2022年9月30日

通いたくなるお店

かなり共感する部分が多い、「通いたくなるお店」の条件についてのブログ。自分の場合は、「日本各地の温泉や山」ではなく、「アメリカのMLBやNFL」である事が違うけれど、一人でぶらっと旅にでたり、一人でぶらっとお酒や食事(殆どは、お酒のアテですが)を楽しむというところが大いに共感できるところ。 さらに、

旅の行き先でも普段の外食でも「毎回違うところに行きたい人」と「気に入ったら同じところに何度も行きたい人」に分かれるように思いますが、私は後者です

と言う部分も全く一緒。良く「予約が数年先まで埋まっているお店」とか「一生に一度行けるかどうかのお店」とか、そう言うお店にもそれなり魅力は感じるんですが、 「一生に一度行けるかどうかなら、行かなくても同じ」と思ってしまうし、数年末ならば、もう少し多い頻度で通える居心地の良いお店に通いたいと言う気持ちの方が優先するなぁ。

例えば、ショットバーとか立ち食いのお店などは、フリの客、一見のお客前提なので、一人でフラットは行っても全く問題無い。ただ、だからと言って自分が奇異二って通えるお店かどうかはまた別問題。記事にも書かれているように、物理的に店内を外から見て混雑具合や客層(子連れの家族グループが多い場合は、個人的には避けたい、とか)が確認出来れば、知らずに入って居心地の悪い思いをするよりは増し。また、一人で飲み食いする場合、コース料理しか無いと選択肢も減るし、量も調整出来ないのが困る。一番の理想は、やはり「居酒屋系」というか、多くの種類の料理やお摘まみを少しずつ注文して楽しめるお店ですよね。その中でも、今日とのおばんざい料理のように、目の前にそのものが並んでいて内容を確認しながら、分量についても「少なめで」とお願いできれば最高です。

あと、この方も同じで思わずうんうんと大きく頷いてしまったんですが、「1名からネット予約できる」というのも非常に大きな要素になります。電話予約の場合、お店に電話をして空いている日にちを確認して予約するわけですが、自分が行くようなお店はそんなに大きなお店の場合は殆ど無くて、多くは家族経営とかご夫婦二人で切り盛りしているようなお店ばかり。だから、営業中は忙しいだろうから電話でそれを中断させるのは心苦しい。有る程度、そのお店の様子が分かってくれば、例えば開店前に電話するとか、大体お客さんが帰ったであろう閉店近くに電話するとかの対応もあるんですが、開店前は仕込みで実は結構忙しかったりするし、閉店間際もまた片付けで忙しいだろうと、それはそれで悩みの種に。最近では、一通りお客さんが入って、最初の飲み物や有る程度料理もで終わって一息ついたであろう時間帯を狙って予約の電話を入れたりしますが、それも最初から出来るものでは無いし悩みます。有る程度若い世代の人のお店だと、ネット予約もそれなりに対応してくれるんですが、やはり年代的に上の世代のお店とか、ネット予約で払う手数料も惜しいという人もいらっしゃるのでなかなか難しいですよね。

料理やお酒の分量も全く同感で、お酒については一番よく行く馴染みのお寿司屋さんは、半合単位でも出してくれるので、その日の調子で一合徳利だったり半合のグラスだってり調整出来るのは凄く助かります。摘まみにしても、握りにしても、少なめ・小さめにも対応してくれるし、そう言うお店は本当にありがたい。以前よく通っていた地元ホテルのバーは、ホテル内レストランの料理を取り寄せることが出来るので良く通っていました。中でも、中華料理を摘まみに飲むのが好きで、何品かオーダーするんですが、やはり量が多いのでどうしても品数にしても内容にしても限定されます。結構本気で馴染みのバーテンさんに、「(料理を調理している隣りの中華レストランで)コースの注文があったら、少しだけ多めに調理して、その少しだけ増やした分を私の摘まみで出して欲しい。勿論料金として、ちゃんとコース相当分出しても良いから。」と何度か言ったことがありましたが、未だ実現していないのが残念(笑)。でも本当にそういうサービス、やってくれないかなぁ。最近だと、ディナーでもビュッフェやバイキング形式の料理を出すホテル内レストランが増えていて、隣接するバーで料理を注文すると、そのバイキングメニューからピックアップして提供されると思われるものも多いんですが、それと同じだと思うけどなぁ。まぁ、一人より二人、二人より三人と数が増える方が、調理するお店側としては効率が上がるし利益もアップするんだろうけど、文字通りニッチ(隙間)埋めるビジネスモデルとして、もっと「お一人様対応システム」を増やして欲しいなぁ。

謝って済む話では無いのでは

テレビ朝日のモーニングショーでのコメンテーターとして出演している同局の玉川徹氏が、28日に自信が発現した「(菅前総理の国葬儀での友人代表の言葉作成に)電通は全く関わっていない」と昨日の番組で謝罪したというニュースがあちこちから出ているんですが、あれだけの重大発言をしてその後始末がこんなもので済むのは、やはりメディアとしてのお仲間意識というか、実際は痛いところを突かれて藪を突いて蛇を出したくないんだろうなぁ。 

電通としても、「余計なことを言いやがって」という気持ちだろうけど、同じ業界に関わるものとして、批判するよりはここは穏便に収めて将来のビジネスに繋げる方が得策と言う事なんだろうな。私はこのモーニングショーは見ていないので実際にどういう風に謝罪したのか分からないけれど、70分の番組の最後の方にMCの羽鳥慎一アナウンサーから振られて、謝罪の言葉を述べたらしい。いゃ、普通ならば番組冒頭に「昨日の番組中、不適切な発言がありました。お詫びします。」というのが当然でしょう? 大体、この玉川氏、どう言う理由で「電通が関与している」と言ったのか、その理由説明はする必要が有るのでは。例えば、第三者からそう言う話を聞いて信用したというのであれば、まだ分かる。自分が取材活動をしてそう言う結論に至ったと言うのも、まぁ許せる。でも、多分この人は自分の周りの雑多な情報や噂などから自分の勝手な思い込みで「電通は関与している(に違いない)」と発言したんじゃ無いだろうか。そんな勝手な思い込みでとなれば、それ相応の責任が発生すると思うのだけれど、多分今日もいつものようにノホホンと好き勝手なことを番組で発言していくんでしょうね。

この件を報道するWebのメディアサイトとか幾つか見てみたんですが、「発言があった」「謝罪した」という事だけで、実はそれよりももっと重要な事案と思われる、「自分が放送に関わっていた時には演出していた」という、偏向報道あるいバイアスの掛かった内容作成という重大な事に関しての説明・釈明は殆ど触れていない。それがまぁ、バラエティとか言うならまぁまだしも、今出演している番組の前身番組とも言えるもので、テレビ朝日の朝の看板番組でもあるモーニングショーでそう言うことをやっていたという話ですからね。「モーニングショー」は「ニュース」番組では無いけれど、幾つかの時事ニュースを取り上げて掘り下げることが主旨のはずで、その掘り下げ方に手を加えていたとなると、ニュース番組ではなく、ニュース番組の姿をしたバラエティ番組とも言えるんですが、視聴者はそうは思わないでしょう。その程度にもよるとは言え、虚報報道していることに違いは無い。

この人のお騒がせ発言は今に始まったことでは無いけれど、今回の件は自分自身の行為も含めての「意見」なので、多分より事実に近いだろうし、以前の「勇み足」「誤解に基づく発言」とはレベルが違うと思う。本人も含めて、「報道」がある意味売りのテレビ朝日としては、天地がひっくり返っても「政治報道に手を加えていました」とは言えないだろうけど、それならばそう言う疑惑を生むような発言を、しかも自社社員がしたわけだから会社の名誉を毀損したと言う事で、それなりの処分が必要じゃないかの。まぁ、そう言うことをやればやったで、「過去の内容を検証しよう」とか、ますます火に油を注ぐことになるから絶対やらないだろうけど、それでも某かの戒めはあるべきでは。例えば、暫く番組出演を控えるとか、場合によっては降板するとか。そんなことは一切せずに、今日もこれまで同様番組に出て、好き勝手なことを言っているのであれば、テレビ朝日や番組側としても、編に波風立てずにこのままほとぼりが冷めるのを待てば世間は忘れると思っているんじゃ無いだろうか。実際、一部熱烈な「玉川ファン」なる視聴者層も有るみたいで、そう言う人達に取っては今回の様な「失敗」すら人気アップになるらしいし。というか、これ普通にBPO案件だと思うけれど、そのBPOだって信頼でき無いしなぁ... まぁ、その程度の番組と認識し手おくのが正しい行為なのかな。ただ、それなりに影響力があるのが問題何ですよねぇ...

反撃開始

昨日のお昼、特に理由無く日テレ系の「ヒルナンデス」を付けてお昼を食べていて、そのまま付けっぱなしのテレビ。番組は13:55迄で、14:00からは仕事の電話会議があったのでそちらの準備を使用としていた時。画面では13:55から、「ミヤネ屋」が始まっていて、この番組お得意の「旧統一教会」関係の話が始まっていて、コメンテーター(?)として紀藤正樹弁護士も登場していたんですが、電話会議のためにテレビを切ろうと思ったら画面にニュース速報のテロップが表示されます。「あれ、地震?」と思ったら、旧統一教会、現在の世界平和統一家庭連合が会見をして、紀藤正樹弁護士、本村健太郎弁護士、読売テレビ、八代英輝弁護士、TBSを、その番組内の発言から名誉毀損等の理由から提訴するというもの。 

実は今回の問題が発生し旧統一教会側に批判が集中する中、少し前に旧統一教会側が「24時間テレビのスタッフ」とか「立憲民主党関係者との接点」を公表して、不謹慎ながら「おっ、反撃開始か」と思ったんですが、それ以降の反論は無くてずっと静かなままだったんですよね。「流石に無理があったか」と思っていたんですが、旧統一教会側としてはタイミングを狙っていたのかな。穿った見方をすれば、安倍元総理の国葬儀前に発表をしてさらに世間を騒がせることで、どちらかと言えば味方に近い国葬儀賛成派からも攻撃を受けることを避けたかったのかなという気も。

対象は主に三つなのかな(実際の提訴が三つなのか、読売テレビ側とTBS側の二つなのかは不明)。その中でも、本村弁護士の発言に関しては、私も実際にその番組を見ていて「流石にこれは拙いだろう」と当時も思ったんですが、あの時はそう言う冷静な判断出来ないくらい興奮していたのだろうか。個の本村弁護士なる人、少し前までは日テレ系の「行列の出来る法律相談所(現在は「法律」は無し)」に出演する弁護士の一人で、どちらかというと他の弁護士に対しての反対意見を出すような立場というか、笑い担当キャラというか、まぁ「弁護士」というそれなりに権威有る立場と想像されるものとはちょっと(かなり?)ベクトルが外れている印象の人。確か、昔は子役をやっていて俳優志望だったことも有り、以前はドラマなんかに出演経験があるとのことなので、ああいう振る舞いも「演技」だったのかもしれないけれど、まぁ弁護士というよりは「お笑い担当」みたいな存在。だからと言って、実際の弁護活動もそんなものと言うことは無いと思うけれど、個人的に何か弁護依頼が必要な時には、先ず頼まないタイプの人であることは確か。

八代弁護士のTBSでの発言は実際に見聞きしていないので何とも言えないけれど、この三人の弁護士の中では個人的には一番真っ当な弁護士さんと言う理解だったから、実はちょっと意外。でも、以前も別のことに関しての発言で思い込みで間違った発言をしていて謝罪したことがあるから、やはり自分の専門外の話に関してはメディアに迎合している・してしまう部分はあるんでしょうね。その場の流れや雰囲気で、つい考えるよりも先に言葉の方が出てしまう様な。紀藤弁護士もそんな雰囲気を感じるけれど、この方の場合30年以上もこの問題に関わってきたからか、変なバイアスを感じるのが疑問。霊感商法や過去の旧統一教会のトラブル対策は是非続けて欲しいと思う反面、だからと言って旧統一教会だけを目の敵にしているようなところは正すべきなのでは。幾つかの調査では、実は旧統一教会系の被害は減っていて他のケースの方が最近は増えていると言う話も聞きますし。あと、法律に関しての専門家である以上、幾ら目の敵にしているとはいえ、宗教法人としての相手の立場は尊重するべきだと思うし、今のようにそれすら否定するような意見を言うのであれば、それなりの根拠を示すべきだと思う。今自分が聞く範囲では、過去の行為を理由に話をしている場合が殆どで、じゃあそこから更生した場合でもこの人は責め続けるのだろうか。だったら裁判での情状酌量とか反省・更生の機会提供なんて事は考えずに、単純に犯した罪に相当する罰則を言えば良いだけになってしまう。いずれにしても、もし裁判が始まり、旧統一教会側が勝訴した場合(その可能性は大きいと思う)、彼らは教会側に「自分達は正しかった」というお墨付きを与えることになるわけで、まさに墓穴を掘る事になった事例だなと思います。

2022年9月29日

愉快犯の代償

今も続いている台風15号による静岡県下の水害被害。災害状況や現状を伝えたり、支援物資の要請等重要な情報でネットも溢れたんですが、こういう時には多々ある「偽情報」も出回っていて、その中でも最たるものが「静岡の水害状況」としてAI作成の偽画像を拡散した事象。 

昨日までに、拡散されている水害の様子を撮影したような写真は「AIによる偽画像」として一般メディアでも取り上げられていて、その発信者もそれを認めたのだけれど、事の重大性は認識していないみたい。過去にも同様の偽画像を公開していたりしたことがあるようで、たまたま今回ついやってしまったと言うようなことではないらしい。同じような拡散騒動では、記事にも書かれている熊本地震の時の「動物園からライオンが逃げた」という事件が今でも記憶に残っているけれど、あの時の拡散主は後に逮捕されているわけで、今回も悪質さとしては同様だと思う。

実は私も最初の今回の偽画像をネット見た時に「えっ、清水ってこんなに酷いの」とビックリしたんですが、同時に掲載されていた3枚の写真を見た時に、何か凄く違和感を感じたんですよね。その違和感の理由は直ぐに分かって、それは1枚目と3枚目の濁流が流れている写真何ですが、建物や樹木が障害になって濁流が泡立っている場所と、まるで水が流れていない様な場所が隣接している部分が何カ所かあるんですよね。例えば堤防とかで仕切られていて、一方では濁流が流れているけれど、反対側は水面は静か、というならまだ分かるんですが、一つの流れの中である部分を境に左右で状況が違うように見えるのは以上。私も素人に毛が生えた程度だけれど、20年以上写真撮影は色々していて写真を見る機会も多いので、変に補正とか修正した写真を見ると違和感を感じるくらいの能力は何となく身につけたみたい。この3枚の写真のうち、2枚目の全体が濁流に締められている少し遠くから撮影したような写真は何となく本物っぽく感じるんですが、そこで違和感を感じるので、画面中央左半分に映っている建物が密集している部分。その建物の間に何本か上下に延びる青っぽい直線上の部分が2カ所、2カ所、1カ所見えます。これ、何となく建物と建物の間の道路というか横町というか、通路のように見えるんですが、周りの様子と比較したら、この部分にも茶色の濁流が流れ込んでいないとおかしい。また、元々の地形が分からないので何とも言えないけれど、家屋が全く無い部分の繋がりが、川なのか何かの平地(田圃とか畑とか)なのか、どちらにしても全く何も見えないのは不自然な鍵します。後は、画面上側のまん中当たりで、水面に家屋や樹木が反射しているような部分があるんですが、ここだけそうなっているのも不自然な気がするし。また、樹木の陰の方向も、写真の上側と下側では向きが少し違っているようにも見えます。

まぁ、素人の自分でもそれ位は見て違和感を感じるくらいだから、専門家が見ればもっと色々不自然な部分は見つかるだろうし、またそれなりの解像度での写真なら、よほど上手く修正しない限り、必ず編集した部分は分かりますからね。それでも、最近はスマホでもかなり綺麗に障害物を消したり、合成したり、加工したりすることが可能だから、これくらいの偽画像なら、簡単に作成して、気軽に投稿して、後から大きな騒動になる事も珍しく無い時代なんだなぁ。昔、カラーコピーがそれなりに利用出来るようになった時、コピーした偽札を使用した事件が突発的に増加した時が有ったように記憶して居るんですが、それと似たような状況かもしれない。これくらいは「冗談」の範疇に入るのか微妙だと思うけれど、こう言う事を許してしまうと段々とエスカレートしていって、突然もっと大きな事件の切っ掛けになる可能性もあるんですよね。これで受けると、次はもっと過激なもので注目を引きたいという、欲求が生まれて。そう言う意味では、今回の件もこれで終わらせるのではなく、愉快犯の犯行としてそれなりに厳しい処分をした方が良いような気がする。

自家撞着

まぁ、今更この人の発言をいちいち取り上げることも時間の無駄以上に無駄なことだとは思うけれど、この発言って自分は確信犯で真実とは別に「真実を創作していました」と言っているに等しいのでは。つまり、安倍元総理の国葬儀での菅前総理の友人代表の言葉は、私も含めて多くの人は二人の友情という人には言えない苦楽を共にしてきた人だから絞り出された「言葉」だと思っているけれど、それは電通によって演出されたものという意見。 

僕は演出側の人間ですからね。テレビのディレクターをやってきましたから。それは、そういう風に作りますよ、当然ながら。

と言っているので、この人がどんな番組に過去関わっていたのかWikiを見てみたら、テレビ朝日入社後「内田忠男モーニングショー」でADをスタートして、「スーパーモーニング」等の番組でディレクターを務めたと書かれているので、それなりの番組で仕事をしていたと思われるけれど、その場所では演出をして居たと言うことなんでしょうね。Wikiの人物欄をみてちょっとビックリしたのは、テレビ朝日入社前まではワイドショー等での人権を無視するような取材に違和感を感じていて、ワイドショー制作への配属を嫌がったけれど、結局ワイドショーにADとして配属されて、それでも自分の信念を最初は貫いたという説明。いゃいゃ、今のコメンテーターとしての発言や行動とは真逆じゃないのか、それって。

コメントの中では「映画」を例に、菅氏のスピーチを演出されたものと持論を展開しているけれど、その映画であってもそのシーン全部を長回しで途中編集無く撮影してそのまま放映する場合と、カット割りやら編集をして、さらには何度か取り直した場面を繋ぎ合わせて一つのシーンにする場合では、当然話は違う。後者の場合なら、そこには明らかに監督あるいは演出者の意図が含まれていて、それを読み取るのが視聴者側何だけれど、今回は言ってみればライブ映像な訳で、そこに第三者の演出が関与する余地は無かったはず。「いゃ、元々の菅総理の発言自体が演出済み」と言うのかもしれないけれど、仮に原稿をスピーチライターが準備したものであったとしても、それが途中加工されなく本人の口から出されて、それを見て純粋に感じる事は「演出の効果」とは言えないと思う。

この人は問題発言が多い人だけれど、それが何故か世間のある部分では「歯に衣着せぬコメンテーター」みたいな評価を受けているのが個人的には凄く不思議。まぁ、根拠も無いことを「疑惑」と創り上げて、「説明責任」と「納得出来ない」の二つの言葉で相手の説明を全て否定して何年も無駄飯を食べている国会議員が、これまた何度も選挙で当選しているくらいだから、ああいうことを評価するあるいは騙される人も少なくないんだろうけど。いずれにしても、この玉川氏の発言は、テレビに関係している人物がテレビの本来の意図を否定して居るわけで、それって自家撞着そのものじゃないだろうか。本当の「テレビマン」なら、自分に恥ずかしくて降板するなり業界から引退する位の話だと思うけれど、そうでない単なる「賑やかし」みたいなものだとしたら、過去の経験とか経歴は言ってみればそれも自分自身を演出する要素な訳で、逆に今の自分に対しての付加価値というか、自分の発言を強調する要素になるんでしょうね。言ってみれば、防犯対策の一番の専門家は泥棒だ、みたいな。でも、それって元の世界の人間から見たら、最大の裏切り者でもあるんだよなぁ。結局、元々のメディアと言う業界の体質自体が、綺麗事で作られている虚構だという事なんでしょうね。

2022年9月28日

国民の何割と言う言い方

今回の安倍元総理の国葬儀の開催是非では、当初は過半数が賛成だった物が、その後旧統一教会の話題が出てきたり、例によって反対意見がフレームアップされるような報道もあって、アンケート調査では、賛成優勢から五分五分になり、それが反対が六割くらいに変わったのが直前の状況。この状況を持って、「国民の六割が反対」という伝え方をメディアはしていたんですが、実際に国葬儀の一般弔問の様子を見ると、一般の献花者は2万3000人余りに対して、国葬反対デモなどの参加者は3000人という報道があり、予想以上に国葬儀が支持されていたことが明らかで、とても国民の過半数が反対しているとは思えない。 

開催賛成・反対と言う割合は、多分各メディアが独自にアンケート調査とか覆面調査みたいな事で統計を取っているんでしょうけど、それがそのまま国民全体の意見を反映しているかというとそれは違うでしょうね。どうしても何らかのバイアスは掛かるだろうし、これが1:9で反対とか言うのであれば、国民の過半数が反対と言う事も出来るだろうけど、4:6当たりだと良いところ「五分五分」というのが正直状態だろうし。いずれにしても、一つの傾向ではあるだろうけど「国民の意思」というにはちょっと無理がある気がする。メディアでは「国民の六割が反対」と伝えるけれど、それって事実ではなくて「アンケート回答者の六割が反対」が事実な訳で、そう言う言い方をするメディアは何らかの誘導を狙っているのかとも勘ぐってしまう。

「国民の声が」とよく言うけれど、その声の代弁者として国会議員を選挙で選んでいるわけで、そう言う意味では完全ではないし不満も多いけれど、独裁みたいな決め方がされたわけじゃ無い。法律的にも、直前で最高裁で開催阻止の申し立てが棄却されて逆にお墨付きも付いてしまった。何か一つの課題が有れば、それに対して反対・賛成・未定の三つの事象は必ず存在するわけで、それを言い出したら結局何も出来ない話になってしまう。じゃぁ、全て国会議員に託して、国民は何も言わずに黙っていろと言われて納得するかと言えば、それはそれでまた問題なわけで、そう言うバランスをどう取っていくかがある意味政治の妙だと思うんですが、そう言う意味では今の岸田首相はあまり得意では無いように見えます。安保法制が典型だと思うんですが、あの時もどちらかと言えば反対の意見がメディア等でも多数を占めたけれど、実際制定されてしまえば、あの反対行動は何だったのかという位沈静化してしまったし、最近のウクライナ情勢を見ていると、やはりああいうことも決めておかないと駄目だなという意識も今更ながら確認されたと思うし。

今更ながら思うのは、人間はどうしても大きな力に流されがちだから、例えば自分はAと思っても、「いゃ、世の中はBに成りつつある」みたいな話を、それもそれなりに信頼性とか権威のある場所から聞こえてくると、どうしてもそちらに傾いてしまう。「長いものには巻かれろ」というのは、やはり多くの人の心理に有る物だと思うから。さらに言えば、多くの人はそのボーダーに集まって居るものだろうから、実は一寸した刺激でどちらかに傾いてしまう。今回の「国葬儀」というものを「安倍政治、政治家安倍晋三」に対しての評価結果として位置づけるならば、やはりそこは故人に対して公平に評価を与えるべきだと思うけれど、余りにバイアスが高すぎてそれすら出来ないでいたことが問題の一つだと思う。それが「国を二分する」とまで言っているメディアなんだけれど、今回は「開催反対・賛成」の二択だからそう見えるだけで、多くの課題の場合はその間に幾つも妥協点があるから国民の選択肢もばらけていくだけの違いだと思うんですよね。いつも思うんだけれど、グリコ乳業のカフェオーレの詩「白黒付けないカフェオーレ」はまさに至言だと思うなぁ。

国葬儀

昨日開催された、安倍元総理の国葬儀。特別編成で中継するキー局もあったけれど、仕事の都合もありリアルタイムでは殆どその様子は見られず、後でネット等で断片的にその様子を知る程度ですが、個人的には長く安倍総理の官房長官を務めた菅前総理の友人代表の言葉が全てだったような。ネットには「恋文のよう」という評価が書かれていて、確かにそう見ても決しておかしくない気がする。

今回の国葬儀開催に関しては、岸田総理の独断みたいな事も事も言われているけれど、葬儀委員長としての言葉とか見聞きしていると、この三人の中には政治家としての仲間、あるいはライバルと言うような関係とは別の、何か連帯感というか、外部の者には知ることが出来ないような繋がりがあったんだろうなぁと言う気がする。時には、安倍総理時代には岸田氏が疎まれたみたいな伝えられ方がする機関もあったけれど、もしかしたら安倍氏なりの後継者育成というか自分が小泉元総理から教えられたのかもしれない、国政トップとしての勉強だったのかなぁと言う気も。いずれにしても、よく見るような政治家としての付き合い以外の部分の深い綱ガルを感じさせる二人のメッセージだったような気がします。

一般献花は、2万3000人余りという報道ですが、そんなものなのかなぁ、あれだけ並んで待っても。ただ、事前の報道では国民の6割が開催反対と言っていたけれど、まぁ悪くても半々位じゃないだろうか。少なくとも平日の昼間の暑い時間帯でも、あれだけの人が全国から集まってくるだけの支持はあったというわけで、それは報道などでの「反対六割」の印象とはかなりずれている気がする。まぁ、この手のアンケート調査みたいな物って、一寸したことでバイアスが掛かって、極端な値が出ることもありますからね。あと、メディア自体が負のバイアスを掛けすぎていたと思う。「政府は納得のいく説明を」といつもながらの批判をするのだけれど、法令を出して説明為ても、それを理解しようという気持ちが聞く側になければ、いつまで経ったも「納得しない」と言っていれば済んでしまいますからね。

そう言う意味では、開催反対派が会場回りに集まってデモ行進とかしていたらしいけれど、反対の気持ちを持つことは自由だと思うけれど、それならば無視すれば済むだけの話。しかも、あの行動パターンって、何時も見ている「反○〇」の人達の行動パターンと同じで、正直なところ、いつも騒いでいる人たちがいつもの様に賑やかして自己満足しているのだろうな、と。幾つかのグループが反対行動をしていたけれど、その中には1960~70年代の学生運動、全学連みたいなコスチュームと行動をしていたグループもいたみたいだけれど、その昭和感満載な様子に申し訳ないけれど笑ってしまって呆れてしまった。私は、ギリギリその辺りをリアルで見た記憶のある世代だけれど、 ああいうことって、OB/OGから現役に伝えられていくものなんだろうか。何か昔と比べると迫力不足と感じるのは、まだ修行中と言う事だからなのかな(マテ)。まぁ、国葬儀賛成派もデモ行進をしていて、最初は整然としていたようだけれど、どちらの側にも騒ぎたい輩はいるわけで、幾つか衝突も発生したみたいですが、賛成にしろ、反対にしろ、「葬儀」という人を送り出す儀式の最中は、静かに自分の気持ちを表すのが、人として最低限のマナーだと思うのだけれど、ああいう人達はそう言う最低限のマナーすら守れないから支持も広がらないことを自覚するべきだと思う。

辻元ブーメラン

やっぱり伝統芸能は継承されていた(笑)。あれだけ自民党議員に対して強硬な態度を取っていた、立憲民主党の辻元清美議員が、認識していなかった旧統一教会との接点が明らかに。しかも、偶然なのか意図的なのか、安倍元総理の国葬儀で世の中の注目がそちらに集まっている時に公表するというのは何とも... 

で、お世話になった恩人の人の紹介で勉強会に参加して、会費も払っていて、その領収書も残っている。これって、彼らが強く批判していた中の一人、生稲晃子議員のケース寄りも悪質ですよね。しかも、領収書に「WFWPの記載」と言っているけれど、わざわざ会費を払っての勉強会なら、その主催団体とかどう言う集まりなのかも事前に分かっているはずなのでは。 

辻元議員のサイトでは、今回の件の釈明が掲載されているんですが、領収書の日付けを見ると2012年4月28日になっています。この時期は、民主党政権末期の時でしたが、どんどん支持率が下がっている時で、しかも民主党政権となり3年になろうかというタイミングで、そろそろ衆議院の解散総選挙の話も出てくるようなタイミング。地元では今でも根強い人気を穂濃っいただろうけど、やはり選挙は水物なので少しでも票を獲得するために、それまで交流がなかったような団体とも会いだしたんじゃ無いだろうか。旧統一協会側としても、与党政権に対しては何処だろうと接近するだろうし、地元で人気の高い辻元議員ならば、仮に野党に戻ったとしてもそれなりに利用価値があると考えるだろうし。まぁ、この旧統一教会との接点はまだしも、この人の場合は多くの逮捕者も出ている関西生コンとの疑惑もあるわけで、そっちは全く釈明すらないことの方が問題だと思う。何故かメディアは取り上げないれど。

まぁ、個人的にはあの時の民主党が全く関係を持つことなく与党として活動してきたのかというと、凄く疑問だと思っていたので、当然こう言う話はあるだろうなと思っていましたから全然驚きはない。でも、あれだけ自民党の対応を批判していたくせに、いざ自分達の番になるとこれで「説明責任を果たした」とでも言うのだろうか。何でもそうだと思うけれど、人に責任を求めてその好意や行動を批判するのであれば、自分はそれ以上に潔白で有る必要も有ると思うんですよね。そう言う意味では、彼女の対応はまだ全然足りないわけで、このままブログで釈明してお詫びなんだろうか。余りにご都合主義で、やっぱりこの人達の言う事は信用しちゃいけないという気持ちしか残らないなぁ。で、メディアはこう言う事は殆ど取り上げずに、「統一教会が」という視聴率稼ぎにまた精を出すんでしょうね。

2022年9月27日

アメフトあれこれ

国内のフットボールシーズンも第二節が終わり、X1 Super 12チームには早くも明暗が分かれる状況に。そんな中でも最も安定して連勝しているのが、ここ数年社会人チャンピオン、日本チャンピオン(学生とのライスボウル開催年)の地位を堅持している富士通フロンティアーズ。その富士通は、外から見る限りではどちらの試合も「完勝」と見えるんですが、チャンピオンチームがチャンピオンチームたる所以は、こう言う厳しさ、妥協を許さない気持ちの強さなんでしょうね。 

控え選手(2本目、3本目)と言えども、富士通くらいのチームになると、ライバルチームに移籍しても直ぐにレギュラー1本目を獲得出来るような選手ばかりで、決して実力が無いわけじゃ無い。それでも不思議な事に、そのチームの中に入ると、何となく1本目は1本目、2本目は2本目みたいな働き方になってしまい、そのポジションを覆すのは、例えば1本目の選手が引退したとか、そんな感じで順番が巡ってくると、見違えるような選手になったりするから不思議なんですよね。勿論、中にはそのまま引退する人もいるし、ごく稀に覚醒して1本目を奪ってオールジャパンの選手になったりする場合も有るんですが、まぁそう言う厳しいチーム内競走が富士通の強さの源泉なのかも。

富士通も、今のチャンピオンの地位に就く前は結構長くNo.2とかNo.3の位置が定番で、当時はオービックシーガルズの黄金時代。当時の社会人チャンピオンゲームのジャパンXボウルに毎年のように出場するけれど、どうしても優勝に手が届かない時期が、10年以上続いたんじゃなかっただろうか。その間には選手の勧誘とか色々努力しただろうし、一時本体の富士通の業績が少し悪くなった時には、廃部の噂が流れたりもしたんですが、そこからここまで復活したのはやはり強いチームの証しだと思う。正直、今の国内アメフト界は、富士通、オービック、パナソニックの3強時代で、そんな中でも富士通とパナソニックが今年は頭一つ抜きん出ている感じなんですが、記事を読む限りではその状況は今年も変わらなそうな印象。

ところで、NFLは第三週が終わり、3連勝するチームもあれば、3連敗するチームもあり、NFLも悲喜交々。そんな中で、以外と言っては失礼なんですが、自分の推しチームの一つマイアミドルフィンズが今年は不思議な事に絶好調で、今の所3連勝中。近年、プレーオフ争いの候補に残れば御の字と言うくらいのマイアミとしては、この3連勝は10年振り、20年振り、30年振り(?)の大躍進を予想させるに十分の材料ですが、NFLのシーズンはまだまだ長いので、案外ここから転けそうな悪い予感も(笑)。それ以外の推しチーム(パンサーズ、49ers、コマンダーズ)は、1勝2敗と出遅れん感を感じる中、早くもマイアミ1択になってしまうのも、いかにも自分の推しチームらしいかも。Gamepassを契約して、今年はNFLの試合見放題なんですが、なかなか振るゲームを見る機会が無くて、短縮版のハイライトで試合結果や概要を追いかけるのが精一杯。まぁ、それが幸せなフットボールシーズンの過ごし方なのかも。

墓穴を掘った裁判

今日開催される安倍元総理の国葬儀に反対する「市民グループ」が申し立てていた、国葬儀執行停止の仮処分申し立てに関して、最高裁判所が市民グループの特別抗告を退ける決定を出しました。小法廷5人の裁判官全員一致の判断と言う事で、これで反対派がその理由として言っていた「憲法違反」という主張は否定されることに。こう言う裁判の上告されて判決が出るまでの期間って、どの様に決まるのか分からないのだけれど、地裁、高裁ときて最高裁の判断が出るまで2ヶ月位ですよね? 記事によれば、地裁決定が出たのが先月で、その後高裁に抗告して棄却。さらに最高裁で棄却と言う判断。

調べてみたら「棄却」とは、その申し立てに理由がない、法に合わないため、申し立て自体が無効として扱う事で、言ってみれば裁判をする以前の、裁判に値しない申し立てと言うことになるらしい。じゃぁ最初の地裁の判断はどうだったのかというと、こんな感じでやはり申し立ての利益無し、とこちらも門前払いの判断だったんですね。で、それに逆上(?)した原告側が高裁に即時抗告して、それも棄却されるとさらに最高裁にまで上げて、結果速攻で「憲法違反ではない」と自らの主張を公に否定されて主張根拠を自ら無くす結果に。しかも、裁判で審議する以前の問題という事だから、如何に彼らの主張が自分達の主義主張だけで言っている根拠の無い発言なのかよく分かる話。

今朝のNHKのニュースでも、今日の国葬儀に対して「国民の中に賛成・反対あるなか」というような言い方をしているんですが、殆ど全ての事には賛成・反対が有るわけで、ある時は多数の意見を優先するし、またある時は少数意見でも組み上げて行く事が「政治」だし我々「社会」のルールなのでは。だから、反対・賛成が存在する事は問題では無いはず。その根拠だったり、法律的な裏付けがあるのか・ないのか、無い場合にはそれでもそれを実行することの意味とか利益は何なのか、そう言う事をちゃんと反対する側も説明しないと、結局は気に食わない人達がいつもの様に無理繰り理由付けして騒いでいるだけと、多くの人達は覚めた目で見ているんじゃ無いの。大体「市民グループ」って、一番怪しげな団体名称だと思っているし、そのグループ名に至っては、昔の学生運動家達がが好んで付けるような、大時代的な大層な言い回しの言葉遣いだし。その「市民グループ」の名称を見ただけでね「あっ(察し)」になるのが分かりやすい。

今回の「国葬儀」に関しては、その開催について賛否が別れていることは事実だし、憲政史上最長政権を担った安倍氏と言えども「国葬」という名前が付く行事に値するのかと言う疑問も当然だと思います。岸田総理も色々理由を説明しているけれど、私が個人的に感じる一番の理由は、ご本人自身の選挙ではなかったけれど、選挙中に理由無く襲撃されて命を奪われたという、今の民主主義の否定というその事に対しての負けない意志の表明だと思う。ニュージーランドの例かな、「テロリストには何も与えるな、名前すら」というような事を以前言われていて、犯人に関しては名前すら報じることなく一切の情報を出さない事で、その行為を完全に否定するという事をやったらしい。一方で今回の事件では、当初は容疑者に対して否定的な意見が殆どだった物が、その背景に旧統一教会があるとなると、一斉に論点が旧統一強化や霊感商法に移り、安倍氏殺傷の理由もも何かぼやけて行き、とうとう中には容疑者を賞賛するような意見まで多数出てくる始末に。それが許されるなら、最大の暴力を持つ物が世の中を律する事になるわけで、それを肯定する事に。今の中国やロシアがそれに近い社会だと思うけれど、そう言うものを期待する人達こそ、今の世の中から消えて欲しい人達なんですよね。まぁ、それは少し言いすぎかもしれないけれど、そこまで考えてはいないけれど、それほど重い事柄を軽々しく扱っている点では同類だろうなぁ。今日も彼らは騒ぐみたいだけれど、違憲ではないことに対して妨害行動をすると言うことは、自分達が違憲集団になることを理解するべきでしょうね。

災害派遣要請

機能この記事を書いた時点では、まだ県から自衛隊への災害派遣要請は出ていなかったのですが、ネットでも相当騒がれたからでしょうか、午後のニュースで「自衛隊への災害派遣要請を県知事がした」というニュースが流れてきました。で、夕方のローカルニュースを見ていたら、その要請をした事の会見なのかな、あるいは定例会見なのかもしれないけれど、川勝知事がその事を説明していたんですが、要請が遅かったのではという記者の質問に対して、予想通り酷い説明で今更ながらこの人のメンタリティーというか公人としての姿勢に疑問を感じました。

どう言う場面かというと、要請が遅かったのではという記者の質問にプライドが傷ついたのか、ちょっとイラッとした雰囲気と口調で、自分達(=県側?)は要請が来ることをずっと待っていた。やっと静岡市と川根本町から要請が来たから県が自衛隊へ災害派遣要請をした、と言うような内容でした。その時見ていてビックリしたんですが、もうね、責任は静岡市で県は被害者にも等しいみたいな言いよう。その後、田辺静岡市長の映像も流れて、要請が遅れた理由説明で、要請するにしてもその内容を決めるためには状況把握の時間が必要で、見たいな説明だったんですが、ちょっと苦しい理由に感じました。台風の影響が出始めたのは、23日の夜からで、24日の午前中にはもうあちこちで水害や土砂崩れ、さらには断水に停電と被害状況は入ってきてインですからね。25日のニュースでは、そう言う現場の映像も出たくらいだから、その時点ではもう状況把握は出来ていたはず。それを26日月曜日まで延ばす理由は無かった気がします。静岡市だけの責任とは言わないけれど、やはり当事者として、無駄になるかもしれないけれど先手先手で対応しないといけないだろうし、そう言う意味では今回は少なくとも1日は無駄にしたような気がする。ただ、その状況は当然県だって県全体の責任者として把握しているだろうし、要請に関しては県の判断で出せるはずだから、それをせずに市町村からの要請を待っていたというのはちょっと怠慢ではとも感じます。少なくとも、「静岡市からの要請を待っていた」というのは、それは県も災害対策に対して緩慢だったと言う事では。

災害発生して非常事態なんだから、有る程度先手先手で対策を打っていかないと、間に合わないこともあるでしょう。24日の時点では、既に清水区の断水とか駿河区の停電とか被害は発生していたし、浜松市も含めて北部山間部の災害が酷そうと言う予想は出来るくらいの状態だったのだから、例えばそう言う地域の状況把握のために自衛隊にヘルを飛ばして貰う位は県独自の判断でやっても良かったんじゃ無いだろうか。その上で、もし市町村レベルでは手に負えなさそうならば、県から打診してもいいわけですしね。それなのに「静岡市から言ってこなかったから」というような子どもの言い訳みたいな事は言わないで欲しい。

ところで、この災害支援に関して、今日開催される安倍元総理の国葬儀と絡めた発言もネットに多数投稿されています。曰く、「国葬儀よりも静岡救助」とか「国葬儀の予算よりも静岡災害支援へ」とか。はっきり言って、そう言う発言をしている人達は殆ど国葬儀に反対の立場というか、所謂「アベシネ」の人達だから、本当に災害を心配して居るわけではなくて、単に因縁付けられる理由があれば良いだけの話し。他人の困りごとを自分達の利益のために都合良く利用しないで欲しい。そう言う事が一番災害復旧の邪魔になるんですよね。ああいう人達も、ある意味「風評加害者」だし、そう言うものを取り上げるようなメディアも言うまでも無い。何処かの週刊誌当たりは「静岡では断水で給水車の前に長い列が出来ているのに、東京ではノホホンと国葬儀が行われいた」みたいな記事を今週号くらいに掲載するんだろうか。人の不幸で飯を食うような人間には、関わって欲しくないですね。で、川勝、田辺、両氏には、変な確執を続ける前に、責任者として今出来る事を四の五の言わずに実行して欲しい。

2022年9月26日

心の目で見る

周囲の音響特性を解析して、障害物などをVR化するシステムという記事。動物の中では、コウモリが超音波を発して、その反共で周りの障害物を認識して飛び回っていることはよく知られているけれど、それを舌打ちでやるというのはちょっと面白い発想。自分なら、何か超音波発生器みたいなものを手持して認識するような事を考えるかも。あるいは、スマホから音波を発信して、それをスマホが受信して画面に表示する位のことは簡単にできそうな気がする。可聴音だと、そのセンシング用の音が周りに迷惑を掛ける可能性も大きくなるから拙いだろうけど、超音波など人間や周りに迷惑を掛けないような周波数帯の音波ならそんなに問題にはならないだろうなぁ。 

元々は、全盲のダニエル・キッシュさんという方が、自分の舌打ちの反響音で周りの障害を認識していたことから発想を詩用ですが、「人間コウモリ」とでも言えるようなその能力獲得には、どんな努力や苦労があったのだろうか。気になるのは、その反響音から得られた情報を、この方はどの様に認識して理解しているのかという事。一歳で全盲になったと言う事は、我々が自然に認識している物の形とか大きさみたいな認識は無いだろうから、それをどの様に頭の中で解釈しているのか、そこが何か可視化できたら、もう少し簡単に音響特性から物体認識みたいな仕組みが出来るかもしれない。日本には「心の目で見る」なんて言う言葉があるけれど、まさにその局地にいる人なのかもしれない。

自分はメガネを掛けているので、視覚に不便をすることは殆ど無いのだけれど、例えばメガネを掛けても視野が狭いとか笑点が合わないなどの状態になったら、正直生活出来ないくらいのショックだと思う。SF的には、外部カメラを付けて、その入力を視覚神経に入れれば「見える」様になるのかもしれないけれど、それって今の自分達がテレビで見る様な画面に見えるのだろうか。実験的には、解像度はまだ低いけれどそう言う技術は生まれつつあるわけで、案外近いうちにスタートレックのデータ少佐みたいな技術が実現するかもしれない。

実際、HMDなんて今は大きくて重くて邪魔な物だけれど、あれが小型化されてメガネくらいのサイズになったら、「見る」という行為はかなり変わってくるかも。今は「目に入る物」だけ認識出来るけれど、表示装置まで含むようになれば、付帯情報だけで無く、そこからリンクで飛んで新しい情報にも繋がるだろうし、カメラみたいにズームとか赤外線表示とか、まぁ殆どSFの話が実現することに。技術的には、例えばワープ装置なんかと比べたら十分実用化の範囲に有る話だろうから、是非こう言う技術を集約して新しい「機能」を実現して欲しい。

根拠変えて批判

立憲民主党の中でも、岡田克也幹事長はまともな方の議員さんだと思っていたけれど、何かこの発言を聞いてガッカリ。 

国葬ではなく、内閣葬の形式であれば実施に反対しなかったと強調。全額国費で開いても問題なかったとした。

 法律で決まっていないことに税金を出す事は違法だ、と言う事を言っていなかったのか? それなのに、内閣葬なら全額国費でも反対しなかったというのは、どう言う法律に基づいて合法というのだろうか。彼らが言えるのは、国費を出すのは駄目。全額自費で行う自民党葬等なら問題無い、と言う事では。

この人達が半足している理由として挙げているのは次の二つだと思うんですよね。一つは「国葬儀」として法律に規定されていないのに実行すること。もう一つは国民の理解・賛成を得て開催されるべきなのにそれが得られていないこと。前者に関しては、具体的に「国葬儀」に関して定めた法律はないけれど「国の儀式」として内閣府設置法の範囲で実行可能と、すでに質問主意書で確認されている話。後者に関しては、勿論どんなことにも反対・賛成が有るわけで、それは事実。また、9年近い政権を維持した安倍元総理に対して、自民党や今の岸田内閣が何らかの形で利用したいという気持ちも垣間見えることも事実。ただ、安倍氏の功績は、プラスマイナス色々あったとは言え、総合的には評価されるべき実績を残しているし、特に外交に関しては日本の立場や意見を大きく前進させた功績は、歴代の首相の中でもトップだと思うので、そう言う意味では対外的な儀式として今回の国葬儀が開催される事の意味は大きいと思う。アンケート調査等で国民の半数が反対しているから、と言うのが理由なるなら、全ての政策に対してそう言う話が通ってしまうわけでもあるし。

こちらのテレビ放送では、吉田茂氏の国葬のとには非公式に野党の意見を聞いているが今回はそれが無いことも不満の一つらしい。でも、非公式ではなく公式に閉会中国会審議を開いて岸田首相自ら説明したわけですよね。それに対して納得いかない、説明不足と言っているのは野党というか一部野党。非公式なら良くて公式では気に入らないという事だろうか。まぁ、根回しが下手と言いたいのかもしれないけれど、結局はどんなことを言おうが目指すところは与党攻撃な訳だから、何を言ってもやっても無駄だろうなぁ。だから、最初は国葬参加を臭わせることを言いつつ、ずっと最後まで立場を決めなかったのに、最後に欠席にした理由も「政府から満足いく回答が無い」というような、子どもの駄々みたいな理由だし。

岸田政権の支持率が下がっていても、自民党の支持率はそうでもなく、逆に立憲民主党の支持率が下がっていく理由が、こんなところにあるんでしょうね。一見仕事をしているみたいな風に見えるけれど、結局は難癖を付けているだけなんだよなぁ。本当に法律に違反しているというのであれば「説明が足らない」ではなく「〇〇の法律に違反する」と具体的に言うべき。「それなら憲法違反と言うのも同じ」と反論するかもしれないけれど、それなら尚更「憲法のどの部分にどんな理由で違反」しているのかという説明が無ければ、単に大きな主語を使って最もらしいことを言っているだけ。この人も、民主党政権時代には確か外相として国際政治も含めての経験があるだろうに、10年も過ぎるとそう言う事は全て忘れてしまうのか、それとも分かっていても党の方針を守るしかないのか。後者だとしたら、結構質が悪いと思う。

災害派遣

ネットで「静岡県 災害派遣」が話題になっていて、何の話かと思ったら、台風で大きな被害が静岡県に発生したけれど、自衛隊への災害派遣要請が出されていないという話。同じく大きな被害が出ている宮崎県などは既に依頼しているけれど、静岡県はまだ。勿論、被害の大きい浜松市の天竜区とか静岡市の葵区などには、市や県の防災組織から救助隊が派遣されているようですが、それで間に合っていると言う判断なのか。

自衛隊への災害派遣要請は、都道府県知事から自衛隊へ出さないといけない。その県知事へは、市町村などの首長から妖精が言って知事も動くのだと思うけれど、世間的には田辺静岡市市長と川勝静岡県知事の犬猿の仲を理由に、どちらも派遣要請を言わないのではと言う推測も。それを言ったら、比較的良好(?)な鈴木浜松市長も災害派遣要請は出していないし、多分浜松と同等以上の被害を受けた袋井市や掛川市も出していないと思う。

ネットでのコメントを見ていると、静岡県は特に東海地震等を想定した災害対策準備をしているから、それで今の所対応出来ていると考えているのではと言う意見があり、それはなるほどと。防災ヘリコプター等も山間部の孤立地域への支援も行っているみたいですが、どう言う支援が必要なのかそれを見極めないと闇雲に自衛隊への要請も出来ないだろうし。ただ、県内の鉄塔が2基倒壊して停電していて、静岡市の清水区では大規模な断水などの影響も出ているみたいで、給水車を派遣してようですが、そこは自衛隊の給水支援を依頼した方がいいきがするけれど。そんなに大きなサイズとは思えない、海上保安庁の巡視艇まで生活用水の配給をしているみたいなんだけれど、最短でも4日掛かるというのに大丈夫なんだろうか。

何となく想像出来るのだけれど、今回の災害が落ち着いた後に、また田辺市長に対しての川勝知事のみっともない口げんかが始まるのかなと言うと言うこと。依頼しなければ、静岡市は責任放棄したとか言うだろうし、依頼したらしたで日頃の備えがなってないと言うだろうし。来年春には静岡市長選挙が予定されているので、知事側としてはそれも含めて利用するんじゃ無いだろうか。そんな確執は犬も食わないし猫も跨ぐことすらしないだろうから、とっとと住民保護を優先して欲しいですね。 

2022年9月25日

稚拙な広報活動

「朝日新聞映画班」なるアカウント名なのだから、そこで映画紹介するのは当然だと思うけれど、その紹介している「映画」は今公開してそれを紹介するべきなのか個人的には大きな疑問を感じるし、実際ネツトでも批判意見の方が多い気がする。

映画の内容にしても、 記事によれば「3日でシナリオ初稿、8日で撮影」と、かなり短期間に即興的に作成された作品のように思います。長時間シナリオ作成をしたから、長時間撮影日数を掛けたから良い映画が出来るとは限らない、と言う事は事実だと思うし。大作映画等では「構想〇〇年、撮影××年」とその期間の長さを強調する場合は有るけれど、短期間で作成された映画でそう言う宣伝は効いたことが無いので判断が難しいのだけれど、ヒット曲などでも「これ30分で作りました」みたいな、閃きから生まれた曲でもヒットするので、映画でもそういう部分はあるでしょうね。まあ、その制作期間が1日だろうが数年だろうが、映画を作成する事は自由だし、それが商業的に成功するか否か、社会的にどう言う評価を受けるかは、それぞれの人の自由。

多田今回の映画は、容疑者は明確に分かっているけれど、その本人に直接取材したわけでは無いと思うし、まだ裁判自体が始まっていない状態。今公になっている情報は、多分その多くは容疑者の伯父さんなる人の発言が殆どでは無いかと思うのですが、肝心の容疑者と事実上殆ど接触できないのに、その容疑者の心情を描くというのは、事件をモチーフにした「創作」じゃないの。大体この映画、ドキュメンタリーでも、ノンフィクションでもないわけですし。それに、こう言う大事件が発生した時には、社会的影響を考慮してテレビ等でも同類の内容の番組だったり、映画のテレビ放送を中止したりするわけですが、そう言う配慮は朝日新聞社にはないのだろうか。「報道」の範疇ならばまだしも、これ、報道ではなくて「広報」ですよね。

しかも記事を読むと、「元革命家の監督」が「英雄視しない」と見出しに出ているけれど、肝心な部分は有料記事となっていて、詳細は分からないままなのだけれど(だから普通は個人的には朝日新聞の記事は取り上げないのだけれど)、何かこの映画は容疑者の行為を肯定的、あるいは心情的に近く寄り添って評価している印象を受けます。また、国葬に合わせて公開することの意図も、わざわざ世間に対して自らの意志を増幅して拡散セル目的のようにも感じられるし。本当に容疑者の心情やその背景にある心の葛藤などを描き出したいのであれば、国葬という世間の喧噪が終息して落ち着いてからじっくりと評価して貰っても良いのでは。もう裁判が結審間近で、違法な判決が出る可能性が高いので何とか真実を伝えたい、とか言うならまだ分かるけれど、裁判すら始まっていない状態で、世間的に注目が集まるイベントにぶつけるために異例のスピードで制作して、それをあの新聞社が取り上げるという、何か出来合レース見たいな気がします。だから朝日新聞ではなく「朝日広報」とでも言えば良いのかな。

物価高を受け入れて支援の充実

ここ最近というか、今年になって何度もメディアで聞くようになった「〇〇の値上げ」「値上げラッシュ」などの値上げに関するニュース。ほぼ全ての商品に関して、年初と比べて数割くらい価格がアップしたり、値段据え置きでも内容量を減らした「実質値上げ」が起こり、もしかしたら「値上げ」が今年の流行語大賞になるんじゃないかと勝手に想像するくらい。確かに、値上げを喜ぶ消費者は多分一人も居ないはずだけれど、とは言ってもその商品だけが値段が上がるわけでは無く、その商品を作るための材料にパッケージなどの素材価格、さらには作る人の人件費に電気代、そして運ぶための輸送量等、全て値上げせざるを得ない状況な訳ですから。

私も勿論値上げを歓迎する気持ちは無いのだけれど、でもよくよく考えてみたら少し前までは「暗黒の30年」とか「デフレスパイラル」とか「成長率ゼロの30年」とか、 要するにデフレの状況を避難していたはず。でも、正直なところそのデフレの状況を歓迎していた雰囲気もあるんですよね。何故なら、物の価格が変わらないから。だから一寸前だと、どうしても耐えきれなくて価格を上げようとすると、「消費者虐め」みたいな言い方をされるような場合も有ったし。それに、今年に入って数度の値上げが発生しているけれど、30年間我慢して殆ど値段が上がっていない状況を考えたら、実はまだまだ足りない状況ではないだろうか。そこに、世界的な不安定な状況で世界的にもコストアップしている状況を考えたら、値上げすること自体は仕方ない。

問題なのは、その価格アップが素材料金アップのための値上げで、上がった分で人件費経回る分がまだまだ不十分じゃないかという事。バブルの頃がまさにそうなんだけれど、実は物価は凄い勢いで高騰していったのに、それと同じかそれ以上に給与も上がって行った時代だったので、実はそんなに厳しさは感じなかった。だから一番厳しかったのは、バブルが弾けた後暫くで、一斉に昇給ストップとか人件費削減とか始まり、しかし物価はそれまでの勢いで高止まりしていたので、あの時が一番生活に響いた気がします。確か今ではお馴染み当たり前の「100均(100円均一ショップ)」が登場したのも、そんな背景からじゃなかっただろうか。まぁ、結果あの時代から殆ど物価は上がること無く、兎に角「100円バーガー」とか「100円均一」とか、それまでは「価格の安さ=品質の悪さ」みたいな事が常識だったのが、「価格の安さ=庶民の味方」みたいな別の価値観が生まれた時代だったのでは。確かに、最初の頃の100均は、安かろう悪かろうの商品が多かったけれど、今では「何処でコストリカバリーしているの」と感じる商品も増えてきましたからね。でも、正直なところ100均の製品はやはり「使い捨て」の範疇だと思って使った方が良いとは思うけれど。

最近では、300円均一とか500円均一のショップも増えてきていて、やはり商品のカテゴリーによってはそれなりにコストを掛けないと使えない物も有るわけで、傾向としては良いのでは感じています。やはり原価で100円以下で何でもかんでも作れるわけではないですからね。で、多くの場合は下請けが責めを負わせられて苦しむスキームが出来ちゃう方が問題だと思う。いずれにしても、今が最後のデフレ脱却チャンスだと思わないといけないのでは。だから、物価上昇はするものという前提の元、例えば低所得者層への減税や支援策を出したり、企業に対しても物価上昇の度合いを出来るだけ抑制するために、支援策や場合によっては減税策等対策する事が今最優先の事象だと思う。物価高対策として、政府は数兆円規模の支援を考えているらしいけれど、専門さんの意見などを見ると一桁足らず、30~50兆円位の支援策を思い切ってやるべきと言う話。一人10万円を配布した特別支給金だって、全国民に配って13兆円でしたからね。となると、一人30万円位配って約40兆円ですか。社会補償費用が35兆円位で、医療費だと40兆円を超える位なので、それ位の規模の対策を組むだけの勇気があるかだよなぁ。上手く行けばデフレスパイラルを脱却して、成長モードにシフトも可能だろうから、ここは勇気を出して大胆な施策を実行して欲しい。

台風被害

昨日は東海道新幹線が止まってしまい、予定をキャンセルして1日支度でグダグタしていたんですが、快晴の青空が広がっていたり、久しぶりに暑いくらいに気温も上がったりしたので、実は正直なところ「台風の被害と言うけれど、そんなにたいしたことなかったかな」などと思っていました。ところが県内には大きな被害が多く発生したようで、知らなかったこととはいえ自分の不遜を恥じたところ。 

浜松市内では、北部の山間部を中心に土砂崩れはや橋の落下など大きな被害が発生。また、浜松市よりも東に一つ二つ離れた、袋井市とか掛川市では冠水の被害が酷かったようで、こちらはローカルニュースでも大きく取り上げられていました。冠水というと、浜松市内でも南部の海沿いの地域は以前も酷い被害になったりしたんですが、今回は大丈夫なんだろうか。さらに酷かったのは静岡市、特に清水区では洪水みたいな被害もあったみたいで、余りあの辺の地理には詳しくないのだけれど、大きな川とか有ったかなぁ。静岡市って、結構山間部と海の間が狭いので、山間部に一気に大雨が降ると、それがそのまま平野部の清水とか静岡の平野部にドッと流れ込んでくるのかな。浜松市は、それと比べると南北に長い土地なのでまだ余裕があるのかな。

昨日は朝から快晴で1日暑い日で、普通ならば今朝などはそれなりに乾燥した朝の状況になると思うのですが、実は今朝も結構湿っぽい雰囲気で、少しじめっとした印象。それだけ地中に染みこんだ雨水が多すぎて、まだ蒸発しきっていないという事なんだろうか。昨日は除草剤を撒こうかとも思っていたんですが、余りに湿度が高くてまた雨の残りで植物(=雑草)もそんなに給水しないんじゃ無いかと思って、1日遅らせたんですが、今日でもまだまだ効果は雨水で埋められそうな雰囲気。それでも、来週になるとまた天候が悪い予報が続いているので、今日中に散布して吸わせれば、明日以降天気が悪くなっても効果が出てくれそうな気がします。

台風は毎年日本に上陸して色々被害を残しているのだけれど、ここ最近はその台風の規模に関わらず被害は大きくなる一方な気がします。勿論対策として何もやっていないわけではなくて、治水工事とか事前の予報や避難勧告など昔と呉ペレ馬鹿なり対策されてきていると思うのですが、それでも被害が大きくなるのは何故なんだろうか。開くまで感覚的な物なんですが、土砂崩れとか洪水被害などは確かに発生するんだけれど、人的被害に関しては昔よりは減っている気がするんですよね。たまたまニュースを見ていたら、何処か山の中の旅館かな。やっとリニューアルして営業再開した途端に今回の台風の水害で館内を瀧のような泥水が流れてしまい、もう何をどうしたらよいか分からないという女将さんの悲痛なコメントが流れていたんですが、やりきれませんよね。特に観光業はコロナ禍でずっと厳しい状況で、そんな中でも何とか耐えてやっと糸口が見えたらこの台風被害ですから。補助金とか支援金とか、出来る事はなんでもやって、被害の程度を減らして次に向けての切っ掛けを作って欲しい。

2022年9月24日

新幹線運行停止

本日はお昼過ぎからの試合に行く予定だったんですが、昨晩からの台風15号の雨の影響で新幹線が始発からお昼頃まで一部を除いて運行停止。のぞみ号、ひかり号は全て運行停止となり、新大阪-名古屋間と東京-三島間で、こだま号を1時間に1~2本程度全席自由席で運行するとの事。つまり、名古屋-三島間の新幹線は、そのこだま号すら動かないわけで、全く身動きできない状態。こういう時、地方から都内への移動は厳しいですよねぇ... 

で、今朝の浜松は朝から快晴。昨晩は、日中から夕方位までは曇り空ではあったけれど、雨も降っているのか止んでいるのか分からないくらいの状態。ところが夕食が終わったくらいから雨足が強くなり始めて、何時頃だろうか、20:00頃位からかな、テレビを点けていても外の雨の音が気になるくらいの降りになってきました。

暫くすると、何か外で「カンカンカンカン」と金属的な音が響きます。暫くして外に様子を見に行ったら、外に出ていた金だらいに上手いこと雨が落ちているのか、金属ドラムみたいな状況になっていたので、場所を移してそのノイズは解決したんですが、その時にビックリしました。自宅は、そこそこ水はけの良い場所に合って、台風の時でも敷地内に所々水たまりが出来るくらい何ですが、昨晩は一面水に覆われている状態。水の深さも2cm位かなぁ、裸足でサンダルを履いて外にだから、しっかりくるぶしくらいまで水につかる状態。夜の9時位で既にそんな状態で、それが10時になっても11時になっても収まらない状況。

夜の8時位にテレビに速報のテロップが出て、浜松市や静岡県に出された警報等が表示されたので、気になってその時点で新幹線の運航状況を調べてみたんですが、この時点で雨量が制限値を超えて天候の回復待ちという内容。夜の20:30頃を目処に運航再開する予定とその時には書かれていたんですが、21:00頃に再度確認すると、雨量制限を超えたカ所が、2カ所から5カ所まで増えて、かつ運航再開は「未定」に悪化しています。そして22:00頃にアクセスして見ると、丁度この日(23日)の運航停止が決まったところで、この時点で翌日(=今日)の定時運行は無理だろうなあと半分諦めました。

で、今朝朝の5時に目が覚めていの一番で新幹線の運航状況を調べたところ、本日は始発からお昼頃までのぞみ号とひかり号の運航停止。一部こだま号の運航は限定してするけれど、浜松も含む名古屋-三島間の運航はお昼頃まで内容な状態。途中の天竜川、大井川等の河川の水量もそうなんだろうけど、線路の土壌水量が規制値を上回っているとのことで、となると天候が回復してもなかなか水は抜けないだろうなぁ。試しに東海道本線も調べてみましたが、豊橋から三島辺りまで停止しているようすで、後は車でしか移動手段は無さそう。それはそれで混雑するだろうし、現実的ではないだろうしなぁ。元々は、7時前に自宅を出て、8時前のひかり号で都内へ移動する予定でしたが、その予定していたひかり号も運休となり、別の移動手段も見つからないので、早々に本日の予定をキャンセルしました。残念だけれど仕方が無い。今浜松は快晴になりましたが、雨の中心は今朝の時点で箱根から神奈川県と茨城県付近にあるみたいで、1日交通網は今日も混乱しそうだし。やはり、散々なシルバーウィークになってしまいました。


野球で償う

自分よりは一回りくらい上の世代なんだけれど、現役投手時代も長かったから今でも「マサカリ投法」目に焼き付いている、村田兆治氏。その村田氏が、羽田空港の保安検査場で女性検査員に暴行を加えたとして、現行犯逮捕されたというニュース。場所は羽田空港の第1ターミナルの、JAL上級会員メンバー用の保安検査場での出来事らしい。ニュースが伝えるところでは、保安検査場でのX線検査で、何度も引っかかりやり直しをしたことで、いらついて検査員に当たったらしい。

羽田空港第二ターミナルにあるANAのAMC Diamondメンバー用の保安検査場を、以前はよく利用していましたが、何故だか知らないけれど、結構横柄な態度や雰囲気の人はよく見るんですよね。仕事でよく利用していそうなサラリーマン風の人とか、個人事業主なのかラフな格好だけれど、結構派手な腕時計とか装飾品を身につけている人とか、そう言う人の不遜具合が大きい気がする。保安検査場の検査員だけじゃ無くて、その手前のチェックインカウンターのANAのGSさんに対してもそうなんだけれど、あれって保安検査場の検査員さんもANAのスタッフだと思ってるんじゃないだろうか。検査場の検査員さんって、警備会社とかに委託した人なのかな。いずれにしても、ANAのスタッフさんだろうがなかろうが、航空機の安全を担保する重要な仕事をしているわけだから、そこは丁寧に対応しないと。

アメリカの場合はTSA (Transportation Security Administration/米国運輸保安庁)が担当していて、もう検査の時には有無も言わさず問答無用で従わさせられますからね。文句なんか言った途端に別室に連れ去られてしまう(笑)。で、今回はX線検査で引っかかったらしいけれど、何が引っかかったんだろう。良くありそうなのが、お釣りを貰って小銭とかポケットに入れてそのまま忘れているようなパターンとか、自分では入れていたつもりは亡いけれど、以前にポケットとかに入れていて忘れていたようなものとか。私も、腕時計を事前に外しておいてジーンズのポケットに入れて置いて、それを検査の時に忘れてエラーに成ったことがありました。その時には腕時計をはめていたことも、外してポケットに入れていたことも忘れて、逆に「腕時計していないのに、何でなるの」と混乱してわちゃわちゃしたなぁ。

まぁ、私などは小心者なので、X線検査で引っかかったら萎縮してドギマギしてしまうけれど、長いこと勝負事を経験してきた人は、やはり攻撃的に出てしまう時もあるのかなぁ。何が原因だったか分からないけれど、本人も認識していないから、何度も引っかかって頭に血が上ったんだと思うけれど、まぁそこは我慢しないと。野球教室とかいろいろと貢献もしている方なので、謙虚に反省して謝罪して、野球で償って欲しいですね。

元NFLの料理人

今年の春にNFL選手を引退した、元Houston Texans LB#59のWhitney Mercilus氏がマグロの目利き修行という、何ともミスマッチなタイトル。実は彼、一月以上前に来日してして、ファンイベント等も開催しています。その後、関西でクリニックのようなことを有ったり、京都観光を満喫しているような写真をネットにアップしたりしているところは知っていて、てっきり引退してのんびり観光しているのだと思っていたら、本当の来日目的は別のところにあったのかぁ...

NFL選手の中には、大学時代に学歴優秀で、引退後はビジネスの世界に入ったり、あるいは弁護士とか医者とか、そう言う仕事を始める人も珍しく無い。さらには、大学に入り直して、新たな分野に挑戦する人も居て、そう言う意味では選手引退後のセカンドキャリアに関しては、多分大学生時代からそれなりに計画を引いているんじゃ無いかと思います。勿論その中には、飲食店経営に進む人も多いだろうけど、彼のように日本食それも日本にまで来て実際に競りとか調理方法とかまで確認しているのは初めてじゃ無いだろうか。

仮に日本食のお店を開店するとしてもアメリカだろうし、多分日本人なんかも多くチーム生活で馴染みもあるだろうテキサス当たりならそれなりに需用も多いだろうから有望かもしれない。まぁ、刺身から豚カツにカレーにラーメンにと何でもありの"Japanese Resturant"にするのか、マグロとか握り中心の"Sushi Bar"にするのかまでは分からないけれど、これだけ熱心に日本にまで来て勉強しているなら是非成功して欲しい。そして、映像に登場している仲卸の佃氏にしても、料亭店主の荒木氏もアメフト経験者という事なので、そのコネクションを今後も維持して相互に料理とアメフトの交流を続けて欲しいなぁ。佃氏は失礼ながら先週時代の記憶は私は無いのですが、荒木氏は3年前に引退したのかな。確かノジマ相模原、オービックでQBとして活躍した選手のはずだけれど、元々調理師として技術を持っていたのか、引退後の短期間に習得したのか、いずれにしてもビックリしました。

また年末に再来日の予定との事で、年末年始は日本に滞在するのだろうか。そうなると、もしかしたら3日のライスボウルのスペシャルゲストとして登場したりして(笑)。引退したとはいえ、10年間NFLで過ごしているのだから、NFLの同窓会(Alumni)にも登録されているだろうし、その繋がりで日本のフットボールに注目が集まると良いなぁ。個人的願望だけれど、これが将来の日米フットボールの架け橋になってくれたら、生きているうちに必ず彼のレストランへ食事に行こう! (笑)

2022年9月23日

水際対策大幅緩和

国連総会出席のために訪米中の岸田首相が、現地で講演をして、その中で現在行っている空港などでの水際対策を10月11日から「米国並み水準まで緩和」すると表明。陰性証明があれば、特段PCR検査等を不要とする内容だろうから、事実上接種証明書があれば、以前のようにそのまま入国可能になるんでしょうね。また、それに伴って、入国者数の上限撤廃や個人旅行の受入再開、さらには短期滞在のビザ取得免除なども実施されるとの事で、円安やこれまで事実上出来なかった訪日需用の飢餓感もあって、一気に訪日観光客が増加するんじゃないだろうか。 

こちらの記事によれば、10月の予約同行は8月末の時期と比べて、日本発は1.6倍、日本着は1.5倍と順調な様子で、それを見て年末に向けて更なる増便、メジャーなところは以前のようなデイリーとかダブルデイリーにならないだろうか。そうすればチケットもさらに取りやすくなるのだけれど。ただ、こちらも円安の影響によりチケット代は高止まりしているなぁ。来月からは燃油サーチャージがアップするので、なかなか悩み所ですね。

いつも見ているAviation Wireのサイトの記事も、ここの所は各航空会社の増便だったり運航再開の記事が多く占めていて、旅行需要、渡航需用は順調に戻ってきている様子。ゼロコロナ政策で入国を厳密にしていた台湾も、今月29日から観光客受入再開をするとのことで、新型コロナウイルスは完全に終息したわけではないけれど、どの様に共存していくか、どの程度のリスクなら受入可能なのか、その為にどの様な対策(ワクチンや三密回避)が継続可能なのか、そう言うものの共通認識というか理解が固まってきた気がします。その辺り、「0か1か」みたいな両極端の意見を言う人も居るけれど、そうではなく何処までなら我慢できるかという閾値の問題だと私は思う。

10月11日から渡航制限解除となると、丁度10月の連休が終わったところからで、タイミングとしてはそれで良いのかと一寸疑問を感じるけれど、その後11月3日の文化の日や11月23日の勤労感謝の日の飛び石連休。12月には冬休みシーズンとそれなりに旅行機会はありそうなので、観光業界、交通業界、ホテル業界何とか一息付けるのでは。新型コロナウイルスの状況も、減少傾向は続いていて、まだ下げ止まるという状況にはなっていないので、このまま以前の状況くらいまで減少して安定してくれれば安心なんですが。この三連休、台風に成るかもと言う熱帯低気圧の影響で天候は悪そうだけれど、それで有る程度感染拡大が抑えられて、一気に今の波が収まることを祈るばかりです。先ずは自分が注意しないと。

遅れているのは人のせい

またもや川勝知事の舌禍事件か、と言う報道。22日の定例会見で、リニア新幹線工事の遅れは、神奈川県下に設置予定の車両基地の遅れが理由で神奈川県に責任と主張というもの。2週間位前かな、何故か川勝知事が神奈川県の工事中のの車両基地を視察して、同じような事を発言しているニュース場面を見た記憶があるんですが、その時には「をぃをぃ、他人の土俵に押しかけて不躾な発言だなぁ」と思ったんですが、定例会見で発言したと言う事は知事の正式な発言という事になるわけですよね。

仮に、静岡県も含めてリニア工事全体が順調に進んでいる中、唯一の遅れがこの車両基地工事とか言う状況ならば、「リニア開業遅延の懸念」という事で指摘することも有りだと思うけれど、一番の障害になっているトンネル工事を始めるどころか工事の認可すら出していない静岡県が言う話だとは思えない。車両基地遅れの理由は、用地買収がまだ50%程度で、その殆どが神奈川県の責任範囲と言うことでこう言う発言になったと思われるんですが、工事に長期間の時間や難航が予想されるトンネル工事と違って、車両基地は用地買収さえ完了すれば、後は整地をして線路の設置をすれば大体完了じゃないか。少なくともトンネル工事寄りは工事量は少ないだろうし、湧水とか落盤とか予想外の何らかのトラブル発生する確率は各段に低いだろうし。ところで、写真を見て気がついたんですが、川勝知事、ヘルメットを脱いで手に持って移動していますよね。これ、安全管理上問題なんじゃ無いの。それが、ある意味技師化していることも事実だろうけど、少なくとも工事区画に入る場合には安全対策をして入る決まりがあるだろうに、多分自分の気分でヘルメット撮っているんだろうなぁ。こう言う我が儘なところが、この人を今ひとつ信用できない部分だと私は感じるんですよね。

さらに、2回目のJR東海との会見も、当初5兆円と言っていた資産が6兆円になるのも怪しからんと言っているけれど、それって静岡県も含めて工事に予想外の作業が生まれて膨らんでいると思えば、二割という増加率はそんなに不思議は無いでしょう。当初の資産作成時と事なり、コロナ禍で資材も高騰しているだろうし。流石に二倍になるとか言われたら一寸心配になるけれど、2割増しくらいなら最初の予想がリニアスタート時と言う事を考えれば、そんなに大きな変更じゃ無い気がする。個人的には、その2割の増加分の中に静岡県知事の我が儘による追加費用がどれくらいか聞きたいところだけれど。

川勝知事としては、リニア開業遅れの原因として静岡県工区のトンネル工事だけがクローズアップされることが気に食わないのだろうけど、リニア開業の最大の懸念であることも事実。それ故に、トンネル区間を除いた部分開業というようなことを言い出したのかもしれないけれど、それってリニアの元々の目的である東海道新幹線の需要分散には繋がらないし、しかも東海地震の様な万一の場合の補完路線という目的も達成出来ない。品川-名古屋という経路が出来る事で、ビジネス需用を呼び込むことが出来て、運営も黒字化が期待出るのに、僅かな観光需要を満たすだけのために部分開業する方が、赤字の方が増えるんじゃないだろうか。いずれにしても、神奈川県を敵に回すような発言は軽率過ぎる気がする。同じようなトンネル工事の遅延であるならまだしも、全く異なる性質の話を同列に扱うどころか、相手の方が酷いと批判しているわけだからもう因縁を付けているとしか考えられない。静岡県の問題に、他県を巻き込んで煙に巻くようなことは本当に止めて欲しい。

報じるなら詳細を

先月開催された、徳島阿波踊りで、参加した123団体にアンケート調査をしたところ、回答した86団体のメンバーが8月21日から8月25日までの開催期間中に、819人の観戦が確認されたという記事。4人に1人の割合らしいけれど、まだ回答していないグループも有るので、陽性者数は更に増えそうと言う話も。さらに言えば、観戦してから陽性確認出来るまで3~5日位のラグがあるはずなので、この阿波踊りの期間に観戦したとすれば、もう少し後に発症するんじゃ無いだろうか。

この件に関して、幾つかの報道機関のニュースを見てみたけれど、 一番詳しく報じているのは朝日新聞のこの記事かなぁ。それでも、何人中何人で4人で1人という事しか分からないんですよね。本当に必要なのは、仮に800人余りの人が観戦したならば、その中で無症状社、中程度、重症等のレベルによる人数、さらには入院が必要な人のうち、重症者数とか、もしかして不幸にして無くなった人も居ればその人数。そして、それらの年代別分布という情報があれば、例えば感染率は高いけれど、重症者は殆どいないとか、800人の殆どが軽症とか、多分これから新型コロナウイルスを2類相当から5類相当にする検証材料とか、その時期などを考える材料にもなると思うんですよね。毎日新規陽性者数の発表があるけれど、問題なのはその人数よりも、それらの人がどれだけ影響を受けて、さらに回りにどれだけ影響を広げるか、と言う所だと思うのですが。

マスク反対とか5類に落とせという意見を言う人も増えてきているけれど、それって結局はこの新型コロナウイルスの影響が、社会的に受入可能な程度のリスクだと多くの人が認識して受け入れるかどうか何ですよね。例えば交通事故では年間何千人という人が亡くなるけれど、だからと言って車を無くせとか道路に歩行者を入れるなとか、そう言う話にはならないのは、そう言う不幸は続くけれど、それを受け入れるリスクを承知しているからのはず。新型コロナウイルスが無症状で活動に影響無い状態が殆どになっても、例えばその後遺症として味覚障害とか精神不安とかが今後も続くようならば、もしかしたら2類相当の対応は続けないといけないかもしれない。それだけ生活に影響が大きいわけですからね。でも、それを許容できるリスクとして全体の合意(コンセンサス)が出来るのであれば、新しい時代における新しいリスクテイクとして、現在の風邪とかインフルエンザと同じ扱いに出来るかもしれない。良く「海外では」と言うけれど、あれは海外ではそう言うリスクテイクを前提にしているからだからであって、多分日本で今同じ事をやったら、後から「何故5類に落とした」と言うだろうなぁ。HPVワクチン何て、まさにそれと同じ筋道を辿ってきたと思うし。

27日に行われる、安倍層元総理の国葬儀で、海外からの参加者にもマスクを強要するのかという話が沸いているけれど、私は仁摩の人国内でマスク着用を推奨していて、その会場の環境がマスクをしなくても良い条件(2m以上の間隔とか換気とか)を満たしているならばマスク無しとすれば良いと思うし、そうでなければ当日政府がマスクを準備して渡す事も含めて着用を要請すれば良いだけの話しだと思う。勿論、マスクの有無が全てを解決するわけではなく、そう言う状況を意識する状態に今の日本は居るんだという事を認識して貰うためのマスク着用だと思う。「アメリカはマスクをしていない」というけれど、彼方は個人主義中心の世の中で、他の色々なリスクと同様に感染するもしないも個人のリスクという了解の上成立している社会と言う事と混同したら駄目だと思う。この阿波踊りだけでなく、この夏に開催されたフェスとか、色々な集まりでサンプリングとか追跡調査とかやって、その結果から例えば冬に入ってインフルエンザが流行するまでは制限を緩めるとか、そのままインフルエンザ対策も含めて新型コロナも同様に扱うとか、もう少し折角のサンプリングの機会をうまく活用して欲しいなぁ。

浜松ドーム球場

先日地元のローカル局のニュースを観ていたら、「浜松新球場の案が幾つか出された」というような事を言っていて、それによって必要な費用が80億円から300億円以上まで何パターンかあるらしい。一番安い場合は、スタンドを土盛りにする場合で収容人数は1万数千人くらい。一番高い場合は、ドーム球場で収容人数は2万2千人規模。で、その間には屋外型でスタンドなどでの整備具合や収容人数で100億円台のパターンがあるらしい。

「プロ野球の公式戦も」というリクエストがあるので、それなりの大きさのスタジアムになるんだろうけど、2万数千人という収容人数は少ないんじゃないだろうか。試しに、国内のドーム球場のキャパを見ると、大体4~5万人で、一番少ない西武ドームで3万人位。西武ドーム以外のドーム球場は、内外野ともに椅子席だけれど、西武ドームは外野席は人工芝のエリア何ですよね。だから、規模的にはかなり小さい。実は現役の頃西武ドームで何試合か試合をしたことがあったんですが、普通のスタジアムだとホームベース-外野センターの方向でアメフトのフィールドを設置する事が出来るんですが、西武ドームは狭いこともあってレフト-三塁-ホームベースのラインを一方のサイドラインにして、斜めにフィールドを取らないと取れなかった。しかも、確か120ヤード(100ヤードのインフィールドに、10ヤードずつのエンドゾーン二つ)取れないから、一方のフィールドは50ヤードではなく40ヤード(インフィールドが90ヤード)だった気がするなぁ。

西武ドームは、実は他のようなドーム球場ではないという事も有るらしいけれど(笑)、規模的にはあれくらいの物を想定しているんですね。個人的には、あの場所に立てるのであれば、ドーム球場でないと駄目だと思う。

  1. マリンスタジアム同様、海岸近くの場所なので、風や海からの天候の影響が大きい
  2. 照明等が海洋生物に影響を与えるという懸念があるらしいけれど、照明だけでなく騒音も考慮する必要が有ると思う
  3. また、予想される東海地震の時には、まず大きな影響を受けることは確実で、屋外スタジアムの場合リスクが大きいと思う
  4. 野球だけでなく、コンサート等の利用も想定するならば、天候に左右されないドーム型は大きなアドバンテージになると思う
  5. ドーム型だから、コンサート時に大音量を出しても周りに影響しないだろうし(回りもタマネギ畑だから気にしないのかもしれない-失礼)
  6. コンサート以外にも、天候に左右されず催事開催が可能。しかも浜松は比較的天候が年間を通して安定して居るし冬でも暖かいし、地理的にも東京・大阪の中間地点だから、結構穴場では(個人的希望)
浜松という場所柄、サッカーも開催可能ならさらに良いかもしれないけれど、それは難しいだろうなぁ。唯一サッカー開催可能な札幌ドームは、人工芝と天然芝を入れ替えて開催しますからね。人工芝として、ラグビー用人工芝ってあるから、人工芝でもサッカーやラグビー開催も出来るとは思うけれど、あれはあれで野球用の人工芝とはちょっと違うので、野球優先となると難しいだろうし。あと、野球の場合は、一塁、二塁、三塁、本塁のベース付近と、マウンド回りは土を入れないといけない。さらにマウンドは高く作ってあるので、他の競技開催の時にはその処理をしないといけない。東京ドームでのアメフト開催の時は、マウンド部分が下に沈んで、元の場所に人工芝を敷くようになっているんですよね。でも、本塁と3カ所のベース回りはそのままだから、結構人工芝と土(アンツーカー)の境目で足を取られる場合も。ドーム球場じゃないけれど、横浜スタジアムは確か雨との時もマウンドはそのままなので、あそこだけ少し坂になっていた気がする。やはり野球場として準備してしまうと、野球以外のスポーツ開催は難しそう。それでも、西武ドームくらいのフィールドの広さがあればアメフトのフィールドも何とか取れるから、アメフト開催出来るようにドーム球場になってくれないだろうか。地元経済界とか所有者となる県もドーム球場に前向きらしいから、是非実現して欲しいなぁ。

2022年9月22日

チャーター便と政府専用機

勝手に個人的に心配していた、政府専用機の使用問題。何かと言うと、天皇皇后両陛下がエリザベス女王国葬の為に政府専用機を使用して英国におられる間に、岸田首相は国連総会出席のために日本を発たないといけないので、どうするんだろうと勝手に心配していました(笑)。実は、昨日の岸田首相羽田出発のニュース映像を見ていたら、沖止めのスポットから、どうもANAの機材に登場しているように見えて、流石に予備機だけを戻して飛ぶわけにも行かないだろうから、チャーター便かなとその時には思っていました。

で、その予想は正しかったようで、やはり昨日の出発はANAのチャーター便だったようです。ただ、映像で見る限りでは使用機材までは自信が無くて、でも機材の余裕度合いを考えると、B787-9当たりかなぁと思っていました。でも、実際には新シートに更新したB777-300ERだったんですね。 今飛んでいるHND-JFKもB777-300ER (B77W)なので、それもあってのB777-300ER使用だったんだろうか。ファーストクラス(THE Suite)は、岸田総理夫妻専用だろうから、随行員の人達はビジネス・エコノミークラス利用何だろうけど、新シートなので一寸得したかも。政府専用機のシートは新シートの前のシートのはずなので。

このチャーター便と入れ替わるようにして、天皇皇后両陛下が政府専用機で帰国されて、政府専用機はそのままJFKに飛んで行き、岸田総理の帰国は政府専用機で戻るらしいけれど、結構随行員としては「帰りもANAのチャーター便で」と思うかもしれない(笑)。しかし、JFK行きたいなぁ... New York行きたいなぁ... (笑)。実は、お気に入りに登録している某YouTubeチャンネルを見ていたら、その主の方が11月に西海岸各地とN.Y.に行きますと言うようなことを言っていて、「あぁ、俺も行きてぇ~」と気持ちが妙に刺激されたところなんですよねぇ。N.Y.で無くても良いから、NFLかMLB観に行きたいなぁ... 行くとしたら、早くて11月、ギリギリでクリスマスの前位だから、MLBは無理だろうからNFLかカレッジフットボール観たいなぁ...

私の周りでも、夏頃から2年振り、3年振りに渡米してきた人も結構居るので、そっち方面からも刺激を受けて飛びたい気持ちがウズウズ、ウズウズ。首相も渡米するくらいだから、自分も良いよね? とわけ分からない理由付けを繰り返しています(笑)。そう言えば、10月から燃油サーチャージも、片道1万円上がるんだよなぁ... 9月中に発券しようか、往復で+2万円だから我慢しようか思案中です。でも、.... 来週くらいに「チケット発券しましたぁ~」って記事、書いていそう(苦笑)

[2022年9月22日追記] 羽田に戻ってきた政府専用機は、その後千歳基地にフェリーされて、そこからN.Y.に飛んだんですね。長距離(欧州往復)してきたから、やはり基地で整備が必要なんだろうか。毛布とか、アメニティとか、やはり空自マーク入りの物なんだろうか。幾らANAが整備委託を受けていても、ANAの物をそのまま使うわけにも行かないだろうし。食事に関しては、現地で搭載するんだろうけど、乾燥物とか保存が利く物(飲料系とか)は千歳搭載で飛ぶんだろうなぁ。で、片道だけの利用は珍しいと記事の最後に書かれているんだけれど、これももしかしたら何処かの野党が「往復チャーター便で良いのでは無いか」とか後から難癖付けるんだろうか(笑)。

100年も生き残るだけまだまし?!

力による改変」と言うのは、この政党の本領発揮じゃ無いかとも思う産経新聞の記事。安倍元総理の9年近い長期政権を批判する一方で、共産党100年のうち20年以上そのトップに居続けているご自身の「長期政権」に関してはどう言うご意見をお持ちなのだろうか。記事の最後に、元共産党所属議員だった筆坂秀世氏のコメントが掲載されているけれど、確かに記事の内容を読む限りは「昔話」ばかりで、最近の凋落に関しては言いたくても言えないだろうなぁという印象。しかも、その栄光の時代はご自身が日本共産党に入党したギリギリくらいのタイミングな訳で、実際に自分が活動していた時代として経験していたわけじゃない。それだけに、寄りバラ色に感じるのかもしれない。

個人的には、この政党の「公共」とか「平等」という考え方には産生する部分もあるけれど、結局そう言う崇高な理念を掲げたとしても、現実に運用するとなればそれはその時の人間の本質がそのまま反映されるので、画に描いた餅にしかならないだろうなぁという印象。大体、「暴力革命」とか「階級闘争」とか、物騒なことを言うのが共産党だったり共産主義者の考え過多なわけですからね。

一番矛盾していると感じるのは、憲法改正反対と言いながら、現行憲法の改正が必要な天皇制廃止だったり自衛隊廃止に関しては有耶無耶にしている事。それ以外にも、今の憲法の解釈では現在の社会生活に適さない部分も少なくないわけで、何らかの変更なり修正は必要な事は明確なのに、自分達の一度言い出した主張を変えるわけには行かないので、その辺りはぼかして有耶無耶にしている。そういうところに、この政党の裏の様子というか危ない部分を見た気がする。だってそれって、中国共産党がやっている事と同じと映るから。共産主義にしても社会主義にしても、平等とか公平とか言いながらも、結局は何らかの階級なり差別が生まれて行って、その中で上下の差も出来るし結果的に共産主義が否定しているはずの「貧富の差」も生まれてくる。

ここ最近の選挙では、共産党と立憲民主党が選挙で協力して自民党に対抗しようとしているけれど、あの様子を見ていて感じるのは「日中戦争・太平洋戦争当時の、日本軍(=自民党)と中国(国民党=立憲民主党、中国共産党=日本共産党) 対決の構図」なんですよね。内戦状態だった中国の国民党と共産党が、日本軍という共通の敵のために手を握って戦い、その後は今度は再び内紛で国民党が追い出されて中国共産党が主権を得るみたいな。日本共産党としても、最後は自分達が勝つみたいな考え方を実は持っているんじゃないだろうか。そう言う楽観論でも無い限り、あれだけ選挙で負けて支持率だって下がっているのに、あれだけ大きな態度を維持出来る理由が分からない。

力による改変

「東京新聞」「望月衣塑子記者の記事」と言うだけでお腹一杯な気がするけれど、案の定読んでみたら目がクラクラしてきた。安倍元総理の国葬を考えようというオンラインのシンポジウムの内容を記事にした物なんだけれど、何かこの人達が安倍元総理に対して批判していることを自ら行っているようにしか思えないような内容に感じます。 

最初読んでいて「主催者発表で3200人が参加」みたいな風に読んでしまって「主催者ひっぴょうだから、話半分としても1600人なら、結構な人数だなぁ」とビックリしたんですが、ZOOMのオンラインセミナーだから、実数はどうなのか分からないんですよね。同時接続数が最大3200人なのか、累計なのか。その動画がYouTubeに登録されているんですが、新聞にリンクが掲載されていて、かつ記事公開から数日経過しているのに、再生回数が3万回(今朝の時点)というのはちょっと少なくないか。

内容に関しては、偉い東大の先生や有名(多分)な大学の先生が発言されている内容を、素人の自分がとやかく言えるほど知識も何も持っていないのだけれど、例えば東大の石川教授(憲法学)の、

「国家作用としての国葬が、本質的に重要事項だと考えれば、服喪義務を課さなくても法律が必要になる」

 という意見の「何故『本質的に重要事項』だと考えられるのか」という説明が無いと、前段でその手続き論を肯定しているのに、後段で反論する理由が分からない。「国家作用」とは「国家として行われる働きや営み、立法、行政、司法の三点に分類して解釈される場合が多い」と説明されている。「服喪義務を課さない」というのは、弔意の強制がなくても、という意味だから、結果的に「何らかの強制意図がなくても、国家作用であれば法律が必要になる」と言う意味になると解釈できます。つまり閣議決定は無効であり、法律を設定せずに国葬儀を強行することは法律違反(憲法違反?)と言いたいのでしょうね。でも、そうなると閣議決定で実質的に法制的に利用されている物は色々あるはず。ネットで直ぐに反論として出されたのは、外国人に対しての生活保護支給の問題。年間約1200億円が支給されているらしいけれど、法律的には生活保護の対象は日本国民のみ。それに対して、閣議決定どころか厚生労働省の通達だけで実施されている、と。個人的には困窮する人に対してはそれ相応の支援を与えるべきだと思うけれど、これだけ大きな規模になったのであれば、また悪用も言われている制度(通達)であれば、実態を見直して必要なら法制化するべきだと思う。

記事で一番問題なのは、京都精華大の白井准教授の発言でしょうね。暴力による社会改変を認めている発言に思える。しかも、そう言う社会にしてしまったのは「私達」と言いながら、その解決手段として力による改変を訴えるのは矛盾している気がするんだけれど。言うならば「暴力による変更は、どんな理由でも避けなければならない。力ではなく、言葉で戦おう」くらいのことを言うのであれば、180度自分とは異なる意見や主張であっても、傾聴してみようという気にもなるのだけれど。大体、未だに公文書は破棄だとか、モリカケサクラとか、自分達が納得出来ない・しないから疑惑があると言うことを言い続けているだけで、新しい疑惑が生まれてきたわけでもなく、新しい証拠が出てきたわけでも無く。同じ意味では、最後の同志社大学の三牧准教授の、トランプ全体頭領時代の武器購入に関して、安倍氏とトランプ氏の密約と言っているけれど、これは既に合意していた其れ以前の購入に関してトランプ氏が自分の手柄にしただけの話、別のあの2人がその場で決めた話じゃない。と言うか、昨日今日政権交代をしてやっと政権の検証が出来るようになったというならまだしも、もう5年以上も前の事なのに、その間何をやっていたのだろうか。調べたら、専門は「米国政治外交」という分野らしいけれど、それにしては一寸偏った発言が多いような気がするけれど。自分の視野の中だけで生きていると、段々と良くも悪くも凝縮されていくんだろうなぁ。

アパレル再上陸

昨日続けてリリースされたアパレル関係のニュース。一つは、 2019年一杯で日本から撤退したAmerican Eagleが、10月に渋谷と池袋に店舗をオープンするというもの。もう一つは、やはり2019年10月に日本から撤退したFOREVER21が、来年春に再上陸すると言うもの。どちらも、コロナ禍の影響以前の2019年に、実店舗販売の不信などの理由で日本から完全撤退していたものの、再上陸のプランは異なるのがと意外と言うか面白い。

American Eagleは、以前は日本の企業(青山商事)と組んで日本の事業をしていたけれど、今回はアメリカのAmerican Eagle Groupが国内の事業を直接行うらしい。

一方でFOREVER21はその逆で、以前はアメリカのFOREVER21の商品を国内で販売する形だったのが、今回は伊藤忠商事が日本の販売権とマスターライセンス権を取得して、GLOBAL WORKやnico and...等を展開するアダストリアが子会社を通じて「FOREVER21 in Japan」を展開していくという物。真逆の方法で、ほぼ同時期に日本へ再上陸するというのは、ちょっと面白い現象。

日本のアパレルって、少し前にUNIQLOブームみたいなものがあり、「低価格多種類」ブームみたいなものが有ったけれど、今はそのUNIQLOのさらに下のGUが中心なのかな。American EagleもFOREVER21も、個人的にはUSにおけるUNIQLOみたいなものだと思っているんですが、日本ではどう言うプランで展開するのだろうか。まぁ、UNIQLOも海外に行くと「ちょっと高級なブランド」みたいな感じなので、それに近いのかなぁ。

20代30代の頃は、昔のMEN'S CLUBの影響で、「アメリカントラッド」に嵌まっていて、紺ブレとかレジメンタルタイとかオックスフォードボタンダウンとかを買い漁っていたけれど、結構昔購入したものの処分したのに、まだ残っている物も多くて、それはそれで今の所十分足りているので、最近では全然購入意欲も沸いてきません。以前アメリカに入っていたときには、どちらの店舗にも足を運んでちょっと買い物をしたこともありますが、多分今行ったら全然好みとは違うデザインばかりだろうなぁ。それでも、もし近くに店舗が出来たり、仕事などで都内に出かける機会があれば、何となくアメリカの雰囲気を感じにぶらっと寄るかもしれない(笑)。

2022年9月21日

急な冷え込み

今朝は何ヶ月かぶりに「うっ、寒い」と言う感覚で目が覚めました。9月も後半になってきたんですが、まだ蒸し暑い日が夜も続くので、未だにタオルケットで寝ているんですが、大体朝目が覚めたときには横に蹴飛ばしていたのが昨日までの目覚めの状態。今朝は、タオルケットにくるまっていたんですが、足とか手とかは外に出ているので、その部分が朝の冷たい空気に反応したようです。日中の最低気温は、この朝の頃のようで、20度台を切って居て前日の最低気温と比較しても10度以上下がったらしい。

昨日も一日はっきりしない天気が続き、今朝もどんよりと曇り空が広がっています。雨は降るような降らないような予報で、さて今日も外での作業を予定していたけれどどうしようか朝から悩みます。今日とか雨があるのは構わないのだけれど、出かける予定の有る週末土曜日が既に雨予報になっているのが憂鬱。カメラを担いで出かけないといけないので、雨予報となるとカメラのレインカバーは勿論、こちらも防水のジャケットとか準備が必要で、その準備も使用も使用後木綿道なんですよねぇ... 

昨日までまだまだ蒸し暑い状態だったから、ずっとTシャツ短パン姿で過ごしていましたが、そろそろまずは下の方は短パンからスウェットに変える頃だろうか。別にスウェットも履き慣れているから良いのだけれど、やはり30度近い気温の中ではいていると蒸れてきて決して快適では無いし。雨で濡れることを回避出来ても、ぴっちり密閉して汗で衣類が濡れそう。もう少し時期が進んで、肌寒い時期なら汗をかくことも殆ど無いのでまだ良いのですが、この時期は何をしても汗まみれになって帰宅するのは確実なので、それだけが悩みの種。

いずれにしても、雨が降る前提で色々準備しないと当日困るのは自分。特にカメラに関しては、今回新しいカメラに更新した最初の雨運用で、かつ専用のレインカバーがまだ販売されていないので、どの様に準備するか問題。望遠レンズは、市販の社外品だとレンズ長に対応していなくて、昔のカバを掛けて、その上から市販品を被せるようなことに志位と間に合わないかなぁ。もう一つ広角用のレインカバーも見つからなくて、これはここ数日中にカメラ店を回って何か探してこないといけない。準備は勿論進めるんですが、何とか天候が直前で変わってくれないか、願掛けもしないとなぁ... 折角のシルバーウィークが台無しです。

2022年9月20日

受け子ロンダリング

 最初何の話なのか全く理解出来なかったんですが、関連する記事を読んで理解出来ると同時に、「すげぇスキームだぁ!」と不謹慎ながらも感心してしまいました。自分なりに理解して咀嚼すると、

  1. 悪用するために利用できる口座番号収集のために、良くある「現金プレゼント」キャンペーンを展開
  2. 「当選」と称して賞金振込のために、相手の口座情報を受け取る
  3. その口座に、何故か200万円(あるいは、それなりの高額の振込)が振り込まれる
  4. 「間違って(複数人分)振り込んだので返金して欲しい、と口座主に依頼
  5. 口座主が指示に従って現金を引き出して、指定された場所に行く
  6. 多分事前に了解していただろう「迷惑料(この場合は10万円)」を差し引いた残金を渡す
  7. 実はその200万円は、振り込め詐欺で振り込まれたお金なので、知らないうちに実質的に受け子の役割を演じたことになる
  8. 警察の捜査が入り、知らないうちに受け子役をされた口座主が逮捕
  9. 本人は当然否定するが、それ故に厳しい立場になるばかり。当然、もともとの依頼主とは連絡取れず
依頼主(=振込詐欺の主犯)としては、手数料を渡す分損するわけですが、自分で口座管理したり引き出したりするリスクは限り無く軽減できるわけで、その安全料と思えば悪くない。受け子になった方としては、2万円のつもりがその5倍の10万円貰えるならば文句は無いだろうし、仮に間違って振り込まれた200万円をそのままネコババしようとすれば、連絡先も口座番号も分かっている相手(=依頼主=主犯)から「警察に届ける」とか恫喝されれば従うしか無いだろうし。いゃぁ、欲もこう言うスキームを考えつく物だと感心してしまいます。

Twitterで、リツイートしてくれたら現金上げますは、最初ホリエモンだったか、元ZOZOの前澤さんだったかが始めたと思うんですが、要するにマーケティングに利用出来るアカウント収集目的だったんですよね。そう言う実績があるから、実は参加する方も疑問を感じず抵抗感も無く参加して、自分の個人情報を晒してしまう。これ、依頼主側としては、これまでは現金振込用の口座を自ら準備する必要が有り、その手間とリスクが有ったけれど、今回の方法を使えば事実上何時でも好きなときに活用できる「クリーンな口座」が手に入るわけで、その効果は大きいでしょうね。今の時代を反映したアイデアだと思う。

ただ、昔読んだ確か「ナニワ金融道」の中の話だったと思うんですが、ヤクザのマネーロンダリングの話で、たまたま拾った宝くじで一等3億円当選を引き当てたホームレスの人に、とある人物が接触して、その宝くじを「3億1千万(だったか金額は不明。ただし当選金額よりも多い金額)」で買い取りたいという話を持ちかけられる。で、とある部屋の中でその宝くじと現金がつまったスーツケースを交換して、そのホームレスは大喜びで帰宅するんですが、実はその宝くじの持ち主はヤクザの親分で、世の中には出せない怪しい裏金を「宝くじ当選金」という裏書きされた正真正銘の「お金」として利用出来るようになったというマネーロンダリングの話でした。いゃ、そんな話は漫画の中だけの話だろうと思ったけれど、似たような話は実際にあるみたいで、満更嘘でも無いらしい。さらに言えば、その突然の大金を手にした人間も、そのヤクザ関係のお店に誘って放蕩癖を付けさせて結果的に現金回収する、というオチらしい。世の中には、色々なアイデアを思いつく人が居ると思うけれど、悪事とかの方が画期的かつ前衛的なアイデアが生まれてくるのは何故なんだろうか。やはり人間の欲が絡むと、脳の働きも違うのかなぁ。

キラキラネームから「輝く名前」に

佐々木俊尚氏が紹介されていた東洋経済ONLINEの記事。所謂「キラキラネーム」を母親に付けられた息子が、色々な理由から自分の判断で自分で自分の名前を変えた話。 

普通この手の話って、その名前故に差別とか虐めに子どもの頃合って、それによって成人しても悩むみたいな話がこれまで聞いた殆ど何ですが、今回の記事の話はそう言う悲壮感だったり悲劇的な部分は殆ど無くて、何か凄くホッとするというか救われた気がするというか、多分ご本人の性格の良さが全てなんだろうけど、「あぁ、こう言う世界もあるんだなぁ」と感心してしまいました。 

母親が、産んだ子どもは自分の「王子様」だからと「王子様」と名付けたと紹介されているんですが、その気持ちは分からないでは無いけれど、名前ってその子の将来を願って付けるもんじゃないだろうか。「正直に成長して欲しいから『正直(まさなお)』」とか「明るい子どもになって欲しいから『明子(あきこ)』」とか。ずっと母親とともに母親の管理の下生きるわけじゃ無いのだから、自分の気持ちを押しつけるような行為としか思えない。両親が昔ファンだったアイドルの名前を子どもに付けるみたいな話を時々聞くけれど、多分そのアイドルとは顔かたちも正確も違うだろうけど、そのアイドルを投射された子どもの方は迷惑以上の迷惑でしょうね。それと同じ話だと思う。

記事を読んで本当に救われるのは、この元王子様の性格が良かったことだなぁ。目立つ名前で、しかも直ぐに噂が広がる小さな共同体の中では、本当に目立つ存在だったと思う。そんな中でもグレること無く素直に現実を受け入れて前向きに行動しようというところが、これまでよく聞く「キラキラネーム」さんとの違いだと感じますね。そう言う意味では、お母さんの思い入れは強すぎたかもしれないけれど、ご両親も含めて家庭にも恵まれていたのだと思う。そうでなければ、

「単に親が付けた名前が珍しいというだけで目立つなんて、プライドが許さない。名を売るなら、自分の実力で勝負したい」。そのために、自分で自分の名付けをしようと心に決めた。(強調私)

こう言う事はなかなか言えないと思う。 やはり今回の件に関しては、ご本人の性格の良さ、考え方の素晴らしさ、そして行動力と全てが揃っていたことが最大の理由だと思う。

この話と比べたら些細な話ではあるんですが、私の名前は両親が付けた物では無く祖父がお世話になったヤマハの偉い人が付けた(提案した?)名前だという話を子どもの頃に聞いて、結構ショックだった記憶があります。元々は、父親の名前の一文字を取って用意していたらしいのだけれど、その偉い人が「こう言う名前は」みたいな形で祖父が聞いて来て、それで決まったような流れらしい。父親は祖父(父親の父親)の言う事にはなかなか反対できなかっただろうし、お世話になった人から聞いてきたと言いつつも、実際は多分祖父としては長男(=父親)の初めての子どもで、自分の家を継ぐであろう直系の初の男の子の誕生だったから、昔の人ですから相当嬉しくて、無理にその偉い人にお願いして名前を考えて貰ったんじゃ無いかと想像しています。そこまでしたからには、「やっぱり止めました」とは言えないだろうし。小学生の頃の「自分の名前の由来を聞いてきましょう」みたいな授業の時に、そんな話を聞いて結構ショックだったのは未だに記憶しているし、流石に今では自分の名前に抵抗感は無いけれど、未だに発音しにくい(本来の名前は発音しやすい)のだけは嫌だけれど(笑)。「名は体を表す」と言うけれど、自分自身の事に関しては、自分で名前を付ける事は案外重要かもしれない。昔は「幼名」を付けて、元服(成人)する時に実名を名乗ったけれど、案外そう言う制度が復活しても良いかもしれない。マイナンバーが機能するようになれば、生まれたときから亡くなるまで統一番号で管理出来るから、「名前」はその「エリイアス(Alias)」だと思えば、特に不思議は無いかも。そう言う時代になれば、もっと救われる人が増えるかもしれない。

台風一過

現時点では温帯低気圧に変わったものの、未だその影響が残る台風14号。昨日も折角の祝日と言うのに安定しない天候が続き、晴れ間も出る時間帯もあったんですが、天候は猫の目のように変わり、突然雨が降ってきたり、それがさっと上がると風が吹いてきたり、何かランダムに色々な天候を試しているみたいな状況。

それでも、予想よりは雨風は酷くなく夕方になり、「そんなに酷くなくて良かった」なんて思っていたんですが、夜の9時過ぎ位かなぁ、そろそろ寝る準備でもしようかと思うくらいから、急に雨風が酷くなり台風みたいな殴りつけるような雨が降りだしてビックリ。自宅は築年数も古いので、所々痛んでいる場所があるんですが、玄関先は木製の引き戸という事も有り暫く前にシャッターを取り付けてあるんですね。台風とか、雨風が強い時にはそれを降ろして、飛来物で玄関が壊れないようにしています。昨日は、「雨は激しいけれど、風はそんなでも無いだろう」と想定して、そのシャッターは降ろしていなかったんですが、予想を大きく裏切る強い風がゴーゴー外でなっています。一寸雨足が弱くなったときにシャッターを降ろそうかとも思ったんですが、そこで玄関を開けると外から室内に一気に吹き込みが起こりそうで、結局暫く様子を見て雨も少し収まってきたので結局シャッターは下ろさずに就寝しました。

その後、何度か外の音で目が覚めることもあり、結局静かになったのは明け方4時位かなぁ... 予報ではお昼過ぎからは晴れるとなっているんですが、空模様を見ると未だにどんよりと灰色の厚そうな雨雲が広がっています。今週は、強化曜日から木曜日まで有休取得をしており、色々外回りの片付け事をしようと思っていたんですが、今日も無理そうかなぁ... そんなに酷くは無いだろうけど、雨は雨でも台風の海風の雨だから、いつもよりは塩分も多そうだから、早めに車の洗車もやりたいし。晴れたら晴れたで、予定していた外回りのガラクタの片付けやら、倉庫の整理やら、さらには伸び始めた雑草の処理もしないといけない。シルバーウィークと言いつつも、ダークウィークになりそうな気分。

最初に台風が上陸した九州では、まだ停電などの影響が大きく残っているようで、早い復旧を祈るばかり。日本は台風で大変ですが、台湾は結構大きな地震があり、さらに今朝はメキシコでの地震のニュースが。台湾もメキシコも地震が多い地域だと思うけれど、何か世界中が自然災害で揺れている気がする。だからこそ、ロシアは戦争何かしている時じゃ無いと思うのだけれど、あれはあれで今止めてもウクライナは納得しないだろうし、かといって元の状態に戻るにはまだまだ時間が掛かるだろうし。自然災害も苦しいけれど、人と人との争いの方がもっと苦しいというのは何か矛盾している気がする。明日は、晴れる、明日は今日よりもよくなるという希望だけが生きる糧なのかもしれない。 

2022年9月19日

台風14号

折角のシルバーウィーク期間中なのに、台風14号の影響が大きくて、全国的にマヒ状態に陥っている状態に。私も、実は今週の火曜日~木曜日は有休を取得して、自宅の整理とかしようかと思っていたんですが、今の所悪天候で外に出ることもままならず、結局は天候とにらめっこの状態に。

台風14号は昨日九州鹿児島に上陸して、今現在九州を北上しつつ、進路を東に変えて最悪中国地方から近畿地方を横断しかねない進路に。元々強烈な台風と言われていて、伊勢湾台風以来の勢力とも放送されていたと思うんですが、陸上を移動すればエネルギー供給元の海面では無いので、勢力も減退するんじゃ無いかと思うのに、そうでもないんですね。

地元浜松は、今の所大きな被害は出ていない様子ですが、それでも線状降水帯が時折通過するのか、時々旧に雨脚が強くなったかと思うと、あっと言う間に雨が止め青空すら見えるような天気になり、それからまた暫くすると曇り空になり雨が急に降りだし見たいな、無限ループ状態。買い物をしに車を出そうかと思って用意しているうちに天候が悪くなり、止めようと決めると急に回復してきたりと、どうも猫の目以上に急変する天候や環境について行けない状態我続いています。

今日も様子を見つつも、一寸消耗品とか買いたい気もあるんですよね。今の所少し天候も落ち着いている様子なので、今のうちに出かけようかと思案中。予報では、台風の影響が出てくるのは今日の夜から明日に掛けてらしいので、案外今日の日中はそこそこ安定した天候なのかもしれないけれど。ニュースを見ていると、都内の雨は結構激しくて、冠水している道路も多いみたいですが、ここにさらに雨が降ってきたら大丈夫なんだろうか。先週の後半には仕事で横浜に出ていたんですが、数日の違いで助かった気がします。今週末には試合で出かけなきゃいけないので、それまでには天候回復して欲しいけれど、どうだろうか... 散々なシルバーウィークになりそうで残念です。 

雨天コールド

昨日開催されたアメフトの試合。関東・関西共に天候は不安定で、特に関東の試合は落雷のために一時中断しつつ、ハーフタイムでコールドゲームになったもの。

試合は、13:00キックオフで始まったものの雷雨のため一時中断。14:00から再開して豪雨の中富士フイルムがフィールドゴールで3点を入れてハーフタイム。しかし後半戦時にも雷雨の可能性が高いという事で、試合はハーフタイムでコールドゲームとなり、3-0で富士フイルムが三菱商事に勝利という結果に。どちらのチームにとっても悔しい結果だったでしょうね。

私も自分の試合では経験は無いけれど、悪天候(雷雨)のために試合中断終了という経験は何度かあります。アメフトの場合、金属を使用した防具を着用して居るので、雷に関しては凄くシビアなんですよね。一方で、雪とか雨とか風邪の場合は、グランドが使用出来るならかなりの悪天候でも開催されます。実際、もう30年以上前だけれど、千葉マリンで試合があったとき、前日から台風みたいな雨風が続く日で、よく京葉線が止まらなかったなと思うくらいの天候の中、4Qまで試合は行われましたからね。皮肉なもので、試合が終わる頃には天候も回復してきて、帰りの電車に乗る頃には晴れ間も見えていた気がする。当時のマリンスタジアムは、新しい人工芝のグランドだったから、水はけも良かったしだから開催可能だったと思います。当然、人工芝の上にひいたラインなんて流れてしまって見えないから、パイロンだけが目印で、アウトオブバウンズの判定は難しかっただろうけど。

今回の「雨天コールドゲーム」に付いては、多くは再試合や元々中止(延期)するべきという意見が多数なんですが、グランド確保も含めて日程が厳しい事もあり、「延期」というのはかなり厳しい判断なんですよね。元々のスケジュールは2週間に1回試合が入るように組まれているんですが、それを何処かで1週間に1回にしないといけない。しかも、プレーオフ進出等、リーグ戦後の条件もその試合結果で左右されるとなると、そのプレーオフの前十分な余裕を持って開催しないといけない。過去には、夕方で終わる日程の後、ナイターで急遽追加したような場合も有ったように記憶しています。また、「中止」の場合は、例えばグランド側の事情もあるわけです。今回の会場は天然芝のJリーグも試合をするサッカー場なので、有る程度の天候でも許容されるのかもしれないけれど(一般の市営グランド等は凄く厳しい場合も)、会場側の理由でNGと言う事も有る。今回は台風接近で悪天候が予想されていたので、多分予め審判団・チームコーチ・運営(Xリーグ)間で、天候悪化の場合の選択肢は事前に協議されていて了解されていたんじゃ無いかと思います。そんな中で、一番不満が残りそうな結果になってしまったのは残念だけれど、それも含めての試合だろうし、シーズンのリーグ戦なんですよね。

同じ会場で、今日は関西から遠征してくるアズワンブラックイーグルスと警視庁イーグルスの「イーグル(Eagle/鷲)対決」が予定されているんですが、どうするんだろうか。天候は、雷さえ無ければ何とか持つとしても、新幹線が今日は午後から新大阪-名古屋間で運休とか言っているので、アズワンの選手は関東に移動出来ても試合後帰宅出来ないんじゃ無いか? 都内に宿泊するとしても、明日は平日で仕事のある選手やスタッフも居るだろうし。同じ地域同士のチームの再試合も大変なのに、一方が遠征となるとますます再スケジュールが大変そう。ただ、再スケジュールが難しいからと言ってリスクを軽んじて強行してもいけないし。それに、警視庁なんて災害対策で待機とか掛からないのだろうか。ここ数シーズンは、比較的台風の影響とか無いようなシーズンが続いた記憶があったんですが、今シーズンは台風の直撃では無いけれど、いろいろと大変なシーズンになりそうですね。兎に角、事故など無いようにして何とかシーズンを進めて欲しい。

2022年9月18日

Gamepassを観る

ここ10年以上、国内フットボールで忙しくて、NFLを観る機会はテレビ(G+やNHK BS)を録画するのが精一杯で、それを消化することも出来ないような状態に。だから、数年前まで年に何回かNFL観戦も兼ねて渡米しても、正直選手名とかチームの状況とかにも詳しくなく、まぁスタジアムの雰囲気を楽しんで帰ってくるのが関の山でした。まぁ、フットボールに限らずスポーツの楽しみ方には色々あるから、そこは個人の好き好き何だけれど、やはりNFLという最高峰の試合を満喫出来ないのは勿体ない。そんなこともあって今年はNFLの全試合観戦出来るNFLのGamepassを購入してプレシーズンから観戦しているんですが、コンテンツが多すぎて追いつかないどころか、既に破綻しています(笑)。

そのGamepass何ですが、幾つか不満な点が。最大の理由は、贔屓チームの登録が1チームしか出来ない。贔屓チームを登録しておくと、大量のコンテンツからそのチーム関係のコンテンツを優先して表示してくれるんですが、こちらは勿論そのコンテンツにも興味はあるけれど、別の贔屓チームの試合も観たいわけで、そういうところが一寸使い勝手が悪い。「贔屓チーム」として登録するだけで無く、例えば「ライバルチーム」みたいなカテゴリーでも良いから、対抗馬のチームやそれ以外のチームでも注目したいコンテンツにアクセスしやすくして欲しい。 アメリカだと「おらがチーム一筋」というフランチャイズファンが殆ど何でしょうけど、それでもNFCならあそこ、AFCならここ、みたいな人も居るわけだし、自分のように複数の贔屓チームを応援している人も居ると思うんですよね。Gamepassの契約で、1チームだけのコンテンツ視聴というオプションもたしか合ったので、その人はそれで良いだろうけど、全試合視聴可能なコース名のだから、もう少し複数チームの平行視聴しやすい形式にして欲しいですよね。

後微妙にイライラするのが、日付け設定。OS (Windows)のLocalを拾っているので、試合日時なんかが日本の日付けで表示される。国内から視聴するのだから、それはある意味親切な機能ではあるんですが、こちらは現地時刻でも知りたいことがある時に不便。しかも、Gamepassだけならまだしも、連携しているNFLのサイトも同じだから、例えば旅行して現地観戦したいときに、この試合は何日の何時キックオフなのか、いちいち日本時刻から逆算しないといけない。通常の場合だと、NFLの試合は日曜日のお昼頃、午後早く、夜、そして月曜日の夜、というパターンなんですが、年末とかになるとThanksgiving Gameとか木曜日に開催されたり、土曜日開催になる場合も有ったりするので、そう言う場合に困ってしまう。本当ならば「現地時刻で表示 / OSのタイムゾーンで表示」と切り替えられたら良いのですが。まぁ、現地時刻の場合でも、米国の場合は複数のタイムゾーンがあるので、それはそれでまた細かなタイムシフト計算しないといけないけれど、それでもまだにほんの国内時刻から逆算するよりは楽。この辺りは、Gamepassの使い勝手を考えるなら確かに親切設計・親切設定何だけれど、そこだけに固定してしまうと逆に使いづらくなる場合がある典型例でしょうね。グローバル化が進んでいる今の時代では、こう言うタイムゾーンの問題って結構有ると思うのに、対応しているアプリやソフトがまだまだ少ない気がします。

まだWeek-1の試合を半分も消化していない状態で、もうWeek-2が始まってしまい、もう寝る間を惜しんでも追いつかないくらい(笑)。実は、自宅のAndroid TVで、このNFL Gamepassのアプリが登録出来る事を発見したので、早速アプリを登録して、テレビでもワンタッチでNFLゲームを観戦出来るようにしたんですが、いゃぁ快適。PCの画面(ブラウザー)に表示して、仕事をしながらのながら観戦も良いけれど、やはり大画面で迫力有るプレーを観ることが出来るのは圧巻です。で、決して自慢では無いのだけれど、NFLの実況中継だったり解説の英語が昔に比べてかなり分かるようになった気がします。まぁ、昔(20年以上前?)は、本当に単語の発音を聞くだけで、フットボール用語とか言い回しになれていなかったので、多分言葉としては聞き取れていても、それを理解して認識するのに時間が掛かっていたのかなと。それが今では、それなりにそういう部分の語彙も増えてきているので、何となく片言で聞いても脳内変換で直ぐに正しい単語に結びついて「理解出来た(気がする)」状態に慣れるんじゃないだろうか。日常英会話は苦手だけれど、仕事の会話だったら問題無く出来る(知っている単語や知っている言い回しに内容も知っている事がベースだから)のと同じ事なのかなと思っています。このシルバーウィーク中は、ずっとテレビにかぶりつきになりそう。

激戦続くシルバーウィーク

今週と来週の連休には、多くの国内フットボールの試合が予定されているんですが、今日明日は台風の影響が心配。特に今日の夕方大阪では、二週間前にやはり台風の影響で試合延期となった沖縄のチーム(琉球ガーディアンライオンズ)の予定では第二節、実際にはシーズン初であり協会登録後初めての公式戦が有るだけに、何とか試合は開催して欲しいところ。今の所沖縄からのフライトは運休していないようなので、何とか開催にこぎ着けて欲しいのだけれど。

今シーズンは、リーグで殆ど配信サービスをするので、もう試合がてんこ盛り。そんな中で色々印象に残った試合も。

試合はややワンサイド気味だったけれど、だからこそそう言うプレーも生まれるかもしれない。50歳台でプレーしているのも凄いけれど、そこでラインの選手がインターセプトをして、あわやリターンTDというのも凄い。一生の記念になるんじゃ無いだろうか。まだまだシーズンも序盤、これからの試合でも活躍して欲しい。

そして、さらに印象的だった試合がこちら。


 

今シーズンリーグに正式加盟をした茨城セイバーズ(白ユニフォーム)と、古豪のハリケーンズ(赤ユニフォーム)の対戦。ほぼ互角の内容だったけれど、4Q終盤にハリケーンズが27-19と逆転。それを4Q残り1分を切ったところでセイバーズがTDを奪い2点コンバージョンも成功させて27-27の同点に追いつきます。最後にフィールドゴールで逃げ切れば良いハリケーンズですが、最初のプレーのパスをセイバーズがインターセプト。そこからラッシュを受けて逃げ回るQBが、投げ捨て気味に投じたパスがTDパスとなり逆転勝利。最後の最後にドラマがあった試合でした。

XリーグのトップレイヤーであるX1 Superでは、福岡拠点のotonari福岡SUNSが凄く注目を集めているけれど、この茨城セイバーズも、地元密着で周りを巻き込む凄く努力をしているチームの一つ。どのチームも、チームの存続や上位進出を兼ねて努力していることに違いは無いけれど、やはりその中でも成功しているチーム、不満足なチームが出てくる事は仕方ないんですが、正直なところ「茨城県」というそれほどフットボールがメジャーとは言えない地域で地元と見事に連携しているこの茨城セイバーズの活躍には今後も期待したいところ。

今日も多くの試合が予定されていますが、一日ザッピングして終わりそう。NFLの試合もあるのに、どうしようか嬉しい悲鳴ですね(笑)。

2022年9月17日

成田空港新ターミナル

成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)が、現在3カ所有る旅客ターミナルを、C滑走路の新設に合わせて1カ所に集約するという記事以前見た成田空港の拡張工事計画の資料では、A滑走路の南側ランエンドのRW34Lの東側のエプロン当たりかなぁと思ったんですが、そうなると既存施設を使いながらの新築工事は難しそう。スペース的には、今のB滑走路と新しく作るC滑走路の間位に広いスペースがあり、かつ既存施設に影響せずに準備出来る。でも、その場合既存の鉄道施設の延伸はどうするんだろうか。鉄道施設はそのままで、駅とターミナルは地下鉄とかシャトルみたいなもので接続させるんだろうなぁ。

「1カ所に集中」させるというのは、確かに効率は良いと思うけれど、それだけ巨大な設備になってくると、今度はターミナル内移動が大変になりそう。例えば、羽田空港の第二ターミナルでは、電車からのアクセスは大体ターミナルまん中に集約されているので、中央付近のゲート利用の時は良いけれど、北ピアとか南ピアの外れのゲートの時なんか大変。到着するときは逆に、バゲッジクレームが2カ所有るので、まん中付近のゲート寄りも、少し左右に離れたゲートの方が有利だったりする。成田空港の場合は、当然出入国管理も有るだろうから、複数の場所に出入国審査場やバゲッジクレームを作るのだろうけど、今の規模の第一ターミナルでも結構移動が大変なのに、その倍以上、もしかしたら3倍位の規模のターミナルになったらどうなるんだろうか。

シンガポールのチャンギ国際空港みたいに、コの字型だと一番効率が良いのかな。その場合でも、離れた場所を直ぐに移動出来るような、シャトルとか地下通路みたいな物も必要だろうし。まぁ、建物的には1カ所でも、例えば右側はスタアラ系、左側がワンワールド系みたいなわけ方をして、実質的には今のT1~T3見たいな機能分割はするんだろうけど。そうそう、国内線ターミナルも作って欲しいですよね。沖止めじゃ無くて、ちゃんとゲート登場できるような国内線ターミナルを。新ターミナルは、C滑走路の供用開始となる2029年3月が目標みたいで、7年後かぁ... まだ飛んでいるかなぁ... 何とか、一度位は新ターミナルを利用出来る程度の健康と経済具合で合って欲しいけれど。

記事にも書かれていますが、自分がよく利用するスタアラが集約されている第一ターミナル(T1)は、成田空港開港時のターミナル。開港は1978年なので、まだ自分が学生の頃なので、将来仕事やプライベートで頻繁に利用することになるとは梅雨ほども思わなかった頃。当時はT1の北ウイングは今と変わらないけれど、南ウイングは中央ビルを挟んで北ウイングと対照的なデザインで、今の第4サテライトは無い時代。その後T2が出来、T1も第4サテライトが出来、第5サテライトが増強されたりと拡張されてきたけれど、流石に築40年過ぎると老朽化も目立つでしょうね。そう言えば、第5サテライト先の58A/B番ゲートと、T2の68番を接続する計画が以前有ったと思うけれど、新ターミナル建設でそれも無くなるのだろうか。変わりゆく成田空港、まだまだ見ていたい。

野田元首相、国葬儀参加

立憲民主党の野田佳彦元首相が、27日の安倍元首相の国葬儀に参列することになったという記事。一部所属議員が「不参加」で騒いで、それに押されるようにしてなのか党執行部も「不参加」を決めた後での発言は大きい気がする。まぁ、現在の野田氏は、執行部役員では無い「最高顧問」であるし、所属議員の参加・不参加は個人の判断に委ねると言っているから、別に立憲民主党としても問題は無いのだろうけど。

未だに「悪夢の民主党政権」と言われて、自分もその意見に120%賛成しているのだけれど、その中で政権を担った3首相のうち、最後の一年余りを担ったこの野田氏だけは真っ当な人だったなと思います。まぁ、その前の鳩山、菅の2人が酷すぎたという事も有るけれど、それなりに民主党政権を立て直そうとしていたと感じるし、逆に政権最後の方では如何に自公民政権へスムーズに政権移行させるかという事を考えていたような印象も受けるし。大体未だに記憶に残っているのは、消費税10%増税を確約するのであれば、今すぐに解散総選挙に応じると言うようよな、事実上の政権委譲みたいな事まで言っていたわけですからね。その「確約」を何とか2回延期したけれど、最後に安倍内閣で10%に消費税をアップしたら、まるで安倍政権が決めて増税したみたいな批判を受けたけれど、ああいう歴史の流れを忘れている人も多いんだろうなぁ。

一方立憲民主党の支援団体である連合の芳野友子会長は、「苦渋の判断」ながら出席を表明。うーん、連合内の大人事情もあるからこう言う言い方をしないと行けないのだろうけど、安倍政権下では雇用率は大幅にアップして失業率も下がったわけだし(その分平均給与は下がる数値になる)、少なくとも自分の記憶する限り首相自らが企業側に対してベースアップの具体的な要請とかしたことは無いと思うのだけれど。勿論、100点満点の労働政策・経済対策では無かったとは思うけれど、立憲民主党よりはよほど労働者寄りの政策提案や政策実施をしてきたと思うのだけれど。

で、さらに大人げないのがいつものこの人

「国葬よりも優先されるべきコロナ禍、物価高の労働者支援を政府に求める立場なのでは」などと批判的にツイートした。

と、twitterを国会議員の仕事と勘違いしているけれど、本当にそう思うのであれば、閉会中審査では国葬儀の話ではなく労働者支援とか経済対策の話題を取り上げれば良いだけなんじゃ無いの。連合の芳野氏は労働者側の代表として、勿論必要な要求なり請求をする立場にあるけれど、その支援を受けている立憲民主党は立法府側の受け口として同じ事をやる義務が有るんじゃ無いだろうか。それなのに、国葬儀に拘っている自分達を棚に上げて、こう言う言い方をするのはやっぱり他人事なんだからでしょうね。「次の内閣」とか「ネクストキャビネット」とか、身内で勝手に盛り上がっている暇があったら、現行の内閣とは「ここが違う」というところを証明するような、意見表明とか対案提案とか、そういうところをちゃん見せないと。結局は、なんちゃら合同タスクと同じで、名前だけ付けて格好を付けてみました、で終わりだと見透かされてしまうんですよね。 

並ばせることの方が問題では?

佐々木俊尚氏は納得されたようですが、天の邪鬼な私(笑)は納得出来無い話。

 下記事はこちらになるのですが、小学校などで朝の朝礼とかの時には、良く「背の順(小さい人は前、大きい人は後ろ)」で並ばされたものです。今では日本人の平均身長を少し下回る身長の自分なんですが、小学生の頃はクラスでも2~3番目くらいに身長は高くて、大体は列の後ろの方にいつも立っていましたね。で、「身長の順に並ぶことは差別なのか」という話なんですが、正直成長期にある子どもの場合は、日々その人その人の状況で身長も体重も変わるのだから、差別も何もない気がするんですが。勿論、毎日身長を測定して並ぶ順番を決めるわけでは無く、年に一回あった身体測定の結果から並び順が決まって、凄く成長速度の大きな子がいる場合なんかは、途中で入れ替わったりするけれど、大体半年とか学期毎に並び順は調整されていた気がします。勿論ずっと小さいままの子もいるし(そう言う子は、中学とか高校でいきなり身長が伸びたりして、後から同窓会なんかでビックリすることも)、何か背の高さは殆ど変わらないのになんであいつは後ろなんだ見たいな妙なライバル心もあったし。これを、成長が止まってしまった社会人とかでやれば「差別」と言えると思うけれど、日々成長している子どもが並ぶ時の規準の一つとして適用する事は問題無いんじゃ無いだろうか。

と言うか、そう言う事を言い出したら、「並ばせること」自体が何か規準を作って順列を付ける行為なのだから、「整列」とか「並ぶ」という行動自体が「差別」と言われてしまう気がする。記事では「名前順で十分」と書かれているけれど、それだって読み方のあいうえお順で並ぶんだろうけど、例えば「相川(あいかわ)さん」とか「青木(あおき)さん」なんかは、いつも前の方だけれど、「和田(わだ)さん」とか「与田(よだ)さん」なんて、いつも後ろの方だろうし。問題は、どう言う理由で有れば全く問題無いと言える規準作りというのは無理なのだから、その中で一つに固定する事の方が「差別」になるのでは。身長での整列ならば、小一の時は一番前だったけれど、小五になったら後ろから三番目になったと言う事もあるのに、名前だと最初から最後まで一番前、一番後ろ、みたいな話が出てくるだろうし。

記事では、身長順に並ぶ理由として、後ろの人が前を見やすいようにと言われるけれどそれは取って付けた理由で実際はそんなに身長差は無いと書かれているけれど、名前順とかで並んだ場合例えば160cmの子どもの後ろに150cmの子どもが来たら全く前が見えないだろうけど、160cmの後ろには160cmかそれ以上の子どもが来るから、それほどの差にはならないのでは。あと、子どもの側から前が見える見えないと言う話だけでなく、前にいるであろう先生側からも子供達の顔を満遍なく見ようとすれば、はやり手前は低く後ろは高い方が見やすいと思うし。「そのルールしか使わない」というのであれば、やはり問題だと思うけれど、朝の朝礼は身長順、給食の配布は今日は名前の「あ」行から、来週は次の「か」行から、運動会の入場行進は背の高い人から、とか、並ぶことが必要な度にその都度適切と思われるような規準を設ければ、別に「差別」とはならないと思うけれど。

自分が小学生の頃だと、「男子1列、女子1列」と男女も別れて並んでいたわけです。今だと、男女が一緒に1列に並ぶんだろうか。そうすると、ますます身長差は大きくなる可能性がありますよね。今の世の中、何でもかんでも順番付け・順列付けは良くないと言って、何か曖昧な話にしようとするけれど、別に身長順に並んだからそれが優劣の順位だと言っている訳でもないと思うし、問題なのは何かに固定することこそが「優劣の固定」になるのでは。「見栄えのために並ばせるな」というのであれば、「〇年×組みの人は、この辺りに集まってください」と行って、集合形式にすれば良いだろうし。批判するのであれば、順位付けの方法では無く、順位付けの元となる「整列」という行為じゃ無いのだろうか。何か意見として最もらしいようにも感じるけれど、でも肝心なことはそこじゃ無い気もする。

イベント混雑

久しぶりに横浜のオフィスに出社して、夕方新幹線で帰宅するときの話。横浜線で新横浜駅へ移動していたんですが、何か車内に女性が多い雰囲気。それも、10代から20代と思われる若い女性が中心で、そこからそれなりの年代と思われる女性グループみたいな集団もちらほらと。しかも、皆さんちょっとお洒落しているような感じの服装が目立ちます。新横浜駅の一つ手前の菊名駅では、東急線から流れてきたのか、さらに多くの女性がホームに並んでいて、ドッと車内に乗り込んできます。で、新横浜駅に到着したら、それら女性客が一斉に下車するんですよね。

私も、ここから新幹線で帰宅するから降りたんですが、その様子にビックリ。少し時間があったので、外に出てスタバで冷たい物でも購入しようかと思い、新幹線の改札を出たら、駅ビルの中も女性グループがいつも以上に目立ちます。スタバの前にも長い行列が出来ていて諦めて戻ってくると、駅構内の混雑はどんどん増している様子。しかも、中には大きめのスーツケースとかキャリーバッグを持っている人達も。一体何だろうと思っていたら、校内放送のアナウンスがあり、「本日は横浜アリーナでイベント開催があり、駅構内が混雑しています...」というじゃないですか。それで混雑の理由はわかったけれど、これだけ女性が集まるという事は、誰か男性タレントさんのコンサートでもあるのかと一寸興味が沸いていて、スマホで「横浜アリーナ イベント」で検索してみました。で、直ぐに理由判明。この日から四日間連続で、ジャニーズ事務所のKing & Princeのコンサートが予定されていました。四日間の開催日のうち、初日の金曜日が夜の部だけですが、残り3日間は昼・夜の2部構成。週末の三連休の新横浜駅はかなり混雑しそうな雰囲気ですね。

過去にもこう言うケースに遭遇したことは何度かあり、コンサートだけで無く、例えばサッカーの大きな大会の時とかも、新横浜駅はかなり混雑します。横浜アリーナにしても、日産スタジアムにしても、今の所アクセス出来るのはJR横浜線、東海道新幹線、横浜市営地下鉄の3線で、しかも横浜線は菊名で東急東横線と接続するから、その分もJR新横浜駅に流入してくるだろうし。来年春には、相鉄・東急の新横浜線が開業するけれど、となるとますます利用者が増えてイベント開催時にはカオスになるのだろうか。それでも、来るときは良いんですよね。開始時刻は決まっているけれど、早めに来る人、ギリギリの人、有る程度分散するから。問題は、終了時に駅利用が重なるとき。一気に駅に集まってくるから大変。何度か、帰宅が遅くなったときに競合したことがあったけれど、出来れば避けたいところです。

新横浜駅だけでなく、浜松駅でも隣接するアクトタワーで何かコンサートとかあると、やはり浜松駅がいつも以上に変に混雑する事があり一寸ビックリします。さらに、近くのエコパスタジアムでJリーグの試合とかコンサートがあるときには、浜松駅で新幹線から在来線に乗り換える人が増えるので、やはり異常に浜松駅が混雑しているというか、何か駅全体が人出の熱気で風船みたいに膨らんでいるような感じを受ける場合も。自分は、昔はコンサートとか行っていた口だけれど、最近はもうBlu-rayで楽しめれば十分程度なので出かける気持ちはさらさら無いのですが、こう言う光景が見られるようになったというのは、コロナ禍も段々と落ち着いて来たという証拠の一つなんでしょうね。それはそれで大切なことだから、またぶり返さないように気をつけて楽しんで欲しい。

2022年9月16日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系23滞在目(26泊+14泊)は、いつもの横浜シェラトン。夕方早めに羽田空港から京急で移動。混雑する横浜駅を抜けて、B1Fから26Fのラウンジに上がると、待ち行列無しでチェックインできました。夕方のカクテルタイムで、受付の人が一人だけだったので、私の後数分違いでチェックインに来た人などは少し待たされていましたので、グッドタイミングでした。

部屋は、久しぶりに広い部屋にアップグレードして貰えましたが、一つ問題は「ラグジュアリールーム」なので、作業用のテーブルが丸テーブルで、しかもコンセント位置から離れているため、この日持参したAnkerのUSBアダプターやType-Cケーブルでは届きません。仕事で使うパソコンも、昼間機内でバッテリーモードで使用していたので、残容量も半分くらいなのでACに繋いでしようしたい。テーブルを移動使用かと思ったときに閃きました。

  • 壁のコンセントには、USBの充電用ポートも2口準備されているので、スマホ2台の充電はここにUSBケーブルを接続して実行
  • この夜のパソコン使用は、持参したAnkerのモバイルバッテリーを接続して、これをAC代わりにすれば多分夜の内数時間くらいは十分持つはず
  • その後、モバイルバッテリーをACチャージャーに接続して、寝ている間に充電しておけば翌日も利用可能なはず
  • 翌朝のパソコンは、内蔵バッテリーで利用して、出社すれば会社でACアダプターに接続出来るので、それで問題無し
実際そんな感じで運用して、問題無く一晩使用する事が出来ました。難点を上げると、

  • モバイルバッテリーの残量が、4個のLEDでしか分からないので、どの程度使えそうか事前に分からない
  • この日は2個LEDが点灯したので半分くらい残っていたはずですが、結構早く放電してしまったので、もしかしたらもっと少なかったのかもしれない
  • ただその場合、なんで減っているのか理由が不明。購入時に満充電をして、カメラに接続してテストしたくらいで、その後は特に使用していないはずなんですよね。自然放電でそんなに減るのだろうか。そうだとすると、常に充電しておかないと安心して使用出来ないけれど、それはそれでバッテリーの体に悪いし...
  • よくよく考えたら、今回の場合は内蔵バッテリーに充電しつつ本体動作用の電力供給もしているわけだから、結構消費電力は大きい。となると、急速にモバイルバッテリーが放電したように見えるのも、あるいみ自然なのかも
予想を超えるようなトラブルは無かったけれど、運用に関しては色々なケースを想定して試していく必要が有りそう。

県知事欠席

何かよく分からない理由だなぁ... 安倍元総理の国葬儀に関して、全国47都道府県の知事のうち、他行事と競合した長野県知事はまだしも、何か個人的恨みが理由なのかと思ってしまう沖縄県知事に、理由もよく分からないで欠席する我らが川勝知事。7月の奈良県で開催された全国知事会の時に現場で赴いたので、今回の参加は不要という理由らしいけれど、それも何か変な話。奔走には既に出席したので、今回の国葬儀には参加しない、というのであればまだ理解出来るけれど、現場で哀悼の意を表すことと、儀式として追悼することは別物じゃ無いだろうか。

沖縄の玉城知事の言い分も不明なわけで、仮に沖縄の基地問題の事を言っているのであれば、最大の原因は鳩山元総理の「トラストミー」に有るわけですからね。「最低でも県外」が最後は「辺野古以外は無い」になって今に続くわけだから。で、政権担当中は「辺野古に」と言いながら、下野した途端に「沖縄の基地負担」とか180度の掌返しをして恥じないのだから呆れてしまう。そう言う人達の応援を受けて選挙で当選しているのに、何故一番の原因に対しては何も言わないのだろうか。現政権だから文句を言うという理由はあるだろうけど、何か何を言っても無駄なような脱力感というか何というか...

それ以上に脱力するのが、我が静岡県の川勝知事だけれど、先日もリニア新幹線の工事に関して、他県まで出かけて行って「遅れて居るのは静岡だけじゃ無い。他所だって同じ」とか「部分開通が良い」とか、何か無責任な発言で他所にまで迷惑をかけるのは止めて欲しい。水問題が静岡県の問題、大井川の問題だというのであれば、そこで解決するべきであって、他所様がどうこう言うのであれば、競技会には行っているのに反対しているのは静岡県という立場も矛盾している(ご本人は「賛成」とか行っているらしいけれど...)。

もしかしたら、もっと欠席する都道府県があると踏んでいたのだろうか。ところがいざ蓋を開けてみたら、47都道府県のうち3件だけで、理由らしい理由も無いのが沖縄と静岡の2件だけと悪目立ちしてしまった気がする。参加するも不参加するのも自由ではあるけれど、それとは別に組織や立場によっては「大人の付き合い」とか「大人の事情」もあるわけで、そういう部分も含めて「礼儀」とか「礼節」というものもなり立つんじゃ無いのか。そう言う意味で、余りに大人げない態度・行為のように感じる。

 

UA Leg#4: HND-OKA/-HND

随分と久しぶりの二ヶ月ぶりとなるフライト。 最初の予定は、もう少し早かったのですが、台風の影響などもあり遅らせたもの。ただ、自宅を出るときには天候が芳しくなく一面の曇り空で、慌てて折り畳み傘を掴んで出かけたくらいどんよりしていました。いつも利用している新幹線ひかり号よりも2本位早いひかり号利用なので、自宅から浜松駅まで移動する路線バスも始発利用。久しぶりにこの時間帯を利用してビックリしましたが、この始発を逃すと、次のバスまでは40分間も待たないといけない。以前は、この間に1~2本走っていたと思うのだけれど、どんどん路線バスが減っていきます。

ひかり号は、06:55発なのでまだ駅構内のスタバ開いておらず、駅近くのコンビニ(7/11)に行ってサンドイッチなど朝食を調達して、再び駅に戻ります。その後ホームに上がると、木曜日の早朝だけれど結構な乗客の数。新幹線利用で、浜松から静岡に通勤している人は結構いるんと思うんですが、コロナ禍前の8割位は戻ってきている感じです。自分が利用した指定席車両も、いつもよりは混雑している雰囲気でしたが、よくよく見るとグループの乗客が多く、混雑している理由の半分くらいは週末から始まる秋のシルバーウィークで出かける人達だったのかもしれません。ただ、品川駅も以前に近いくらい混雑していて、確実に外の状況は戻りつつあるなぁと感じながら、羽田空港に到着しました。駅でそんな状態だから「混雑しているだろうなぁ」と思いつつ地下の駅から上がって行くと、出発階に移動するエスカレーターはガラガラ。ここ最近、長い待ち行列が出来ていたりしましたが、たまたまなのか何なのか。そのまま、保安検査場Bを抜けて、出発ゲートの61番ゲート前に移動しました。

1) HND 09:35 - OKA 12:20 (NH995)

ゲート前に到着して、いつもの様に搭乗機の写真を撮影しようと窓際に行ったところ、まだ使用機材がゲートに到着していません。まだ事前改札も始まらない9時前のタイミングですが、もう機材は到着して荷物の積み込みとか始まっていないとおかしい時刻。「あぁ、これは遅延するな」と思いつつ、ゲート前の椅子に座って待つことに。それから10分程すると、ANAから通知がアプリに届き、出発時刻が9:35から9:40に遅延するという連絡が来ました。ただ、5分の遅延じゃ住まないだろうとこの時点で感じましたが、実際は15分位の遅れにこの後なります。

この日は連休前という事からか、子供連れ幼児連れの家族が多く、9:30頃に事前改札が始まると、それだけで満席になるんじゃないかと言うくらいの家族連れがゲート前に列を作ります。ゲートも3列開けて対応するけれど、なかなか進まない。その長い優先搭乗がまだ終わらないうちに、1列をグループ1のDiamondメンバー向けに開けて、一般搭乗も始まりました。結局ドアクローズとなったのは09:50頃。そこからプッシュバックが始まったのが10分位してからで、D滑走路のRW05に移動して離陸したのは、10:17頃でした。

出来るだけ速度を上げて遅れを取り戻しますという機長アナウンスもありながらも、多分15分位の後れなら影響しないからまぁいいやとゆったり構えてのフライト。食事をいただいた後は、やはりつかれていたんでしょうね。知らないうちに寝てしまいました。使用機材がB787-9の新シートで、座り心地やリクライニングの状態が良かったことも有るかもしれない(笑)。

沖縄に近づくにつれて、台風の影響が心配されましたが、特に揺れることも無く接近。沖縄本島を東から時計回りに回り込んで、第二滑走路のRW36Lに着陸したのが定刻位。そこから誘導路を移動して32番ゲートに入ったのが12:30頃と10分の遅延での到着でした。那覇空港のターミナルも、ゲート付近はそんなに混雑していませんでしたが、外に出ると結構人手が多くてビックリ。これから、沖縄から出発する人のピークになるんでしょうか。それら人混みを抜けて、所用のためにまだ暑い沖縄の日差しの中に出ていきました。

2) OKA 14:15 - HND 16:45 (NH468)

再び空港に戻り、出発ゲートを確認すると35番ゲートになっています。早めに中に入ろうと、空いていた奥の保安検査場Cを久しぶりに利用。羽田と違って、那覇空港ではパソコンをカバンから出してスキャンが必要ですが、その時に係員の女性の方が「モバイルバッテリーはお持ちですか」というので「はい」と応えると「バッテリーを取り出して見せてください」との事。羽田では、持っているかすら聞かれませんでしたが、まぁ当然の処置でしょうね。実はフィールドトライも兼ねて、先日購入したAnkerのモバイルバッテリーをこの日は持参していたので、カバンの中から取りだしてトレーに置きました。やっぱり大きいし重いなぁ。係員の方は、バッテリーを手に取り裏面を何やら確認していましたが、容量確認をしていたんでしょうね。自分のバッテリーは60Whなので問題無いはずで、バッテリーをトレーに戻すと奧のX線検査の担当者に「モバイルバッテリー、確認済みです」と声を掛けていました。

無事に保安検査場を通過してゲート前に到着すると、往路の時よりは乗客は少なめ。定刻通りに優先搭乗が始まり、直ぐにグループ搭乗に代わって、ドアクローズしたのは定刻よりも5分位早めでした。この後プッシュバックまで少し時間が有り、ゲートを離れると、ターミナルの反対側RW36Rに移動。羽田に向けて離陸したのは、16:30頃で、ブロッキングタイムは02:07と表示されていたので、少し早めに到着するかなという感じでした。

水平飛行に入ってからは、軽食は断りそのままウトウトしながらのフライトに。この日は、往路復路共にWi-Fiが安定して居て、そこそこのスピードでも接続してくれたので、時間を持てあますことも殆ど無く過ごすことが出来ました。空港に近づくと、房総半島の東側会場付近を回り込むように北上して行きます。「また北側からのアプローチかな」と思ったら、半島のまん中くらいで左旋回をして、一気にA滑走路を目指す進路に。真っ直ぐにRW34Lに向かい着陸しました。その後、61番ゲートに移動してゲートインしたのが定刻よりも少し早いくらいでした。

この後、翌日は横浜のオフィスに出る必要があるので、いつもとは逆に横浜方面行きの京急を捕まえて移動。混雑した横浜駅を抜けて、いつものホテルへチェックインして一日が終わりました。

2022年9月15日

広告洗濯機

話題となっている「広告(しゃべる)するシャープの洗濯機」。こういう機会が喋る状況って、別にこのシャープの洗濯機が初めで車無くて、家庭内なら電子レンジだって喋るし、冷蔵庫だって音声ガイドが付いているものも有る。外を歩けば、自動販売機の音声機能はもう普通の領域だし、新幹線などの車内案内だって、昔は車掌さんが話をしてい物が、最近では明らかなテキスト合成した音声と思われるアナウンスも増えてきています。外国ではまだ珍しい光景なので、日本に観光に来た訪日観光客の人は、話をする自動販売機に驚き、様々な音声ガイドにもビックリしているみたい。それが日本らしい光景だと。

とは言っても、今提供されているのは開くまで「音声ガイド」なわけで、それがガイドの範疇を超えて「〇〇をご購入ください」とまで言い出すのはちょっとやり過ぎではという気もしないではない。でも、最新の自動販売機だと、カメラで利用者の年齢とか性別を特定して、最も売れ筋と思われる商品をカスタマイズして表示したり、推奨(リコメンド)機能みたいな物もついているわけで、そう言うものが家庭に入ってきただけ、とも言えるかも。機会では無いけれど、Amazon何かでも履歴を見て推奨商品をバンバン表示してくるわけですからね。ネットに接続している以上、その行動履歴は何処かに残っているわけで、それを利用したビジネスが存在している以上、ある意味仕方が無いというか当然というか。

そんな話はネットにも色々転がっているんですが、その中でも思わず膝を叩いたツイートが、「みんなシャープの広告付洗濯機で騒ぐけれど、もっと広告をしているのに昔から何も言わずに利用して居る電化製品があるじゃないですか。テレビっていうんですけどね。」と言うよう書き込み。思わず座布団100枚上げたいくらい。確かにそうだよなぁ 、テレビは広告の固まりだよなぁと感心しました。その代償として、様々なコンテンツを無料で視聴できるわけですからね。

同じ広告でも、自分にとってメリットのある物なら、多分多くの人は受け入れてくれるんじゃないだろうか。例えば洗濯機が洗剤の広告をする場合、単純残量だけモニターして、閾値を超えたら「〇〇洗剤が後残り僅かです。是非追加購入をしてください」というのが今のスタイルとすると、「〇〇洗剤が後残り僅かです。これまでの利用頻度を考えると、5日以内の追加購入をお勧めしますが、洗濯の間隔を1日ずつ伸ばして、8日後に購入すればAmazonのセールを利用でき、一つ当たり200円お得になります。」位の提案をしてくれるようになれば、案外受け入れてしまうかも(笑)。実際問題、ブラウザーの所々に表示されるターゲット広告や、YouTube等で挿入される広告って、なんでこんな物が表示されるんだろうと不思議な物の方が多いんですよね。例えば、コンテンツを間違って全然違う物をクリックすると、突然その系統の広告で埋まってしまうとか。開発する方が大変というのは良く理解出来るんだけれど、ネットに接続したから広告を流すのでは無く、ネットに繋がったからどう言う付加価値が喜ばれるのか、その視点でのデザインをもっとしないといけないと思う。

国葬の法的根拠

産経新聞の記事から、閣議決定で執り行われる今回の安倍元総理の国葬儀に関して、一部野党やメディアや知識人(?)は、法的根拠が無いと批判していたけれど、平成12年(2000年)の内閣府設置法の関連文書で「国の儀式」として定義されていた、という産経新聞の記事。 確か、先日の閉会中審議やその前の会見でも、そう言った説明をして閣議決定をして経て国葬儀を開催すると説明していたと思うけれど、結局野党などの反論は「法的根拠が無い」としか言わなかった。それが、この記事によって「法的根拠はある」事が証明されたわけで、彼らの反論する根拠が無くなったわけになるのだけれど。

このコンメンタールは平成12年(2000年)に出されたわけだから、民主党政権時代にも調べれば分かったはず。ただ当時はそう言う事例が無かったから、多くの法案や事例の中に埋もれていて気がつかなかったとしても、ある意味仕方が無い。ただ、一度は間違っても政権をになった人達なんだから、政府が「これこれしかじかである」と答弁したならば、その内容に関して確認をして本当かどうか調べるくらいのことはやるべきなのでは。花から相手を否定する事だけが目的だから、多分何も調べない何も確認しない何もしないで居るんだから、それは怠慢と言われても仕方ないと思う。

以前も参考にしたNathan氏のnoteにも書かれていますが、読売新聞の9月6日の記事にも同じ内容がどうも取り上げられているらしい(有料記事)。まぁ、週刊誌報道はよくチェックするけれど、新聞記事なんて読まない人達なのかもしれないけれど(笑)、すでに指摘されていることを見逃して、「怪しからん」と騒ぐのもどうだろう。で、そのあげく「欠席アピール」で格好付けたら、梯子を外されてしまったような感じですね。でも、あの人達っていつもそんな感じだよなぁ。で、騒ぐだけ騒いで自分達が分が悪くなると直ぐに黙ってしまいほとぼりが冷めるのを待つというか。そのやり方はどうかと思うけれど、国会議員と言えども全てに精通しているわけでは無い。その時点で知らない事の方が多いだろうし、その状態で何か意見を言う場合もあるでしょう。ただ、その結果自分の意見が間違っていた、訂正が必要な場合には、真摯にそれを受け入れて修正するべきだし、それが出来ないのであれば、議員という立法作業をする組織の人員としての素質がないと言えるのでは。

自民党とか公明党が決して良いとは思わないし、彼らにも多くの問題があると思うけれど、それでもこれまでの歴史だったり経験から、何か発言する場合にはそれなりの下調べとか調査をして、且つ独りよがりな意見にならないように委員会なりグループなりで精査して、それから外に出してくる仕組みがそれなりに機能していると思うんですよね。一方で、立憲民主党とか共産党が提案している法案とかの話だと、明らかに個人の力量に依存してその内容とかクオリティが決まっているような気がします。だから、フィルタリングの順番が逆なんですよね。本来なら変な意見が表に出ないようにフィルタリングするべき組織が、話題性とかインパクトで選別して取り上げるから、一見良さそうな話が後から爆弾になってブーメランとして戻ってきてしまう。先日も、「ネクストキャビネット」作りましたなんて言っているけれど、そんな机上の空論みたいなものよりも、もっと地に着いた仕組みを考えるべきなのでは。まぁ、官僚を呼び出して自分達の欲する答えが出るまで恫喝しているようでは、それもまた夢のまた夢なんだろうけど。

防衛大臣は安全保障大臣

立憲民主党「ネクストキャビネット」の配置について、防衛大臣が任命されていないとネットで話題になったところ、立憲民主党代表の泉健太代表自らが、「ホンマに思っています?」 と、かなりラフな返信。

相手は、イスラム研究で有名で、メディア等でもコメンテーターとしてよく登場する、飯山陽氏なんだけれど、知り合いだとしても公党の代表が公に発する言葉とは一寸思えない。しかも「ホンマに」と書いていて、「あれ、この人関西出身なのか?」と思ったら、生まれは北海道(札幌市)で高校まで北海道にいて、大学は立命館大学に入ってそこから京都を背局に政治家人生を歩んできたらしい。 

別に関西弁がおかしいなんて言うつもりは全く無いけれど、日頃の発言ではそんな印象を全く受けていなかったので、ここでそう言う物言いをすることが凄く不思議というか何て言うか。本人が書き込んだ内容なんだろうか。多くの場合、こう言うアカウントは複数の担当者がいて、その「中の人」が分担して担当していたりするんだけれど、その中の人がつい地がでてしまったのだろうか。で、その返信の中では、

  1. 玄葉氏が「安全保障大臣(外務大臣+防衛大臣?)」に任命されている
  2. 衆議院で防衛政策を話し合う委員会は「安全保障委員会」である
と言っていて、だから防衛大臣は実質的に任命されている、と言う主張らしい。実際衆議院の常任委員会では、「安全保障委員会」の所管事項として「防衛省の所管に属する事項」と明記されているけれど、もう一つ「国家安全保障会議の所管に属する事項」も書かれていて、こちらは今の防衛大臣以外にも、副総理、総務大臣、外務大臣、財務大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、官房長官、国家公安委員会委員長から構成されるわけで、そうなるとそれらの権限も集約する、とも取れてしまう。それ以外にも、衆議院の常任委員会の名称と大臣名が違う場合もある(例えば「財務金融委員会」は「財務省と金融庁」し、一番大きな「予算委員会」なんて全ての省庁が参加するわけだし。正直、詭弁としか感じられない回答。

で、流石ネットの集合知は凄いなと思うのは、今回玄葉氏は、外務大臣と防衛大臣を兼務することになっているのだけれど、2017年に当時の稲田朋美防衛大臣がPKOの日報問題で辞任した時に、当時の岸田外務大臣が防衛大臣を兼務したのだけれど、どちらも重要課題を扱う激務で兼任は無理と当時の野党は散々批判したんですよね。もう忘れているんだろうなぁ、そんなことは。こういうところなんですよね、この人達が信用できないところは。さらに彼らの「次の内閣」陣容を見てみると、その外務・防衛大臣の兼務のような重責の二乗見たいな大臣もいれば、何故か「環境大臣」はそのままなんですよね。凄く責務のバランスが悪くないか? しかも、所管委員会として「原子力問題」と書かれているけれど、これって今は経済産業省の所管じゃなかったっけ? 現状から変えることも意味があるならやるべきだとは思うけれど、その理由も何も説明が無いから、何をしたいのかも分からないし、結局は自己満足でしか無い「次の内閣」になるんですよねぇ。まぁ、常任委員会に合わせて「次の内閣」を組閣したのであれば、その担当大臣はさぞかしその委員会で活躍してくれるんでしょうね? 彼らは、無闇矢鱈と大臣の委員会出席を強要するけれど、当然「次の内閣」大臣も少なくとも所管委員会には必須で出席し、かつ自分の対応する現職大臣が呼ばれて出席する場合には、その「次の内閣」大臣も当然委員会に出席するんでしょうね? 大いに期待しよう(笑)。

2022年9月14日

欠席アピール

 演出家の宮本亜門氏のところにも、安倍元総理の国葬義の招待状が届いたけれど、俺行かないもんねの「欠席アピール」

蓮舫議員、辻本議員を筆頭に、複数国会議員が「欠席アピール」しているのに乗じたのか、あるいはそれがかっこいい行為と思っているのか、はたまたなにか特別な恨みつらみを安倍元総理に持っているからなのか、こういうことをそれなりに有名な人が堂々とやってしまうことに、なにか社会が変異しているというか「あぁ、こういう人たちとは同じ空間や時間を共有したくないな」という気持ちし乾いてこない。

「なぜ自分に送られてきたのか」と宮本氏は疑問を書いているけれど、安倍政権は 9 年近く続いたわけだし、その間に演劇とか芸能関係で接することもあっただろうし、仮に芸能関係にそれなりの人数枠を設けていたとしたら、底に入るくらいの知名度や実績はある人だろうから、特に不思議はないと私は思う。「自分の住所は教えていない」とも言われているようですが、そんなもの普通お仕事以来のためになにかの連絡先は公開しているだろうし、調べればわかることだろうからそんなに不思議なことでもないだろうし。それでも、意図しないで招待状を受け取ったとしても、送る側だって「誰それに送りました」とは言わないのだから、そのまま不問に付して黙っていればいいだけの話だと思うのに、こうやって世間にアピールしないと気がすまないのだろうか。

例えば、安倍総理と入魂で絶対あの人は参加するだろうと思われいる人が、どうしてもなにかの理由で欠席せざるを得ない場合なら、「○○の理由で欠席します。ご冥福をお祈りします。」くらいのことを周知させるのはありだと思います。変なノイズ( 実は犬猿の仲だったとか誤解されるような情報拡散を事前に防止するために)を出さない対策としてならわかるんですが。そういう意味では、参加対象として事前に言われている元や現国会議員が「デル・でない」ということを言うのは、まだわかる。ただし、そのやり方は下品だったと思うけれど。一般の葬儀にしても、ああいう時にその人の本性というか本来の人柄がよく出てくるもんですよね。生前は毎日喧嘩ばりしていた相手が、号泣して死を悼む何言うドラマみたいな話も。そこでその人の人間性が現れるのは、なんとも皮肉なような気もします。

一〜二年くらい前かな、確か当時はコロナ禍の真っ最中で、演劇とか舞台が事実上閉鎖状態だったときに、なにか番組で政府の新型コロナ対策を批判しているような光景を見たんですが、あれ、この人こんなに過激な物言いをする人だったんだと驚いた記憶があります。演劇関係だと文字通り死活問題の状況った時期だと思うけれど、それにしても親の方のような言い方にすごく違和感を感じた記憶が。演劇とか演出とか、芸術関係の人は感性が研ぎ澄まされている文、感情を発露することも多いのかもしれないけれど、個人的にはちょっと近くにいてほしくない性格の人だなと正直感じましたね。理系の人間だからかもしれないけれど、論理とまでは言わないにしても筋の通らない用な言い方をする人はどうも苦手だし、一言目から感情的な言葉になる人はもう論外。でも、今回の件でよく見てみると、そういう人が危機として「欠席アピール」しているように感じるので、案外自分の感性は間違っていないのではないかと思っているんですが。人を感動させドラマとか演出を作るのは、決して舞台やテレビの画面の中だけの話じゃないと思うんですよね。日常のちょっとした時に、やはり人としての片鱗がよく出てくる気がする。

振り返りの重要さ

スポーツクラスタで話題になっている、日本バスケットボール協会が作成公開した「テクニカルレポート2021」。その背景を伝える記事(#1, #2, #3)。その内容の厚いこと、特に日本チームの弱点まで網羅した内容に、相手に漁夫の利を与えるのではと言う意見もあったそうですが、それよりも国内のチーム・コーチとの情報共有とそれによるチーム強化効果を優先して、その様な情報まで公開することにしたというのは、非常に良いことだと思う。

多分今でもやっていると思うんですが、アメフトシーズンが終わった2月とか3月になると、アメリカでは全米中のコーチが集まって、有名チームや強豪チームがそのシーズンにどんなプランを立てて、どんな準備をして、どんな結果が生まれたのか、全て公開するんですよね。それによって新しい知見を得たり、情報共有する事で自分達が抱えていた問題解決の方向性が見つかったりする事で、特定のチームだけが強くなるので無く、そのスポーツ全体の底上げに大きく貢献をしている。高校チームが強くなって優秀な人材が集まれば、大学チームが恩恵を受け、大学チームのレベルアップがされれば、NFLが恩恵を受けるという、スポーツ連鎖が機能している。また、その中には単にトレーニング方法とかだけで無く、選手育成とか人材育成みたいな話も含まれるから、途中でフットボールから離れても、第二第三のキャリアパスを見つける、あるいは道付ける切掛にもなっている。

日本ではそう言う話は殆ど聞かないので、最初そう言う全米のコーチミーティングみたいな話を聞いた時には、かなりビックリしましたが、仕事をして会社に入ると、今増えの言い方で言えば「PDCA (Plan-Do-Check-Action)」は当たり前の世界で、同じような改善活動はプロジェクトの度に行われいます。ビジネスの世界で当然という事は、アメリカのフットボール界と言うのは、ある意味究極のビジネスな訳だから、PDCA的な活動も実は普通の事だったんだと、仕事をするようになってから納得した記憶があります。ただ、仕事でのPDCAにしても、やはり問題が自分にあるとはなかなか認めづらいときもあるわけで、そこを前向きに次に向けての改善提案として、原因・対策としてまとめるだけで無く次に繋ぐことの出来るエンジニアだったりプロジェクトマネージャーは、やはり優秀な人でないと出来ないなと感心しています。

国内のアメフト界を見てみると、競技人口も少ない(学校・社会人含めて2万人程度)ので、それに関わるコーチや審判といった周辺人口も少ない。かろうじて大学フットボールがそれなりに国内でも盛んなので、そこからのOB/OGが社会人も含めてアメフト界全体を支えているような構図になっているけれど、それだけじゃ広げる事は勿論、現状維持すら出来なくなることは明らか。やはり、選手経験とかチーム活動経験も無い人も巻き込んで、段々と母集団を広げていく事を考えない駄目なんですよね。その対策の一つして、こう言う形で包み隠さず業界の状況を公開することで、興味を持ってくれる人も増えるだろうし、一番の効果は全員で問題点を共有することで、不要なことが排除されて効率化され、さらに新しいアイデアやより斬新考え方が生まれてくる可能性が高くなること。その為には、こう言う情報共有を協力に進める中心人物が必要な事は勿論、それを支持して実践してくれる中核の指導者や現場の選手の協力も必要。今回は、日本バスケットボール協会がこう言うレポートを作成した事が話題の中心ですが、実は協会自体がこう言う活動を是として実行してきたという事が、一番重要な変化であり理由だと思う。国内のアメフト業界も少しずつ変化してきているので、是非その流れに乗るだけで無くリードする立場を目指して欲しいなぁ。

次のない「ネクストキャビネッ」

立憲民主党が、久しぶりに「次の内閣(ネクストキャビネット)」を発表したというのだけれど、ぶっちゃけた話し「次はあるの?」と問い詰めること小一時間。本来ならば、英国とか米国のように、二大政党が拮抗した勢力を維持して、選挙毎に後退するような緊張感のある状態で政治が行われるならば、事前にそう言うものを準備しておき、スムーズに政権移行が出来るようにして置くことも意味があると思うけれど、今の立憲民主党にどう転んでもそう言うチャンスがあるとは思えない。

「政権担当能力があることを示す」と言いながらも、No.2に「あの」長妻氏を据える当たりに、政治音痴差を感じてしまう。今回は13名が任命されたと言うけれど、「防衛大臣」が居ないとネットでは一寸した話題に。と言うか、国務大臣は16人以内を想定して、現在のように最大19名まで任命できるはずなんだけれど、6人少ないのはどう言う理由なんだろうか。例えば、うちが政権を取ったら、今の官僚組織を構成離党配合して、だから19名ではなく13人で間に合うというのであれば、そういう部分をちゃんと説明為てくれないと、結局は「人材不足で13人拾い上げるのがやっとかな」と勘ぐってしまう。と言うか、今の19人でも兼務している大臣が多く居るわけで、そこは有る程度自由に割り当ててより効率的に行政運用出来るようにした方が、結局は国民のためだと思うのだけれど。


たまたま、NHKが今月の政党支持率を出しているけれど、立憲民主党と自民党の支持率の差って、自民党と立憲民主党の差って、相変わらず6倍以上あるわけで、しかも、立憲民主党の支持率は下がっているわけだし。同じ位下がっているけれど、まだ日本維新の会の方が支持率では上回っているんですよね。これほど国民から支持されない野党第一党というのも、もしかしたら憲政史上初めてなんじゃ無いか? その人達が「ネクストキャビネット」って、また言い出しているわけだから、本当に何を考えているのだろうか。

少し前に「提案型野党に脱皮する」とか言いながら、結局は何も提案できなくて、再び単に追求している風を装うスタイルに戻った人達。それが、元々の支持者からも愛想を尽かされる原因だったのに、ますますその傷口を広げる事になると思うのだけれど、そう言う事は考えないんでしょうかね。結局は、自分達が出来なかったことを振り返る能力も無いし、それを取得する前向きな意識も無いし、何が良くて何が駄目なのか判断する能力も無いと言う事なんだろうなあ。今回の国葬儀に関しても、出欠席の案内状が届いていて、提出期日を13日としているのに、その13日に「国葬儀の是非」を東質問状を出して、15日までに回答をと言っている時点で、「あぁ、パフォーマンスか」としか思えないわけで。

昔の社会党当たりだと、例えば国会でやり合って結果的に自分達の意見が通らなかったときには、まぁ与党(当時は自民党の単独政権)に文句は言いつつも「自分達が力不足で申し訳ない」というようなことを言っていたように記憶して居るんですよね。でも、今の野党って、自分達一生懸命やっているのに全部与党・自民党が悪いとしか言わない。自分達の努力不足、力不足、能力不足を棚に上げて何を言っているんだと感じる事ばかり。剃りゃぁ自民党や与党の政策が全て良いとは思わないけれど、仮に悪い部分が残ってしまったら、それは決めた与党だけで無くそれをただしたり変更出来なかった野党にもそれなりの責任があると思うんですよね。法律だって、単に多数決で決めるだけで無く、政策のすりあわせだってあるわけだし。野党は野党で、共同提案とか野党の意見を取り入れた場合には「自分達の手柄」として政治公約達成率〇〇%というけれど、そう言う事って選挙の前にしか言わないから全く記憶にも残らないし、判断要素にすらならない。結局記憶に残っているのは、彼らの週刊誌ベースのパフォーマンスしかないわけで、それが続く限りは「ネクストキャビネット」どころか「ネバーキャビネット」なんだろうな。まぁ、その方が今の所日本のためだと思う。

2022年9月13日

霊感商法と風評加害

ここ最近の霊感商法に関する報道を見聞きしていて、何かに似ているよなぁという既視感を感じるんですが、これってメディアによる「風評加害行為」と構図的には同じなんじゃ無いかという事。つまり、

  1. 最もらしい権威付けをした「もの(例えば壺)」を、
  2. 弱者の弱みにつけ込んで提供して、
  3. 何らかの利益を得る 
という行為は、

  1. メディアという権威を背景に、自分達の欲する「情報」を
  2. 被災地やその他の人々の不安につけ込むように報道して
  3. 結果的に自社の利益となるような視聴率や購買率を上げようとする
と全く同じステップを踏んでいる気がする。霊感商法では、それでも「壺」とか「数珠」とか「象」とか物理的な物を提供するだけ親切(笑)なのに、メディアは「記事」とか「映像」だけで商売しているだけ悪質だと思う。

問題なのは、情報を賞品としているメディアだけでなく、それを利用している集団、特に立憲民主党とか日本共産党等が、公的立場にあるのにかかわらず、客観的な判断無く自分達の思い込みで風評拡大させるような加害行為を今でも続けている。福島第一原発に関しては、すでにIAEAの査察も行われて問題無い状況である事は、客観的かつ国際的に判断されているのに、未だに「汚染水」だとか「放射能被害」みたいな話を延々と繰り返している。仮に彼らが無能な無知な人材であったとしても、それならば議員不適格者として乱戦させるべき何だけれど、そんな彼らにも一定数の支援者がいるからか未だに議員を続ける人も居るわけで、これも社会の中で必要な「悪」というか「毒」なのだろうか。

豊洲市場移転の時もそうだったけれど、あれだけ騒いで批判していたくせに、その後の豊洲市場に関しては、それら問題点が解決されたのかまだ残っているのか、現在はどう言う状況なのか、一切言う事は無い。言えば自分達の間違いが明らかになってしまうからだとは思うけれど、それ以上に今話題にならないことには興味が無いんでしょうね。話題を作って、自分達が目立ち注目を集めることが目的だから、それ以外の行為に関しては興味が無い。だからこそ、今は国葬儀だとか旧統一教会の話に熱心なわけで、これだって国葬儀が終われば何も言わなくなるだろうし、旧統一教会関係の話も、安倍元総理襲撃事件の裁判が始まれば、矛先を代えてくるだろうし。

メディアが旧統一教会よりも悪質だと思うの場、全国民を対象に情報欺瞞に近いようなことを平気で行って、それでも自分達は「真実を伝えている」という変な高揚感を理由にその行為を恥じるどころか、検証すらしないことだと思う。信教の自由があるために、宗教法人である旧統一教会に対しての制限が壁となったように、メディアに対しても実は言論の自由があるために強制的な事はなかなか出来ない。何らかの手段で、彼らの発言行為を止めたり制限した場合、同じ事が自分自身にも降りかかるわけですからね。だから、言論に対しては言論で対抗するしか無いけれど、その時にはそれぞれの組織の大きさが影響する事も事実で、幾ら過去問題を起こした組織でも、時間が経つとそれが免罪されたことになってしまう。物理的な製品製造であれば、問題を解決した新製品を出す事で過去の問題を解決したと理解出来るけれど、形の無い情報が商材の場合にはそれすら出来ない。霊感商法を追求する側が、実は同様の風費用加害者(社)であることは、何とも皮肉な構図だと思う。言い方は悪いけれど「目くそ鼻くそを笑う」だなとつくづく思う。

ルール上アンスポはアンスポ

週末の試合で話題になったプレーの一つ。#26の選手がキックオフリターンで90ヤード近い距離を独走してTD、と思われたものの、ゴール前5ヤード位で後ろを振り向きそのまま後ろ向きでエンドゾーンに走り込んだため、その時点で「Unsportsmanlike Conduct (スポーツマンらしからぬ行為)」の反則を取られて、TDは無効。ゴール前5ヤード(反則発生地点)でボールデッドととなり、そこから反則による15ヤードの罰退が課させられたもの。日本では「アンスポ」と略して言われることが多いけれど、"Unsportsmanlike Conduct"の反則はアメフト以外にもありがちな物。多くの場合は、ビッグプレーをした選手が喜びの余り大げさな表現をしたりパフォーマンスをしたりするもので、"Celebration"とも言われているけれど、今のネットでの様子を見ていると、色々な要素が交雑して意見が出されているようで、ちょっと混乱している印象を受けます。

アメリカのフットボールでも、プロスポーツであるNFLとアマチュアスポーツである大学フットボールでは、それぞれ異なるルール(NFLルールとNCAAルール)を適用しています。4th Downとか得点とか基本的な部分は勿論共通ですが、例えばこういうUnsportsmanlike Conductに関してのルールは、学生フットボールで使用されているNCAAルールはより厳密に定義されています。まぁ、それは当然だと思います。で、日本のXリーグはNCAAルールに準拠している(一部日本向けに異なる部分もある)ので、まず今回の審判はNCAAルール的にどうなのか、と言う話をしないと行けない。それを、NFLと比較して意見したり、NFLのように観客を盛り上げるCelebrationを許すべきと言うような意見は、組織改革とか運用に対しての意見としては尊重されるべきだけれど、それはまた別の話。

で、国内で適用されているルールを見ると、「第2章第1条a.-1.-(f)」に「独走中のボールキャリアが、相手のゴールラインに近づいたときに明らかに歩幅を変えること、または相手がいないのにエンドゾーンにダイビングすること。」を「禁止される行為」として明記されています。今回のプレーの場合は、歩幅を変えるだけで無く不必要に反対側に体を反転もさせているので、これは明確にUnsportsmanlike Conductの反則で、ここには何も文句の付け所は無い。まぁ、本人も独走プレーで嬉しかっただろうけど、それはエンドゾーンに入ってTDを決めて、ボールデッドになってから遣れば良いだけの話し。それでも過剰だと反則になりますが、最近はTD後のセレブレーションは、以前よりも緩やかになってきた気がします。問題なのは、この行為が「インプレー中の行為」だという事。ボールデッド時には許される、あるいはお目こぼしされるような行為・行動でも、プレー中はより厳密に審判・判定されるのは当然ですからね。さらに言えば、ここ最近のルール改正では、こういった「スポーツマンシップ」に関しての改訂(厳密化)が進められていて、そう言う意味でも本人は意識していなかったかもしれないけれど、審判の判定は当然という以外無い。

一方で、スポーツを盛り上げるために観客との一体感醸成は重要な要素であることは確かで、エンターテイメント性も考える事は重要でしょう。特国内のXリーグは、プロスポーツ集団ではないなけれど、社会人スポーツであり、それなりに興行的な要素も考える必要は有るだろうし。そう言う意味では、例えばTD後の行為に関しては、プレー遅延がないように即座にボールを審判に戻した後、エンドゾーンから自陣サイドラインで移動中に行う常識的な範囲での喜びの表現は許す、みたいな事はあって良いかもしれない。しかも、その表現先は自軍ベンチ(自チームのファン向け)に限定して、相手チームに対しての行為は反則とすればよい。NFLでも、スパイクと言ってTD後にボールを地面に叩きつける行為は、以前は反則に成っていたときもあるけれど、その後緩和されて今では反則には取られないけれど、時代背景も含めて検討はするべきでしょうね。でも、仮にそうなったとしても、今回の行為はインプレー中の行為だという事で、全く弁解の余地は無いけれど。ファンとしては、ビッグプレーには一緒に喜びたいし、贔屓選手の格好良い行為にも注目したいだろうけど、行きすぎた行為や表現はルールで決めないと、それは単なる乱痴気騒ぎにもなりかねないという事を理解しないと。


2022年9月12日

モバイルバッテリー実戦投入

昨日は先日購入したAnkerのモバイルバッテリーの実戦投入日でもありました。元々は、EOS R7のバッテリー切れ対策を主目的に、通常のノートブックパソコンやスマホ利用時のバッテリー切れ対策用として購入した物ですが、少なくとも前者の目的用には不要という事が検証されてしまいました(笑)。本番前に、一度検証する予定も合ったんですが、タイミング的に天候不良だったりしたこともあり出来なかったことが敗因。まぁ、とは言っても無駄になるわけでは無いので、後は有効活用したいのと、11月になると社会人と大学の試合が続くこともあって、その時にはこのモバイルバッテリー君が活躍してくれそうな予感が。ACチャージャーを持参しなくても、カメラ本体に接続すれば内部バッテリーの充電が出来るので、可搬性は良くなりそうに思います。 

まずは今回感じたデメリットは、なんと言ってもその重さと大きさ。バッテリーやケーブル類を入れた無印良品のパスポートケースは、横23cm位縦8cm位ですが、ACアダプターの厚みがあるので、どうしても少しボコッと出っ張りが出来てしまいます。それでも、ケーブル類等も入れるとピチッと中に収まるので、振動とかの対策にはなりそう。全部がスッキリと収まり、取り出しやすいケースがあれば言うこと無しですが、一寸見つけるのは難しそう。全く使えないわけでは無いので、今のパスポートケースでも良いのですが。それよりも、全部を詰め込んで手に取ると、そのずっしり感はかなりあります。モバイルバッテリー本体の重さが600g弱で、ACアダプターは小さいけれどこれも200g近くあるのかな。さらに、USB Type-CやType-Aのケーブル類を5本位同梱して、その中でもType-C-to-Cのケーブルは、ACアダプターからパソコンに接続する意図もあるので、長めの1.8m長のケーブルで、この取り回しが少し面倒です。

そのACアダプターですが、元々ノートブックパソコンに同梱されている45WのACアダプターよりもコンパクトで、しかも出力は60Wと余裕。ノートブックパソコンだけなら、多分急速充電も可能だろうし、Type-CだけでなくType-Aのコネクターも有るので、そのままスマホの充電も出来ます。ノートブックパソコン本体には、常時通電のType-Aのポートが一つあるので、ここにもスマホをもう一台接続でき、結果ノートブックパソコン1台、スマホ2台をまとめて充電出来る環境が出来ました。これまでのような、スマホ用のUSBポート付のアダプターを持ち歩く必要がないので、スッキリ出来ます。新幹線の中でも使用しましたが、最近のN700Sは肘掛け部分にACコンセントが有るので、この場合はこちらの方が使いやすい気がします。N700Aまでのように、壁際の下の方にコンセントが有る場合は、そこに刺すのが少し面倒ですが、元々のACアダプターの様に、ACケーブル+本体のドングル+電源ケーブルの3部構成だと、本体が床に転がって邪魔でした。今回は、本体が直接ACコンセントに刺さり、そこからはUSB Type-Cのケーブルが伸ばせるので、床で邪魔になることも無く個人的にはこちらのデザインの方が好きですね。最も、わざわざACコンセントに接続しなくても、大容量のモバイルバッテリーに接続すれば銃でだろうか、そのままAC運用だろうが出来るので、可搬性ははるかに改善されます。

やはり最大の難点は、その重さですね。もっと小型のモバイルバッテリーはあるんですが、パソコンまで対応出来る容量と出力の物は、どうしても重くなるし大きくもなってしまうので仕方ないと言えばそうなんですが。まぁ、単体で手に持つと、バッテリー、ACアダプター、ケーブル類で800g位になるのかな。流石にズッシリという印象なんですが、仕事で持ち歩いているデイパックに入れてしまえば、パソコン本体も1kg以上有るし、それ以外にもいろいろ入っているので、そんなに重量増という印象は受けません。流石に、軽くなったとは思わないけれど、殆ど感じないくらいなのか。手荷物とどうしても重さに敏感になるんですが、背中に背負ってしまうと結構重さは気にならないんですよね。カメラ機材等は、全部合わせると8~10kg位になって、以前は肩掛けのカメラ用ショルダーバッグに入れていましたが、これが凄く重い。でも、同じ内容でも、リュックタイプの物変えて背負うと、全然感じる重さが違うんですよね。そう言う意味では、単にスペック上の重さとか仕様で判断しないで、実際に利用する立場や環境で評価しないと、本当にその仕様やデザインでは駄目なのか、実は感じるほど深刻度合いは小さいのでは無いかという事を、今回身をもって体験した気がします。何事も、フィールドテストは重要ということですね。