まあ、AERA dot.の記事だし、インタビュー受けているのが共産党の志位和夫委員長だし、内容は推して知るべしなんだけれど、 短い記事なのに酷い内容。ある意味、共産党にとって自民党は「敵」でもあるわけだから、厳しい事も言うだろうし、決して相手を看取る目事は無いのだろうけど、デモ日本の中の政党の一つであれば、最終的な目標は「国民の豊かな生活と平和」というように共通しているだろうから、全てが全て反対と言う事も無いはずと思うのですが。この人達の日頃の言い分を見聞きしていると、存在意義すら否定している気がする。
最初にビックリしたのは、志位さんって67歳なんですね。彼は確か今年で委員長になって20年目なので、不破哲三氏か引き継いだのが、47歳の時なの?! それはそれでビックリするなぁ。で、20年もずっと政党のトップが変わらない(でも、最初の頃は不破氏が後ろ盾だったのだろうけど、えっ? 今も?)というのは、それも拙い状況だと思うけどなあ。それだけ新陳代謝していないわけだし、後を継ぐ人もいないというわけですよね。
で、記事の中で9月末の総裁任期を持って退任すること「政権投げ出し」と彼らは批判しているけれど、その直前まで「菅内閣退陣」って言ってたじゃ無い。それが年期満了で退任するとなったら「止めるな」というのは最大の矛盾じゃ無いだろうか。「政権継続能力を失い、能力不足を露呈した」とか言うならまだしも、任期を残して突然辞任したわけじゃ無い訳だし。さらに、総裁選について問われれば、「政権交代」、評価を問われれば「マイナス100点」と、本当自分ラブというか、あぁこの人達は自分達中心でしか考えられない人達なんだなと実感するし、そう言う人達が権力の中枢に入れば、今の中国みたいな「強制的な上意下達」の世の中になるんだろうなぁとしか思えない。
で、記事の最後では次の選挙に関して「共産党にとってはチャンスです」と質問する方も問題だけれど(どの政党にとってもチャンスはあるわけでしょ?)、それに対して「最大の争点はコロナです」と言っちゃう志位さんも、あぁ政局しか見ていないんだなと再認識。油断も安心もまだ出来ないけれど、現状感染状況はどんどん下降して言っていて、ワクチン接種も今月中には目標の国民8割2回接種に届きそうな勢い。そう言う意味で、選挙が始まる頃には今彼が上げているコロナ対策や状況は、与党の努力で達成されているかもしれないタイミングなんですよね。さらに11月頃からは、行動制限の緩和という事も今言われていて、正直なところかなり印象は変わってきていると思う。それに、自民党総裁選では、岸田さんはある意味「古い顔」だけれど、それでも安倍-菅とは違った顔が登場するわけで、さらに高市さん、河野さんも「新顔」。でも、選挙の時にそれら新しい顔に対して反論を呈するのは、立憲・枝野、共産・志位、社民・福島、という古くさい顔ばかり。以前からのコアの支持者層は「それで良し」と支持するだろうけど、そうで無い支持者層はどんどん離れていくだろうなあ。これまでの支持者層が、どんどん浮動票に移っていく気がする。そんな中でも、組織票である共産党票はそれなりに盤石なんだろうけど、立憲などとの統一候補とか野党共闘の不協和音(共産党の票だけ取られる)が、そろそろ噴出する時期じゃ無いだろうか。一年帯で日本の首相が交代するのは勘弁して欲しいけれど、10年20年たっても替わらないのも、大きな問題だと思う。
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