全国的に出されていたまん延防止等重点措置が、21日の期限をもって全面解除されることに。 東京都は事前に延長申請しないことを言っていたし、静岡県の川勝知事も同様の事を言っていたのですが、大阪と愛知はまだ状況が厳しいので、そのままもう暫く延長すると思っていたのでちょっと意外。ただ、昨日のニュースの中での説明では、確かにまだ大阪等は高止まり状態ではあるけれど、新規陽性者の中心がまん延防止等重点措置で効果が期待出来る成人ではなく、児童等10代に移ってきているので、このまま継続する効果は期待出来ないという理由らしい。確かに、家族連れでの外出は無い事は無いだろうけど、でもやはり何処のセグメントに効果的かという事はしっかり検討しないと、無意味な「やっている振り」だけになりますからね。
昨日の時点での静岡県の病床使用率は、東部はまだ高いみたいですが、西部や中部は20%台まで落ちてきていて、かなり改善してきたように感じられます。でも、浜松では200人台、静岡でも300人台で、県全体でも1000人台の新規陽性者が出ていて、まだまだ以前の状況と比べると厳しい事に変わりは無い。オミクロン株が蔓延しだしたときには、この株は感染期間が短く一気に感染拡大するけれど、その分終息するときもどんどん終息するスピードも早いという解説を聞いて、兎に角我慢をして早くピークアウトすればと念じていたんですが、ちょっとその想定は違っていたようですね。ピークアウトした事は確かなんだけれど、終息する減少率はデルタ株の第五波の時とそんなに変わらない気がします。というか、ピークが高くなった分、中々下がらずに高止まりしつつ減少率は少なめという状況が、だらだらと続いている感じです。実際実効再生産数も、1を切ったところで、0.98とか0.97とか、なかなか下がってくれない。ある意味停滞状態になっているような印象です。
時期的は、これから新学期・新年度に向けて、引っ越しやらで人の移動もあるし、春休みなので出かけたい人も多いだろうし。うちの下の姪っ子も、この4月から新社会人となり、関西地方に就職するため自宅を出て一人住まいになるんですが、大丈夫だろうか。幾らリモートの時代と言っても、一年のうちでも人の移動が多く発生する4月ですからね。これが切掛で、また感染拡大にならなきゃ良いけれど。
期待したいのは、なんだかんだ言っても3回目接種済み人口が30%を超えてきたことや、逆にオミクロン株で陽性者が一気に増えて、それによって抗体が出来た人も少なくないんじゃ無いだろうか。昨年の例で言えば、G.W.前後くらいから徐々に陽性者数が増えてきたけれど、今年はどうなるんだろうか。まん延防止等重点措置が解除されると、やはり世間的には経済対策で自粛営業中の特に飲食店やホテル等の期待も大きくなると思うのですが、それってやはり人の移動が鍵ですからね。何か、地震があったりして文字通り社会が不安定な状態が続くけれど、気持ちだけはしっかりと持ってプレないで基本対策を続けて今年こそ、このコロナ禍を乗り切りたい。
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