2023年5月15日

シン・Xリーグ

昨日は多くのフットボールの試合、それも強豪・有名チーム同士の対戦が目白押しで、インターネット配信で視聴可能な試合も喪幾つかあったので、1) デスクトップ機、2) ノートブック機、3) Chromebook機と、3台の端末を並べて、3試合同時視聴していました(笑)。

社会人Xリーグの試合では、以下の3試合を並べてみていたのですが、春のシーズンにしては力の入った良い無いようだったと思います。ただ、戦前の予想をひっくり返すような「アップセット」が無かったのは残念だったけれど。

 この中で印象的だったのは、福岡県春日市で開催されたインパルス vs SUNSの試合。試合自体は、西日本地区所属4チームで開催されている春の公式戦「グリーンボウルトーナメント」一回戦という扱いですが、SUNSの希望と努力により地元福岡開催だけでなく、興行自体もotonari福岡SUNSが運営するという、多分Xリーグ史上初めてと言っていいような内容。X1 Super所属12チームのうち、昨年のリーグ戦順位は11位という決して強いチームでは無いけれど、Xリーグ所属チームの中では、多分一番「フランチャイズ」という事を意識して、「福岡」という場所で成功しているチーム。そのアイデア、バイタリティ、パッション、全てで今一番勢いがあるトップクラスのチームだと思う。

この日は、昨シーズンまで3年間SUNSに所属して、選手として活躍するだけで無く、フットボールエバンジェリストとして、活動活躍した「コージ・トクダ」選手の引退セレモニーもハーフタイムに行われていて、この人の活躍もSUNSだけでなく国内のフットボール人気を上げる重要な役割だったなと再認識。この日の試合会場には、2000人を超える観客が集まったそうですが、その何倍もの人が集まっても不思議は無いくらいの熱意を感じる試合であり、セレモニーでもありました。

SUNSの代表であり選手であり監督でもある吉野氏は、チームとして利益獲得出来る仕組み作りが必須という考えから、こう言う事に熱心で個人的にもそういう方向に行かないと、なかなか国内のスポーツビジネスも発達しないと思う。アメリカの4大スポーツの様になるのかかなり難しいけれど、昔から人気のあるプロ野球ですら球団単体での収益では赤字になるような時代に、外部からの補助とか支援金で維持するビジネスモデルでは誰も見向きしてくれないと思う。やはり、そのチームとしての売り物=コアコンピテンシーを作って、それに対して「投資してもらえる」スキームを作る事で、「アメフト」という一つのスポーツを核として多くの人に対して遡及できるビジネスモデルを構築しないとだろうなぁ。そう言う意味では、福岡というアメフト未開の地で成功している努力と活力は本当に凄いと思う。今シーズ初めに、Xリーグの役員理事が大きく入れ替わって、新体制での運営が始まっているのですが、これまでの活動を否定するのでは無く、これまでの活動を真摯に反省・評価して、より良い仕組み作りを進めて欲しい。そのためのお手本が、この福岡での試合だったんじゃ無いかと言う気がします。

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