森氏の後任となる組織委員会会長選出で、何名かの候補がメディアに取り上げられて、昨日からは橋本五輪相に一本化という報道を流し始めています。以前は、菅総理が「透明性のある選択を」と言えば、「関与した」と批判的な意見を上げていたのに、ああいう候補の予想みたいな物って、メディアによる候補選択関与には当たらないのだろうか。
それでも、まだ誰も正式な発表をしていないのに、既に一本化とか調整方向でとか、そう言う情報が流れてくることの方が、「本来のルールに則らない手段」で決まっているような印象を受けるんですよね。まぁ、メディア側としても周辺取材とかを積み重ねてそれなりに予想をして記事を準備するんだろうけど、仮にこの「橋本氏一本化」 が、じつはメディアの矛先をかわす欺瞞情報で、本当は全く別の人が候補に挙がっていて最終的に決定したら、それはそれで個人的には面白いと思うけれど(笑)。
いずれにしても、短期間に一番厳しい仕事をしなきゃいけないから、政治的にも国際的な知名度的にも、そして何よりも本人の意思が高くないと厳しいと思う。そんな中で、前者はともかくとして、本人の意思として以前から大臣や議員を辞任してまで会長職に就きたいとは言っていない橋本氏は適任だろうか。本人としても、場合が場合だけに、凄くやりづらいと思うし、ここはやはり世界的な知名度と行動力が一番重要だと思うと、個人的には安倍前総理一択なんだけれど(マテ)。
いずれにしても、今週中くらいには早ければ決定するのかな。まぁ、大きな組織だから、トップが一時的に不在でも必要な作業は粛々と進むのだろうけど、新会長は本来の仕事以外にも、これから暫くは森発言へのコメントなり、女性蔑視に対してのアクションなり、そう言う仕事で忙殺される時間が暫く続く気がする。というか、メディアはメディアで、誰が会長を受諾しても、面白可笑しく、そして視聴率や購買数がアップする「刺激的な記事」を求めるだけですからね。それこそ、東京2020の開催がどうなろうと、そこで何か「ネタになること」が生まれることの方が期待値だったりするわけですし。無ければないで、適当な材料を組み合わせて記事を作るのが彼らの仕事ですし。橋本氏も、多分これまでの発言や色々な行動、そしてプライバシーと、全て公開するくらいの覚悟無いと、あっと言う間にメディア攻撃で疲弊するでしょうね。それだけで、要請辞退の理由にもなる気がする。
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