そんな中で、我が静岡県は堂々の11位。12位の長野県、13位の愛知県を上回っているのは、やはり関東・関西の中間地点という地の利が一番大きい理由なんでしょうね。実際には、静岡県の西の外れの浜松市が、ほぼ東京・大阪の中間地点で、正確に言うとそれでもやや東京寄り。浜松からひかり号で東京に出る場合は90分位で、静岡からなら70分位。ですから、都内への新幹線通勤も、そんなに大変じゃない。西の方でも、立命館大学だったかな、大阪のキャンパスでの1限目(9:30)に間に合うには、何時に自宅を出れば良いかというような広告があって、なんと浜松からでも始発の新幹線(こだま号)を利用して間に合うらしい(確か名古屋でのぞみ号に乗換が必要)。そう言う意味では、東西に本来の会社オフィスや事業所があり、万一の場合にはそちらに出社か必要な場合には、静岡県はかなり有利と言えます。
逆にそれで困るのが、東京よりも東、大阪よりも西への移動。新幹線を乗り継いでの移動は可能ですが、例えば福岡までの移動となると、6時間近く掛かるのかな。言い方を変えれば、飛行機移動が非常にしづらい場所なんですよね。一応富士山静岡空港はあるけれど、事実上札幌と福岡行きしか無い様な状態。西への移動は、例えば浜松停車のひかり号は、広島行きとか岡山行きが殆どなので、その辺りまでならまだしも、そこから福岡まで行く場合は困ってしまいます。また、東に行く場合も、東京までなら便利だけれど、そこから先の東北とか北海道となると、羽田から飛んだ方が早いかもしれない。さらに、日本海側へ行こうと思うと、一度東京に出て回る方が早かったりするんですよね。名古屋から在来線での移動も可能だけれど、それなら滋賀まで行って米原乗換の方が早いかもしれないし。距離的に近いけれど、移動するには遠いのが、新潟とか金沢とかの反対側の地域なんですよね。そう言う意味では、静岡県は、東海道新幹線や東名高速道路沿いの地域への移動を前提にした居住ならベスト化もしれないけれど、それ以外の場所を前提にすると途端に積んでしまう場所と言えるかも。
同じくワーケーションの場合は、やはり観光地としての配分が大きくなるので、北海道・沖縄・長野と言ったところがランクアップするけれど、静岡県も一つランクが上がっています。やはり、富士山とか伊豆半島に、浜名湖・駿河湾と、山も海も手近に楽しめる印象が強いのかもしれませんね。それでも、リモートワークで候補に挙がった地域も同様にランクインしているのは、交通の便の良さという共通の要素が大きいんでしょうね。仕事の場合には、万一の場合の出社時の利便性、観光も含めたワーケーションの場合は、アクセスの良さによる移動費の安さだったり、移動のし易さといったものが、やはり大きな要素になりそう。予想外に静岡県の認識が高いのだから、積極的にリモートワーク需用を取り込む政策を進めたら、人口減少に対して少しは歯止めになるかも。
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