2015年4月24日

SIMロックの功罪

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、今年5月から始まる携帯各社のSIMロックについて。私もdocomoの発表を見たとき、今は有料だけど直ぐに解除しているのに、なんで「SIMロック解除ガイドライン」が始まると、6ヶ月後でないと解除できなくなる(ただし無料で可能)のか、凄く不思議でしたが、やっぱり専門家も同じ考えなんですね。ちょっと安心しました。コラムの最後の方にも書かれているように、今の端末は結構複数の周波数帯をサポートしているので、国際ローミングサービスさえリーゾナブルな料金であれば、そのまま日本国内のSIMを入れたままで使用しても問題無いんですよね。そう言う意味では、国内並とは言わないけれど、攻めて倍くらいの料金で国際ローミングサービスを受けることが出来れば、わざわざSIMを現地調達して差し替えて使用することもないので、殆どの人はそれで間に合うはず。仕事で、海外に長期滞在するとか、特に使用料が大きい場合は便利なんですけど。

最後の方に、端末が対応する周波数バンドの話が出てきていますが、私なんかは仕事にも関係するのである程度認識している物の、それでも発表されている端末仕様から、どのバンドがサポートされていて、それは何処(自分の場合はUS)で利用できるのかという、対応表を毎回作らないといけないわけで、結局そう言う面倒なことをやるならiPhone6でいいや、と言う事になっちゃうんですよね。それだけでも、国内メーカーの端末は損をしていると思う。逆に、2020年の事を考えるなら、海外の端末利用者が日本でどの様に自分の端末を使えるのか、使えないのか、それすらも分からないと言うことなので、とても観光立国とは言えない状態。「SIMロックのフリー化」というお題目は良いけれど、魂の入っていない仏像を作っているような感じですね。

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