2022年9月6日

違法行為を明言する弁護士

Nathan氏が取り上げている、木村弁護士の発言について、実は私もたまたま点けていたテレビのチャンネルが「ミヤネ屋」で、この発言の時もリアルタイムで見ていたんですが、聞いた時に「えっ?」と素人の自分でもちょっと耳を疑った発言。最近も出演しているのか知らないけれど、以前は日曜夜の「行列のできる法律相談所(今は「法律」が取れているのかな)」に出演していて、他の弁護士と絡む様子が一つの売り物だったけれど、正直軽率感を以前から感じる人。

弁護士になって、しかも確か元々は役者志望でそう言う方面でも活動していると聞いたことがあるけれど、そんなに時間的余裕があるんだと感心(えっ?)する程。 私が素人ながらも「えっ?」と感じたのは、この本村弁護士が「(旧統一教会の)布教そのものが違法」と言い切ったこと。いゃ、個別の布教活動・行為の中で、霊感商法や圧迫勧誘の行為が有り、それが違法行為として認定されることはあるだろうけど、宗教活動の一分である布教活動そのものが違法と言い切るには、相当の理由が無ければそこまでは言えないと思うのだけれど。それこそ、世界破滅論とか何かの陰謀論を理由に自分達の教義を広めても、それ自体は違法じゃ無い訳です。そのやり方が、強制的だったりすれば問題だけれど、「世界は明日滅亡する」と言う事と「ご神体はこのサンマです」と言うのは、同じ事のはず。それをどう解釈して判断して行動するかは、一人一人の問題なんですよね。それなのに、相応の理由すら無く説明もせずに「布教そのものが違法」というのは、明らかに宗教弾圧に繋がる発言だと思う。

メディアも含めて、今旧統一教会関連で発言している人達の殆どは「異教徒を排除せよ」ということしか言わない。この問題が、昨日今日突然明らかになったんならまだしも、もう20年30年前から続いている話で、その間に何度も法律も改正されて被害者救済も進んでいて、実際被害件数も被害額も最近はピーク時と比べて激減している。でも、一分野党は与党攻撃に使えるから、あれこれ難癖に近い発言をして、自分達の身内にも同様の行為をしていた大物議員がいるのに何故か不問に付して終わり。メディアも追求しない。でも、旧統一教会は悪であり、その勢力を手を握っていた自民党は悪であると喧伝している。本当、そこまで言うならば、誰もが納得出来るように野党側も旧統一教会と関係が無かったことを証明するべきだし、さらに他の政党との関係も明確に証明するべきだと思う。本当、公明党なんて真っ先に自分達が身の潔白を証明するべきなのに、誰もそれを指摘しない。

何かの番組で、コメンテーターが旧統一教会の自民党議員との選挙協力について、「教会が教会員に選挙協力を支持して、ポスター貼りとか選挙事務所の運営サポートをして怪しからん」みたいな事を話ていたけれど、それって「労働組合が組合員に選挙協力を支持して、ポター貼りとか選挙事務所の運営サポート」をする事は許されるのだろうか。立憲民主党なんて、連合からのボランティアとか支援を受けていないのだろうか。公明党だって、創価学会の婦人部の意向がとか時々ニュースに出るわけで、それって宗教が政治に介入していることにならないのか? 旧統一教会が決して潔白だとは思うわ無いし、自民党が問題の無い政党だとも思わないけれど、何処の政党だって似たような協力関係は持っているだろうし、その中には旧統一教会よりもカルト的かつラジカルな集団、例えばANTIFAとかと親しいところもいるじゃないの。そういう部分にはほっかむりして、特定のところだけことさらフレームアップして騒ぐことの方に、何か別の意図があるとしか思えない。いゃ、少なくとも某政党に関しては、そんなことすら考えず、単に相手を攻撃できる材料が出たから騒いでいるだけだろうけど。まぁ、少なくとも「弁護士」の肩書きが、これほど信用ならず落ちぶれたと感じたことは、久しぶりです。

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