2023年1月28日

5類引き下げ


新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けに関して、現在の「2類相当」から「5類」に5月8日から引き下げることに。 それに伴いこれまで設定されていた制限が撤廃されて、再び第九波のような大規模感染が発生するようなことがなければ、制限も再開されることは無い様子。

「5類相当」ではなく「5類」と言っている報道しか見ないのですが、完全に5類に引き下げるわけでは無く、当面の間のワクチン接種や医療費は公費負担だとか、事実上は「5類相当」の様な気がするんですが。いずれにしても、これまであった行動制限が無くなるから、例えばイベント等の入場者上限制限が無くなるけれど、例えば今は座席などを間隔を取って設置していることをどうするのかは、逆に「要請」から「主催者判断」になるのだろうから、ある意味難しくなるともいえるのでは。

「何故5月8日から」という疑問も当然沸くと思うけれど、G.W.の人出の多い時期を外したいというのは、これも理解出来る理由だと思う。まぁ、この連休中での外出を期待していた飲食・旅行・イベント関係者は残念だろうけど。まぁ、候補日としては新年度が始まる4月1日からというアイデアもあったかもしれないけれど、その辺色々な準備(特に医療機関かな)や、やはり人出が増える時期を外したいという思惑が一番強いのかも。

この記事の中程だったり、尾身先生も会見で説明していたけれど、

政府の要請に基づく一律の対策から、個人や集団が流行状況やリスクに応じて主体的に選択して行うことになる

と、今後は個人の責任で対応するという事が中心になるのに、その事はあまり認識されていないような気がする。兎に角制限が無くなる、自由になるみたいなトーンでの発言だったり、インタビューを取り上げているけれど、分類が切り替わったから粋なる新型コロナウイルスの性質も変わるわけじゃ無い訳で、これまでの鬱憤晴らし・反動でいきなり好きにしてしまうのが最大のリスク要因だと思う。そういう部分こそ、メディアやマスコミはちゃんと啓蒙するべきだと思うのに、何故か「5月遅い」とかそんな話ばかり取り上げている気がする。そうそう、この5類への変更で、出入国時の検査はどうなるんだろうか。今でも、ワクチン接種している人間はそんなに手間は掛からないのだけれど、それでもVisit Japan Siteでの手続きや、入国時に提示したりするのは手間。あれも無くなってくれれば嬉しいのだけれど。 

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