7人の15歳の子供達にインタビューした記事。中々興味深い内容なんですが、特に最後のページを読むと中々考えさせられます。前のページ(3ページ目)で、「信頼出来ない大人」の話をした上で、じゃぁ誰なら信頼出来るかという内容で登場したのが、YouTuberのHIKAKIN。著名YouTuberなら他にも沢山いるのだけれど、やはり彼だけは別格みたい。それは、日頃の筋の通った言動だったり行動が評価されていると言う点が重要ですよね。
最近では、YouTubeの再生数稼ぎのために、かなり恣意的な映像作りをする有名YouTuberが増えてきていて、全く理解出来ないような「迷惑系YouTuber」とか「お騒がせ系YouTuber」とか言うカテゴリーなんかも出来ているみたいなんですが、それって犯罪一歩手前な訳ですし。私も、いろいろYouTubeのコンテンツを見ていていつの間にか「お気に入り」登録チャンネルも結構な数になってきているけれど、やっぱり最初興味を引かれても、幾つかコンテンツを見ているうちに何か恣意的なものを感じてしまうと、登録解除してしまうことも段々と増えてきています。一番ガッカリするのは、最初の頃は凄く面白くて内容的にも自分の興味に合っていて、跡形六朝とか映像の作り方とか、結構自分好みの気に入っていたチャンネルがあったんですが、段々と有名になってくると企業からのプロモーション番組が増えてくるんですよね。それはそれで、一つのビジネススキームだと悪いとは思わない。ただ、プロモーションだからか、妙に持ち上げたりわざとらしかったり、場合によっては何か台本に沿って絵作りをしているのかなと感じるような、言い方は悪いけれどテレビショッピング番組的な印象を受けることが結構多くなります。
YouTubeの中には、自ら商品を購入して個人的にレビューする内容を出している人も多くて、そう言う番組にもプロモーションで商品紹介をしたりするんですが、その場合でもちゃんと善し悪しを言う場合と、何となく商品に流されている印象受ける場合があります。その中でも、個人的に気に入っているものでちゃんとその商品のプロモーションであることを断った上で、是々非々でコメントしているチャンネルはやっぱりそれ以外の内容のコンテンツも以前同様面白いし魅力的なんだけれど、そうじゃ無い場合には段々とそう言う「わざとらしさ」に触れる傾向が大きいような気がします。YouTuberとは言っても、本当に一人で全部やっている人もいれば、芸能人並に事務所に所属して、マネージメント等も委託している人もいるので、そう言う組織の柵みも有るのかもしれないけれど、折角テレビから独立したメディアとしてYouTubeという分野が確立してきたのに、そこから再び「テレビ化」に進む(戻る?)というのは何か皮肉な気がします。
さらに、その最後のページの後半で、医療従事者の人達の声が重要だとか、最近インスタを初めてまでも若者に声を届けようとしている尾身先生をちゃんと評価していたりと、自分が同年代の頃よりも様々なインフラやメディアが存在して社会情報に触れる機会が多いからか、よっぽどちゃんとした認識と知識を持っている気がしますね。今回のインタビュー対象者は15歳の中学生との事ですが、彼らはあと3年すれば18歳となり選挙権を持つわけです。今年予定されている衆議院選挙や来年の参議院選挙には間に合わないけれど、その先の選挙には彼らの一票が入る可能性は大きい。その時に、今の様子を経験していた彼ら世代が、どう言う選択をするのか凄く興味が有ります。既存メディアは信用せずに、自分の両親も含めて大人に対しての不信感があるなか、その大人が中心となる政治組織に対しての評価をどうするのか。実は、それって今でも少し見えている部分があって、何だかんだ評判の悪い与党自民党だけれど、若い世代からは支持されているというのは、回りが問題だと騒いでもちゃんと必要な事を与党の責任として進めている点については、枯れ葉ちゃんと理解しているし見ていると言う事なんじゃ無いかと。菅総理に対しての評価は一般的には厳しい物が多いけれど、色々実こうした政策施策を見るとかなり多くのことを解決してきているわけで、その中には若者世代に影響する物も多い。3年後彼らの評価が、与党に向いたままなのか、野党に向くのか、ちょっと興味が有りますよね。
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