2015年4月17日

広島空港再開

ANAのサイトを見ていたら、こんなニュースが。5月3日に岩国基地で開催される「フレンドシップデー」の混雑の告知ですが、岩国基地は官民共有空港で、民間空港としては「岩国錦帯橋空港」として運用中。さらに、先日のアシアナ機の事故で広島空港が閉鎖中のため、最寄り空港であるこの岩国空港へのフライト機材を大型化して、広島空港の乗客をさばいている状態。となると、このイベントまでに広島空港再開が無いと、かなりパニックな状態になりそう。

そんなことを熟々思っていたら、流石に影響が大きいからでしょうか、制限有りですが今朝から広島空港を暫定再開するというニュース。但し、ローカライザーは使えないので目視のみ。と言う事は、これまで以上に気象条件で着陸できずにダイバードや結構が増えるかもしれませんが、閉鎖されているよりはましですよね。気になる大破したILSですが、来月には暫定的なものを設置するけれど、破壊されたILSの回復は年米一杯掛かる予定とのこと。それでも、取りあえず再開できて、ホットする人は多いでしょうね。

就航している航空会社は勿論だけど、空港関係者、さらには広島空港を基点にして観光業をしている人達など、地方空港だけど中核空港でもあるので三日でなんとか最下位にこぎ着けたのは、そういう事情もあるのかも。それに今回の場合、幸いにも機体は滑走路を外れて、空港外側の敷地に停止しているので、滑走路やターミナルへの誘導路への影響は軽微だったと言う事もあるので、再開しやすかったという理由もあるかもしれませんね。最も、暫くは大破したアシアナ機は今の位置に置いておく敷かないだろうから、それを見ながら離発着するパイロット、乗客は、良い気持ちはしないだろうけど。

アシアナ航空関係者として初めてメディアに登場した方は、先のサンフランシスコの事故の後にANAから招聘された、安全担当副社長の方ですが、また難題を抱えてしまいましたね。今回の場合、気象条件に関してはそれ程問題無いようですから、どうしても最後の瞬間の機長の判断がどの様に推移して言ったのか、それが原因を解く鍵になります。事故が起きたことは残念だけれど、その経験・知見・対策をどれだけ将来にフィードバックして、これから発生するかもしれない同様の事件を防ぐのが最大の貢献。その為にも、早く原因究明と対策を発表して欲しいなと思います。

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