2021年9月13日

タイミング

自民党の総裁選は、岸田、高市、河野の三氏での選挙がほぼ見えてきた状態。15日には、石破派の会合があって、そこで出馬するかどうか決めるらしいけれど、仮に出馬するにしても余りに遅すぎる判断で、得票には結びつかないんじゃないだろうか。誰の責任というわけじゃないけれど、明らかに態度表明するタイミングを失して、最悪の状態になりつつ有るんじゃ無いだろうか。

仮に出馬するとしたら、公示日の二日前で、すでに他の候補者はメディア露出もしているし、それなりに政策発表などしていて存在感の違いは明らか。石破氏自身も幾つかの番組にはゲスト出演しているけれど、そこで立候補の話題が振られても、いつものように曖昧模糊とした言い方しかしていないから、説得力が無い。これまでの総裁選では、多くの場合いの一番に立候補を表明して、全国各地を回ったりして知名度をアップさせてきたけれど、それがもうできない状態では立候補は厳しいのでは。

最大の理由は、自分で推薦人20人を集められない、集まって居ないという所でしょうね。それなりに支持してくれている人が常に身近にいれば、正式表明に至らなくても前向きに立場を表していくことは可能だし、それによって露出度もこれまで以上に増えるだろうから今よりはもっと有利に事は進んだはず。所が、前回の敗戦から派閥議員も減り、自分も何かもう諦めたみたいな雰囲気が直後にはあったんですよね。多分彼としては、今回は菅総理が続投するだろうから、その次の総裁選挙に向けてじっくり準備するつもりだったのが、突然の勇退発表で全く準備出来ていなかったんじゃないだろうか。

ただ、それは他の候補も似たり寄ったりのはずで、それでも立ち上げていくだけの本人のやる気と周りの支援が有るかないかの違いが、今の状況に出ている気がする。そう言う意味では、今回の総裁選は石破氏に取っては最悪のタイミングだったように思いますね。個人的には、余りこの人は評価していないので、無理に出てくれなくても良いし、仮に彼が出馬して4氏の戦いになったとしたら、多分最下位じゃないだろうか。そうなると、石破の政治生命も終わりだろうし、そう言う意味では今回は様子見が正しい判断の気がします。ただ、そうなると、この人、それでもお座敷が掛かるメディアで「言語明瞭意味不明」なコメントを乱発して党内を混乱させるだろうから、それはそれで問題の気もするし。それに、この人の場合は、党内にいるよりは、以前のように外に出て一発勝負する方が、まだ当たる確率は高いんじゃないだろうか。それこそ、立憲民主党に移って枝野代表と争えば、立憲民主党の代表なり投手になれる確率の方が高い気がする。まぁ、それで立憲民主党が少しはまともになるかと言われると、うーんだけれど。でも、自民党は少しは良くなる気がする。

0 件のコメント:

コメントを投稿