2015年4月23日

ドローン襲来

首相官邸の屋上ヘリポート横に軟着陸していた正体不明のドローン。たまたま新人教育の一環で屋上に出た食品が発券したと言い、それが一月振りに屋上に出た機会という事で最悪一月間もこの正体不明なドローンが鎮座していた可能性が。官邸警備の不備と言ってしまえば終わりですが、それにしても一寸迂闊でしたね。毎日は無理だとしても、週に何回かは警備しないと。今はドローンが流行っていて手軽に入手出来るし操作もこれまでの飛行機やヘリコプターのラジコンよりも簡単なので今回使われたと思いますが、そのラジコンの飛行機やヘリコプターだって同じ事は実行可能なんですから。ドローンの静粛性と操作の容易さ、さらには搭載したカメラからの映像を見ての操縦が可能という点から、今回使われたと思います。また、報道によると、今回使われたドローンは、元々白色で販売されているものが黒く塗装されていたとのこと。塗装した場合、全体の重量増加、バランスの変化、さらには可動部分の動作不良等デメリットが多く考えられるから、そう言うことも考えても何故わざわざ塗装したのか考えると、夜飛行させることを想定すると目立つ白い機体よりは夜空に溶け込む黒色の方が有利なわけで、その辺りも実後者の意図を一寸感じます。

知らない間ドローンが着陸していて、且つそのドローンには放射性物質と思われるものが搭載されていたと言う事で、ある意味テロの予行演習、あるいはテロ行為を模倣した脅迫・示威行為とも考えられます。放射性物質を搭載していたと言う事で、色々な理由は考えられるものの、一番有力そうな考えは反原発、反原子力の主張者が、それを訴えるために行ったと言う事でしょうね。その放射性物質をどこから入手したのかという問題はあるけれど、それが原発由来のものであるなら、福島第一の関係者・内通者から入手、あるいはその付着していたケースを現地の放射性物質に接触させて受取、それを利用したというのが一番ありそう。あるいは、福島第一以外にも大学の研究室などでも原子力を扱っている場所はあるから、そういうところの協力者が居るのかも。

で、仮に反原発・反原子力を訴える団体の行為だとしたら、今回の行動は彼らにとって一番やってはいけない、自らの主張を覆す、自らを否定する行為だという事を認識しているのだろうか。つまり、反対している「原子力」という力を利用して行動しているという「矛盾」した行為だと思うから。暴力反対を言う団体が、暴力で反対勢力を鎮圧する、戦争反対を言う団体が武力で反対する勢力を制圧する、それと同じ事をやったわけですよね。もう一つ重要なのは、今現在ドローンを利用した色々なサービス(空撮、少量の緊急物質の配送等)で利用されていて、有効なツールとして認知されているものですが、その使い方によっては危険な存在にもなるという事。例えば車は便利な道具だけれど、運転を間違えれば人を殺すこともあるのと同じ。総意二面性があると言うことを示しているわけです。それは、どんなものにでもあることで、毒物であっても微量を薬として使うこともあるのと同じ。そう言うことを自ら証明したことは、結局は原発・原子力も同じ二面性を持つという事をアピールすることになると思うんですけどね。

今回の事件で、多分ドローンも含めた無人飛行体の利用は厳しくなるでしょうね。一定以上の昨日のドローンについては免許制になるかもしれない。後、飛行体なので、本来の航空機のような航空灯搭載を義務づけて夜間でも認識出来るようにする。これに違反した場合は、利用の目的や内容にかかわらず厳罰を適用するとか。と言うか、私は詳しくないので疑問なんですが、これまでも広く利用されていたラジコンの飛行機とかヘリコプターの利用規程ってどうなっているんだろうか。あくまで利用者の自己責任で使われていたとしたら、それらも含めての規則作りが必要でしょうね。いずれにしても、今回の実行者は、ドローンを利用した示威行為を目指したんだろうけど、結局蜂の巣をつついて自らの首を絞める方向へ自体が進み始めたんじゃ無いだろうか。自業自得という面もあると思います。

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