予想通り、昨日一日は朝から夜まで「ドローン祭り」(笑)。一寸不思議なのは、これまで長いこと利用されていた、ラジコン(飛行機やヘリコプター)でも同じような事は可能だったわけで、なんでこれまで対策されてこなかった、あるいは注意していなかったのかが不思議。そういうエンジン機ではスピードが早いから、今回のようにピンポイントで首相官邸を狙うことが出来ないしエンジン音で判断出来るとでも思ったのだろうか。でも、首相官邸の周りは確かに森というか緑で囲まれているけれど、一寸離れると外堀通りに首都高に246にと、かなり車の往来が激しい場所だから、エンジン機にでも気がつかない気がする。それに、今回はドローンを利用しているけれど、例えば飛行船タイプのラジコンを利用すれば、ドローンのように低速かつ静粛な状態で進入して、さらに搭載重量も大きくなるんじゃ無いだろうか。つまり、ドローンが一般化してきた昨日今日だから発生した事件じゃ無くて、昔から十分にその可能性はあったと言う事の方が重要だと思うんですよね。唯一言えるのは、入手しやすさと扱いやすさで、ラジコン機と比べてドローンが一番だったということなんでしょうね。
また今回実際にリアルタイムに操縦していたのか、GPSを利用したマッピング飛行なのか分からないけれど、後者の方法で飛来したとすると、それはそれでドローンのメリットを活用したと言えるかも。勿論、自作でラジコン機に搭載する事は可能だと思うけれど、最初から組み込まれているドローンの方が簡便で確実ですからね。
で、解析が進んで、どうやら屋上に飛来したのは20日の深夜以降らしいとのこと。結果的に、発生後直ぐに発券できたわけで、それは幸運だったかも。で、不思議なのは内蔵カメラが搭載されているのは分かるとして、その録画目的と思われるHDDも内蔵されていたという記事。普通、重さと万一の場合を考えて、SSDなりSDメモリーなりを使うと思うけれど、HDDを使ったと言う事はよほど録画時間を意識したのだろうか。そうなると、例えば官邸屋上に降りていて、そこから何日も撮影してから「実は」と公開して、無策さを嗤うつもりだったのかもしれない。それなら、犯行声明なりが出ていないことも何となく納得できるし。ただそうなると、近くまで寄って操作しないといけないわけで、そうなるとGPSで移動してきたことと矛盾する気がします。
今回の事件で色々な課題なり対策なりが俎上にあがっているわけですが、その一つにこういったドローンに対しての防御策があります。飛行機と思って撃墜するわけにも行かず、捕獲するにしても難しそう。個人的には、こういう時こそレーザー兵器の登場じゃ無いかと思うんですけどね。赤外線カメラとか暗視カメラとも組み合わせて、責任が判明しないドローンはその場で問答無用にレーザーでカメラなど無力化するとか。ただ、そこで内蔵していた毒物とか放射性物質をばらまくことになったら困るわけで、単純に破壊するだけじゃダメ。で、密かに考えているのが、多分セコム辺りがドローンハンティングドローンを作るんじゃ無いかと言うこと(笑)。ロープを垂らした大型のドローン、あるいは複数のドローンが、未確認機を引っかけてつり上げて、無害な場所に強制的に着陸させるような仕組みとか。実は、既に裏でセコムさんは既に持っていたりして...
今回の場合は首相官邸と言う場所であったから騒ぎになりますが、これが一般家庭であったらここまで騒ぎにならなかったかも。でも、同じような事は普通に起こる可能性もあるわけだし、そう言う意味では一般家庭であっても何らかの対策が必要かも。野良猫進入防止に水を入れたペットボトルを配置するように、ドローン進入防止のためにレーザー光線の防御柵を作ったりして。太陽電池パネルとバッテリを組み合わせて、昼間は太陽電池で、夜は充電したバッテリーで動作する「エコな防御システム」なら良いんじゃ無いだろうか(笑)。雨の日には役立たないかもしれないけれど、流石に雨の中飛べるドローンともなると、個人の範ちゅうでは扱いきれないか。まっ、放送局の報道では自分達もドローンを多用するから、何となく肯定的なニュアンスを感じる内容が多かったように思いますが、それが報道目的だろうとテロ目的だろうと、勝手に人の頭上を飛んで欲しくないですよね。
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