2022年9月26日

根拠変えて批判

立憲民主党の中でも、岡田克也幹事長はまともな方の議員さんだと思っていたけれど、何かこの発言を聞いてガッカリ。 

国葬ではなく、内閣葬の形式であれば実施に反対しなかったと強調。全額国費で開いても問題なかったとした。

 法律で決まっていないことに税金を出す事は違法だ、と言う事を言っていなかったのか? それなのに、内閣葬なら全額国費でも反対しなかったというのは、どう言う法律に基づいて合法というのだろうか。彼らが言えるのは、国費を出すのは駄目。全額自費で行う自民党葬等なら問題無い、と言う事では。

この人達が半足している理由として挙げているのは次の二つだと思うんですよね。一つは「国葬儀」として法律に規定されていないのに実行すること。もう一つは国民の理解・賛成を得て開催されるべきなのにそれが得られていないこと。前者に関しては、具体的に「国葬儀」に関して定めた法律はないけれど「国の儀式」として内閣府設置法の範囲で実行可能と、すでに質問主意書で確認されている話。後者に関しては、勿論どんなことにも反対・賛成が有るわけで、それは事実。また、9年近い政権を維持した安倍元総理に対して、自民党や今の岸田内閣が何らかの形で利用したいという気持ちも垣間見えることも事実。ただ、安倍氏の功績は、プラスマイナス色々あったとは言え、総合的には評価されるべき実績を残しているし、特に外交に関しては日本の立場や意見を大きく前進させた功績は、歴代の首相の中でもトップだと思うので、そう言う意味では対外的な儀式として今回の国葬儀が開催される事の意味は大きいと思う。アンケート調査等で国民の半数が反対しているから、と言うのが理由なるなら、全ての政策に対してそう言う話が通ってしまうわけでもあるし。

こちらのテレビ放送では、吉田茂氏の国葬のとには非公式に野党の意見を聞いているが今回はそれが無いことも不満の一つらしい。でも、非公式ではなく公式に閉会中国会審議を開いて岸田首相自ら説明したわけですよね。それに対して納得いかない、説明不足と言っているのは野党というか一部野党。非公式なら良くて公式では気に入らないという事だろうか。まぁ、根回しが下手と言いたいのかもしれないけれど、結局はどんなことを言おうが目指すところは与党攻撃な訳だから、何を言ってもやっても無駄だろうなぁ。だから、最初は国葬参加を臭わせることを言いつつ、ずっと最後まで立場を決めなかったのに、最後に欠席にした理由も「政府から満足いく回答が無い」というような、子どもの駄々みたいな理由だし。

岸田政権の支持率が下がっていても、自民党の支持率はそうでもなく、逆に立憲民主党の支持率が下がっていく理由が、こんなところにあるんでしょうね。一見仕事をしているみたいな風に見えるけれど、結局は難癖を付けているだけなんだよなぁ。本当に法律に違反しているというのであれば「説明が足らない」ではなく「〇〇の法律に違反する」と具体的に言うべき。「それなら憲法違反と言うのも同じ」と反論するかもしれないけれど、それなら尚更「憲法のどの部分にどんな理由で違反」しているのかという説明が無ければ、単に大きな主語を使って最もらしいことを言っているだけ。この人も、民主党政権時代には確か外相として国際政治も含めての経験があるだろうに、10年も過ぎるとそう言う事は全て忘れてしまうのか、それとも分かっていても党の方針を守るしかないのか。後者だとしたら、結構質が悪いと思う。

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