最初に「パチンコ店で集団接種」と聞いた時に、「何じゃそりゃ、玉打っている間に接種するのか」と思いましたが、そうじゃ無くて休業中の店舗を利用して集団接種する物。でも、これ結構よく考えられています。
密集した店内でのクラスター発生を最初の頃は疑われていて、だからこそ仕切りリカバーとか導入して、密にならない対策をしていたり、店内換気も十分に行っている。最近のパチンコ台は、モニターとかも付いているから、そこに「あと何分待機」とか必要な情報表示が可能だし、万一の場合には「転院呼び出しボタン」が「看護師呼び出しボタン」になるという優れもの。勿論、座席は一人一つで、かつ正面を向いてみんな並ぶから、飛沫感染の恐れも少ない。後は、看護師さんや接種する医師が、一人一人順番に店内を回れば済むだけでの話で、これも合理的な方法。記事では、近隣の病院の医師が出かけてきているそうですが、個人クリニックでも複数のクリニックが分担してサポートすれば、かなり効果的な運用が出来そう。
私は個人的にはパチンコ店というかパチンコの仕組み(三店交換方式)に否定的な立場ですが、こう言うことが出来て広まるのであれば、ちょっと見方を変えないといけないと思います。別に娯楽としてのパチンコは否定しないので、実質的な「ギャンブル行為」である三店交換方式さえ無くなれば何の問題も無いと思うけれど、そうなればなったで困る人も多く出てくるんだろうけど。でも、日頃IRとかに反対している人にしても、何故かパチンコには何も言わないんですよね。そこが問題だと思うけれど。
2回目接種も、昨日かな、50.9%に上がり、全国民の半分をカバーすることに。これ、今の対象の16歳以上だったかそれに当てはめると、60%近いカバー率になるんじゃ無いだろうか。最近は、陽性率やその他指数も大きく減少傾向を見せているけれど、やはりこのワクチン接種の効果が徐々に表れている証拠だと思う。課題は、ここから何処まで上積みできるかですよね。先行していたアメリカや英国も、50~60%位で頭打ちになっている。今の日本国内では、2回目まで接種済みの人は約6400万人で少なくとも一回接種済みは約7900万人との事。来月初めくらいには、1回目接種済みで1億人突破が見えてきそう。そうなると、来月末くらいには2回目接種済み人数も1億人くらいに到達出来そうで、そうなれば全国民に対して接種率は80%近くまで到達することになり、かなりワクチン効果が期待出来るのでは。
ただ、そうするためには秋田接種上みたいな大規模接種機会だけで無く、少しずつの接種とか特殊な時間帯環境でしか接種出来ないような人とか、ますます細かく丁寧に対応しないと、最後の分野は中々詰め切れないもの。このパチンコ店利用方法も一つのアイデアだけれど、同様の方法で、例えばQBハウスでカットして貰うとき一緒に接種するとか、買い物に出たらそこで接種して貰うとか、最後の積み重ねが一番大変なんですよね。色々な理由からワクチン接種のスタートは遅かった日本だけれど、やっぱりやるとなればその底力は天下一品ですよね。勿論そこに至るまでの、政権側の準備や努力も正当に評価されるべきだと思う。昨年安倍前総理が半分博打でワクチン契約を始めなければ絶対にこういう状況にはならなかっただろうし、その後の接種加速に関しては菅総理を始め担当大臣や関係者の努力が大きかったし、色々問題は有るけれど何とかそれを進めようとした各自治体も凄いと思うし。まあ、浮かれてはいけないけれど、来月1確認突破する日は、何か花火でも打ち上げてお祝いしても良いくらいの気持ちです。その為にも、パチンコ店やその他可能性のあるあるいはアイデアのあるお店や職種も頑張って欲しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿