと思いますよ。なんだかんだ言っても、世界の中でも圧倒的に少ない重篤者数・死亡者数だったし、全国民分のワクチンをちゃんと確保もしていて対策しているわけだし。退陣する菅総理だけれど、ことコロナ対策に関しては90点位あるいはそれ以上の成果と言って良いんじゃ無いだろうか。勿論、この後また第六波が到来しては、その評価も崩れてしまうけれど、そうならないために必要なのが、どの場合でも一人一人の自覚なんですよね。それを忘れないようにしないと。

既得権者の既得権批判

個人的には「諸悪の根源」の一つと言っても言いすぎじゃ無いと感じている、お馴染みのモーニングショーでの某氏の発言ですが、どうしても私の方にバイアスが掛かっている(笑)のか、言っていることを素直に納得出来ない。なんと言っても「準決勝」と言うけれど、反対側から勝ち上がってくるチームもいないのに、どう言う対戦を想定しているのだろうか。結局は、「与党vs野党」という構図を想定しているんだろうけど、その「野党」にしても「野党=立憲民主党」かあるいは「野党=立憲・共産・社民・令和」の野党共闘しか想定していないのでは。

それに、総選挙を「決勝戦」と考えるなら、その手前の「首班指名」はどう考えるんだろうか。ここでも、各政党が推薦する代表者が複数名出て、その中から次期総理大臣を投票するわけですから、これが「準決勝」になるのでは。となると、今回の総裁選は「準々決勝」に相当すると思うのだけれど。と言うか、市庁舎に対して分かりやすさを意図しているのか、たまたま自分が思いついたのか分からないけれど、トーナメント戦で選挙が行われるわけでもないし、例えとして適当だとも思えない。

さらに「既得権との向き合い」が何で「再生可能エネルギー」になるんだろうか。化石燃料の輸入が「既得権」なの? 強いて言うなら、「既得権」というよりは従来の発電方法を維持する事を優先している「現状維持」とでも言うなまだ理解出来るのだけれど。ただ、日本の電力会社だって無作為に化石燃料(というか、実際にはLNGですよね、日本の場合は)を輸入しているわけてはなく、東日本大震災以降原子力発電の比率が大きく下がってしまったために、仕方なく火力発電で補っているから、その割合も増加しているわけで、25兆円分の燃料輸入が問題というなら、原子力発電を早期に再開すれば良いという話も出来る事になります。実際、再生可能エネルギーの世界でも、SMR(小型原子力発電)に関しては評価する人も多いわけで、個人的にも今のように効率重視で大規模な原発施設を作るよりは、もっと小規模だけれどそれぞれ少しずつ隣接地域の電力供給を保管しつつ、メッシュのように小型発電所で全国を網羅するようにすれば、万一の場合にも影響は最少化されるだろうし、リカバリーする時もコストやワークロードも最少化できると思います。

それに、その25兆円を再生可能エネルギーにしたら、なんでそのお金が国内に乾留するんだろうか。例えば、太陽光パネルにしても今は中国企業が実質的に世界のマーケットで主流な訳で、太陽光発電を広げればその分パネルを輸入する事になるでしょう。また、夜間や悪天候時には発電できないから、当然バッテリーと組み合わせて利用しないと実用的でないわけで、そのバッテリーの材料のレアメタルは、まだ中国からの輸入に依存する割合が大きい。大体、太陽光発電に関しては、今の火力や原子力発電分を賄うとしたら、国土の相当部分に太陽光パネルを設置しないと行けないわけで、その為の製造コストや維持費、さらには先日の熱海のような事故が再発しないように環境アセスに必要な対応など、当然それなりの時間も必要。アイデアとしては有りかもしれないけれど、非現実的と言った方が近い気がするし、そう言う事を良い悪いは別にしてそれなりに影響力のある人間が気軽に口にするのはどうだろうか。しかも、今回が初めてでは無いわけで、結局既得権の世界の中にいる人が既得権に関して発言しても、既得権を維持する話か全く関係内は話しか言えないんだなと、編に納得してしまいました。

2021年9月27日

ファーストクラスシート


ANAがヤフオクでオーションに掛けたという、ファーストクラスのモックアップシート。落札価格は330万円ということで、そこまでお金出すなら、多分北米線なら2回か3回はファーストクラス往復利用出来る料金だけれど(笑)。

「モックアップ」と言う事で、実際に機内で使用されていたものでは無く、イベント等で会場にせっちされるようなもの。そう言う意味では、厳密には本物ではないけれど、ほぼ本物と言って良いんでしょうね。電源関係はどうなっているんだろうか。もし家庭用のAC 100Vで電動シートなどが使用出来るなら、個人的にはちょっと欲しい気もするけれど(笑)。最近のリモートワーク時代を考えると、丁度個室感もあるしリモートワークスペースとして持っているのは良いかも。 

イベントとかでのデモ用なので、創造ですが多分組み立てなんかも簡単に何度でもできるようにしているのだろうから、屋内だけでなく、季候の良いときなら可能ならテラスとかに設置して上にテントでも貼ってみるのも良いかも(笑)。後は、モニター部分はどうなるんだろうか。通常のHDMIとかDPの入力ポートがあるなら、外部から好きな映像を入力出来て、それなりに使い道があると思うけれど、確かLCDのサイズはそんなに大きくなった気がするなぁ...

記事にも書かれていますが、既に次の世代のファーストクラスシート(ボックス)が提供されていて、かつ厳しい経営環境からファラーストクラス設定のB777はどんどんリタイアしていくので、今後は3クラス制の機材を利用することも少なくなりますよね。北米線の東海岸側とか、欧州線くらいだろうか、最後まで残るのは。西海岸路線は、早々にB787にリプレースされて、2クラス(2.5クラス?)制になりそうな気がします。今月末までで非常事態宣言が緩和されそうですが、入国時の14日間隔離がどうなるんだろうか。やはり、隔離期間無しで入国出来ないと、中々海外渡航する気分になれませんねぇ... やっぱり、来年かなぁ...

いつか来た道

明後日の投票に向けて熾烈な競争が続く自民党の総裁選挙。実質、次の総理を決定する選挙だけに、それなりに国民の関心も高いのだろうけど、その総裁選の後に直ぐに衆議院選挙が予定されているので、この総裁選の動向が大きく影響することも事実。既に埋没している野党各党が、何とか存在感を見せようと必死になるのは当然としても、だからと言ってこんな風に好き勝手なことを言って空手形を乱発するのはいかがなものだろうか。 

一年限りではあるけれど、年収1000万円以下人に対する所得税の実質免除や低所得者への給付を行いながら、富裕層や金融所得への課税を強化し、法人税も累進課税率を導入して大企業の負担を重くする事で「富の再分配」を重視するという説明。でも、これって旧民主党時代にも同じような事を言っていて、結局失敗したんじゃなかっただろうか。最大の理由は、税収というか優遇する部部に対しての財政的裏付けがないと、結局は「絵に描いた餅」にしかならない。消費税に対しての批判はいろいろあるけれど、それでも年間どれくらいの税収があるか、1%あたり幾ら(大体3兆円位らしい)なので、何%あれば足りるのか、というそれなりに計算出来る裏付けがないと、結局はかけ声だけで終わってしまう。旧民主党時代の「ガソリン税撤廃」とか
「高速道路無料化」なんて、その最たるものだと思う。

個人的に引っかかるのは、「年収1000万円」という所。これという記録は見つからなかったんですが、年収1000万円以上というのは、給与所得者の上位5%位だったはず。一方で、このあたりの年収から税率がぐっと上がるので、手取りというか「実質的給与感」みたいなものは、一番下がる分布帯じゃないだろうか。実際年収1000万円でも子ども二人の四人家族構成だと苦しいなんていう話は時々テレビでも流れてくるし。そう言う意味では、一番微妙な所を狙い撃ちにしている気がする。

10年前のことなど気にしないと言う人も多いと思うけれど、私などはやはりあの頃仕事にしても何にしても厳しい事を色々経験しているので、どうしても「悪夢の民主党政権時代」は忘れられない(笑)。その直前の、小泉政権後からの三年間(安倍、福田、麻生)が、もう少しちゃんとしていたらあの悪夢も無かった気がするんだけれど、それを今言っても仕方が無い。国民が選択したわけですからね。大体、自民党の総裁選を「コロナ禍なのに緊張感が足りない」と批判しつつ、自分はまだ始まってもいない衆議院選挙の応援演説で国内を飛び回っているのは矛盾していないだろうか。本当に検討するに値する提案や政策を出すのであれば、その集団の政党名が何であれ構わないけれど、単にポピュリズムで大衆の興味だけを引いて選挙で勝てれば良いという雰囲気がどうも消えない。それはやっぱり、その政党特に政党幹部の責任が大きい気がします。

2021年9月26日

共産主義と資本主義

ネットで話題になっていた、日本共産党志位和夫委員長のツイート。 最初の二つの質問に関しては、確定した小知恵が無いことを効きながら、共産主義の優位性へ誘導しようとしていることは見え見えなわけで、そこに多数の突っ込みが入っているけれど、それを見たからと言ってどうって事は無いんでしょうね、この人達は。

  1. 資本主義という矛盾に満ちた社会が人類の到達した最後の社会か?
    まず「資本主義が矛盾に満ちた社会」という設定が一方的。矛盾がある事は確かだろうけど、それで満ちているのかどうかはそれぞれの考えだろうし、仮に矛盾が多くてもそれ以上に得る利益が大きければ、それを受け入れることもあるだろうし。それは資本主義という社会システムをどう捉えるか、と言う話。それと、最後の「人類の到達した最後の社会か」という質問とは、全く関係無い話。例えば、未来社会を描いたスタートレックの世界では資本主義は消えていると思われる(貨幣を使用した売買行為が無いと思われるから)から、それを想定すれば「否」と言える。デモ、それがイコール「共産主義こそ最後の社会」という意味では絶対に無い事も明らか。
  2. マルクスは21世紀では古くなってしまったか?
    何故突然マルクスが登場するのか、また「マルクス」という多くの人にとっては未知というか意味不明な物を例として提示することが適切なのか、これは何か「マルクス」というありがたそうな権威を振りかざして迫る質問のように見えます。しかも、その後で「マルクスは資本主義の先に進むことが出来る法則を明らかにした」と誘導しているわけだし。それに、マルクスが「マルクス主義」を言い出したのは1800年代後半で、言ってみれば「19世紀の考え」な訳です。それが、20世紀に色々な変革があった後で「21世紀では古くなったか」と問われても、150年近く昔の考え方が今に当てはまるのかと言う素朴な疑問も。つまり「質問」という形を取ってはいるけれど、結局は自分達の「マルクス主義」を宣伝したいだけの話じゃないかと。
そして、続くツイートで、ソ連や中国の「社会主義」「共産主義」を否定して、その原因として「遅れた国から始まった制約」と言っている。遅れた国でこそ、身分の差別とか社会保障の脆弱性が存在するわけだから、その環境で成立しない物をなんで推進しなきゃいけないのだろうか。で、日本は自由、民主主義、人権、資本主義下の浴衣な成果を引き継ぎ共産主義へ移行しようというのは、なら今のままで良いじゃんと言われんじゃないの。

困った人を助けるとか、不平等を正すとか、そう言う事は別に共産主義だろうが資本主義だろうが、社会一般的な常識として実施されるべきもの。その場合共産主義的考えでは、富めるものから貧しいものへと言う考えから、富めるもの=悪、みたいな考え方を感じるのが、個人的には彼らの考えは良いとしても行為として賛成出来ないところ。私は、経済を回すことが社会を豊かにする最大の秘訣だと思っているし、課題はその経済活動の拡大に応じて、社会インフラ整備も同様に進むシステムが今追いついていない事だと思います。一番基本的なシステムでは、企業活動が優勢になれば、税金という形で還元されて、それを元に社会インフラが整備されるけれど、その税金がある時には企業に負担となり、企業減税が言われたり海外移転何て言うことも発生し、国内の生産基盤の縮小や脆弱性を招いたのが、バブル崩壊以降の日本だと思う。そこで、単に税金を上げるのでは無く、企業側にもインセンティブを与えるような仕組みを作れば、別に共産主義を名乗らなくても社会の公平性・平等性が進むような気がします。

例えば日本では余りなじが無いけれど、アメリカのような「寄付文化」を大きくしたらどうだろうか。企業が、何らかの形で「寄付」をしたら、その同等額あるいは何割過分の税金を有利にするとか、企業進出等の時の優遇措置の上乗せをするみたいな仕組みがあれば良いんじゃなだろうか。企業側としても、自社の宣伝になるように、例えばその寄付の利用範囲とか目的を指定して寄付する事で、経済性以上のインセンティブにもなるだろうし。それにより、企業が儲かれば寄付も大きくなり、困っている人達や分野へ補助金時子となりダイレクトにまとまったお金が流入して、今よりも素早く解決に向かうかもしれない。私は、19世紀の社会背景から生まれた「マルクス主義」が駄目とはいわゆいけれど、その時代から大きく変化した現代に当てはめるのは無理があると追います。その基本的な考え方を継承するのは良いけれど、やはり今の社会システムに沿った現実的な仕組みに置き換えるなりしないと、世の中は受け入れても呉無いし追随もしてくれないと思う。そう言う意味でこの人達は、自分達の世界の中でのみ存在意義が有るのかもしれない。

2021年9月25日

私には腹案がある

凄い「既視感」のある、この記事。 「辺野古移設中止」に続けて「最低でも県外」と言えば、13年前のあの悪夢が蘇ってきそう。しかも、この枝野氏は当時の沖縄担当相で、この辺野古移設問題の担当責任者だったはずで、当時の鳩山首相が「最低でも県外」「腹案がある」と粘る中「国と国との約束」とか「辺野古しかない」と、移設を進める立場立った人のはず。

少なくとも、当時の主張とは180度異なる発言を、単なる発言では無く政権公約として発表するからには、当時どう言う理由でそう言う発言をした撤回し、今回それとはまた180度異なる公約を発表するのか、是非ちゃんと説明をして欲しい。「一からしっかり議論をすることで解決策を図る」では、ルーピー氏の「私には腹案がある」発言と同じで、いかにも何か柵がありそうで実は手詰まりなんじゃ無いかとしか思えない。

当時と今では、あの地域の状況も変わってきていて、当時は有事の際に海兵隊が効果的に移動出来るためには、あの地勢が重要と言う説明だった思います。現在はそこから状況はおおきく変わり、その「有事」が当時は東南アジアとかだったものが、今は尖閣諸島とか台湾とか、より沖縄に近い地域が想定されるようになってきたわけで、そう言う意味ではますます沖縄の米軍基地の重要姓はましてきているのではないだろうか。専門家では無いので確かな事は分かりませんが、想定紛争地域に近すぎるというのは何点かもしれないけれど、施設や人員という点では域内最大規模と設備があるわけで、例えば規模は縮小するにしても、内容は地域紛争向けに改編充実させるのが一番沖縄のためにもなるんじゃ無いだろうか。

特に台湾問題に関しては、先日のTPP加入騒動もそうだし、最近はこれまで以上にきな臭さを感じるというか、緊張感は高まっている気がします。大体、中国にしても数日前にTPP正式加入申請を言ってるだけの「外の存在」なのに、同様に加入申請を表明した台湾に対して「絶対に認められない」なんて言う事は言えないはず。言えるのは、現加盟国の11ヶ国だけなんですよね。今のTPP加盟申請待ち行列の順番では、英国、中国、台湾、何だけれど、順番に処理されるとも限らないわけですよね。しかも、加入には加盟国全会一致の賛成が必要ということで、中国にしても台湾にしても紆余虚癖佐が予想される話。「台湾は『国』では無いという想定で加入できるか」と思ったんですが、同様の質問を受けた加藤官房長官の会見では、TPP加盟申請は「国あるいは通関単位で可能」というような決まりがあるらしく、そうなると「台湾」が事実上の国なのか、中国の一地域(台湾省)なのかに関わらず、通関システムが中国から独立している以上は、別に申請も可能だし場合によっては「台湾」としての加入も現状可能らしい。となると、絶対に反対するだろう中国の加盟前に台湾としては何とか片を付けたいだろうけど、その中国にしても加盟に必要と思われる諸条件を、特に透明性の部分を含めて必ずしも満たしているとは思えないし。好むと好まざるとに寄らず、ますますきな臭くなっていくような気がする。

パラパラと多様性

現在進行中の、自民党総裁選立候補者の政策の違いを「ばらばら」と評する、立憲民主党の福山哲郎幹事長。自分達が政権与党だった旧民主党時代に言われたことの意趣返しと記事には書かれているけれど、「ばらばら」と「多様性」の違いじゃ無いかというのが、自分も含めたネットでの評価。

旧民主党時代は、それこそ自民党に近いような今の国民民主党系議員から、社民党と言って良いような議員まで、左右の振れ幅は自民党以上と言われていたわけで、そう言う意味では「最も多様性を持っていた政党」では有ったわけです。でも、「小沢傀儡政権」とも言われた(かな?)影のフィクサーみたいな存在もあって、そう言う多様的な発言や意見は収斂されずに、基本的にはトップダウンで政権運営が進められていた時代。国民の中には、長年の自民党政権に嫌気がさしていた時期でもあったので 、ある意味簡潔明瞭なトップダウン式の政権運営を好ましく感じる人も大きっ多様に記憶していますが、それってリーダーが優れていればの話で、現実は真逆だったことは今見直してみれば明らか。結局、いろいろな意見は出てくるものの、それらをまとめようという努力も無ければ、その中から良い物を取捨選択して行こうという考えや実行力も無かったから「ばらばら」と言われたわけですし。

確かに今の四候補の意見の中には、真逆な物も存在するだろうし、そこまでは行かなくても意見の違いが大きい物もあります。ただ、そんな中でも一旦政党として決めたならば、その方向に進み達成することに努力する、あるいは責任を持つくらいの「議員としての矜持」は持ち合わせているわけで、そこは「ばらばら」とは違う、もう一歩先の「多様性尊重」という言い方をしても良いんじゃ無いだろうか。その結論がいつも良いとか優れているわけでは無いけれど、多種多様な意見や考えをベースに、そこから色々な妥協や融通あるいは協調みたいなプロセスを経て、党として一旦決定したことはちゃんと実行して実現する、その点は自民党は「腐っても鯛」じゃ無いけれど、これまでの経験値の蓄積は大きいと思う。

ところで、毎日新聞のこの記事の最後で、

旧民主党政権は、政府・与党内の意思統一が取れていないとして、自民党から「ばらばら」との批判を受けた。福山氏の発言はかつての旧民主党への批判を逆手に取ったものとみられる。

と記者は書いているんですが、これってちょっと変な言い方なのでは。一つは、旧民主党政権が「ばらばら」と批判されたのは、統一された組織体である政府・与党内での意思統一が取れていないことを批判して言われたわけで、今のように力行者それぞれの意見や主張が違うのとは全く異なる状況での話し。実際、昨年の立憲民主党代表選挙の時だって、立候補した枝野幸男氏と泉健太氏の主張で異なる部分は色々あったわけで、それなら彼らだって「ばらばら」と言われても仕方の無いことに。もう一つは最後に「旧民主党への批判を逆手に取った」と書いているけれど、別に総裁選立候補者が当時の旧民主党を引き合いに出して話をしているわけじゃ無いので、逆手を取るにしても取る物が無い状態。単にこの記者が勝手に想像しているだけの話で、福山氏自身は当時の事なんか記憶していないのかも。自分達が「ばらばら」と言われてもいないし、今後立候補者の意見が「ばらばら」と言われることを想定して、「当時の民主党のように」と言われてしまうのは、この記者は当時の民主党が「ばらばらだった」ことを認めていることになるわけで、それを福山氏は受け入れるのだろうか。それって、今の総裁選を酷い状態と批判をすればするほど、当時の民主党政権もそれに負けないくらい酷かった、と自分達を否定する事になるように思うのですが。まぁ、そんなことまでは考えていない発言なんだろうけど。

2021年9月24日

Type-C統一

EUが、スマホ等の電子機器の充電方法をUSB Type-Cに義務づける法案提出をしたというニュース。 単に物理形状を統一するだけでは無く、以下の様な統一的な方向性を含んだ物らしい。

  • USB Type-Cを共通のポートにする(物理的I/Fの統一)
  • 充電速度を統一する
  • 電子機器に充電機器を同梱しない
  • 消費者への関連情報提供
私が所有している電子機器でも、スマホ(Xperia 5)、ビジネス用パソコン(ThinkPad X13)、Chromebookが、USB Type-Cになっていて、それ以外のデバイスではiPhone8がAppleのLightningですね。電子機器とは言わないまでも、Bluetoothイヤホンの充電器はUSB Type-B microの物があるなぁ。だから、仕事で外に出かけるときには、

  1. iPhone8用のUSB Type-A-to-Lightningの充電ケーブル
  2. Xperia 5用のUSB Type-A-to-USB Type-Cの充電ケーブル
  3. Bluetoothイヤホン充電用のUSB Type-A-to-USB Type-B Microの充電ケーブル
の3本は必ず持ち歩いています。以前は、これにACコンセントに差して使う、USB充電用のポート(USB Type-Aが二口あるもの)も持ち歩いていましたが、手持の移動用のパソコンがThinkPad X13になり、USB Type-Aのポートが2つにUSB Type-Cが二つ(うち一つは本体の通電用)あるので、バックアップ用にUSB Type-C-to-USB Type-Cの充電ケーブルも含めて持ち歩く事で、USBポートのアダプターは持ち歩かずに、代わりにX13のUSBポートを利用して出先では充電するようになりました。今の所それで不便は感じないし。

で、今回のEUの決定は、まぁApple対策と言って良いと思う内容なんですよね。だから早速Appleが反応しているけれど、問題はそれだけじゃ無いと思うなあ。個人的には、デバイス側のポート(口)を統一するのであれば、そこに繋ぐケーブルの反対側(=コンセント側)のポートも統一して欲しい。今の所、そちら側は「USB Type-A」というのが、ほぼ標準仕様で、ホテルなんかに設備されている充電用ポートもUSB Type-Aがほぼ100%。だから、多くの充電ケーブルは「USB Type-A-to-USB Type-***」という仕様になっていますが、このUSB Type-Aも互換性維持のために残されているけれど、ポートの大きさがUSB Type-C倍位、面積で言えば4倍位違うので、多分メーカーとしては早く撤廃してUSB Type-Cに統一したいところでしょうね。その辺りも含めて、今回の規格統一提案が出されると個人的には嬉しいのだけれど。最近では、百均でもUSBケーブルが売られる時代なので、昔ほどの混乱や抵抗はないのだろうけど、規格統一はかなりの大仕事。で、擦った揉んだをして規格統一された時には、もう次の規格が登場してくるんですよね。ある意味イタチごっこなんですよ、この手の規格の標準化というのは。それでずっと苦労しています。

実証実験

第五波が沈静化しつつある新型コロナウイルスの状況ですが、コロナ禍後の対策の一つして、行動緩和に家家手の実証実験をするという記事。全国で10箇所位で試みるみたいですが、是非良い結果が出て完全では無くても早く以前の生活に少しでも近づいていきたいところ。

 その実証実験とは直接は関係ないのですが、来月16日から24日の予定で、「ハママツ・ジャズ・ウイーク」が今の所開催される予定です。少し前に、フジロックフェスティバルとか、常滑の屋外フェス等話題(問題?)になりましたが、その影響でどうなるんだろうかと思っていました。今の所は、一部イベント等は中止するけれど、演奏自体は予定通り開催されるらしい。幸いにも、静岡県の陽性者数も一時の600人近いところまで言った物が、現在はその当時の1/10位まで下がっていて、取りあえず十分な事前準備と当日の対応を前提にイベント開催に進むんでしょうね。

今月一杯を期限に出されている「非常事態宣言」も、漏れ伝えて聞こえてくる状況では、一部がまん延防止等重点措置に移行する可能性はあるにしても、基本的に解除に向かいそう。静岡県の場合は、陽性者数の減少もそうだし、病床利用率も今は20~30%位まで下がってきているので、多分「解除」されるのだろうなと個人的には思っているのですが、それでも時々クラスターが発生して突発的な感染拡大は無くならないので、まだまだ注意は必要。個人的に観に行く予定は無いけれど、寂しくなっている浜松市街地がこれを切掛に少しでも賑わいを取り戻して欲しいところ。

これまではで無かったような「実証実験」という言葉が出てくるくらい、政府としても有る程度の目処というか、先が見えてきた証拠じゃ無いかと個人的には感じるところ。ワクチン接種も、そろそろ2回目接種完了者が接種対象者の6割を超えてきているので、感染拡大の抑止力も段々と実感できるようになってきているはずなんですよね。残る課題は、今の所感染拡大のキャリアーになっていると思われる、無症状状態の多い若い世代に対して、どれだけ接種率を上げられるかでしょうね。そこがしっかりカバー出来れば、今の所「0.6」くらいになってきている実効再生産数も0.6を切り「拡大」から「縮小」に転換するだろうし。懸念されるのは「実証実験」とか「緩和」とかいう言葉だけが一人歩きをして、勝手に羽目を外したりして寝た子を起こすことになる事。そう言う意味では、メディアの伝え方にも十分注意しないといけないでしょうね。そして、自分達一人人も、油断すること無く三密回避・マスク…手洗いなどの基本対策の励行を続けるだけ。

2021年9月23日

デバイスの扱いは難しい (6-1: 断捨離番外編)

着々と進む「私的断捨離 Project」。初回バージョンの「断捨離Ver.1.0」を無事リリース(?)し、現在はVer.1.1に向けての作業が始まっているのですが、そこに新たな問題が二つ発生。急遽パッチをリリースする事になりました(笑)。

  1. 発熱問題
    Ver.1.0で機器の移動をした時、これまで購入したタイミングで空いている場所に設置していたので、結構バラバラに配置されていました。そこで、今回はこのモニターの背面の棚に集約することに。モニターの左側にUSB 3.0のRAID NASが2台(15TBと20TBをRAID-5運用)あり、右側にはデスクトップPC (ThinkCentre M720t)と、USB 3.0外付けBlu-rayドライブを纏めています。さらにモニタ上部の棚の下側(赤矢印の起点部分)には、8ポートのGb Hubを設置して、有線ネットワーク(デスクトップ、ノートブックPC、プリンター)を集約。個人的にはコンパクトに纏められて、この時点では結構満足していました。

    ところが暫く使用して見ると、結構発熱しているのか廃熱処理が上手く言っていないのか、モニターの後ろに熱が溜まっている状態に。実は使用しているのはホームエレクターのワイヤーラックなのですが、モニター上の棚に関しては、下にパソコンとかOAタップとか周辺装置を置いているので、上から何か下に落ちてショートしたりするのが嫌なので、オプションのプラスチックの板を敷いています。ですから、本来上に逃げるべき熱が溜まりやすくなっている事は事実。ただし、装置間のスペースは取っていますし、ファンで排気される空気が横に逃げるように背面は余裕を取っています。で、各装置の発熱具合とか見てみたんですが、PC本体とか周辺装置よりも、棚に下側に磁石で貼り付けているGb Hubが一番発熱していることを発見。電源内蔵型の装置なので、その部分が発熱するのは分かるんですが、日頃仕事で同様の装置を使用して居るときには、そんなことは気にしたこと無いし、改めて結構な発熱体なんだと認識しました。それに偶然ですが、設置している棚の上側がプラスチック板で塞がれてエアフローが上に逃げられないのも逆効果だった見たいです。

    そこで対策として、写真の赤線で示したように、Gb Hubを下の段から風通しの良い上の段に移動する事に。この時はまだ箱の整理が終わっていなくてごちゃごちゃしていたんですが、現在は下の写真のようにスッキリしているので、Hubの発熱問題はかなり改善されたと思います。
  2. Bluetoothの接続問題
    以前からBluetoothキーボードを使用していて、今回も使っているのですが、移動してから暫くすると、何かキー入力がふにゃふにゃした感じというか、入力出来ない状態になることが。特にカーソル移動をすると、一定方向に向けて移動しているのに、まるで酔っ払ったように加速したり減速したり、移動方向が反れたりと使い物にならない。で、Google先生に色々聞いてみたところ、周辺機器メーカーのLogicoolのサポートページに、そのものズバリの事例が。

    それまでは、PC背面の内蔵USBコネクターのうち、キーボード用の「Port 8」にBluetoothレシーバーを挿入して、それ以外のポートにはSUB Blu-rayドライブとか外付けUSB 3.0 HDDドックのケーブルを接続していましたが、通常は電源を入れることは殆ど無く、だから余り影響を感じなかったかも。それが今回移動した事を切掛に、RAID NASを2台接続して、さらにこれまでのデバイスも接続して、電源を入れていたので、一気に問題現象が表面化したのかも。早速USB Type-Aの延長ケーブルを購入して、写真では目の前に垂れていますが、その後ホームエレクターのポールにダイポールアンテナのように仮止めしています。今の所、以前のような周辺装置(=USB 3.0デバイス)を使用可能状態にしても、キーボード入力が酔っ払ったような不安定な状態になることは無くて調子は良いようです。ただし、以前から有った、尿力しているアプリが自動保存とかで入力が保留状態になると、キー入力が一時的に止まるのは仕方ないとしても、それが少し長いとBluetooth接続が切れてしまい、キーボードの電源をOFF/ONして再接続させないといけない問題は治っていません。Windows側のドライバーをもう少し賢くすれば解決出来そうな気もするんだけれどなあ... 

    仮にBluetoothキーボードが、この対策をしても不調ならば、この延長ケーブルに別のUSBキーボードを繋げれば問題無いので、そこは割り切って使うことにしました。ただ、やっぱりケーブルレスのキーボードは便利なわけで、もし今のBluetoothキーボードが駄目なら、昨年発売されたBluetoothと無線接続に二刀流が使える新しいTrackPoint Keyboardに乗り換えるかもしれません。

    しかし、私も一応アマチュア無線の免許を持っているし、この手の電波絡みの話も多少は知っているけれど、まさかここでも「アンテナは、より高く、より大きく、そして回りの障害物を避ける」という事が当てはまるとは思いませんでした。
日頃無意識に使っている、ある意味使い慣れたデバイス達なんですが、使い方とか環境が変わると、色々知らない問題も生まれて来ものですね。まさに人柱様々です。(続く...)

「レジゴー」不正利用疑惑?!

実は、重大な事に気がついてしまいました。もしかしたら私、これまで何回か利用していたイオンの「レジゴー」を、不正利用していたかもしれません(汗)。

昨日いつものように自宅近くのイオンモールに行き、丁度切れてきた緑茶のペットボトルを購入するためにイオンスーパー店内に向かいました。事前に自分のスマホを取りだして、レジゴーを起動し、この時はちゃんと店舗検索で登録店舗を見つけてくれて、まずは一安心。店内用の買い物籠に、持参したマイバッグ(トートバッグ)を広げて入れて、やましい行為はありませんよオーラを出しながら商品が陳列されているコーナーに移動。で、目的の飲料水のペットボトルをスマホでスキャンしてから、レジゴーの無人端末コーナーへ精算のために移動しました。

既に何度か経験しているので戸惑うこと無く、スマホのレジゴーアプリのアイコンで「支払」を選択すると、内蔵カメラが起動して精算レジのQRコードをスキャンしろと言ってきます。目の前のQRコードをカメラで撮影すると、購入品が表示されて決済に移るんですが、この時クレジットカード支払を選択したので、手に持っていたスマホをポケットにいれて、代わりにクレジットカードを取り出してレジゴー端末で決済を済ませます。で、いつも通りこれで「終了」と思ったわけです。所が今回は、そのセルフレジゴー端末が並んでいる場所に、二人ほど女性店員さんがいて、その横を通り過ぎようとしたところ「お客様、こちらでゲート画面にかざして下さい」と言われてちょっとビックリ。ポケットに入れたスマホを取りだして、支払処理が完了していることを確認しましたが、同時に画面には何やらQRコードが表示されている。それをどうも端末にかざす必要があるらしい。


で、スマホの画面をその端末の画面(カメラ)にかざすと、ビープ音らしき物がなったような気がするんですが、高速道路のETC入口のようにバーが上がり下がりするわけでも無いし、多分呼び止められなかったらそのまま通過して退店していただろうし、自己弁護じゃ無いけれどあれって凄く不親切なデザインというかフローだと思う。スマホの画面を確認すると、表示されているQRコードの下には「お支払い後はこちらのコードをゲートにかざして下さい。」と書かれていますが、「ゲート」でイメージするものって、やっぱり駅の自動改札とかETCの入口とか、ああいう物ですよね。単に小さな端末が置かれているだけで、それが「ゲート」とは理解出来ないなあ。これはあくまで個人的想像ですが、私も既に何回かレジゴーを利用していますが、この「ゲートでスキャン」をしたのは今回が初めて。これまでは、支払をしてレシートを受け取ったら、そのまま退店していましたから。多分、似たような行動を取るレジゴー利用者が結構いたんじゃ無いだろうか。そこで、ガイド用の要因を増やしたのだろうか。確かにレジゴーサイトの使い方の説明では、ゲート画面にかざすことを指示しているけれど、実際に使ってみるとかなり戸惑いますね。もう少し操作フローに関しては改善が必要じゃないだろうか。あと、無人レジゴー端末には、ちゃんとゲートでのスキャンが必要と言う事が利用者が直ぐに認識出来るような設備を設置しないと、自分のように支払は完了しても、最後のゲートスキャンをせずに出てしまう利用者は、今後も減らないと思う。(続く...)

形ばかりの「報告書」

立憲民主党が、どう言う理由からかこんな時期に「アベノミクス検証委員会」なるものを立ち上げて、外部有識者なる御用学者(?)を招聘して開催したらしいのですが、 その「報告書」なるものがリリースされて、色々な意味でネットでも話題に。

大々的に立ち上げて、外部からも有識者を招聘して2回開催したものだから、さぞかし中身の濃い物だろうと思ったら、2ページしか無い。しかも、2ページ目は半分くらいで終わっているから、実質1.5ページ程度の「報告書」。報告書というよりも「報告書概要」とでも言った方が適切なのでは。

色々突っ込み所のある内容なんですが、その中で最大の疑問が「消費税」に関しての部分。そもそも旧民主党政権誕生時に、当時の鳩山政権が「消費税増税はしない」と言いつつ、結局政権を取ると財源不足に直面して(埋蔵金は無かった)、野田内閣の時に「消費是増税」を当時野党の自民党・公明党と三党合意をして解散したもの。その時の合意事項では、2014年4月に当時の5%から8%に上げ、さらに2015年10月に10%に引き上げる法案を、野田内閣が国会に提出して成立させた物。その直後に第二氏安倍内閣がスタートし、法律に従って2014年4月の8%引き上げは実行した物の、その影響が大きかったことからも2015年10月に予定されていた10%への引き上げは2回延期されて、それでも2019年10月に実行されたもの。そう言う意味では、元々の切掛や増税の道筋を作り確定させたのは、現在の立憲民主党とも言えるは無し。少なくともこの件に関しては共犯というか、立憲民主党(=旧民主党)の方が「主犯」だと思う。

全体的に見て書かれているのは、彼らが考える「失敗作・失敗したと考える事象」を羅列しているだけで、表面的な物ばかり。具体的に数値で説明するわけでも無いし、代替案なんてのも無い。例えば、「異次元緩和」に関しての「カンフル剤」の話は、経済対策なら必要なら手を替え品を替えて何度も実行するべきだと思うけれど、それを人間に打つカンフル剤の話とすり替えたような論調にしているし。「2本も3本も打つものでは無い」と言っているけれど、逆の場合は「何故二の矢三の矢を打たない」と批判するくせに。まぁ、これまで彼らが開催為たり立ち上げた「何ちゃら委員会」とか「何ちゃらタスクチーム」で、内容は兎も角こう言う形での「報告書」なるものを初めて見た気がします。以前何度か政党のHPでそういう物を探したことがあるんですが、見つかった試しが無い。今回も、記事の中に埋め込まれた形で提供されているけれど、ちゃんとアーカイブとして残るのか不明だし。やっぱり、政党の質の無さ・薄さがそのまま反映されている「報告書」だなぁという感想しか生まれませんね。

2021年9月22日

ハッシュタグに踊らされる

まぁ、これも毎日新聞だからで終わりそうな話ですが、ハッシュタグで政権交代をという記事。 ハッシュタグは、SNSでの発信情報に対して、その属性を示す一種の記号というか符号なんですが、そこに統一的なタグを利用することで、バラバラに発信されている情報を一つの大きな塊に見せようという意図。

情報検索をするときには、その文章内容等から検索すると、同音異義語だったり内容によっては、反対の情報であったり別の意味だったりして効率が悪いのですが、ハッシュタグで適切なキーワードが指定されていると、そのタグを指定するだけで必要な情報に行き着くことが出来、非常に効率が良い。また、独創的なハッシュタグを使用して、あえて目立つようなことも可能なわけで、単に分類目的というだけでなく、情報に対しての厚みというか別の意味合いを付加するような事も出来るようになっている点が面白いと思います。

最近だと、兎に角そのハッシュタグの進出数を増やして、それを一定の勢力・声の大きさとして扱う「ハッシュタグデモ」とかよく分からない行動にもなっていますが、正直自分としては分類上の属性以外にはそれほど意味は持たないし、この記事で説明されているように本来の意図とは別の目的や意味合いで乱用されているのが、最近のハッシュタグだと思う。オンラインの署名騒動もそうだけれど、「ハッシュタグの数=賛同者数」みたいな勝手な解釈が浸透して、それを意図的に利用(悪用?)する事が大きな問題だと思う。一人で何度も投票・投稿できる行為が「公平」とか「平等」だとは思わないし、仮にそれが何十万、何百万集まっても、根本は数名程度の行動かもしれない。数字は大きくても中身はスカスカなのが、最近のこの手の行動だと思う。

SNSの時代だからSNSを活用する事は良いことだと思うし、リソース的に制限が大きい野党が活用する理由も理解出来ます。でも、それを伝えるメディアまでがそれに乗っかって行くのは、メディアとしてどうなんだろうか。メディアの使命というか役割としては、そう言う属性に惑わされずに本来の意味なり目的を自分達のフィルターを通して伝える事だと思うのに。仮に自民党が、同様にハッシュタグを活用していたら、同じように取り上げて行くのだろうか。それって、よくナチスの話で登場する「宣伝戦」そのものじゃ無いのだろうか。「ハッシュタグ」という新しいオモチャというか武器を見つけて、「これは良い」と喜んで使っているような印象というか様子が伺えるなあ。自分達が相手を操っているつもりで、実は自分達がハッシュタグに踊らされているように、外から見ていると感じますねぇ。

それ、報じる内容か?

中国第二位の不動産開発会社、中国恒大集団の経営不安が大きなニュースになっていますが、それに関連したロイターの記事がちょっと不思議。日本の年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)が、この中国恒大集団にも投資をしていて、その投資額が96億7千万余りという内容。

「100億円近くも投資していたのかぁ」と言う印象を先ず受けるし、かなり大きな金額であることは確かで、仮に中国恒大集団が破綻した場合、自分の年金は大丈夫なのかと不安を感じる話し。でも、100億円は確かに大きな金額だけれど、GPIFの運用額は186兆円余りで、100億円というと僅か「0.0054%」。仮に1000円を持っていたとして、その0.0054%は「5.4円」。確かにお金は1円だって無駄に出来ないけれど、コンビニで1000円の買い物をしたとして、レジ袋1枚分の金額をどう考えるかですが、正直「問題にすらならない金額」だと思う。

確かGPIFの直近の運用益は30兆円位出たんじゃ無かっただろうか。それと比較しても、0.033%。GPIFが資産運用をして、その配当などで利益を出している以上、得する場合も損する場合もあるわけで、それから判断すれば「何の問題も無い」状態と言えるでしょう。と言うか、こういうことがあるから、有る程度裕紘菜企業や場所に投資を分散して、リスクを下げつつ利益をある時は確保し、ある時は多少損をしてもその損益を最少化するようにしているのが「投資目的」なんだろうから。

この記事以外で同様の記事が出ているか分からないけれど、いつもの人達がこれを理由に「GPIFが危ない」「年金はどうなる」と、いつものように騒ぎ出すのだろうか。過去運用益がマイナスになった時には大騒ぎをして、政府の責任問題まで指摘していた記憶がありますが、逆にそれ以上に利益を出したときには「だから何なんだ」と意に介さないというかふてぶてしい態度を取る政治家もいたなぁ(笑)。今回のロイターの報道だって、実際に中国恒大集団に問題が発生して、それで多くの日本企業や組織が負債や不利益を被り、その中でもGPIFの影響が大きかったのなら「100億円近くの利益が~」と伝えるならまだ理解出来ます。でも、そんなことは発生していないし、実際にどの程度の影響もあるのかも不明の時点で、ことさらGPIFだからみたいな取り上げ方をするのは何か意図的なものを感じる。昨日はこの中国恒大集団の影響で、株価も600円以上下がり、確かに日本経済に与える影響は大きいけれど、ちょっと先走りすぎた無いようじゃ無いだろうか。そう言う行為が、よけにいマイナスの連鎖を誘発する原因になると思う。そしてその影響を一番受けて困るのは、国民なわけで、結局メディアが各節的に国民をいじめている構図が出来ている気がする。

兎に角批判すればOK

立憲民主党が開催した「アベノミクス検証委員会」 の報告で、アベノミクスはお金持ちをさらに大金持ちにして、弱者救済にはならなかった、という結論に至ったという記事。まぁ、いつもの「だって、立憲民主党だから」で完結してしまう話ですが、その「アベノミクス検証委員会」にしても、読んでいる専門家なる人は自党のシンパ的な人達な訳で、そこで「評価する」と言っても最初から「批判目的」であることは明らか。

大体、なんで今「アベノミクス」なのか分からない。安倍総理が退陣したのは、もう一年以上前な訳で、その後の菅総理の経済対策を退陣前に検証するとか言うならまだ理解出来るけれど、1年前の話をそれも7年間続いた話を今更評価して怪しからんと言っても、一週所か二週三週遅れの話では。歴史家とか経済学者が研究として検証するならまだ分かるけれど、安倍総理在任中にも散々批判していたのに、何でまた改めてこう言うことをするのだろうか。

個人的に「それって矛盾しているんじゃ無い」と感じるのが、記事の前半では「金持ちを大金持ちにして、強いものをさらに強くした」と言っているのに、最後の方では「期待されたトリクルダウンが起きなかった」と言っていること。トリクルダウンの考え方は、先ずは今経済活動出来ている企業が売上げを伸ばして、その中から少しでも経済的に恵まれていない人に利益還元をしようとするものだと思っています。それが恒常的な仕組みになるのは不公正だけれど、取りあえず現状を改善する為には仕方ないという考え方だったはず。だから安倍総理は、雇用率向上を目標にして、兎に角仕事の無い人に仕事を与えて少しでもお金が回るようにして、次にその人達の給料が上がるように企業を促すと言うのがプランだったはず。実際雇用率は上がったし、ベースアップも野党では無く与党が企業幹部に要求するほど。だから、トリクルダウンが起きなかったのは、彼らが最初に上げた企業活性化が足りなかったことも原因として考えられるわけで、批判するならそこだと思うのだけれど、「金儲けは怪しからん、しかし利益は回せ」では、企業側としても納得出来ないと思うなぁ。

いずれにしても、「何で今アベノミクスなの」というのが最大の疑問。それも「検証委員会」というのは、じゃぁこれまで検証すらやっていなかったのかと突っ込みたくなるほど。アベノミクスを実行していたときには、その成果を期待してじっと待っていたのだろうか。トリクルダウンが起きなかったと言っているけれど、確か当時は「トリクルダウンは金持ち優遇」とか批判していなかっただろうか。それならそれで、なんでその当時に対案なら問題点をちゃんと提議して、改善策なり修正案なりを国会で話しをしなかったのだろうか。モリカケサクラよりも、よほど重要議題だったはずですが。自民党の現在の総裁選挙や、その後の首班指名、さらには衆議院選挙を考えるなら、「アベノミクス検証」って今必要な話じゃない。誰が総裁になり首相になるかはまだ不明だけれど、「立憲民主党の経済政策はこれだ」という物をちゃんと発表して、多くの国民が「なるほど」と納得し「自民党よりも優れている」と感じなきゃいけないタイミング。でも彼らが今発信しているのは「アベノミクスは駄目だった」というだけで、自分達の「何」というものが何も無い。これで支持率や投票数がアップすると本気で考えているのだろうか。

2021年9月21日

断捨離集中 (6)


人生で初めての「断捨離」実行中なんですが、 大物の整理と処分準備がほぼ終わり、一時は竜巻通過直後のような状態だった部屋の中も、やっと落ち着いて来ました。何となく自分の体重も減量されてライザップしたような気分(笑)。分量・質量的に、ざっくりと8割位は廃棄したので、部屋の中は以前と比べたらスカスカの状態に。ところが、残った物を整理して行くと、結局残されたのは仕事関係のパソコンや周辺装置、後は衣類とか生活に必要な物、そして分量はそんなに多くは無いのだけれど、昔からの記念品とか整理に時間が借りそうな物で今回は取りあえず纏めて残して置いたもの。15年前に浜松に戻って以来一度も開けていない箱とかもあったり、さらにその前から箱詰めにしてそのままの20年物30年物の箱とかもあったりしてかなり苦労しました。

それら8割位の物が消えたのですが、結局仕事とか日々使っている物が殆どになったので、それらを置く場所は仕事をする机の周りに置きたいわけで、となると机回りが「高密度実装状態」になってしまいました。勿論、以前と比べたらそれなりに整理されてはいるんですが、以前は乱雑さはあったけれど毎日使っている物をいつもの場所に置いておいたので不便は感じなかったものの、今回整理して置き場所も内容も変わってしまったので、ここ数日は「あれは何処だっけ?」とウロウロするはめに。まぁ、慣れるまで時間が掛かりますが、少しずつ最適化されていくと期待しています。で、机回りに荷物が集中した結果、写真に写っていない反対側のエリアはがらんとしています。以前は部屋全体が乱雑だったのですが、以前の2割くらいの荷物類が、部屋の3割位のスペースに集中しているので、密集度的にはそんなに変わっていないんですよねぇ...

ホームエレクターの棚には、やたらと靴箱が並んでいるのですが、これは小物など分類して整理しているもの。別にケチっているわけでは無いけれど、大学時代からアメフトとかスポーツをずっとやっていて、多分一番消耗して一番購入していたのが「靴(スポーツシューズ)」だったので、昔から結構靴箱が手元に有ったんですよね。最近でこそ、いろいろなサイズや素材の整理箱みたいなものは気軽に入手出来ますが、その当時はそういう「手頃な箱」というと靴箱くらいしか無くて、何となく捨てずに小物入れみたいな使い方を、30年以上しているから。ただ、箱のサイズが微妙に違うこともあって、メーカーによっては上手く収まらない場合もあるので、今回の断捨離を切掛に、MUJIとかホームセンターで売っている保管整理用の箱で統一したいところ。ただ、ラックの横幅と奥行きは統一されていますが、高さが微妙に異なるのでそこが問題難ですよね。理想は一種類の保管箱で統一出来れば良いけれど、それは無理そうですし。

一応サイズとか計って、お店で見ていたりシミュレーションをしているんですが、やはり実際に並べてみないと雰囲気とか棚のサイズとのバランスとか分からない。いつも思うんですが、そう言うものを実際に確認出来るように、商品のレンタルをしてくれないだろうか。何種類かサイズ違いとか素材違いの物があって、それを並べてみると大分イメージも違ってくるし、無駄も省けると思うのですが。お店側も、それを切掛に大量購入の機会が増えるわけですし。で、今回の「私的断捨離Project」は、今回の整理完了で「断捨離Ver.1.0」の完了。ただし、写真の左側にもう一列ラックがあって、さらにその横には80cm四方くらいのスペースがあるので、そこにハンガーラックを準備して、衣類を吊す場所と常使いしないような荷物置き場にする予定で、これは今回のリリース(=完了)に間に合わなかったので「断捨離Ver.1.1」として近日中に実行(=更新)予定(笑)。「シンデレラフィットっぽく綺麗に整理する」のは、「断捨離Ver.2.0」の予定ですが、その前に文庫本を中心とした書籍類の整理をしたいので、それがVer.2.0になって棚の内容最適化はVer.3.0になるかも(笑)。後、光ケーブルの取り入れ口が部屋の反対側にあって以前はその場所に机を設置していました。それが机が反対側に移動したので、現在はEthernetのケーブルを伸ばして、机の所でGb Hubでドロップしていますが、延長したケーブルが臨時的に床を這わせている状態なので、これも綺麗にしたい。後は、電源を取るOAタップの配置も、出来るだけ分散して、トラッキング対応のカバーとかも付けないといけないし。これはVer.1.5位でしょうか。まだまだ作業は続きます。MicrosoftのWindows Updateの大変さが少し実感できました(笑)。(続く...)

ホテルマン

木村拓哉・長澤まさみ主演の映画「マスカレードホテル」の続編「マスカレード・ナイト」が公開されていて、番宣のためにこのお二人が最近よくテレビに登場するんですが、そこでちょっと気になることに。映画の中では、木村さんは潜入捜査官、長沢さんはホテルのスタッフという役側。で、その番宣の中で二人とか映画の紹介をするときに、舞台がホテルということで「ホテルマンの~」とか「ホテルマンとして~」というように、二人が映画の中で演じる役側を「ホテルマン」と紹介すること。

よく見ているのがフジテレビ系列(CX系列)の「めざましテレビ」なので(笑)、それ以外の番組もそうなのか分からないのですが、確かたまたま観ていたNTV系列の「スッキリ」でもそうだった気がする。一昔二昔前なら「ホテルで働く人=ホテルマン」と普通に使われていたけれど、昨今の男女同権・男女差別反対の傾向から、暫く前には「ホテルパーソン」とか「ホテリエ(※フランス語から来たらしい。ただしフランス語で"h"は発音しないので、正確には「オテリエ」が正しいらしい)」。さらに英語でも"hotel man"という言い方はあるけれど、日本で意味するような「ホテルで働く人の総称」みたいな意味では無く、「ホテル業をしている人」という"Hotel Owner" "Hotel Developper"みたいな意味合いになるらしい。

似たような言葉で、議長を意味する"chairman"とか景観の意味の"policeman"という言葉も"-man"が性差別を想起させるという理由から"chairperson"とか"police officer"とか別の言い方をする様になって、今ではそれが普通になってきているけれど、ホテル業界って違うのだろうか。ここ数日、ずっとそのまま「ホテルマン」という言い方が使われているので、もしかしたら映画の内容的に意味があるのかもしれないけれど、でもこの手の話に敏感というか過剰反応する人達からクレームが入っても良さそうな気もします(別に扇動しているわけじゃない)。でもそれが無いのは、映画だから? 二人が有名人だから? フジテレビだから? (笑)

個人的に想像するに、元々の英語の世界では日本で使われているような「ホテル従業員の総称」みたいな使い方で"hotel man/hotelman"という言葉は使われてなかったので、この"-man"という表現は問題として認識されなかった・されていなかったんじゃ無いかと思います。それが日本では一般的な言葉として流通し、"hotel staff" "hotel worker"みたいな意味で使われ初めて、さらに昔は女性スタッフが少なかったからかもしれないけれど、でもこのままそう呼び続けるんだろうか。私は別に反対も賛成もしないし、この手の言葉使いに関しては、明らかに差別目的で使われている場合を除いては、聞き流せば良いと思っています。ただし、長澤まさみさんの役所を「ホテルマン」「ホテルマン」と連呼されると、やっぱりちょっと「???」という気持ちにはなりますね。責めて「ホテルスタッフ」とか「マネージャー」くらいだったら気にならないけれど。時間の流れとともに、言葉もどんどん変わっていくものだから、昔は問題無かった表現や言葉が現在では変更が必要になることもあるだろうし、その言葉も何時川俣置き換わっていく物だと思うのでそう言う変化は当然だと思うけれど、何でもかんでもそんな風に感じてしまう、敏感すぎるのも、またある意味弊害だなぁと言う気もします。

2021年9月20日

断捨離微調整 (5)

やっと大物類の処分と分類が進みつつある「マイ断捨離」。狭い部屋の中に集積回路のように(笑)「高密度実装」されていた、20年? 30年? 分の荷物もかなり整理されて、多分質量比で言えば80%位は部屋から消えた感じでしょうか。兎に角、以前は荷物を置いておく棚スペースもとっくに無くなっていたので、袋や鞄に詰めて床置きにしていたり、それも二段三段と積み重なっている場所もありましたが、それがスッキリと改善。大量の文庫本を収納する書棚が無いため、文庫本類は大きな段ボール箱3箱に纏めたままで、それは床に積み上がっているのですが、それ以外の荷物や品物に関しては、以前から使っているホームエレクターの棚に収まり、その棚も空きスペースが出来るくらいになりました。

今回昔から使っている衣装ケースを10箱廃棄する代わりに、新しい衣装ケースを購入して、衣類関係はそちらに整理する予定。ただし、以前の衣装ケースと比較して新しい衣装ケースは少し小さめなので、ちょっとスペース的に足りない感じ。後日、もう少し買い足すのと、例えばセーターとか厚手の物とか、季節物でTシャツのように一年中使用しない物に関しては、衣装ケースではなく大きめの収納用のトランクみたいな物を購入して、季節ごとに入れ替える予定。そうなると、さらにラックの棚スペースが空くので、さらに余裕が出来そう。床を塞いでいた荷物がなくなった所に新たに大きなトランクみたいな物を置いたら、結局以前と同じ状態になりそうなので、それには注意しないと。今回あいたスペースを利用して、スーツやアウターをつるすハンガーラックを設置しようとしているので、その下のスペースを余り使用しない季節物の衣類置き場にすれば、スペースの有効利用にもなりそう。


今回、これまで2箇所に分散して設置していてホームエレクターのラックを、一つに繋げて横一列4列の棚に変更しました。 以前の方法だと、ポールに固定した棚と同じ高さに細長いS字の金具で引っかける方法で、設置は簡単なんですが、同じ高さ同士の棚でないと利用出来ない。今回は横一列ではあるけれど、場所によって置く荷物の種類が違うのと、オフィス机をその前に於いて作業スペースにもしたいので、一列ごとに棚の高さが違ってきます。一つのポールを、左右の棚が共有する形になるので、ちゃんとしたから棚を挿入していかないと、組み立て途中に破綻することになります。そこで事前に鍵となる机の高さや、一緒に奥プリンターとかデスクトップPCの本体とか、それら高さを見積ながら、簡単な設計図を書いておきました。これで、下から順番に何処をどの様に組み上げていけば良いか、確認しながら作業が出来ます。実際、この図が非常に役立ちました。

一通り整理が終わって使い出してみると、やはり細かな部分で使い勝手が悪い点も分かってきました。特に、一番右側の棚の列で、机の後ろを大きく高さを取っている部分。当初の予定ではここにモニターを置いて、机の上には何も置かないつもりでしたが、実際に設置してみると4Kモニターがかなり奧に入ってしまい、かつ左側のポールと画面が鑑賞して見づらくなってしまいます。今の所机の上にモニターを戻して設置していますが、モニター全体を奧のラックに入れるにしても、ここまでの高さは必要無さそう。その横右から2列目のまん中の所も高さを取っていますが、ここにはプリンターを置いています。緑色の棚は手前にスライドする棚で、印刷だけならそのままでも使用出来ますが、スキャンする場合やインクカートリッジ交換、さらには後ろからの差し込み印刷の時には手前に引き出すと、上部のカバーを開けるスペースを取れるようになっています。で、実機を設置するときに確認したところ、実際には緑色の棚の上の棚はもう少し下側に設置されているので、右端の上から2段目の棚ももう少し下に下げることが出来ます。ここが広がると、荷物置き場として使い勝手が良くなりそうなので、このあたりわちょっとこれから微調整して行きたいと思います。それで棚の高さが確定すれば、どの位のサイズの整理用にケースや箱が入るか確定出来るので、今度はそれで外から見ても綺麗になるように整理するのが、「断捨離Ver. 2.0」の目標。別に「シンデレラフィット」を目指す分けではありませんが、色々各社の整理用のケースを見てみても、ぴったりのサイズは今の所見つからないので、多少の空きスペースは覚悟していますが、今の状態ならそれでも荷物は全部収まりそう。このお彼岸の飛び石連休中のテーマです。(続く...)

iPhone13のお値段

 NTT docomoが発表した、iPhone13シリーズの価格。結構お得のような気がするんだけれど、単純に数字に騙されているだけ?! (笑) 

ざっと見て思うのは、一つ上のモデルを目指しても良いかな、と言う印象。例えば、今の所現在のiPhone8と同じ256GBモデルを想定していますが、もう一つ上の512GBモデルでもそんなに違わない気がしてきました。あるいは、iPhone13(無印)とiPhone13 Proを比較しても、ちょっと迷うし... 中々微妙な設定かなぁという印象。内部容量に関して言えば、今のiPhone8の256GBモデルでも、ぎりぎり半分を超える130GB位を使用しているので(その殆どが音楽データ)、空き容量120GBでも十分と言えば十分ですが、今後動画とか撮影し出すとあっと言う間に容量部苦になりそうだし。かといって、512GBもToo Muchな気がするんですよねぇ...

ちょっと心配なのは、このコロナ禍の中、製造体制は十分のかという事。前回のiPhone12の時も、発売当初直ぐに品薄になり、結構待たされたように思うのですが、今回はどうなんだろうか。正直、以前ほど端末間の機能でのばらつきは無いし、無印/miniとPro/Pro Maxと半々くらいで丁度良いくらいの按配になるんだろうか。個人的には、今はコンパクトなiPhone13 miniにしようか、機能的に勝るiPhone13 Proにしようか悩んでいるところ。結構大きいんですよね、6.1インチとなると。miniにしても、今のiPhone8よりも大きくて、同時に使用しているXperia 5と同じ位のサイズで、これだとちょっと大きいんですよ、自分的には。

来週くらいになれば、点灯にも実機が並び始めるだろうから、それで実際に触ってみて感触を確認して機首決定かな。miniとかになれば、価格的にも512GBモデルにしようか。Pro選択となると、256GBで十分くらいの気持ちでいないと、どんどん内部データが嵌まりすぎてバックアップとか大変そうだし。まだまだ、「エアーiPhone13購入体験」で暫くは楽しめそうです(笑)。

2021年9月19日

断捨離第一弾完 (4)

時間を見て少しずつ進めている「断捨離」。まずは家電製品等大物を処分して、続いて溜まっていたパソコンやモニターを処分、月1のタイミングで進んでいたけれど、今回は断捨離の山場である、残った物の整理と部屋の模様替えも進めていたので、前回から二ヶ月ぶりになってしまいました。

今回の作業で、一番最初に取りかかった、Laser DiskとDVDの処分は、量は多かったけれど取りあえずまとまっていた物を、腕尽くで移動させるだけなのでここまでは何とか出来たんですが、そこから先が大変でした。まずは、古くなったOAタップの交換。単にリプレースするだけではなく、まずは一旦新しい物と交換しますが、その後部屋の模様替えでパソコンデスクの位置を移動したりするので、それも考慮してOAタップの口数や個数を考えないといけません。仕事の関係で、日本の2極コンセントではなくアメリカで使う3極コンセントの物も多いし、それも想定して自宅の作業場のコンセントは、すべて3極口にしてあるくらい。一般家庭用では、殆ど見かけないのでどうしてもビジネス用から選ばないといけない。その次に大変なのが、ネットわーケーブルの交換。これまでは、基本Cat-6で通していましたが、今後の事も考えて最低でもCat-6E、出来ればCat-7にするつもりなんですが、結構お値段が変わってくるので、Hubとの距離とそのデバイスの使用目的、パソコンなら長くなってもCat-7にして、プリンターとかの低速周辺装置ならCat-6Eに揃えて、以前のケーブルは処分。これも、先ずは現在の位置でケーブル根幹をしますが、その後移動して配置も変わるので、それも想定しないといけない。現在よりも距離が短くなるなら問題無いのですが、移動先では距離か延びる場合は今回長い目のケーブルを準備しておかないといけないので、そのあたり部屋のマップを作って、引き回し時の長さを見繕って購入しました。


それ以外にも、データCD-R/DVD-R/Blu-rayも山ほど残っているし、モニターを何台か買い換えているので、同梱されていたモニターケーブルや電源ケーブルも大量に残っています。さらには、マウス、キーボード、内蔵HDD (3.5"や2.5")、古いRAID-5のNAS、オプションアダプターやオプション製品がてんこ盛り状態で、箱を開くと10年、20年、30年位前の物まで発掘されました(笑)。同じ発掘でも、高校時代から大学時代の写真とネガとか、仕舞い込んでしまって忘れていたものも出てきたりして、もうそう言うものを整理しながら内容確認して、残す残さないの判断をするのが大変でした。今回衣装ケースを10個廃棄する予定で、その中の3個ずつに音楽CDとLaser Diskを入れていたんですが、残り4個の衣装ケースも、まずはケーブル類で2箱埋まり、さらにデータCD-R/DVD/Blu-ray等で1個埋まり、さらにその後出てきたオプション製品やHDD等で1個とどんどん埋まっていきます。さらには、前回だしそびれた扇風機(2台)、以前使用していた壊れたスーツケース、プロジェクター用のスクリーン(80インチ)、ロールカーテン、と何か無限に湧き出てくる感じです(笑)。

これで、それまであった荷物等の分量が、やっと半分くらいになった感じ。ただ、今回は兎に角「素取られる物を処分する」事を優先したので、悩んだもの、判断出来ないものは、まだ残してあるんですよね。だから、一旦部屋の模様替えをした後に、棚(ラック)の整理とかしたんですが「あっ、これ捨てられる」と思える物も結構残っています。それらも仮に全部処分するようにしたら、以前と比べて3割位になるかなぁ。残った物で最大の物は、長年買いためてきた「SF/テクノスリラー系の文庫本」達。冊数を数えたことは無いのですが、かなり処分をしてそれでも今回処分する衣装ケース3箱分位の量があるんですが、棚が無いんですよね。文庫本がきっちり収まるような、奥行き15cm位の棚を探しているんですが、中々見つからない。一時期、自作しようかとも思ったことがあったんですが、その為には道具も揃えないといけないし、それなら出来合いのものを調達した方が楽だしなぁとずっと悩んでいます。今回、その保管箱としていた衣装ケースを廃棄するので、スーパーで無料で配布する段ボール箱を貰ってきて移し替えたんですが、結構大きな紙おむつの段ボール箱3箱から溢れるくらいに。取りあえず「大きな物を処分する」断捨離Ver.1.0は完了したんですが、より精査して最適化していく「断捨離Ver.2.0」がこれから始まります。(続く...)

いつでもカエドキプログラム

これまでdocomoは、「おかえしプログラム」と称して、36回払い契約で、24ヶ月目に端末を返却すると、それ以降の支払免除になるプログラムを実施していたんですが、iPhoneなどの人気機種の場合、買取をしてから途中で中古品として販売した方が実質支払額は安くなるので、そう言う実状に合わせたプログラム 「いつでもカエドキブログラム」を発表。こちらは、車なんかでよく使われている「残価設定型ローン」で、こちらも残価設定をして残金をローンで毎月支払うのですが、24ヶ月以前に機種変更すると、さらに割引されるというのが「おかえしプログラム」とは大きく異なる点。

まぁ、1年ごとに新機種が出る度に機種変更するほどでも無いけれど、できれば2年位で次の機種に乗り換えたいとは思うのもよく分かる。隔夕自分がそうですからね(笑)。今使用して居るdocomo端末であるXperia 5は、あと四ヶ月で24ヶ月目となり「おかえしプログラム」が適用可能になるので、今の所新きゅのPixel 6にする予定。さらに、iPhone8で使用しているMVNOのUQ Mobileも、年末には契約一年となり違約金免除になるので、この時点で再びMVNOをしてdocomoに戻って、こちらはiPhone 13のどれかに変更する予定。どちらも、今回の「いつでもカエドキプログラム」を利用するつもりですが、どれくらいのコストセーブになるんだろうか。

ただ、対象機種が今の所はiPhone13かSamsungのGalexy Zだけみたいなので、Pixel 6はどうなるか未定。まだ、キャリアーからも発表されていませんからね。でも、ハイエンドモデルでは無いから、適用されないかなぁ。その場合には「おかえしプログラム」利用になるんだろうな。私は、新し物付きではあるんですが、一度購入した物は結構長期間使う方で、以前の携帯とかスマホなんかも、4年とか5年とか平気で使っていました。ただ、最近は1年ごとに新機種が登場して、結構機能も毎回新しくなりますし。まぁ、今使用しているiPhone8も、本当は去年iPhone12に更新する予定だったのが、MVNOでもIIJmioのdocomo回線利用だと、そのままdocomoに戻ってこれないらしく、折角MVNO OutしてもdocomoでMVNO Inしてれない。で、仕方なくUQ Mobileのau回線に一旦移って、そこから今回docomoに戻るという、長期プランを昨年設定したんですが(笑)。

そのiPhone13ですが、カメラ機能はそんなに使わない&気にしないので、iPhone13 (無印)かminiで良いかなと思っていたんですが、今回の「いつでもカエドキプログラム」と、MVNOでdocomoに戻りかつ5G対応端末を購入すると「5G WELCOME割引」で2万円位割り引かれるようになっているので、それなら価格帯の高いiPhone 13 Proにしてもいいかなぁとちょっと欲が出てきました(笑)。ところで、iPhone13はdual-SIMで、eSIMも可能になってきました。私は、プライベート用・ビジネス用二つの電話番号を使用しているので、いま2台持ちしているわけですが、iPhone13に集約するのも良いかなと思い始めました。昔はFeliCaをサポートしていなかったので選択外でしたが、いまはNFC/FeliCaサポートになっていますから。ただ、まだApple版のFeliCaは、本家Android版FeliCaと100%コンパチじゃないみたいなので、そこが不安が心配(=凄く心配)。まぁ、ANAのSkipサービスでEdyタッチで登場できなくて、代わりに2次元バーコードを出さなきゃいけないのが、今の所気になる制限事項だけですが、ほぼ実害は無いと思うのですが。いずれにせよ、日々の動向チェックは欠かさないようにしよう。

2021年9月17日

横断台風

東シナ海に停滞していた台風14号は、そのまま勢力が衰えて温帯低気圧になって消滅すると思ったら、何故か停滞中に勢力が復活して、この週末には日本列島に上陸しそうな勢い。今日中には、九州の福岡当たりに上陸しそうらしいのですが、福岡に上陸するのは「史上初めて」 らしくて、それもビックリ。福岡周辺もそうですが、熊本とかまだ以前の大雨被害の復旧も終わっていない地域も多いだけに、影響が極力少ないことを祈るばかり。

その台風14号ですが、仮に九州に上陸すると、そのまま水平真っ直ぐに日本列島を横断する進路を取ると予想されているらしい。実は今朝の浜松は薄曇りだけれど、結構青空が広がり朝から気持ちの良い晴天の天候。このままの天候が続けば、お昼前くらいにはクーラーが必要かなという位の天候。所が予報では、今日の午後くらいから雨が強くなってきて、明日はほぼ一日大雨の天候になるらしい。台風の横断に沿って、九州、中国四国、近畿、東海中部、関東と、大雨の地域が移動してくるらしく、折角の週末がこれでおじゃんです。

もう一つ困るのは、今週は日曜日に試合があって、日曜日には朝から千葉まで出かけないといけないこと。今の予報では、土曜日の深夜から日曜日の早朝に、この台風14号は房総半島沖に抜けて温帯低気圧に替わるらしいけれど、ぎりぎりその想定ならば日曜日の午前に都内に移動して、夕方また浜松に戻ってこられそうではありますが。でも、吹き戻しの風とかで新幹線に影響するかもしれないし、雨が川の上流で多く降れば、その影響で水量が上がって、運転見合わせになる可能性もありますし、今の所不安が心配。今の所移動速度も遅いので、一寸何かあれば何処かで停滞しそうだしなぁ...

自然だけは何ともしようが無いので、天候に合わせてそれなりに準備して移動するしか無いのですが、やはり雨の日の移動は荷物も増えるし、戻るときにはしっかり雨水を吸って荷物も重くなるので可能な限り避けたいところ。今の予報が何とか続いてくれれば、何とか雨との遭遇は回避できて、リスクとしては台風の影響で交通機関が乱れること。こちらも、勿論乱れないことがベストですが、最悪月曜日は祝日で仕事も無いので通常よりは対応はしやすいとは言えますが。兎に角今日から、この週末の天候が落ち着くことを祈るばかり。

言葉は消えても肝心な中身は?

「ひるおび」で火がついた共産党の要綱に関して、仮に「枝野内閣」が誕生したら現在の政府見解を変更するかもと言う記事。 「政府見解」は、政府が決める物で、総理大臣一人で決められる物じゃ無いので、「少なくとも私は、」じゃなくて、「枝野内閣として取り組む課題の一つと理解している」程度の事にしないと、単なる個人的感想にしかならないのでは。

元々の閣議決定にしても、「敵の出方論」という言葉が使われているか否かと言う所が問題では無く、そう言う考え方活動方向は否定されていない、と言う部分が重要なわけで、それが変更されていないと言うのが「政府見解」。ところが肝心の共産とは、「敵の出方論」という表現は今後使わない、というだけで、「そう言う言い方をしていた活動は今後どうする」という肝心なことは何も言っていない。「今後使わない」と言う事は、少なくともこれまでもそして今回使用停止するまでは、そう言う言葉が使われる機会がありそう言う考え方も続いていたわけで、それって政府見解に至った理由・根拠が残っていることを自ら認めたことになると思う。

その共産党、すでに八代英輝弁護士は番組でないで自分の誤解を謝罪し、その発言となった理由「政府見解を誤解」と説明為たけれど、党の共産党は「謝罪になっていない」とお冠のままで、とうとう番組のスポンサーに対してのクレームから、CM提供を一次停止する事態にも。思想の左右関係無く、最近ではネットを利用して、こう言う圧力の掛け方をするのだけれど、これだって「相手がやるなら、こっちもやる」という「的の出方論」に沿った対応そのものじゃ無いのか。少なくとも公党で且つ相手が公開の場で謝罪をしているわけだから、「発言が誤解に基づくものであり、謝罪をしたことは良とするが、今後の発言はより慎重かつ正確な内容に留意して欲しい」とでも言って幕引きにすれば、一寸は評価が高まったと思うのに。自分達は何をやっても良くて、批判は受け入れないという「党是」が有るんじゃ無いかと思うくらい、この人達の行動って無茶苦茶なところがある気がする。それがそのまま「階級闘争」に繋がるのか「社会革命」になるのかは分からないけれど。

今回の件で、共産党としては党の要項が広く世間に認知されて、本来ならば党の広報に役だったと喜んで胃も良いはずなんだろうけど、でもその「要項」の内容を見てみると、言葉遣いは柔らかかったり穏当な言い方をしているけれど、内容的には正直「過激」な自分は感じる内容。実際日本の政党の中で一番ネットを活用しているのは共産党じゃ無いかという気がしているけれど、それだけ組織力も堅固なわけで、それが個人的には「恐い」理由の一つでもあるんですよね。言葉も大切だけれど、やはり日々見える活動・行動でちゃんと説得されるようにならないと、党勢もそうだけれど、その考え方や活動方針も理解されないし受け入れられないと思う。それでも、選挙のためなら手を握りますという人達がいるから世の中分からないのだけれど。

候補出揃う

自民党の総裁選挙は、最後に野田聖子議員が立候補を表明して、結果4人で総裁の椅子を争うことに。結果的に、岸田、河野の男性二人に、高市、野田の女性二人という、現在の「男女同権」が叫ばれるご時世にはぴったりの杯分となったけれど、まぁ男性・女性で選ぶわけでは無いからなぁ。

既存のメディア報道を見ていると、最後に駆け込み立候補した野田聖子議員の割を食うのが、河野太郎議員とのこと。一回目の投票で過半数を獲得して一気に決めたいところだったのが、候補者が四人となり票が分散するために、どうも過半数を取れる候補が折らず、上位二人での決戦投票になりそう。そうなると、岸田文雄議員は悪くても二人の内には入るだろうから、残り一つの椅子を高市・河野で争うことになるんだろうなぁ。それを考えると、野田聖子議員が出てきた故に女性票が分散するだろう高市早苗議員はちょっと不利になったと言えるのか。でも、野田聖子議員に河野太郎議員の票も流れるという話も出ているから、どちらの候補にとっても第一関門突破が厳しくなったような気がする。

その決戦投票は、都道府県票47票と国会議員票で決定されるので、議員数を出来るだけ多く獲得して居た方が有利。となると岸田さん、高市さんが有利になるのかなぁ。野田さん支持していた票は、決戦投票となったら「女性」ということで高市さんに流れそうだし。岸田-高市の決戦投票と個人的には見ていますが、さてどうなるか。今日告示で、実際に遊説活動とか始まれば、いろいろと隠れていたスキャンダルとかも出てくるんだろうし。いずれにしても、その内容は別にしても、四人も候補者が出てきて、それぞれ独自に異なる政策を表明しているだけでも、まだましな気がするけれど。

盛り上がる総裁選ですが、それでますます埋没してしまう野党特に立憲民主党。直ぐ来るだろう衆議院選に向けて、公約発表とかしているけれど、今ひとつ所か二つも三つも盛り上がらない。具体性に欠けていたり、相も変わらず自分達に都合の良いことだけ取り上げるような内容で見透かされていることが最大の理由だと思うけれど、もうちょっとやり方を変えても良いんじゃ無いかという気も。例えば、彼らはコロナ対策で国会開催を要求しているけれど、陽性者数は下降状態だし、今すぐに何かという事は無い以上、国会を開く理由も無い。大体開いたところで、これまでの彼らの行動を見ていたら、時間の浪費になるだけという事は誰もが感じることだろうし。そこで、あくまでアイデアではあるけれど、立候補予定者と例えば野党との公開討論を持ちかけてみたらどうだろうか。勿論、自民党としたら全く関係無い話だけれど、総裁=総理大臣であるから、野党と正々堂々対峙できる人文を選ぶべきとか何とか行って、野党との討論の機会を設けてみる提案は面白い気がする。多分、何回か公開討論会みたいな事は四人でやるんだろうから、その園長みたいな感じで開催出来ないだろうか。野党側も、基本党の代表者が参加して、内容にしても発散しないように「今年年末から来年に掛けての経済対策」とか「第六波やその後のコロナ対策」とか、テーマを絞ってかつ厳密に持ち時間などを決めて、いつもの国会のように野次などで時間浪費しないようにそれも禁止と。それ位画期的な事を野党も考えないと、総裁選で盛り上がり、その勢いのまま衆議院選挙になだれ込まれたら、これまで以上の大敗しか無いような気がする。

2021年9月16日

検閲を批判した人が検閲を要求

報道検閲を要求する、立憲民主党の安住国対委員長の発言を、嬉しそうに伝えるメディア・朝日新聞の記事。テレビ放送に対しての言及だから、自分達新聞メディアは関係無いと思っているのだろうか。でも、この人は以前に新聞各社に「×」とか「花丸」とか書いて、ドアの外に貼りだした人ですぜ? 朝日新聞としては、系列のテレビ朝日系の報道番組は、立憲民主党に対しての不利益な報道はしないと思っているから、こう言う発言に対しても反論しないのだろうか。

 問題は、TBS系列のワイドショー的報道的番組の「ひるおび」で、コメンテーターの八代英輝弁護士が共産党に対してのコメントが事実に基づいた発言では無いと共産党が猛烈に批判した事に端を発しているのだけれど、当事者の共産党では無く立憲民主党が表に出てくるというのはどう言う理由なのだろうか。その広義も、確かに八代弁護士が伝えたところの「「暴力的な革命」を党の要綱として廃止していない」というのは事実では無かったけれど、「閣議決定された政府見解に基づいた誤解」というのは、その誤解の理由を説明しているわけで、それは事実なのだから否定も変更もしようが無い話。そこから、官房長官の会見でもこの件についての記者質問が出て、政府見解が補強される形になり、結局騒いだ共産党が藪を突いて蛇を出す格好になってしまった。だからこそ、謝罪しているのに受け入れずに、さらに騒ぎ立てているんだろうか。

同じような事を、テレビ朝日系列の某番組の某コメンテーターは連日のように発しているけれど、その対象が与党だからか一向に問題視されることは無い。逆にその件も含めて与党が公平な報道を要望したときには、元TBSのキャスターだった立憲民主党の杉尾秀哉議員は、メディア弾圧として猛烈に批判したと思うのだけれど。それこそ、杉尾氏は古巣のTBSに対してどう言うコメントをするのか聞いてみたい。まぁ、この人自体、長野のサリン事件の時には酷い伝え方をしていた前歴がありますからね。当時は、確かに十分な情報も無かったし、嫌疑を掛けられた被害者の男性も、自宅に農薬などを保管して居たとして、それが証拠みたいな言い方もされていたけれど。

「書かれていなかったことが書かれていた」と伝えたことが「公党に対する侮辱」と言っているけれど、「書かれていた・いない」が問題になっているけれど、根幹はそう言う考え方・思想がまだ残っているのかどうかと言う話だと思うんですよね。その言葉を使っていないけれど、そう言う考え方がまだ残っているから、監視対象になっているのだろうし。そう言う意味では、共産党としては今回の機会を捉えて、本当ならば「監視対象から外すべき」と、そっちのほうを声高に強く要求するべき何じゃ無いの。それを言わないと言うことは、やはりその考え方自体は彼らとしては堅持したいのだろうし、買えるつもりは無いから言わないんじゃ無いかと邪推してしまう。共産党と政党は、杓子定規で融通が利かないガチガチの政党という認識があって、でもブレない点は他の政党との違いでもあり、だからこそ千三つというか千一つくらいは良い事も発言していることも事実。その点は認めるのだけれど、それ以外の殆どの場合は、いちゃもんレベルの場合もあるし、豊洲の移転問題なんかもその最たるもの。その共産党と、選挙のためだけに手を握る野党って、もしかしたら共産党以下の存在なのかもしれない。

「派閥」の意味が無くなるとき

明日公示となる、自民党の総裁選挙。私もそれなりに生きているので、過去の総裁選は何度も見てきましたが、今回の様に「派閥」が分裂して候補者支持が分かれるというのは無かったように記憶しています。

「自民党」というのは、一つの政党と言うよりは、各派閥が一つの政党みたいな物で、その連合体というか集合体みたいな物というのはよく言われる話。だから、より大きな党内派閥に所属したいと思う議員は多くて、だからか選挙直後の初登庁の時には新人議員にどの派閥に所属するのかとインタビューする様子もよく見た記憶があります。 それだけ党内政治にあっては重要な存在だったわけで、だから過去の選挙は議員による投票の仕組みはあっても、結果的には「派閥」という駒を組み合わせて数を競うものだったわけです。今回は、その「派閥」の中でもA候補かB候補かと支持する相手が分裂する方向に。例えば河野太郎氏は麻生派に所属しているから、本来なら麻生派として河野氏を全力で支持しないといけないのに、今回は自派閥代表の河野氏と、本命の岸田氏支持に分裂しているらしい。他の派閥も似たようなもので、中には「自主投票」という形を取るところもあるという報道も。それを「自民党内の混乱」と報ずるメディアもあるけれど、でも昔の「派閥政治」を体験している身としては、これってある意味望ましい傾向じゃ無いかと思うわけです。

派閥政治の問題点は、自民党という実際に日本の政局を握っている大政党が、さらにその中の最大派閥や少数の派閥によって事実上運営されて、実は政党全体では無く少数のグループによって日本の将来が左右されている、というような話だったはず。総裁が出た派閥は、党内で大きな勢力を得て、例えば人事などで他派閥を取り込んだり、あるいは派閥間の均衡を取るために、全く人気の無い小派閥の頭領が何故か総理大臣になった場合も。大統領制では無いので、議員が国民の代表としてその長たる内閣総理大臣を選出する事は定められたルールではあるけれど、「派閥」というフィルターが意図的に操作されているみたいな不信感不満感がずっと国民にはあったはず。だから昔から「派閥政治」は批判されてきたはずなんですが、何故か選挙の時には日頃は批判するメディアも、こぞって派閥政治を取り上げて、今回の様に派閥内の支援者が分裂すると「〇〇派閥は求心力を失っている」みたいな、何か問題があるような取り上げ方をする場合も。でも、それって本当は望ましい姿なのでは。

岸田派を除いて他の派閥(6派閥だっけ?)は特定候補の支持に纏められなくて、2候補をそれぞれ支援するとか、自由投票という事実上の派閥活動の中止みたいな形になりそうで、実はそれってこれまでの派閥政治を批判してきた人にとっては望ましい傾向だと思うんですが、それを「良し」と報道する所は見たことが無い。見聞きする報道は、支持を一本化できない派閥の様子を、何か大きな問題のように取り扱っているんですが、それって何か変では。例えば、有る派閥がA/B二人の支援をするというのは、「分裂」という見方もあるけれど、より確率の高いところに掛けて、0か1かではなく、少なくとも0.5は獲得するという「リスク分散」という見方も出来る気がします。今の所候補者は3人で、もしかしたら直前に野田聖子氏が立候補して4人での争いになるかもしれないけれど、それでも事実上の戦いは、岸田、河野、高市の3人だろうから、この3人に均等にベットするか、より確率の高い2人に掛けてみるか、既に読み合いが始まっているんですよね。結局は「選挙(投票)」という方法を取る以上は、より多くの票(支持者)を集めた物が勝者なのだから、旧来の派閥単位での支持というのが「派閥1.0」とすると、派閥の中で複数の候補を支持して、仮に外れた場合でもリスクを分散して行くのは「派閥2.0」と読んでも良いのかもしれない。それが国民のためになるのかというのは、今後の状況を見ていかないといけないでしょうね。まぁ、誰が総裁=内閣総理大臣になるにしても、一日も速いコロナ禍の終息と、経済復興をまずは進めて欲しい。

自分で自分の首を絞める

最初、この記事を読んだときに思わず冗談かと思ったくらいの「自虐ギャグ」。旧民主党の幹部の一人だった、現立憲民主党代表の人が、与党批判するために引き合いに出したのが、そのもとの政党。 所が、自分達がその「もとの政党」を引き合いに出されると、否定的な比喩の場合には「あの時の政党と今の政党は関係が無い」と関連性を否定するのに、肯定的な話の場合には否定せずに「あの時は、今の自民党よりも良かった」と自慢をする。

で、現在の立憲民主党は、結党一周年なんですね。旧立憲民主党と旧国民民主党がそれぞれ分裂して、現立憲民主党と現国民民主党が生まれたという、何か騙されているみたいな感じなんだけれど、世の中甘くないわけで、その合併効果は現れているとは言えない状態がずっと続いています。で、言うに事欠いて、今の自民党はあの当時の民主党化していると言ってしまっては、もう今後は「民主党時代は良かった」という話は出来なくなるんだけれど、それは良いのだろうか。これから、自民党のことを否定すればするほど、当時の自分達も否定する事になるのにね。

で、一年たったその成果が、

「新型コロナウイルス対策の決定的な判断ミスや遅れをはじめ、政権の問題点を問いただした。菅政権を事実上の退陣に追い込むことができた」

との事だけれど、何処の世界の話をしているのだろうか。「新型コロナウイスル対策の決定的な判断ミス」とはまず何を言っているのだろうか。多分、自分達が主張している「徹底的なPCR検査をやらなかった」事なんだろうけど、その徹底的なPCR検査をやってコロナ禍を解決できた国は無かったと思うのだけれど。「遅れ」というのは、多分ワクチン接種の事を指しているんだろうけど、他国に比べてスタートが遅れたのは、ワクチン開発国では無いと言うハンデがある上に、国内治験に拘りその為に2カ月スタートが遅れたから。それを要求したのは自分達なのだから、最初の想定である海外治験結果を参考にしてスタートしていれば、年初にはワクチン接種はスタート出来ていたはず。自分達が要求したことも、もう忘れているのだろうか。「政権の問題点を問いただした」というのも、多分「モリカケサクラ」の話だろうけど、「問いただした」事は確かだろうけど、それだけの話なわけで、彼らの言うところの「疑惑」は何一つ明らかにされたわけでは無いし、その為に国会を放棄したりしたわけで、その無責任さの方が国民はよく記憶しているのでは。「菅政権を事実上の退陣に追い込むことが出来た」というのは、まぁ全く違うとは言えないけれど、それだって自分達が何かやったからじゃ無くて、自民党内の勢力争いの結果な訳で、そんなに自慢できる話じゃないと思う。大体コロナ対策が出来ていないと主張しているのに、政権を退陣させる事は矛盾しないか。対策出来ていないのならば、政権を続けさせてその不具合を指摘する方が、自分達の実力を知らしめることが出来るんじゃないの? 退陣の直前までは下がる支持率を良しとして、選挙は「菅政権打倒の政権交代選挙」と息巻いていたのに、それが突然任期一杯での退陣発表をして、自民党の総裁選挙が始まると、あっと言う間に支持率が回復して自分達の方が霞んでしまう事態って、世の中はそんな風には見ていないという証明では。

例えば、旧民主党政権時代のことに関して、良い事は良い、悪い事は悪いと、ちゃんと政党として反省と謝罪と今後の方針を表明しているなら、まだこう言う言い方も成立するかなとは思うんですよね。「確かに悪かったから自分達も〇〇年掛けて反省した。今の自民党では、その倍反省しても立ち直れない」とか言う言い方は、まぁ出来るだろうし。でも、そんな反省の弁は露ほども無く、都合の良いように「良かった・関係無い」と使い分けてるわけで、そういう所を特に若い世代に見透かされているんだと思う。

2021年9月15日

ネットの誹謗中傷対策強化

SNS上の誹謗中傷対策強化の向けて、川上法務大臣が侮辱罪の強化をすることを明らかにしたという記事。記事にも書かれている女子プロレスラーのケースとか、最近の学校での虐め問題だってSNSが絡むケースが多いですし、こう言う成り行きは当然というか、もっと早く出てきても良かった判断じゃ無いかと思います。

リアル社会と異なりネットの場合、

  1.  時間と場所を選ばす、何時でもどこからでも対象者に対して誹謗中傷行為が可能になる
  2. 匿名性があるので、自分の行為を有る程度秘匿できる
  3. それ故に、理性的な発言・行為から逸脱しやすくなる
  4. 物理的な暴力行為では無いので、怪我とか外傷とか証拠となる物が残りづらい
  5. 基本的に「文字」での会話だから、行為による原因が(多分)特定しづらい
  6. ネット社会派特殊とか、一部の人の問題とか、矮小化されやすい
等等、ざっと思いついたことを羅列してみても結構問題点が多いと感じますよね。一番の問題は、匿名のIDとかニックネームで参加している人を特定して行く作業が、不可能では無いけれど手間も時間もお金も掛かる事でしょうね。発言の自由の問題も有るので、一律取り締まるわけにも行かないし、それはリアル社会でも有る課題だと思うんですが、さらにネットだと難しくなる点、どの様に対応するのだろうか。

TLとか見ていると、これまで散々好き勝手やって来た人達の自業自得という意見もあるけれど、これを悪用しようとすると、誹謗中傷に当たらない発言までも「誹謗中傷」として批判する事も可能になってしまうわけで、結構この手の法案というのは諸刃の剣でもあるように思います。リアル社会でも、例えば社会的地位のある人とかより声の大きい人の発言が、仮に問題があっても良いように扱われて、そうでは無い弱者の立場の人の方が責められるケースが多いように思います。ネットでも、日頃発言とか活発に活動している「インフルエンサー」の発言は見逃されるけれど、何かの切っ掛けに注目されるようなごく一部の人に対しては熾烈な追求になったりしないか、それも心配。弱者を守るべき法律が、弱者を追い詰めてしまう法律運用にならないように、そこはこれまで以上に注意が必要。

何度か書いているけれど、ネットの場合はどうしても匿名性だったり発言するに当たっての色々な敷居の低さもあって、どうしてもぱっとした思いつきとか思い込みでの発言をその場で書き込んでしまう傾向があります。それが延々と拡散されたり、批判合戦に発展したりして、無用なリソースの消耗戦になる事が多々あります。本当は、ネットの特性を上手く利用して、チェアパーソン的な人が旗振りをしてくれるのが一番なんですが、全ての論争にそんな人を付けることも無理だし、中々難しいですよね。昔だと、近隣のもめ事があると、ご近所のご意見番的な長老というかそんな人が仲裁に出て丸く収めた物だけれど、そんな風習というか付き合いも無くなってきましたし。ネット世界では、さらにそんな経験・歴史なんて生まれる余裕も無いほど新しい世界だし、あっと言う間に時間が進んでいく世界ですからねぇ。法律に関しても、ネットとリアルではその内容や対応も変えた方が良いのかもしれないなぁ。

iPhone 13シリーズ

昨晩というか今日の早朝に「iPhone13 mini/Pro/Pro Max」が発表。ざっくり言ってしまうと、「iPhone12からCPUとバッテリーとカメラ機能を少し良くした」と言うのが自分の感想。正直、ちょっと(かなり?)ガッカリな内容なんですよね。個人的に期待していた5Gのミリ波対応も無かったし。

モデルでは、iPhone13 /mini系とiPhone13 Pro/Pro Maxと前回のiPhone12同様2系統なんですが、悩みますね。個人的にはminiで十分だと思うし、サイズ感的には成人男性としては手のサイズが小さめな自分にとっては、これが一番しっくりきそう。iPhone13とmini、iPhone13 ProとPro Maxは、それぞれサイズとバッテリー駆動時間が異なるだけで、機能的には同じ。だから、無印/mini系かPro/Pro Max系かを選択するわけですが、やはりPro Maxはサイズが大きすぎる。今の所、iPhone13 無印かProでちょっと迷っていて、次点としてminiかなぁという状況。内蔵容量は、今のiPhone8が256GBモデルで、半分一寸使用して居る状態なので、今回も256GBモデルで十分だろうと。

動画撮影をする人にとっては、上位モデルで今回サポートされた機能は魅力的なんでしょうけど、写真は撮影しても動画撮影することは殆ど無い自分にとってはそんなに魅力的では無いと言うか、正直余り興味が無い。写真撮影は、今のiPhone8でもやっているので、例えばナイトモードとか便利そうだけれど、実は今使用しているAndroid Xperia 5がこの年末くらいで2年になり、買い換え(スマホおかえしプログラム)になるので、実はこちらも更新予定。これまでずっと国内メーカー(SONY)に忠誠心を示してきたんですが、今使用しているXperia 5の指紋認証が全く使えずいい加減ウンザリしたので、次回は別メーカーに浮気する予定。その候補が先日発表されたGoogleのPixel 6で、これがdocomoのOnline Shopに登場するのを心待ちにしている状態(笑)。でPixelを使って撮影したデータをGoogle Photosにアップすると、その分のデータ容量は無料になるので、それも今回Google Pixelに浮気する理由の一つ。まあ、個人で撮影するデータ量なんてたかがしれているけれど、やはりその分が無料扱いになるかどうかは大きいですし。今Google Oneの契約は200GBにしていて、まだ6GB程度しか使用していないので十分空き領域はあるんですが、今後どうなるかは分かりませんし。いずれにしても、この年末年始はスマホの乗換で忙しくなりそう(笑)。

近視眼的な見方

昨日も書いた、新型コロナウイルスのワクチン接種が、2回目接種完了人数が50%を超えたというニュース。 それに対して立憲民主党の蓮舫代表代行が「2回目接種が全国民の5割」に違和感を感じると反応。何故なら、大都市圏では64歳以下でみると2~3割程度の接種率だからとの理由から。

今に始まった話じゃ無いけれど、何でこの人とかこの政党は、こんな近視眼的な見方しかしないのだろうか。大体ワクチン接種は、先ずは医療関係者から先行して行い、次に65歳以上の高齢者から接種を始めて進めてきたわけだから、先行していて当然。逆に、それ以下の年代層はまだこれから接種という人も多いわけで、だからこそ今色々な対策を練ってせっしょを進めるようにしているわけですよね。しかも人口比で言えば、高齢者社会の日本では中高年総人口の方が多いわけだから、「国民の半分」と言っても、丁度40歳位までカバーされるわけじゃ無くもっと家の年代が中間値になるわけで、それも考えるないといけない。

「予約も取れない」とも書いているけれど、都内だと職域接種会場などでは予約枠が空いている場所も多くあるという情報もあり、このあたり政府も丁寧に網羅して伝えるべきだと思うけれど、実施者の自治体で状況は異なるだろうし、そう言う意味ではやはり自分で探す努力も必要になるでしょう。でも、今はネットの時代で一発ググればそれなりに情報は集まるし、初期の頃の高齢者が探す場合よりもまだ恵まれているんじゃ無いだろうか。いずれにしても、こう言う記事に揚げ足を取ったり、単に数字だけ見て努力が足りないと明後日の意見を言うのでは無く、政党の幹部なら「自分達ならこうして接種率を上げる、予約できるようにする」という提案をするべきなのでは。と言うか、それを与党に売り込んで実現させるのが野党の仕事なんじゃないの。

結構TL上でも指摘されていますが、以前は医療従事者への接種が遅いとか、重篤化する高齢者への接種が進まないとか、彼女や政党では与党を責めていたわけです。それが時が過ぎると、今度は若者世代を蔑ろにしていると言う。自分達が国内治験に拘り接種開始が2カ月ほど遅れたのに、何故もっと早く接種開始しなかったと後から責めるのと同じで、その時その時に都合の良いことしか言わないし、以前の発言の責任所か言ったことすら忘れているんでしょうね。正直この程度の野党のことは無視して、接種スピードはもう上限だろうから、摂取効率=空いている予約枠を効率よく埋めていくことを、担当者は専念して欲しい。それが自動的に若い世代に対してのワクチン接種を加速させることになるのだから。

2021年9月14日

UA Leg#3: HND-OKA/-HND

久しぶりのUA MP 1Kトライアル。今年必要な15,000PQPのうち、7,588PQPまで今の所獲得済みですが、残り半分弱を埋める国際線利用が現時点では不明なため、取りあえず国内線(=ANA)便で埋めることに。今の所11月位にはもしかしたらハワイとか西海岸へのフライトが可能になるかもしれないけれど、それまで待ってみて結局駄目で、その時点から7,000PQPを貯めるのも大変。まぁ、飛ぶとしてもハワイが精々だろうから、それで2,000PQP位獲得出来ると想定をして、取りあえず13,000PQP位までは積み増しておくのが、現時点でのゲームプランです。

PQP獲得には、パートナーでのフライトの場合ベースマイルにクラス分の倍率を掛けて、その5分の1(ANAの場合)がPQPに登録されるというかなり厳しい条件。ただ、例えば羽田-那覇線だと、最上位のプレミアムクラスのノーマルを購入(約12万円≓US$1,100)した場合、パートナーマイルで付けても677*2=1,354PQPが登録されます。UAで同じ路線のプレミアムクラスのチケットを購入しても、国際線チケットの国内線利用料金が適用されて、往復で1,000PQPに足りないくらい。同じ往復するなら、ですからANAで購入してマイルで付けた方が得だしPQPも多くなるという、変な矛盾。それにANAのフルフェア購入なので、購入後一年間は予約変更自由だし、SKYコインも利用できるのでさらにお得感が増しますし。そんなこんなで、取りあえずUA用に仕事を見つけて、4往復か5往復くらい入れるのが、これからの目標になります。

1) HND 09:35 - OKA 12:20 (NH995)

フライトに間に合わせるためには、浜松発で一番早い朝の7時前のひかり号を捕まえないといけないため、始発のバスで浜松駅に移動し、無事に新幹線を捕まえます。流石に新幹線はまだガラガラですが、乗換の品川駅の混雑具合は以前よりも密になっている雰囲気。その後京急に乗り換えて、8時半位に空港に到着します。空港は以前同様ガラガラの状態。で、いつもならAMC Diamond用の保安検査場を利用するのですが、今回はAMCではなくUA MPに付ける事もあるので、検査場Bに向かいます。メンバーカードを提示すれば勿論利用出来るんですが、新しくなった保安検査場だと、パソコンをいちいち鞄から出さなくてもいいので楽なことと、そっちの方が台数か多いせいかガラガラだから。

保安検査場Bを抜けると、出発ゲートは斜め前の61番ゲート。搭乗開始までまだ少し早い時間ではあったんですが、ゲート前はガラガラ。使用機材が国際線仕様のB787-9で、プレミアムクラスとして利用するビジネスクラスの座席が多いこともあり、まだ結構な数の空席が残っていました。その為か、搭乗前にプレミアムクラスが空いています、国際線のシードでゆったりと座れて、お食事も国際線クラスのワイン提供を、とか売り込みのアナウンスをしていました。

9時10分位から事前改札が始まりましたが、あっと言う間に自分のグループ4になり、9時15分頃には機内のシートに座るくらい。実は、直前にシートマップを確認したところ、自分の隣も含めて空席が数席残っていたんですが、先ほどのアナウンスで埋まるかなとちょっとドキドキ。その後、9時25分位にドアクローズとなりましたが、私の隣席は空席のままで、横を通りかかったCAさんが、私が足下に置いていたブリーフケースを見て「隣席をお使いください」と嬉しい一言。久しぶりにゆったりとフライト出来ました。

食事をして、仕事の資料などを整理しているうちにフライトは沖縄本島に近づいていきます。台風14号の影響を新倍しましたが、確かに飛んでいる高度よりも上の方も雲に覆われていて、いつもと違う雰囲気の中、時間調整なのか本当の北側で西に向けて移動したりしながらも、第2滑走路のRW18Rに着陸。そこからゲート35番に入ったのは、ほぼ定刻位のタイミングでした。着陸したときには曇り空くらいの天候で、少し前まで雨が降っていたんでしょうか、滑走路は濡れている雰囲気。で、ゲートの外に出てトイレによって出てきたら、外は日差しが差し始めていて「あぁ、台風の影響無いじゃん」とこの時は思ったんですが、1時間位したら結構強い雨が降ってきたりして、やはり色々影響を受けていると認識しました。この後所用を済ませに外に出て、軽くお昼を済ませてからまた空港に戻ってきました。

2) OKA 14:30 - HND 17:00 (NH468)

空港に戻って来たんですが、ラウンジに寄るほど余裕も無いので、そのまま保安検査場Bを通過して中に入り、トイレによってから出発ゲートの32番ゲート前に移動します。こちらも、ゲート前の椅子に座っている人は10人もいないくらいのガラガラ。何故か、14:07という中途半端な時刻から事前改札が始まりましたが、直ぐにグループ1-2-3-4と登場が進みます。私は最後のグループ6でしたが、それまでに乗り込んだ人は30人位だったかなぁ。その後機内で出発を待っていると、同じ位の人が登場してきていて、結局は100人位のフライトでしょうか。飛行機に慣れていない人が多いのか、結構ぎりぎりになってからドッと乗り込んでくる感じですね。それでも、定刻よりも5分以上前にドアクローズとなり、暫くしてプッシュバック、タキシングが始まり、RW18Lから離陸したのはほぼ定刻少し過ぎ位のタイミングでした。

離陸前のアナウンスで、復路はほぼフライト中揺れが想定されるとありましたが、私はちょっと疲れがでてきたので、食事が始まると食事も飲み物も断り、そのままシートを倒して寝てしまいました。目が覚めると、遠州灘上空を飛んでいるくらいで、羽田まで40分位のタイミング。で、なんで目が覚めたかというとアナウンスのピンポンが鳴ったからで、あと10分位でシートベルト着用の指示が出て、機体が揺れることが想定されるので、今のうちにトイレなど済ませてと言う内容でした。実際、10分位して伊豆半島おき位からガタガタ揺れ出しましたが、そんなに酷い揺れでは無かったと思います。相模湾上空からどうするかと思ったら、房総半島のど真ん中を北東方向に上がって行くと、羽田空港のA滑走路が横に来たところで左旋回してRW34Lを目指します。そのまま真っ直ぐに侵入をして着陸したのは定刻よりも20分位早いタイミング。そこから58番ゲートにタキシングをして、ゲートインしたのも定刻の10分位前の早着でした。この後、ゆっくりと京急で品川に移動して、いつものように新幹線で帰宅。台風の影響が不明で、実は前日朝くらいまでは予定変更しようかとも思っていましたが、石垣島付近は大変そうでしたが、沖縄本島はそんなでも無くて助かりました。(続く...)

パチンコ店で集団接種

最初に「パチンコ店で集団接種」と聞いた時に、「何じゃそりゃ、玉打っている間に接種するのか」と思いましたが、そうじゃ無くて休業中の店舗を利用して集団接種する物。でも、これ結構よく考えられています。 

密集した店内でのクラスター発生を最初の頃は疑われていて、だからこそ仕切りリカバーとか導入して、密にならない対策をしていたり、店内換気も十分に行っている。最近のパチンコ台は、モニターとかも付いているから、そこに「あと何分待機」とか必要な情報表示が可能だし、万一の場合には「転院呼び出しボタン」が「看護師呼び出しボタン」になるという優れもの。勿論、座席は一人一つで、かつ正面を向いてみんな並ぶから、飛沫感染の恐れも少ない。後は、看護師さんや接種する医師が、一人一人順番に店内を回れば済むだけでの話で、これも合理的な方法。記事では、近隣の病院の医師が出かけてきているそうですが、個人クリニックでも複数のクリニックが分担してサポートすれば、かなり効果的な運用が出来そう。

私は個人的にはパチンコ店というかパチンコの仕組み(三店交換方式)に否定的な立場ですが、こう言うことが出来て広まるのであれば、ちょっと見方を変えないといけないと思います。別に娯楽としてのパチンコは否定しないので、実質的な「ギャンブル行為」である三店交換方式さえ無くなれば何の問題も無いと思うけれど、そうなればなったで困る人も多く出てくるんだろうけど。でも、日頃IRとかに反対している人にしても、何故かパチンコには何も言わないんですよね。そこが問題だと思うけれど。

2回目接種も、昨日かな、50.9%に上がり、全国民の半分をカバーすることに。これ、今の対象の16歳以上だったかそれに当てはめると、60%近いカバー率になるんじゃ無いだろうか。最近は、陽性率やその他指数も大きく減少傾向を見せているけれど、やはりこのワクチン接種の効果が徐々に表れている証拠だと思う。課題は、ここから何処まで上積みできるかですよね。先行していたアメリカや英国も、50~60%位で頭打ちになっている。今の日本国内では、2回目まで接種済みの人は約6400万人で少なくとも一回接種済みは約7900万人との事。来月初めくらいには、1回目接種済みで1億人突破が見えてきそう。そうなると、来月末くらいには2回目接種済み人数も1億人くらいに到達出来そうで、そうなれば全国民に対して接種率は80%近くまで到達することになり、かなりワクチン効果が期待出来るのでは。

ただ、そうするためには秋田接種上みたいな大規模接種機会だけで無く、少しずつの接種とか特殊な時間帯環境でしか接種出来ないような人とか、ますます細かく丁寧に対応しないと、最後の分野は中々詰め切れないもの。このパチンコ店利用方法も一つのアイデアだけれど、同様の方法で、例えばQBハウスでカットして貰うとき一緒に接種するとか、買い物に出たらそこで接種して貰うとか、最後の積み重ねが一番大変なんですよね。色々な理由からワクチン接種のスタートは遅かった日本だけれど、やっぱりやるとなればその底力は天下一品ですよね。勿論そこに至るまでの、政権側の準備や努力も正当に評価されるべきだと思う。昨年安倍前総理が半分博打でワクチン契約を始めなければ絶対にこういう状況にはならなかっただろうし、その後の接種加速に関しては菅総理を始め担当大臣や関係者の努力が大きかったし、色々問題は有るけれど何とかそれを進めようとした各自治体も凄いと思うし。まあ、浮かれてはいけないけれど、来月1確認突破する日は、何か花火でも打ち上げてお祝いしても良いくらいの気持ちです。その為にも、パチンコ店やその他可能性のあるあるいはアイデアのあるお店や職種も頑張って欲しい。

セントレアから国際線

香港のプラザプレミアム・ラウンジが日本に進出という記事。 プラザプレミアム・ラウンジは、シンガポールのチャンギで覗いたことがあるかなぁ。まぁ、普通の空港内ラウンジという印象でしたが、散れよりも記事を読んでビックリしたのが、

プラザ・プレミアム・ラウンジは、保安検査場を通過後の第1ターミナル(T1)国際線出発エリアに開業を予定する。今年6月まであったスターアライアンスラウンジの跡地にオープンし、プラザ開業後は、制限エリアにあるラウンジが5カ所となる。

と言う部分で、ありゃりゃ、スタアララウンジ無くなっちゃったんだ、セントレアから。まぁ、UAが飛ばなくなって久しいし、ANAも国際線は運休状態だし、アシアナも来ていたのかな以前は。そのアシアナも大韓航空傘下になったからスタアラじゃ無いし。残る派ルフトハンザ位だろうか、セントレアを使用するスタアラは。

自分が国際線でセントレアを利用したのは、この2013年のSFO行きが最後。まだUAがNGO-SFOを飛ばしていた時期だから、随分昔の話だよなぁ。 セントレアも、直線距離的には自宅から近いのだけれど、実際の経路は、一度名古屋に出て、そこから知多半島沿いに戻ってくる「逆V時経路」なので、結構時間が掛かるんですよね。成田との比較だと、まぁまだメリットがあるんだけれど、羽田との比較となると乾杯。空港までの移動時間だって、羽田空港ならセントレアとそんなに遜色ないくらいの時間ですし。開港当初はUAが就航したこともあって結構期待感も大きかったんですが、その後利用する機会も減り、今はコロナ禍でますます縁遠くなってしまったなぁ。羽田は兎も角、成田もそれに近い感じですから、セントレアとか関空などは言うまでも無い。

残る国際線用のラウンジは、JALのサクララウンジ、KALのKALラウンジ、あとは空港のセントレアグローバルラウンジの三箇所で、ここに今回のラウンジが加わるんですね。ますますスタアラの影が薄くなりそう。コロナ禍が終息して、国際線需用が復活しても、多分ANAが中国線や東南アジア路線を復活させるくらいで、UA何か戻ってこないだろうし、何となく勿体ない気がします。これも時代の流れなんでしょうね。

povo2.0

docomoの"ahamo"、auの"povo"、Softbankは... Y!mobile? 何だっけ? 兎に角、携帯各社が提供をしている格安料金のうち、auのpovoが基本料金を無くして、使用データ量と有効期限を組み合わせた「トッピング」形式に。これ、昔海外旅行時によく利用した「プリペイド方式」と言っても良いんじゃ無いの? 


で、そのトッピングメニューなんですが、こんな感じで有効期限が長くなると月平均の料金もお得になる計算なので、有る程度使う人は150GB/180日間/12,980円を年二回契約とかになるんだろうか。データ当たり(1GB)の単価を比べてみても、

  • 1GB/7日間/390円: 390円/GB、0.143GB/日、55円/日
  • 3GB/30日間/990円: 330円/GB、0.1GB/日、33円/日
  • 20GB/30日間/2,700円: 135円/GB、0.667GB/日、90円/日
  • 60GB/90日間/6,490円: 108円/GB、0.667GB/日、72円/日
  • 150GB/180日間/12,980円: 87円/GB、0.833GB/日、72円/日
  • 無制限/24時間/330円: 330円~1円/GB、xxGB/日、330円/日
    ※データ量無制限だけれど最低価格1円と想定
という感じ。ここから自分なりに利用状況等健闘してみると、

  1. 一日当たりの利用料金で一番お得なのは3GB/30日/990円。自分的には月1GBも有れば足りるので、1GB/30日/490円位のプランだと飛びつくかも
  2. データ当たりの単価的には、最大プランの150GB/180日/12,980円が一番お得。ただし一日当たりの単価では60GB/90日/6,490円と同じなので、この当たりは一寸悩むかも。半年刻みだと一寸長すぎる気もするけれど、3カ月毎の更新も面倒と言えば面倒だし
  3. データ使い放題プランが一番割高なのは仕方ないとしても、イベントごととかで使うのは良いのかも。ただし、先に別のプランを契約していて、好む制限を契約したらどうなるんだろうか。以前のプランがそこで解除されてしまうとなると、ちょっと無駄が大きい気がする。
  4. 結果的に、これまでのプラント同様の20GB/30日/2,700円のプランが、まぁ一番バランスが取れているのかなと言う感じ。で、売れ筋は60GB/90日/6,490円かな。
記事には書かれていなかったのですが、今朝のニュースで伝えるところでは、例えば〇〇のお店でau Payで支払をすると「〇〇MBを××日有効で追加」みたいなオプションもあるらしい。ローソンなんかでの買い物でも追加されるみたいなので、となると追加のデータ量のためにau Payにシフトする人も増えそうな予感。

さらに、楽天モバイルと組み合わせて、月額550円で1GB+5分掛け放題という裏技みたいな事も出来るようですが、そんなこと公開して大丈夫なんだろうか。docomoも対抗して、新しい「ahamo 2.0」みたいなプランを出してくれないだろうか。今の所、この秋に次のiPhoneが発表されたら、今のiPhone8から乗り換える予定で、その時にはキャリアーをUQ MobileからdocomoにMVNOで移行する予定なので。TV-CMの拠出量を見ても、au系のCMって対docomoは勿論、対Softbankと比較しても遜色ないくらいよく見るんですが、それが当たるか。今au系のUQ Mobileなので、ahamoが替わらないようなら、UQ Mobileからpovoに乗り換えるという手もありそう。いずれにしても、iPhoneはメインのAndoroidスマホのサブ機という位置付けなので、docomoで統一できると家族割引の対象になるから嬉しい反面、それ以上のメリットがあるならそんなにキャリアーに拘りも無いし。今年の秋は、スマホの熱い戦いの秋になるのだろうか。

三つの問題点

 PRESIDENT Onlineサイトに掲載された、『「自民党は苦手だけど"民主党政権"は絶対イヤ」野党の支持率が一向に上がらない3つの原因』という記事。筆者の赤石晋一郎氏という方は、この記事で初めて知った方ですが、他の記事も中々おもしろい。で、今回の記事なんですが、自分が日頃感じていることをほぼそのまま書き写したような内容で、まさに「そうそう」と頷ける内容。

三つの問題として、足りない立候補候補者旧民主党との違いが見えないブーメラン批判、を上げているんですが、三番目のブーメラン批判も旧民主党時代の体質そのままという事を思えば、結局は鳴り物入りで登場してその時には支持されたものの、結局開始早々にボロが出て、3年3ヶ月で退陣するしかなかった「民主党」の汚名返上が未だに出来ていないことが一番の問題点だと私は思う。「責任を取れ」とは言いたいけれど、結局政治の責任は政治で取り戻して貰うしかないわけで、その為には何を先ずするべきなのかと言う所が、正直旧民主党系列の人達は理解していないと思う。と言うか、理解しているごく少数の人は外に出て、例えば細野豪志氏のように別の路を既に歩んでいるから、結局は今の立憲民主党ってフィルターで漉されて残った滓、といったら言い過ぎだろうか。

それまでの経験の積み重ねの違いもあるとは言え、旧民主党に政権を奪われて下野した自民党は、その間それなりに自分達の反省もしたし行動も改めたから、再び政権を取り戻したときにも高い支持率で迎えられて、且つ戦後最長の長期政権が成立したんだと思います。勿論、その自公政権にしても安倍政権、菅政権にしても、100点満点で言えば及第点ではあるけれど、70点とか80点とか、ましてや90点100点満点なんていう成績ではない。でも、あの民主党政権と比べたらはるかにましという思いだけはまだ残っているから、政権支持率は下がっても政党支持率はそれほど下がらないし、対抗する立憲民主党の支持率は低迷したまま。記事の中では、彼らの主張が国民ではなくどんどんコアの支持者層にのみ向けられるので、ますます遡及する幅が狭まっていると書かれているけれど、実際はもっと酷い状態じゃないだろうか。

私は、日本では二大政党制は根付かないと思うけれど、かといって自民党あるいは自公連立のような固定した政党政治も無理があると思っています。有る程度の勢力を持った複数政党が、時には自公のようにほぼ一党で賄い、またある時には複数の連立政権でバランスを取りながら政権運営し、そう言う緩やかな流れが続いて行く方が日本にはあっていると思っています。その中で、旧民主党政権みたいな新しい中心政党が望まれるなら、またそういうチャンスもあるでしょう。でも、今の立憲民主党にはその力も機会も無いことは最後のページで触れられているとおりだと思う。一番の問題点は、兎に角相手の否定、マイナスの部分を兎に角こき下ろしているから、相手を引きずり下ろせば世の中は自動的に自分達を選ぶだろうという考えなんだろうなぁ。でも、選択するときには、どちらかと言えば「より自分達に利益を与えてくれるのはどちら」という考えもあるわけで、その場合はどちらがどれだけプラスの積み重ねをしているのかが判断材料になるはず。それをしないうちは、立憲民主党が復活することは無いでしょうね。まぁ、仮に彼らがこの記事を読んでも、何も感じないだろうなぁ。真っ当な政治の前に、真っ当な野党が欲しい。

2021年9月13日

タイミング

自民党の総裁選は、岸田、高市、河野の三氏での選挙がほぼ見えてきた状態。15日には、石破派の会合があって、そこで出馬するかどうか決めるらしいけれど、仮に出馬するにしても余りに遅すぎる判断で、得票には結びつかないんじゃないだろうか。誰の責任というわけじゃないけれど、明らかに態度表明するタイミングを失して、最悪の状態になりつつ有るんじゃ無いだろうか。

仮に出馬するとしたら、公示日の二日前で、すでに他の候補者はメディア露出もしているし、それなりに政策発表などしていて存在感の違いは明らか。石破氏自身も幾つかの番組にはゲスト出演しているけれど、そこで立候補の話題が振られても、いつものように曖昧模糊とした言い方しかしていないから、説得力が無い。これまでの総裁選では、多くの場合いの一番に立候補を表明して、全国各地を回ったりして知名度をアップさせてきたけれど、それがもうできない状態では立候補は厳しいのでは。

最大の理由は、自分で推薦人20人を集められない、集まって居ないという所でしょうね。それなりに支持してくれている人が常に身近にいれば、正式表明に至らなくても前向きに立場を表していくことは可能だし、それによって露出度もこれまで以上に増えるだろうから今よりはもっと有利に事は進んだはず。所が、前回の敗戦から派閥議員も減り、自分も何かもう諦めたみたいな雰囲気が直後にはあったんですよね。多分彼としては、今回は菅総理が続投するだろうから、その次の総裁選挙に向けてじっくり準備するつもりだったのが、突然の勇退発表で全く準備出来ていなかったんじゃないだろうか。

ただ、それは他の候補も似たり寄ったりのはずで、それでも立ち上げていくだけの本人のやる気と周りの支援が有るかないかの違いが、今の状況に出ている気がする。そう言う意味では、今回の総裁選は石破氏に取っては最悪のタイミングだったように思いますね。個人的には、余りこの人は評価していないので、無理に出てくれなくても良いし、仮に彼が出馬して4氏の戦いになったとしたら、多分最下位じゃないだろうか。そうなると、石破の政治生命も終わりだろうし、そう言う意味では今回は様子見が正しい判断の気がします。ただ、そうなると、この人、それでもお座敷が掛かるメディアで「言語明瞭意味不明」なコメントを乱発して党内を混乱させるだろうから、それはそれで問題の気もするし。それに、この人の場合は、党内にいるよりは、以前のように外に出て一発勝負する方が、まだ当たる確率は高いんじゃないだろうか。それこそ、立憲民主党に移って枝野代表と争えば、立憲民主党の代表なり投手になれる確率の方が高い気がする。まぁ、それで立憲民主党が少しはまともになるかと言われると、うーんだけれど。でも、自民党は少しは良くなる気がする。

無くても良かった物

ITmediaの記事から、 コロナ禍でリモートワーク全盛となり、それまで会社に有った物でも無くても構わない物が分かったという記事

うちの会社は、もともと電話会議が多かったし、自分の仕事相手も海外(主にアメリカ)が殆どだったので、以前から対話での会議は少なかったけれど、それでも今回のリモートワークでさらに減ったことは事実。でも、多くの会社ではそれまで当たり前のように開催為ていた、毎週の定時会議とか部門会議とか、そう言うものが淘汰されるとかテレビ会議に移行することで、かなり無駄な時間が節約できることに気がついてしまったんじゃないだろうか。

「社内イベント」に関しては、色々種類があると思うのですが、一般的には歓送迎会とか年末のパーティとかレクリエーション系を想定しているのだろうか。うちの会社では、技術発表会とか論文発表会、さらには色々な技術紹介みたいな機械が結構有って、多いときには月に数回は開催されていましたが、コロナ禍になってからはそれらもリモート開催に変更。有る程度はそれでも問題無いのですが、やはり物理的な商品になるので、実際に触れてみて使ってみないと中々分からない事も多くて、この「社内イベント」に関してはちょっと微妙な所も。

デスクワークに関しても、職種や作業内容でそれこそ100%の出社が必要なケースから、殆ど出社しなくても問題無いソフト系の仕事までいろいろあって、取りあえずはコロナ禍前と比較して出社率を半減させて、オフィスもフリーアドレス化することが決まっています。その為に、まだ非常事態宣言も解除されないけれど、コロナ禍後のワークスタイルに関して、検討委員会みたいな物が少し前から始まっていて、リモートワークのやり方とかオフィスレイアウトの変更やフリーアドレス化などでのワークスタイルの変更とか、良いところは取り込んで、またこの機会に改革できる部分は進めましょうみたいな雰囲気が出来ているのは良い傾向だと思う。

自分は家庭の事情もあるので、基本リモートワーク前提で、それが出来なくなったら仕事を辞めるときだと思っていますが、今の所その状態がおおきく変わることは無さそうで、まぁ自分自身も助かっているし、会社にも感謝しているところ。今の状態がどれだけ続き、その後どの様な社会になるかはまだ不透明だけれど、「あの時は大変で苦労したけれど、結局色々良くなったよなぁ」と後から言える社会や会社組織にしていきたいもの。折角みんな苦労してきたんですからね。そう言う見返りというか、成果物くらいはちゃんと作らないと、苦労しただけの損になるわけですから。その為には、いろいろと働き方とかビジネスの進め方とか、自分だけでなく組織体自身も頭を切り替えて行く必要が有り、それはそのままその会社や組織のサバイバルレースにも繋がる話だと思う。


2021年9月12日

言うだけなら易し

まあ、AERA dot.の記事だし、インタビュー受けているのが共産党の志位和夫委員長だし、内容は推して知るべしなんだけれど、 短い記事なのに酷い内容。ある意味、共産党にとって自民党は「敵」でもあるわけだから、厳しい事も言うだろうし、決して相手を看取る目事は無いのだろうけど、デモ日本の中の政党の一つであれば、最終的な目標は「国民の豊かな生活と平和」というように共通しているだろうから、全てが全て反対と言う事も無いはずと思うのですが。この人達の日頃の言い分を見聞きしていると、存在意義すら否定している気がする。

最初にビックリしたのは、志位さんって67歳なんですね。彼は確か今年で委員長になって20年目なので、不破哲三氏か引き継いだのが、47歳の時なの?! それはそれでビックリするなぁ。で、20年もずっと政党のトップが変わらない(でも、最初の頃は不破氏が後ろ盾だったのだろうけど、えっ? 今も?)というのは、それも拙い状況だと思うけどなあ。それだけ新陳代謝していないわけだし、後を継ぐ人もいないというわけですよね。

で、記事の中で9月末の総裁任期を持って退任すること「政権投げ出し」と彼らは批判しているけれど、その直前まで「菅内閣退陣」って言ってたじゃ無い。それが年期満了で退任するとなったら「止めるな」というのは最大の矛盾じゃ無いだろうか。「政権継続能力を失い、能力不足を露呈した」とか言うならまだしも、任期を残して突然辞任したわけじゃ無い訳だし。さらに、総裁選について問われれば、「政権交代」、評価を問われれば「マイナス100点」と、本当自分ラブというか、あぁこの人達は自分達中心でしか考えられない人達なんだなと実感するし、そう言う人達が権力の中枢に入れば、今の中国みたいな「強制的な上意下達」の世の中になるんだろうなぁとしか思えない。

で、記事の最後では次の選挙に関して「共産党にとってはチャンスです」と質問する方も問題だけれど(どの政党にとってもチャンスはあるわけでしょ?)、それに対して「最大の争点はコロナです」と言っちゃう志位さんも、あぁ政局しか見ていないんだなと再認識。油断も安心もまだ出来ないけれど、現状感染状況はどんどん下降して言っていて、ワクチン接種も今月中には目標の国民8割2回接種に届きそうな勢い。そう言う意味で、選挙が始まる頃には今彼が上げているコロナ対策や状況は、与党の努力で達成されているかもしれないタイミングなんですよね。さらに11月頃からは、行動制限の緩和という事も今言われていて、正直なところかなり印象は変わってきていると思う。それに、自民党総裁選では、岸田さんはある意味「古い顔」だけれど、それでも安倍-菅とは違った顔が登場するわけで、さらに高市さん、河野さんも「新顔」。でも、選挙の時にそれら新しい顔に対して反論を呈するのは、立憲・枝野、共産・志位、社民・福島、という古くさい顔ばかり。以前からのコアの支持者層は「それで良し」と支持するだろうけど、そうで無い支持者層はどんどん離れていくだろうなあ。これまでの支持者層が、どんどん浮動票に移っていく気がする。そんな中でも、組織票である共産党票はそれなりに盤石なんだろうけど、立憲などとの統一候補とか野党共闘の不協和音(共産党の票だけ取られる)が、そろそろ噴出する時期じゃ無いだろうか。一年帯で日本の首相が交代するのは勘弁して欲しいけれど、10年20年たっても替わらないのも、大きな問題だと思う。

911とコロナ禍

昨日「9月11日」は、アメリカのワールドトレードセンターや国防相に、アルカイダにハイジャックされた旅客機が突入した「911」の日。あれから、20年目の節目の年になったけれど、それを切掛に始まったアメリカとテロとの戦いで、アメリカがアフガニスタンから撤退して、タリバンが再び主導権を取ることになるとは、歴史の大きな皮肉を感じます。

以前も書きましたが、当時横浜の長津田に住んでいて、あの日も残業をして夜遅めに帰宅した時。 当時はケーブルテレビを契約していて、CNNを始め国際報道のチャンネルも視聴可能だったんですが、確かに地上波を付けたところで、緊急速報のフロップで「アメリカN.Y.で旅客機が墜落」みたいな内容だったように思います。そこで、直ぐにチャンネルをCNNに切り替えたら、最初のハイジャック機がワールドトレードセンターに突入して黒煙が上がっている場面が映されていたんですが、直ぐに2機目が突入する場面をライブで映し出して「えっ? えっ? えっ?」と混乱したことを記憶しています。当時はまだ在宅勤務とか始める前で、今調べてみたら「2001年9月11日」は火曜日なので、翌日も朝から仕事で出社する必要が有りますが、確かその日はずっと深夜過ぎまでCNNを付けっぱなしにしていた記憶があります。その後、ペンタゴンに突入したとか、ワールドトレードセンターには3機突入していたんですね(2機だと思っていた)。

直後から、航空便の運航が一斉に停止されて、飛行機社会であるアメリカは大混乱になったと記憶しています。運航再開されてからも、厳重なセキュリティ対策がされて、以前は国際線でも出発の1時間位前に空港に到着すれば間に合っていた物が、事件後は4時間とか5時間とか、それでもセキュリティ検査が終わらないこともありましたよねぇ。兎に角最初の頃は状況が分からなかったから、「少しでも疑わしければ排除」みたいな感じで撮り圧割れていましたから。当時は比較的アメリカに出張で行く機会があった時期で、実はあの事件の暫く後に行く予定もあったんですが、流石に時期的に渡航は困難という判断でキャンセル。再び仕事でアメリカに渡ったのは、事件から3年後位だったなかなぁ。その当時は、セキュリティチェックのシステムも導入されて定着していたから、以前のように延々と待たされる事は比較的亡くなったけれど、それでも大変でした。プライベートで行くようになったのが、2006年とか2007年位からだろうか。そのくらいから、例えばUA MPの状況会員向けレーンが出来たり、登場クラスでビジネス・ファースト用のレーンが出来たりと、航空会社側の対策も出てきた時期のように思います。現在はかなり手続きも緩和されてきたけれど、それでも911以前と比べると雲泥の差。あの頃が良かったとは言わないけれど(セキュリティがガバガバだったから)、まぁ今くらいが丁度良いのかもしれません。でも、今後タリバンの動向によってはまた厳しくなるのだろうか。

新型コロナウイルスで世の中がおおきく変わらざるを得なくなり、世界的に生活様式が変わったのが昨年から今年に掛けて。その影響は、徐々に減っては行くだろうけど、例えば店内の換気に関して新しい条例が生まれたりとか、手洗いとかの習慣はそのまま残ったりするかもしれない。それって、911以後の社会が変わった(変わらざるを得なかった)事と同じですよね。ちょっと皮肉だなと思うのは、911以降空港では利用客をビデオでモニターしたり、顔認証が一つの対策になったけれど、それがコロナ禍でマスクをするようになり効果が半減してしまう事態になったりと、誰かが悪戯しているのかと思うくらい、世の中は思い通りに行かないもの。今は国際間移動や国内移動再開のために、ワクチンパスポートを世界的に標準化して利用しようという動きもありますが、今のパスポートに含まれている生体情報にそんな情報も追加されるような時代が来るのだろうか。その頃には自分は、もう年齢的に飛行機なんて利用出来ないくらいになっているかもしれないけれど(笑)。「あの頃は良かった」とお茶を啜りながら昔を懐かしむ時代になっているのか。でも、911からアメリカが復活したように(でも別の問題も新たに生まれているけれど)、コロナ禍も徐々に沈静化しつつあるように、問題はいつも生まれてくるけれど、それを解決してより強くなるのが人の社会だと思います。

2021年9月11日

「レジゴー」使われている?!

イオンスーパーに導入された、「レジゴー」ですが、どうも自分にとっては相性が悪く、他に手段が無いので仕方なく利用している状態。昨日もちょっと買い物のためにイオンスーパーに行ったんですが、この時も何故か自分のスマホに入れているレジゴーアプリで店舗検索が出来ずに利用出来ない状態。店舗の中で起動しているのに、です。しかも、念のために事前に店内に飛んでいるAEON Wi-Fiに接続して試したのに。

勿論、レジゴーが利用出来なくても普通に買い物をして有人レジで精算すれば買い物することに問題無いのですが、そんなに並んで精算するほど品数購入するわけじゃ無いし、その不便さ解消のためのシステムのはずなのに、それを利用出来ないのはある意味機会損失じゃないかと。

そんな不便というか、未だ発展途上感を感じているレジゴーですが、昨日見たときには入口近くに設置されている専用端末のホルダーがほぼ空いている状態で、9割位使用中の状態になっていたのを見てビックリ。それだけ利用されているんだぁと感心してしまいました。店内に入って自分のアプリが使えないので、またその場所に戻ってきたら、空いていたスロットが殆ど埋まっていたので、単に回収した端末を戻すタイミングの問題だっただけなのかもしれないけれど。でも確かに周りを見ると、カートに端末をセットして店内を歩いている人が以前よりも増えている感じはします。まぁ、イオンとしても鳴り物入りで導入した物だから、店内での啓蒙活動とか利用サポートみたいな形で普及させているんだろうけど、其れ以前にアプリ(私の場合は、今の所Androidアプリ)の動作を何とかして欲しい。

以前も書いたんですが、何を根拠にして店舗特定をしているんだろうか。一番有りそうなのは、位置情報を取得して、店舗住所と比較して判断することなんだろうけど、それだとちょっと範囲がアバウトかな。店内のWi-Fi APを利用する方法もあると思うけれど、必ずしも全員がWi-Fiアクセスしているとは限らないだろうし。いずれにしても、自動で利用店舗が特定出来ない場合のための対策をして欲しい。例えば、店内のあちこちにその店舗のID(QRコード)を表示させて、それをアプリでスキャンしたら利用店舗として登録されるとか。あるいは、自分がよく利用する店舗を予め複数登録して、その場で選択して利用開始出来るとか。それで、間違った店舗を登録して精算した場合には、精算端末のQRコードに店舗情報も含めておいて、その時点で保留にして係員を呼び出して確認すればいいわけですから。係員は、精算データの中の店舗情報を上書きするコードをスキャンさせて、それでレジゴー端末で精算すれば、データとしても問題無いし、利用者もやり直さなくても良いし。自宅近くの一番大きなスーパーだから利用しているけれど、こんな不満が続くようなら別のお店に変えようかと真剣に考え中です。(続く...)

ノンアルコール飲料

ITmediaの記事から、ノンアルコール飲料の売れ筋ランキングについて。実は、先日馴染みのお店に食事(夕食)に行ったとき、非常事態宣言中なのでいつもお願いしている日本酒等アルコールは出せないという事は知っていたんですが、烏龍茶とかでもなぁと悩んでいたら「ノンアルコール飲料を色々揃えていますよ」と言われました。「とは言っても、ノンアルビールってそんなに好きじゃ無いし」と言うと、「ノンアルビールもありますが、例えばノンアルコールハイボールとか、ノンアルコール梅酒とか、ノンアルコールスパークリングとか...」と言われてビックリしました。

私は、ノンアルビールは殆ど全くと言って良いほど飲まなくて、その最大の理由はノンアルビール出始めの頃に試して、その味の酷さに辟易したから。少し前に、たまたま最近の製品を飲む機会があり、最初の頃に比べてかなり良くなっていることは理解したんですが、それでも本物のビールと比べて何か物足りない。何て言うか「パンチが無い」というのと、味が妙に薄い(濃い薄いの「薄い」ではなく、厚みというか深みというか)気がして、やはり物足りなさが残ります。だから、勝手にそんなに人気があるとは思っておらす、そんなに売れているとも思っていませんでした。そんなこともあるから、「ノンアルコール飲料=ノンアルコールビール」と思っていたので、それ以外の「ノンアルコール飲料」がそんなに色々あることにビックリした次第です。 

そんな中で、「ノンアルコールハイボール」を恐い物見たさで試してみました(笑)。私は、ウイスキーは大好きなんですが、人気のあるアイリッシュ系とか日本系のウイスキーは、あの匂いが苦手で飲めず、99%アメリカのバーボン系で残り1%がカナディアンウイスキー。そのノンアルコールハイボールの味は、苦手な日本系(=アイリッシュ系)ッぽい感じですが、匂いはそんなに強くは無い。気になったのは、甘味が強いこと。日本系(アイリッシュ系)は飲まないと言いましたが、付き合いで食事に行ったりした時には、どうしても国産ウイスキーが出てくる場合が殆どなので、水割りにして貰ってちびちび舐めるんですが、それと比較しても加糖しているんじゃ無いかと感じるくらい「甘い」。また、アルコール感というかドライ感を出すためか、炭酸も少し強めな感じなんですよね。実は私、炭酸が余り得意じゃ無くて、だからソフトドリンクでもコーラとか炭酸系はもう20年以上も飲んでいないし、口開けのシャンパンも、フルートグラス半分もあれば十分。余ればオレンジジュースで割ってミモザにして飲むくらい炭酸は得意じゃ無い。だから、ノンアルコールハイボールの味よりは炭酸の方が気になってしまう。

じゃぁ、全然駄目なのかというとそんなことは無くて、正直以前経験したノンアルコールビールの出来よりは、ハイボールっぽさは感じる気がします。ただ、本来のハイボールの代用になるかと言われると「う~~ん」と微妙。個人的に気になるのは、たまたまこの時の製品がそうだからかもしれませんが、妙に甘いこと。どう言う味付けをしているのか分かりませんが、糖分を半分とか2/3位に減らして、代わりに何か刺激をピリッと感じるスパイス的な物を入れてみた方が良い気がしました。アイリッシュ系ウイスキーは、ピート風の香り付けをしたらもう少し「っぽく」感じるんじゃ無いだろうか。同じように、私の好きなバーボン系なら、少しスモーキーな香り付けをしたら、やはりそれっぽくより感じる気がします。実は、バーポンの方がスコッチウイスキーよりも甘味があるんですが、それと比較しても「甘すぎる」味付けでした。まぁ、予想よりは悪くなかったけれど、やはり今だから我慢できるけれど、好んで飲むかと言われると、個人的には単なる甘い炭酸飲料にしか感じませんでした。ただ、業界としても様々な努力をしている事は、凄く強く感じましたが。でも、申し訳ないけれど、「ノンアルコール飲料」って自分には合わないなと再認識した夜でした。

政策の内容

自民党の総裁選挙には、今の所岸田氏、高市氏、河野氏が立候補を表明。残り可能性のありそうな候補者は、野田氏と石破氏だけれど、一寸不透明。公示日は来週金曜日の17日で、投開票日は29日なのを考えると、この週末当たりに表明しないともう立候補ぎりぎりじゃ無いだろうか。 

選挙では、党員票と議員票がそれぞれ同等に扱われるのだけれど、党員票に強そうな人(=知名度)と、議員票に強そうな人(=組みやすい人、政策的に合いそうな人)と別れそう。さらに今回の場合の議員票は、その後直ぐに小議員選挙が控えているから、若手から中堅議員くらいまでは「票が取れそうな候補」に集まりそうで、多分過去の同様の選挙時よりも票読みが難しそう。

私は党員でも無いので投票には無関係なんですが、仮に投票するとなると中々微妙なことに。政策を聞いていると、以前言っていた立場とは異なる印象を受ける発言になっていたりするから、「あれ?」と感じる事もあります。その人を全否定する訳ではないけれど、例えば10の政策を上げたとすると、一つ、二つ位ならまだしも、三つとか四つ位自分の欲している物と異なる政策提言となると、別の後方にと言う気持ちも沸いてきます。でも、それぞれがモザイクのように、政策提言の内容が異なるので、「誰」と決めるのは難しい。まさに「帯に短したすきに長し」的ジレンマを感じてしまいます。

まぁ、実際に今回掲げた政策提言が総裁になったら必ず実現出来るかどうかはまた別の問題なわけで、その時の状況とか柵で変わることも多い。特に政権運営の場合は「継続性」がやっぱり重要視されると思うから、以前の政権が決定した物を変更するとなると、その決定したときの何倍ものエネルギーが必要になるわけで、なかなか覆すことは難しい。だから政策提言を無視しても良いわけじゃ無いけれど、そう言う積み重ねがその政党に対しての信頼感になるわけで、それを一代で失ったのが旧民主党政権だったわけですからね。まぁ、そうやって良くも悪くも新陳代謝していくことは悪い事じゃ無い。それを考えると、20年間ずっと党の代表が替わらない共産党とか、政党名はコロコロ変わりながらもメンバーは固定されている立憲民主党とかは、かなり手垢の付いた政党という事になりそう。所属議員の数の違いもあるかもしれないけれど、総裁選の旅にそれなりの人数なりそれなりの人が立候補する余裕のある政党の方が、まだ多少はましかなと思います。

2021年9月10日

非常事態宣言延長

21都道府県に出されていた非常事態宣言が、宮城県と岡山県を除いた19都道府県で今月末でま延長されることに。 残念ながら非常事態宣言下の静岡県も解除あるいは蔓延防止当時裕典措置への移行はならず、引き続き今月末まで今の状態が続くことになってしまい、個人的には一寸ガッカリ。

多分そうなるだろうなぁとは思いつつ、淡い期待はあったので残念なんですが、昨日時点での新型コロナウイルス感染状況を見てみると、かなり状況が改善してきていることは明らか。いつも参照している東洋経済のサイトですが明らかに減少傾向に変わっています。陽性者数は8月20日頃の25,000人越えがピークですが、昨日の時点ではその半分にまで落ちています。数日前には1,000人を切ったので、来週以降はさらに減少しそう。入院治療を要する人数も大きく減少していて、ここの所の増減値はマイナスに変わって一週間以上経過しています。医療機関への負担も、もう少しで余裕が出てきそうな印象です。個人的にビックリしたのは、実効再生産数がいつの間にか0.75にまで下がっていて、一応この数値の目安は0.6まで下がれば再拡大が無くなるという想定だったとおもうので、あと少しですよね。

地域毎の傾向を見ても、大体何処の地域も同様の傾向を示していて、ピーク時には5,000人を超えて6,000人近い日も有ったけれど、ここ数日は2,000人を超えていて来週中には1,000人切りの日が定常的になるかもしれない。実効再生産数も0.7まで落ちてきているので、こちらもこのまま下がってくれれば、やはり今月中くらいまでにはかなり落ち着いた状態になりそう。それ以外の道府県の様子を見ても、どこも落ち着いた状況に戻りつつある感じで、自分でざっと47都道府県の実効再生産数を見た限りでは、1.0を超えているところは一つも無かったので、あと少しで全国的には落ち着きが戻りそう。その後、重傷者や入院患者の手当が進めば、こちらも1~2週間遅れ位で落ち着いてくるんじゃ無いだろうか。静岡県も、数週間前には600人を超えるなど、かなり県内全員で厳しい状況になっていましたが、機能の陽性者数は173人で、浜松市は久しぶりに9人と一桁台に。まだ病床使用率は50%を超えている状態だけれど、こちらも1次よりはかなり落ち着いて来ていて、やはり月末くらいまでが目標になるのかなぁ。ただ、それだとまだ4週間も先になるので、例えば来週くらいの状況によっては非常事態宣言からまん延防止等重点措置へ移行して、その解除も月末前位にならないだろうか。「ならないだろうか」と他力本願ではなく「そうなるようにしよう」と自ら基本的な感染対策を今一度しっかり実行して獲得しないと。

ワクチン接種の状況を見てみると、1回以上接種者が7700万人を超えて接種率は60%越をしており、2回接種完了者数も6200万人を超えて、これはほぼ半分の49.4%。接種対象者数は確か1億2000万人余りだったので、今月末までには、1回以上接種で1億人、2回接種完了者数で7500万人位には届くだろうから、そうなると集団免疫効果が期待出来ると言われていた人口の60%にかなり近くなってきます。最近のデルタ株の影響で、それではまだ感染終息には足りないという話も聞きますが、さらに接種が進んで10月末くらいまでのスパンを考えたら、2回目接種が1億人近くまで届くだろうから、流石にそこまで行けばかなり効果が期待出来るのでは。それを考えると、政府が発表した11月位から行動規制緩和をという目標設定は、あながち間違いじゃないと思いますね。個人的希望としては、もう少し前倒しして欲しいけれど。多分、今月末までの感染状況と接種状況を見て、来月くらいから段階的に規制緩和が始まるんじゃ無いだろうか。それを期待しつつ、個人で出来る事事はちゃんとキープしないと。

信頼出来るのはHIKAKIN

7人の15歳の子供達にインタビューした記事。中々興味深い内容なんですが、特に最後のページを読むと中々考えさせられます。前のページ(3ページ目)で、「信頼出来ない大人」の話をした上で、じゃぁ誰なら信頼出来るかという内容で登場したのが、YouTuberのHIKAKIN。著名YouTuberなら他にも沢山いるのだけれど、やはり彼だけは別格みたい。それは、日頃の筋の通った言動だったり行動が評価されていると言う点が重要ですよね。

最近では、YouTubeの再生数稼ぎのために、かなり恣意的な映像作りをする有名YouTuberが増えてきていて、全く理解出来ないような「迷惑系YouTuber」とか「お騒がせ系YouTuber」とか言うカテゴリーなんかも出来ているみたいなんですが、それって犯罪一歩手前な訳ですし。私も、いろいろYouTubeのコンテンツを見ていていつの間にか「お気に入り」登録チャンネルも結構な数になってきているけれど、やっぱり最初興味を引かれても、幾つかコンテンツを見ているうちに何か恣意的なものを感じてしまうと、登録解除してしまうことも段々と増えてきています。一番ガッカリするのは、最初の頃は凄く面白くて内容的にも自分の興味に合っていて、跡形六朝とか映像の作り方とか、結構自分好みの気に入っていたチャンネルがあったんですが、段々と有名になってくると企業からのプロモーション番組が増えてくるんですよね。それはそれで、一つのビジネススキームだと悪いとは思わない。ただ、プロモーションだからか、妙に持ち上げたりわざとらしかったり、場合によっては何か台本に沿って絵作りをしているのかなと感じるような、言い方は悪いけれどテレビショッピング番組的な印象を受けることが結構多くなります。

YouTubeの中には、自ら商品を購入して個人的にレビューする内容を出している人も多くて、そう言う番組にもプロモーションで商品紹介をしたりするんですが、その場合でもちゃんと善し悪しを言う場合と、何となく商品に流されている印象受ける場合があります。その中でも、個人的に気に入っているものでちゃんとその商品のプロモーションであることを断った上で、是々非々でコメントしているチャンネルはやっぱりそれ以外の内容のコンテンツも以前同様面白いし魅力的なんだけれど、そうじゃ無い場合には段々とそう言う「わざとらしさ」に触れる傾向が大きいような気がします。YouTuberとは言っても、本当に一人で全部やっている人もいれば、芸能人並に事務所に所属して、マネージメント等も委託している人もいるので、そう言う組織の柵みも有るのかもしれないけれど、折角テレビから独立したメディアとしてYouTubeという分野が確立してきたのに、そこから再び「テレビ化」に進む(戻る?)というのは何か皮肉な気がします。

さらに、その最後のページの後半で、医療従事者の人達の声が重要だとか、最近インスタを初めてまでも若者に声を届けようとしている尾身先生をちゃんと評価していたりと、自分が同年代の頃よりも様々なインフラやメディアが存在して社会情報に触れる機会が多いからか、よっぽどちゃんとした認識と知識を持っている気がしますね。今回のインタビュー対象者は15歳の中学生との事ですが、彼らはあと3年すれば18歳となり選挙権を持つわけです。今年予定されている衆議院選挙や来年の参議院選挙には間に合わないけれど、その先の選挙には彼らの一票が入る可能性は大きい。その時に、今の様子を経験していた彼ら世代が、どう言う選択をするのか凄く興味が有ります。既存メディアは信用せずに、自分の両親も含めて大人に対しての不信感があるなか、その大人が中心となる政治組織に対しての評価をどうするのか。実は、それって今でも少し見えている部分があって、何だかんだ評判の悪い与党自民党だけれど、若い世代からは支持されているというのは、回りが問題だと騒いでもちゃんと必要な事を与党の責任として進めている点については、枯れ葉ちゃんと理解しているし見ていると言う事なんじゃ無いかと。菅総理に対しての評価は一般的には厳しい物が多いけれど、色々実こうした政策施策を見るとかなり多くのことを解決してきているわけで、その中には若者世代に影響する物も多い。3年後彼らの評価が、与党に向いたままなのか、野党に向くのか、ちょっと興味が有りますよね。