「刑事コロンボ」で有名なピーター・フォーク氏が83歳で亡くなりましたね。あの「うちのかみさんがね」という名(迷?)台詞が今でも思い出されます。当時、確かNHKで放送されていたと思うんですが、まず最初に犯人の殺害シーンから始まり、視聴者は誰がどのように殺されたのか最初に知らされ、それを順番にコロンボが謎解きをしていき最後に犯人を突き止めて終わるというパターンは、子供心に凄く新鮮に感じたものです。それまでの推理小説、スリラー小説の流れで言えば、最初に犯行現場が登場する事はあっても、犯行自体が登場する事って、先ず無かったですからね。
ストーリーの巧みさもあったけれど、国内版で言えば日本語版のコロンボの吹き替えをしていた小池朝雄氏の絶妙の声・台詞の魅力も大きかったですよね。小池氏は俳優としても活躍されていて、ご本人の演技なんかもテレビで見る機会があったけれど、確かかなり体格の良い方で、演技も少しオーバーアクション気味で、どうしてもコロンボのさえないイメージとは少し違っていて違和感を感じてしまったものです。
コロンボが番組の中で自分の好物と言う「チリ」。「チリビーンズ」の事ですけど、この番組を見ていて、それで初めて仕事でアメリカに言って食べてみて、私も好物になった食べ物の一つ。今回の訃報を聞いて、20年以上も前のそんな事も久しぶりに思い出しました。今度USに行ったときには、美味しいチリを食べてみたいですね。コロンボ警部を思い出しながら...
合掌。
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