2023年1月11日

ピザ発給停止

コロナ対策に事実上失敗し、ある意味野放し状態になった中国。それまでの「ゼロコロナ」から「ウイズコロナ」にシフトする事は良いとしても、いきなり0から100へと両極端に切り替わるのは、中国的とは思うけれどかなり無茶振りであることも確か。春節の長期休暇を前に、移動制限も撤廃して、さらには入国時の隔離制限も撤廃した中国だけれど、諸外国は中国からの入国に厳しい措置を講じ、それにさらに反発する中国という負のループ状態。

日本でも、中国本土空の航空便に関しては、PCR検査や隔離期間の設置などの対策を講じているけれど、まだまだ緩いと国内からは批判されているけれど、中国からは厳しいと反発。結果、中国に入国するためのビザ発給を一時停止するなどの対抗措置を取ることになったわけですが、でも中国本土での感染状況が不確かな状態である以上、先ずは自らがその誤解を解くことから始めないと。日本入国用のビザ発給も限定していることだから、そう言う意味ではお互い様という事ではあると思うけれど、今の所その厳しい措置は韓国と日本に対してのみで、欧米に対してはそう言う措置を取っていないことを観ると、対アジア戦略の中で自分達が優位にあると思っている韓国・日本に対してなら、理不尽なことも通じるという認識何だろうか。

国内の最近のニュースでは、海外からの訪日客の話も頻繁に登場するようになり、中には中国(香港?)からの観光客もインタビューに取り上げられている様子もあったんですが、どの程度の人数が今日本に観光目的で入国しているのだろうか。少し前に調べた時には、今現在観光目的での日本入国のビザ発給は停止されたままだし、其れ以前に取得してたかもしれない3年期限のマルチビザも殆どが期限切れになっているという事で、今入国出来るのは本当に一握りの人だとは思うのですが。国内の新規陽性者数も第七波を超えそうな状況で、決して誉められた状態では無いけれど、中国国内感染状況は伝え聞く範囲では日本の何倍もの勢いで広がっているように感じるわけですし、人突き立たないうちに何億人も感染したと言うような状況では、幾ら14億人の中の数億人でも、そのままの状態で日本国内に来られても困ることも事実。

一つ思っているのは、中国としてはこのまま国内の感染が広がっていき、ほぼ全国民が一度感染して集団免疫を獲得すれば、それはそれで良しと思っているんじゃ無いかという事。一度感染しても、新しい変異株が出現したり、既存のコロナ株でも再感染する事はあるだろうけど、14億人という分母を考えたらそれらは微々たる物という判断なのだろうか。本来ならば、ゼロコロナから徐々に以降してウィズコロナ状況に遷移するべきだと思うけれど、長期にわたるゼロコロナ政策に対しての不満爆発があまりに大きいと予想されたから、こんな急激な対応をせざるを得なくなったんだろうけど、まぁ韓国にしても日本にしてもいい迷惑ですよね。来週後半位から、春節休暇での来日が予想されるけれど、そこでまた日本国内での感染爆発がで無いように祈るばかりですね。まぁ、いずれにしても今回の中国側の対応は、行ってみれば駄々っ子が我が儘を言っているような物なのだから、日本側としても粛々と厳しい入国措置を継続するなら、さらにレベルアップするなり必要な対策を進めて欲しい。

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