2021年9月24日

Type-C統一

EUが、スマホ等の電子機器の充電方法をUSB Type-Cに義務づける法案提出をしたというニュース。 単に物理形状を統一するだけでは無く、以下の様な統一的な方向性を含んだ物らしい。

  • USB Type-Cを共通のポートにする(物理的I/Fの統一)
  • 充電速度を統一する
  • 電子機器に充電機器を同梱しない
  • 消費者への関連情報提供
私が所有している電子機器でも、スマホ(Xperia 5)、ビジネス用パソコン(ThinkPad X13)、Chromebookが、USB Type-Cになっていて、それ以外のデバイスではiPhone8がAppleのLightningですね。電子機器とは言わないまでも、Bluetoothイヤホンの充電器はUSB Type-B microの物があるなぁ。だから、仕事で外に出かけるときには、

  1. iPhone8用のUSB Type-A-to-Lightningの充電ケーブル
  2. Xperia 5用のUSB Type-A-to-USB Type-Cの充電ケーブル
  3. Bluetoothイヤホン充電用のUSB Type-A-to-USB Type-B Microの充電ケーブル
の3本は必ず持ち歩いています。以前は、これにACコンセントに差して使う、USB充電用のポート(USB Type-Aが二口あるもの)も持ち歩いていましたが、手持の移動用のパソコンがThinkPad X13になり、USB Type-Aのポートが2つにUSB Type-Cが二つ(うち一つは本体の通電用)あるので、バックアップ用にUSB Type-C-to-USB Type-Cの充電ケーブルも含めて持ち歩く事で、USBポートのアダプターは持ち歩かずに、代わりにX13のUSBポートを利用して出先では充電するようになりました。今の所それで不便は感じないし。

で、今回のEUの決定は、まぁApple対策と言って良いと思う内容なんですよね。だから早速Appleが反応しているけれど、問題はそれだけじゃ無いと思うなあ。個人的には、デバイス側のポート(口)を統一するのであれば、そこに繋ぐケーブルの反対側(=コンセント側)のポートも統一して欲しい。今の所、そちら側は「USB Type-A」というのが、ほぼ標準仕様で、ホテルなんかに設備されている充電用ポートもUSB Type-Aがほぼ100%。だから、多くの充電ケーブルは「USB Type-A-to-USB Type-***」という仕様になっていますが、このUSB Type-Aも互換性維持のために残されているけれど、ポートの大きさがUSB Type-C倍位、面積で言えば4倍位違うので、多分メーカーとしては早く撤廃してUSB Type-Cに統一したいところでしょうね。その辺りも含めて、今回の規格統一提案が出されると個人的には嬉しいのだけれど。最近では、百均でもUSBケーブルが売られる時代なので、昔ほどの混乱や抵抗はないのだろうけど、規格統一はかなりの大仕事。で、擦った揉んだをして規格統一された時には、もう次の規格が登場してくるんですよね。ある意味イタチごっこなんですよ、この手の規格の標準化というのは。それでずっと苦労しています。

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