2021年9月16日

検閲を批判した人が検閲を要求

報道検閲を要求する、立憲民主党の安住国対委員長の発言を、嬉しそうに伝えるメディア・朝日新聞の記事。テレビ放送に対しての言及だから、自分達新聞メディアは関係無いと思っているのだろうか。でも、この人は以前に新聞各社に「×」とか「花丸」とか書いて、ドアの外に貼りだした人ですぜ? 朝日新聞としては、系列のテレビ朝日系の報道番組は、立憲民主党に対しての不利益な報道はしないと思っているから、こう言う発言に対しても反論しないのだろうか。

 問題は、TBS系列のワイドショー的報道的番組の「ひるおび」で、コメンテーターの八代英輝弁護士が共産党に対してのコメントが事実に基づいた発言では無いと共産党が猛烈に批判した事に端を発しているのだけれど、当事者の共産党では無く立憲民主党が表に出てくるというのはどう言う理由なのだろうか。その広義も、確かに八代弁護士が伝えたところの「「暴力的な革命」を党の要綱として廃止していない」というのは事実では無かったけれど、「閣議決定された政府見解に基づいた誤解」というのは、その誤解の理由を説明しているわけで、それは事実なのだから否定も変更もしようが無い話。そこから、官房長官の会見でもこの件についての記者質問が出て、政府見解が補強される形になり、結局騒いだ共産党が藪を突いて蛇を出す格好になってしまった。だからこそ、謝罪しているのに受け入れずに、さらに騒ぎ立てているんだろうか。

同じような事を、テレビ朝日系列の某番組の某コメンテーターは連日のように発しているけれど、その対象が与党だからか一向に問題視されることは無い。逆にその件も含めて与党が公平な報道を要望したときには、元TBSのキャスターだった立憲民主党の杉尾秀哉議員は、メディア弾圧として猛烈に批判したと思うのだけれど。それこそ、杉尾氏は古巣のTBSに対してどう言うコメントをするのか聞いてみたい。まぁ、この人自体、長野のサリン事件の時には酷い伝え方をしていた前歴がありますからね。当時は、確かに十分な情報も無かったし、嫌疑を掛けられた被害者の男性も、自宅に農薬などを保管して居たとして、それが証拠みたいな言い方もされていたけれど。

「書かれていなかったことが書かれていた」と伝えたことが「公党に対する侮辱」と言っているけれど、「書かれていた・いない」が問題になっているけれど、根幹はそう言う考え方・思想がまだ残っているのかどうかと言う話だと思うんですよね。その言葉を使っていないけれど、そう言う考え方がまだ残っているから、監視対象になっているのだろうし。そう言う意味では、共産党としては今回の機会を捉えて、本当ならば「監視対象から外すべき」と、そっちのほうを声高に強く要求するべき何じゃ無いの。それを言わないと言うことは、やはりその考え方自体は彼らとしては堅持したいのだろうし、買えるつもりは無いから言わないんじゃ無いかと邪推してしまう。共産党と政党は、杓子定規で融通が利かないガチガチの政党という認識があって、でもブレない点は他の政党との違いでもあり、だからこそ千三つというか千一つくらいは良い事も発言していることも事実。その点は認めるのだけれど、それ以外の殆どの場合は、いちゃもんレベルの場合もあるし、豊洲の移転問題なんかもその最たるもの。その共産党と、選挙のためだけに手を握る野党って、もしかしたら共産党以下の存在なのかもしれない。

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