2023年1月13日

炎上対策

東京都への監査請求からの女性支援団体Colaboに対しての疑惑に関して、一般メディアでの露出は一時期に比べて減ってきていますが、ネットではColabo当事者やその支援者・援護者の発言が拡散して、さらに延焼している状態に。さらにそれを切掛に、今は赤い羽募金からの支援に関して貴賤な部分が見つかり、新たな火種に。支援団体のこれまでの行動や支援に対しては、評価するべき部分も多いとは思うけれど、だから取って疑念や疑惑が見つかってもお咎め無しとは言えないわけで、そう言う意味では彼らはもっと真摯に冷静に対応すればこんなことにはならなかったのに、何故自分達から火に油を注ぐようなことをやっているのか不思議。

元々の監査請求だって、支援団体への直接的請求では無く、東京の担当部局への監査請求だったわけで、その部門が「自分達に間違いはございません」とか「不当な言いがかりである」とか言ったなら分かるけれど、今見ている範囲では担当部局からの反応は無い。所が、そこから支援を受けていたColobo側が過剰反応とも言うべき行動をしているから、担当部局は自分達への注目が彼らに移ることで、実はホッとしているんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、Colabo側は別に名指しされているわけでも無いのだから

「当組織が関わった東京都の支援策に対して監査請求が認められましたが、当該部局からの正式な通知を待っているところです。正式な問合せがあり次第、党組織としては真摯に対応し、今回の疑念を招いた責任に関しては今後改善していきたいと考えています。引き続き支援活動は継続しますので、活動に支障ないようにご理解度ご協力をお願いします。」

とでも言えば、それなりに印象も和らぎかつ支援活動の障害をしているのは批判している相手側だという自分達の主張も、それなりに通るような気がするんだけれど、いきなり「自分達は正しい、不正は無い、問題視する方が間違っている」という態度を押しつけ、あまつさえ「批判するヤツは訴える」と弁護士本人が言うようになっては、やはり世間一般からは反発しか受けないと思う。

何でそんな対応をするのか、やはり自分達の行動の中に大なり小なり後ろめたい部分があるからだと思うし、少なくとも自分達に非が無いと思うのであれば、「ちゃんと対応します。でも、その為の準備なり確認作業に時間は必要なので、その間は静かにしてください」くらいならまだ受け入れられたと思う。でも、公開された監査請求に関しての資料を見ると、とてもそんな状態では無いことは想像出来るわけで、かつ同様の支出に関して複数の自治体から支援を受けていたのに按分されていないとか、やはりどう見ても貴賤な部分は現時点ども出ている以上、これまで以上に説得力のある資料を出さないと受け入れられないでしょうね。それとともに、活動資金に関しては今度は赤い羽募金にも広がっており、こちらもどうも組織に対して監査する仕組みが内容で、集まったお金の采配や実績の検証なども曖昧なままだったらしい。これはこれで大きな問題だと思うので、そこはしっかり精査する必要が有るので。しかも、計ったように今問題視されている大手団体が続けて何度も支援を受けている実績も、その活動内容がそれなりに評価されているからなのかもしれないけれど、実績があるということは他からの支援もあるだろうから、そう言うものすら無い多くの別の団体へ支援を回すことも大切なのでは。その辺り、色々陰謀論めいた話もネットでは出回っているけれど、ちゃんと透明性を持たせる仕組みにしないと駄目だと思う。

弱者支援が食い物にされているという意見は、まだそこまで結論づけるだけの確証は無いと思うけれど、そう言う疑惑レベルでも人の進退や説明責任を何度も追及してきた人達が、この件に関しては何も言わないのは大きな矛盾だと思う。まあ、その理由は察せられるのだけれど、そう言うダブルスタンダード的な行為は一番許されない気がする。結局は、威勢の良いことは言っていても最後は身内可愛いが優先するのだし、一般的な正しさではなく、誰が当事者なのかで対応内容が変わってくるのでは信頼出来ないですよね。自分達が他人にやって来たことを、逆に自分達に降りかかってきたら反発してくるのは、前者の行為がどれだけ理由薄弱だったかという証明でもあると思う。目的が幾ら崇高な物であっても、その行為や内容に問題があれば正されるべきだと思うし、それは透明性を持って冷静に進められるべきだと思う。そう言う意味では、今Colaboやその関係団体を批判している側も、もう少し冷静に情報集めをして、公式な結果が出た時に改めてその矛盾なりを指摘するほうが、より効果は大きいだろうし、根本的解決に進む可能性が大きくなると思うなぁ。

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