2022年9月22日

100年も生き残るだけまだまし?!

力による改変」と言うのは、この政党の本領発揮じゃ無いかとも思う産経新聞の記事。安倍元総理の9年近い長期政権を批判する一方で、共産党100年のうち20年以上そのトップに居続けているご自身の「長期政権」に関してはどう言うご意見をお持ちなのだろうか。記事の最後に、元共産党所属議員だった筆坂秀世氏のコメントが掲載されているけれど、確かに記事の内容を読む限りは「昔話」ばかりで、最近の凋落に関しては言いたくても言えないだろうなぁという印象。しかも、その栄光の時代はご自身が日本共産党に入党したギリギリくらいのタイミングな訳で、実際に自分が活動していた時代として経験していたわけじゃない。それだけに、寄りバラ色に感じるのかもしれない。

個人的には、この政党の「公共」とか「平等」という考え方には産生する部分もあるけれど、結局そう言う崇高な理念を掲げたとしても、現実に運用するとなればそれはその時の人間の本質がそのまま反映されるので、画に描いた餅にしかならないだろうなぁという印象。大体、「暴力革命」とか「階級闘争」とか、物騒なことを言うのが共産党だったり共産主義者の考え過多なわけですからね。

一番矛盾していると感じるのは、憲法改正反対と言いながら、現行憲法の改正が必要な天皇制廃止だったり自衛隊廃止に関しては有耶無耶にしている事。それ以外にも、今の憲法の解釈では現在の社会生活に適さない部分も少なくないわけで、何らかの変更なり修正は必要な事は明確なのに、自分達の一度言い出した主張を変えるわけには行かないので、その辺りはぼかして有耶無耶にしている。そういうところに、この政党の裏の様子というか危ない部分を見た気がする。だってそれって、中国共産党がやっている事と同じと映るから。共産主義にしても社会主義にしても、平等とか公平とか言いながらも、結局は何らかの階級なり差別が生まれて行って、その中で上下の差も出来るし結果的に共産主義が否定しているはずの「貧富の差」も生まれてくる。

ここ最近の選挙では、共産党と立憲民主党が選挙で協力して自民党に対抗しようとしているけれど、あの様子を見ていて感じるのは「日中戦争・太平洋戦争当時の、日本軍(=自民党)と中国(国民党=立憲民主党、中国共産党=日本共産党) 対決の構図」なんですよね。内戦状態だった中国の国民党と共産党が、日本軍という共通の敵のために手を握って戦い、その後は今度は再び内紛で国民党が追い出されて中国共産党が主権を得るみたいな。日本共産党としても、最後は自分達が勝つみたいな考え方を実は持っているんじゃないだろうか。そう言う楽観論でも無い限り、あれだけ選挙で負けて支持率だって下がっているのに、あれだけ大きな態度を維持出来る理由が分からない。

0 件のコメント:

コメントを投稿