2021年9月30日

新総裁

昨日行われた自民党総裁選挙は、当初予想されていたように一回目の投票で過半数獲得者が無かったため、上位二人による決戦投票になったんですが、その結果が意外という事で話題に。一回目の投票では、 1位:河野太郎氏、2位:岸田文雄氏という下馬評が、確かに河野候補は党員票は獲得したものの、議員票が伸びずに、全体では1票差で岸田候補の後塵を拝することに。決戦投票は、議員票が有利になることが分かっていたので、岸田・河野の決戦投票は、岸田: 257票 vs. 河野: 170票で岸田文雄氏が当選。ここでも、地方票(47都道府県)は39票が河野氏に入ったけれど、安倍総理の時もそうだったけれど、やはり最後は議員票をどれだけ確保しているかが鍵ですよね。

決戦投票になった場合、高市早苗氏の票が岸田氏に回ることが予想されていて、事実一回目のそれぞの得票(岸田: 146票+高市: 114票=260票)が、大体そのまま岸田氏に入った計算(249票)だけれど、最後に河野氏に入れた人が11人いるんですね。このあたりの人は、どう言う計算というか考えなんだろうか。いずれにしても、これまでの経験や実績から、岸田氏を選択した議員が多数だったという事で、そのあたりは「初の女性総理大臣」という看板だけを狙うわけでも無く、あるいは国民の人気だけを狙うわけでも無く、結構実際の仕事(=立法)を真面目に考えているんだなぁと言う変に感心をしてしまいました(笑)。ただ、次の衆議院選挙は厳しいだろうなあ。

でも、やっぱりいつもの野党の様子を見ていると、結局今回も敵失で自公与党や、もしかしたら維新の会とか国民民主党とか、立憲民主党よりはましと考えて支持する人が増えるかも。大体「自民党は変わらない」と批判するのは自由だけれど、それを言っているのが解党して新党を作っても、党名もそのまま代表もそのままの政党だったり、20年間(21年間?)、代表が替わらない政党が言っているのだから、全く説得力が感じられない。さらには、国会審議のために開催期間を長く取れと言いつつも、自分達の要求が通らないならば首班指名の臨時国会開催に同意しないという矛盾した発言も。本来だったら「党内で選ばれただけの新総裁=新総理の信任を問うためにも、今すぐに解散総選挙に入るべき」くらいは言うべき何じゃ無いだろうか。一応野党は名目として「失敗したコロナ対策」と言ってはいるけれど、ここの所新規陽性者数は大きく減ってきているし、明日からは非常事態宣言も解除される。直ぐに以前と同じ生活は戻らないけれど、徹底的なワクチン接種がやっとここに来て効果を出してきた気がするわけで、これを野党が言っていた「徹底的なPCR検査と封じ込め」に頼っていたら、今の韓国等と同様に、無菌状態の社会に突然ウイルスが飛び込んできたら、封じ込めが仇になってとんでもない事になっていたでしょうね。そう言う意味でも、菅総理の役割は大きかったと改めて思う。

今回の4候補の選挙稼働中の公約だとか目標を聞いていると、それぞれ異なる点はあるけれど代替自分が欲している内容に近い部分が多くて、正直誰がなっても同じかなと言う気もしていました。ただ、経験値で言えば岸田さんだろうし、話題性で言えば高市さんかなと言うのが一番大きくて、河野さんは正直「ジョーカー的立場」に近いかも。個人的には、全く評価していない石破氏が後ろにいるというのだけで、もう「勘弁してよ」という感じですしね。同じ女性候補としては野田さんも立候補したけれど、やはり日頃の様子というか強いて言えば「悪目立ちする」印象の方が強い人だから、高市さんと並ぶとどうしても「次点」という空気が拭えないし。「選挙に勝つ事」だけ考えるなら、岸田さん以外の三人の方がインパクトはあるんだろうけど、逆に言えば「それだけ」という意味でもあるし、まぁ妥当な選択かなと思うわけです。それでも、経済対策に関していの一番に言うなど、今の所勘所はちゃんと分かっているし押さえようとしているので、先ずはそこをちゃんとして欲しい。で、その後は、例によってメディアが有る事無い事騒ぐだろうから、そこは毅然として対応して欲しいですよね。野党は、今後も「モリカケサクラ」をやるみたいたけれど、元々の「安倍総理のお友達優遇」の話が、「完了の文書偽造」に変わっていて、それならそれで規律を正せば良いだけの話しなのに。本当は、そういう所はビシッと切って捨てて欲しいけれど、岸田さんはそういう所が弱そうで、それが命取りにならなければ良いのだけれど。いずれにしても、とっとと選挙をして邪魔な野党が少し静かになって欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿