2023年5月26日

マイナンバーカードトラブルと未納金問題

マイナンバーカードに紐付けした健康保険証の番号が他人の番号と紐付けされていたとか、コンビニでの住民票取り寄せで、別人の書類が出てきたとか、マイナンバーカードに関してのトラブルがここの所報告されています。 マイナンバー(マイナンバーカード)が、国家が運用しているシステムで有る以上、公共サービスでのトラブルはあってはならないと思うけれど、元々別システムだったものが統合される移行期であるから、何らかのトラブルが発生するのも仕方ないとも思う。

例えば保険証番号との不一致は、元データを手入力したために間違った番号が入力されていたとのことで、そこはヒューマンエラーは零には出来ないので有る程度は許容するしか無いのでは。今は殆ど言われることが無くなったけれど、未納年金問題が発生したときの原因の多くは、年金申請書に書かれた年金番号が元々間違っていたり(書き間違い)、それを入力するときの誤入力だったり、いろろいな理由から何千何万という未納問題が発生することになったわけですから。

例えば、マイナンバーカードと保険証を並べてカメラで撮影して、それを自動的にシステムが認識してデータとして紐付けするなら、多分間違いはほぼゼロになると思うんですよね。そう言うより確実な手段を適用しなかった政府の責任もあると思うけれど、そう言うものを開発するスケジュールやコストと、有る程度のリスクを承知して最も可能な方法を取るのかは、その時の責任者(=政府)の判断だと思うんですよね。だから、多少の不具合が発生するのは仕方ないし、問題は誤記入が発見された後にどれだけ速やかに修正するかだと思う。

住民票取り寄せ時の問題は、開発元(富士通Japan)のバグとか運用上のトラブルが会ったらしいので、それはその企業の責任になると思うけれど、一般的には有る程度のリスク(=トラブル)は仕方ないと思う。出来るだけ完璧なシステム構築をする責任はあると思うけれど、100%完璧なシステムは作れないわけで、そうなれば問題発生時にどれだけ速やかに対応・対策できるかが次に重要な要素のはず。そういう部分は、批判しても認めるべき事象だと思うなぁ。とにかく批判したい人は何かあればまず批判するのだろうけど、そういう姿勢というか考え方って、完璧で無ければならないという圧力だと思います。それは、理想の一つだけれど、実際にはより現実的な解とか対策を考えるべきだと思う。そう言う意味では、今回のマイナンバーカード関連のトラブルに関して、原因の特定と今後の対策を速やかに準備することに対しての批判はアリだと思うけれど、マイナンバーカードあるいはマイナンバー制度に対してそれを理由に批判するのは筋が違うと思う。少なくとも、あれだけ大見得を切って未納年金問題解決を確約したのに、結局何も出来なかった人達には言われたくないですよね。

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