「れいわローテーション」への批判に対して、代表の山本太郎氏は、他党も衆議院議員への鞍替えや知事選出馬のために任期途中に辞職した例があると反論したらしいけれど、これって意図的な議論のすり替えですよね。これまでの発言の内容では、別にれいわ新選組の他の人達はそう言う理由のために1年ごとに辞職してローテーションするとは言っていないわけですから。それとも、これから毎年彼らはそう言う理由で辞職するという確信犯なのだろうか。
個人的には、幾ら職業選択の自由があるとはいえ、自らの希望だけで就職できる一般の職業とは事なり、選挙という公的な選抜方法から選ばれて得る地位な訳なのだから、その地位にとどまり仕事をすると言うことは大きな責任とそれなりの義務も発生すると思うんですよね。だからこそ、色々な財政支援も税金から支払われるし、その公的な責任も厳しく監視されるわけだから。そんな中でも、今回の様に病気理由ならば、それは仕方ないと思う。でも個人的には、衆議院への鞍替えとか知事選とか市長選への出馬理由というのは、理由になら無いと思う。そうしたいのであれば、まずは本来の議員としての任期を全うした上で、次のステップへ進むべきだし。だから個人的には、仮に鞍替えとか知事選・市長選などを理由に辞職する場合は、何らかのペナルティー(例えば、その年度内の支払い済み歳費の返済とか、一定期間内の衆参議員再出馬の禁止とか) を付けるべきだと思う。
1年ごとに議員経験をすることで、それら5人には「元参議院議員」という肩書きがつくからと言う話も有るみたいですが、逆にそれって恥ずかしい事なのでは。つまり、1年しか議員をやらなかった・やれなかった不完全議員だと私は感じるけどなあ。近年、政治への無関心が問題視されるけれど、こう言う政治に対しての軽視見たい行為も大きな理由の一つではないだろうか。いゃ、議員経験者が増えることは良いことだと反論されそうだけれど、それだってみっちり任期6年仕事をした人と、腰掛けで1年議員の椅子に座っただけの人では、雲泥の差があると思うのだけれど。まぁ、衆議院の場合は解散もあるから任期4年を丸々務めることは難しくて、大体は2年~3年が良いところだろうけど、それと比較しても1年交代は短いわけで、言い方は悪いけれど議席をオモチャにしている印象しか受けない。
そんなことをするならば、それこそ党の要職を順番に経験して行く方がもっと相互の理解も深まるし、自分達の為になるんじゃ無いかの。ネットに書かれていたけれど、短期間で大臣を交代させると批判するくせに自分達は議員交代しても問題無いのか、みたいな意見は言い得て妙だと思うし、それが殆どの有権者の気持ちでは。確かに、既存の価値観とか体制、あるいは古い慣習を打破することは大切だと思うしそう言う挑戦はやって欲しい。同じ参議院選挙で前回当選した、船後、木村両議員は、移動や発言にすら多くの労力を要するけれど、議員としての仕事を熟して居るわけですからね。その為に、参議院にもオンライン投票が確か導入されたし、お二人が議場に入れるように設備も整備されたわけですからね。私はれいわ維新の会を指示することは全く無いけれど、彼ら二人の活動に関しては好意的に捉えています。但し、それって山本太郎氏が自分の人気で獲得した得票を、辞任して二人に振り分けた事を良しとする物では無いけれど。選挙なんて、ある部分人気投票の側面も大きいし、実際タレント候補とか有名人候補をどの政党も準備して立候補させて政党票獲得に繋げて入るけれど、それで選ばれた本来の人がそれを「悪用」とは言わないけれど「利用」する事は道義的にどうかと思う。で、今回の件は、それに輪を掛けて「どうか」と感じる行為だと思う。
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