2022年4月26日

Chromebook の善し悪し

昨日の移動では、久しぶりにほぼ一日Duet君と付き合ったのですが、備忘録代わりに気がついたこと色々。Duet君こと、LenovoのChromebookですが、何時も持ち歩くノードブックパソコン(ThinkPad X13 Gen1)と比べて、

  • サイズは一回り小さい(Duet: 10インチ vs X13: 13インチ)
  • 厚みは、DuetがX13の半分くらい
  • 重さはほぼ同じ位(Duet本体+キックスタンド付カバー+キーボード)
  • ACアダプターは1/4位(2.4AのソケットとType-A-to-Type-Cのケーブル)
という違いがあり、携帯性はDuet君の方に軍配が上がります。その為、何時もはブリーフケースとかデイパックに入れて移動するけれど、今回は少し大きめのスリングバッグにDuet君を入れての移動で、気楽さではこちらの勝ち。

最大のメリットは、最近ではUSBポートが結構あちこちで利用可能になってきているので、USBケーブルを接続するだけで充電しつつ、あるいはAC(DC?)モードでバッテリー消費を意識せずに使用出来ることでしょうか。今回試した中では、機内のUSBポートは容量不足で警告が出ましたが(だからAC用USBドングルを使用)、那覇空港のANA Suite Lounge内のポートは、そのまま使用出来てかつ通常の充電も可能でした。バッテリーで使用する場合でも、X13の場合は普通に使用していて4時間位が限界かなと感じますが、Duet君の場合は6時間位は大丈夫そう。最も、使用しているOSやアプリの種類も違うので、一概には比較できませんが。また、後からも書きますが、PDFブラウザーとしてかなり使いやすいという事も、今回発見したメリット。これまではKindle端末として文章や書籍を読んでいましたが、結構Kindleアプリが使いづらいこともあり、利用機会はそんなに多くありませんでした。今回、仕事の資料をPDF可したものを幾つか読み込んだりしましたが、PDFリーダーとして考えると、サイズ的にも使いやすいなと感じました。

一方で最大のデメリットはキーボード。X13の方は、右側のキー配列が一部短くなっている変形キーボードではあるけれど、ほぼフルサイズキーボードで配列も同様。Duet君はQWERTY配列ではあるけれど、キー配列は異なる部分も大きく、未だに慣れません。さらに、FEPがGoogle製しか使えず、かな・英の切替が、通常は無変換キーを押す度に変わるフリップ形式なのに、Duet君はスペースバーの左右のキーをそれぞれ押さないといけないメイク方式なのも不便。キー配列やサイズの違いもあり、ミスタッチは数倍以上増えます。また、ポインター操作がタッチパッドだけで、しかも少し反応が鈍いときもあり、これも不便。文字入力は、最低限に必要な場合にのみ使いたいくらい。それでも、スマホのフリック形式等よりは、自分にとっては慣れているし入力スピードも早いので、何か文章を打つときには可能ならばスマホよりはDuet君の方が嬉しいのですが。

一番便利なのは、やはりブラウザーというかブックリーダーとして使用する時ですね。キックカバーやキーボードを外して本体だけだと600g位かな。画面サイズも10インチありますから、PDF表示したA4サイズのドキュメントを読むには問題無い状態。今回も事前にOneDriveに置いてある資料のうち必要と思われるものをDuet君側にダウンロード(オフライン利用)しておいたので、直ぐに必要な資料にアクセス出来ました。もう少し軽ければベスト何ですが、それでもこのサイズでこの画面でのブックリーダーとしては、今の所十分満足しています。Kindle利用の時には、変なところにタッチしてページが飛んだりKindleが異常終了したりと、今ひとつ安定性に疑問が残りますが、PDF表示なら殆ど問題無く、細かな文章や図表もピンチ操作で拡大縮小出来るし、あらためて通常の仕事の時にも利用出来るのではと再認識しました。印刷資料だと、必要な書籍を机に広げて作業するように、複数の電子ブックを広げたいときに、これまではどうしてもパソコンの画面(=デスクトップ)という制限がありました。それを、この手の「簡易リーダー」みたいな形で手元で表示させたり、場合によってはパソコン画面と並べて表示させたりと、印刷媒体に近い使い方が出来るのは自分的には新しい発見とも言えます。ただ、そうなるとやはりWANモデルで、何時でも何処でもネットアクセス出来ないと、その本領発揮というのは難しそう。そこがChromebook最大の課題かなと感じます。

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