2021年2月19日

Chromebook IdeaPad Duet 10.1 inch Model (10) - フットワークの軽さ

最近は外に出る機会が減ってしまったので、利用機会も以前よりは落ち着き気味ですが、それでも便利に利用している「Duet君」。 自分が現在使っている情報端末、Windows PC、Androidスマホ、iPhoneと比較しても、携帯性ではスマホ/iPhoneには劣るものの、可用性や汎用性はWindows PCにも劣らず、これまでなら重い思いをして持ち出していたWindows PCを補完するデバイスとして、かなり有効利用出来ている気がします。

PCWatchの大河原克行氏の記事で、GIGAスクールで利用されているデバイスの記事があり、40%以上がDuet君もそうであれChromebook、残り30%弱ずつでiPadとWindows PCが鎬を削っている状況らしい。一番大きな理由は、Chromebookの価格の安さが、他のデバイスよりも秀でている事らしいけれど、可用性に関して言えばWindows PCの弱点である起動時間は比較にならないくらい早いし、一度アカウントを設定してしまえば、やはりWindowsのサインイン手続きは凄く面倒に感じるくらい簡単。評価結果の比較表を見ても、Chromebookが多くの点で他のデバイスよりも優勢になっているけれど、ただその差は「格段に大きい」と言うほどでもなくて、まぁ今後Windowsが巻き返してくる可能性もあるんじゃ無いだろうか。ただ、今のGIGA SchoolのWindowsって、Windows 10 Proを要求しているんですね。なんで価格的にも安いHomeじゃ無いんだろうか。まぁ、HomeにしてもProにしても、iPad OSやChrome OSと比較して「重量級」であることは事実で、その点軽快でカジュアルなiPad/Chrome OSには叶わないだろうなぁ。

その「軽快・カジュアル」というのは、ここ数ヶ月Duet君を使用して居て一番感じること。Duet君を特に外出している時に使って感じるのは、取りだしてパネルを開いて使えるまでの圧倒的な速さ。Windows PCも、別にシャットダウン後から毎回起動するわけでは無く、Suspend/Resumeで使用すればそれなりに早く起動するわけですが、それでもChromebookを使うときと、自分のオフィスマシンであるThinkPad X13で使い比べてみると、数倍くらいChromebookの方が軽快な気がします。空くまで感覚的な印象ですが、Chromebookの方がResume時に直ぐにネットワークアクセス(Wi-Fi)が確立する気がするんですよね。Windows PCは、その点モタモタしている気がして、中断した作業を再開するときに、ちょっとイラッとする。これ、自宅で使っていてもそう感じるくらいなので、外に出ていたパプリックのAPを使うときは、もっと差が開く印象です。

学校での利用を想定している「GIGA School」と、個人的にモバイル時に利用する場合では、一見前提条件とか背景が違うように感じますが、結局は場所を問わずに使いたいときにネットワーク接続して利用出来るという点では変わらない。以前は、Windows PCの最大のメリットは、スタンドアローンで利用するときに全て必要なファイルや機能が集約されていることだったんですが、最近ではネット接続が暗黙の了解事項になり、必要なファイルや機能がローカルかクラウドは殆ど意識しなくなってきています。実際私もDuet君やX13をを利用する時には、ネット接続こそ手持のスマホをテザリングしますが、それから先の作業はもう殆どそう言う違いを意識することは無く、スクリーンとキーボードの違いが今の所最大の課題。そうなると、コンセプト自体が軽快性を前提にしているChromebookの優勢が、もう少し続く気がします。

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