2023年5月22日

G7広島サミット終了

G7広島サミットを電撃的に訪問したウクライナのゼレンスキー大統領。 日本を始め欧米各国から支援継続・拡大の約束を引き出し、さらには中立的なインドなどとも会談を行い、ゼレンスキー大統領としては満点に近い成果を得て帰国することになったでしょうね。で、気になるのは帰国手段。来るときにはフランス航空宇宙軍のVIP機でサウジアラビアから来日したけれど、帰国時はどうするのかと思ったら、帰国(ポーランドへの移動)に関してもフランス航空宇宙軍のVIP機を使用して移動したらしい。そうなると、かなりフランスとは綿密に今回の訪問に関しては調整していたのだろうか。いずれにしても無事に帰国して、まだまだ続くであろうロシアとの戦いに勝利して欲しいところ。

そのウクライナに対しての支援に関しては、今回注目されたのがアメリカ製の戦闘機であるF-16の供与に関して。ロシアとの直接対決を避けたいアメリカがなかなか許可を出さなかったようですが、体制がダイブウクライナ側に傾いたという読みもあるのか、欧州各国が所有するF-16をウクライナに供与することを止めず、また戦闘機パイロットの教育支援などするというような内容。欧州各国が保有するF-16のうちF-35へ転換して余ってくる分がウクライナ軍に回るという事らしいのですが、これまでのロシア製機体とは全く異なる機体だけに、習熟するまでには時間が掛かるんだろうなぁ。時間との闘いでもあるだけに、どれだけ短期間で習熟して投入できるか、ウクライナ・欧米各国どちらにとっても大変な時間になりそうな気がします。

ところで、そのF-16供与に関して、某新聞社の某有名女性記者(と言うなの活動家?)が「日本からもF-16を出す事は怪しからん」みたいなツイートをして騒動(失笑?)に。何故なら、航空自衛隊に配備されている戦闘機の中には、F-15とF-35はあるけれど、F-16は無いから出したくても出せないのに何を勘違いしたのか。で、実は国産戦闘機のF-2は、F-16を有る程度基本設計にとりいれたものなので「F-2の事では」と入らぬ助け船を出したら、その某記者「間違えましたF-2です」と渡りに船と訂正。しかし今度は、F-2は日本の国防目的に合うように対艦性能に特化して設計しており、F-16の対空性能を優先していないのでウクライナでは無用の長物になる、という指摘が雨あられ。結局は墓穴をさらに深く掘ることになったけれど、そう言う事には一切気にしない反応しない鉄の心臓の持ち主なので、馬耳東風何だと思うけれど、こう言ういい加減な人が一部の勢力の中では中心人物として祭り上げられているから、いつまでたっても世の中良くならないのだろうなぁと改めて感じた事象。

同様に印象に関しては、今回のG7広島サミットの成果に関しての評価。第二次大戦の敵味方であった当事国同士が、広島の平和公園で献花したり、原爆資料館をじっくりと訪問して中には涙する首脳も居たり、さらにはゼレンスキー大統領の訪問もあり、ロシアの違法な戦争に対しての強い意思表示が出来たことなど、数々の成果があったと思うんですよね。まぁ、100点満点とは言わないけれど、80点とか上げても十分だと私は感じる位。一方で、いつもの様に原爆廃棄が約束されなかったとか、ロシアに対して日本が戦争を煽っている見たいな意見等も出されていて、彼らにとってはいつも通り「反対するための会議」だったんだろうなぁと。G7サミットとして成果が大きければ大きいほど、彼らの存在意義は薄れるので反対の声も大きくなるんだろうなと言う機もしますね。ところで、サミット前にあれだけ騒いでいたLGBT関連法案に関しては、一般に報道されている中では私は見聞きしませんでした。数多くの議題が話し合われる会議なので、某かの意見なり決定があったと思うのだけれど、あれだけ国内で拙速と感じる位無理矢理国会提出したのに、本番ではこの位の扱いだったわけで、もう一度ちゃんと仕切り直した方が良いと思うんですが、多分メディアなんかはもう取り上げないかもしれない。そう言う意味では、今回のゼレンスキー大統領の電撃訪問でかき消されて、良かったのかもしれない。

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