連休明けに、ファイザー製ワクチンの大量供給の目処が立ったため、それを効果的に接種するために東京都大阪に大規模な接種会場を設営し、自衛隊の支援を受けつつ国が主導するという事に対しての各関係者のコメント記事。 今の接種予定では、まずは接種作業を担当する医療関係者に免疫を持ってもらい、その人達が今後活動できるようにしつつ、重症化など影響の大きい高齢者を次に目標にしている状態。ワクチンの供給量も、今の所は制限されているからそう言う選択的な方法で、徐々に練度を上げて行くことは良い考えだと私も思います。
一方で、一日も早く感染拡大を終息させるためには、感染者数の多い地域を数で制圧する必要が有るわけで、その為には多くの病院を巻き込むか、大規模な集中的施設を準備して一気に進めるしか無いでしょう。そこに自衛隊の入り用関係者を配置するのは当然としても、さらには海外の事例でも有るように、一定の技術や経験を持った人を再研修して配置するとか、更なる対応も考える必要が有るのでは。まぁ、何でもかんでも自衛隊に投げるのは良いこととは思わないけれど、一般の病院や医療関係者以外でそう言うスキルを持っている組織となると、やはり自衛隊以外ではちょっと思いつかないので、そこは仕方の無いことだと思うのですが。でも、過去の看護師経験者とか医療従事者だった人が、こう言う場合には何らかの方法で一時的に現役復帰できるような、言ってみれは「医療予備役制度」みたいな事も、今後のために検討しておく必要はあるかも。
で、そんな切羽詰まった状況を何とかドライブしているなか、なるほどそう言う事を考えるかと逆の意味で感心してしまったのが、いつもの立憲民主党の安住国対委員長。その発言は、
「なぜ東京と大阪だけ国が主導するのか。まさか東京都議会議員選挙に向けた対策ではないか。パフォーマンスはもうやめてほしい。ワクチン接種は効率的に根拠を持って対応するのが政府の責任で、今後、厳しく追及していく」
と記事に書かれています。
- なぜ東京都大阪だけ国が主導するのか
今一番感染状況が切羽詰まっているからでしょう。また、東西の中心としてして、最優先で感染拡大を制圧する必要が有ることもあるでしょうね。 - まさか東京都議会議員選挙に向けた対策ではないか。
いゃ、この発言に関しては「すげーなぁ、そう言う発想をするか」とビックリ。そんなことを言ったら、先週末の補選に関しては野党共闘の成果と誇っているけれど、それだって次の衆議院選挙に対しての対策・パフォーマンスと言われてしまうのでは。と言うか、コロナ禍対策が成功すれば、多分政権に対して支持率はアップするんだけれど、それも対策・パフォーマンスと言うつもりなんだろうか。結局は、自分達がそうしたいと思っているから、そう言う発想に至るんじゃ無いだろうか - パフォーマンスはもうやめて欲しい
いゃ、それってブーメラン(笑) - ワクチン接種は効率的に根拠を持って対応するのが政府の責任
そう。だから、今一番追い今日の大きい東京・大阪にリソースを注入するわけですよね。それって、効率的であるし、根拠も十分ある対策だと思うのだけれど。逆に立憲民主党はどう言う根拠でどう言う対応が良いと思っているのだろうか。少なくともここ最近の発言をきいていると、いつものようにPCR検査を拡大しろ、ワクチン接種を早くしろと、無意味な発言しかしていない気がするんですが - 今後、厳しく追及していく
ということは、審議拒否する、ということですね、そうですね(笑)。と言うか、追求する前に、今必要な対策の対案を出せよと小一時間。例えば、リソースを提供した病院が、それによって通常医療業務が行えず収入が減ったら、その分を無条件に補填するとか、大規模接種施設とともに、人員を多く配置して24時間接種可能な施設を考えるとか、あるいは与党の代わりに「二回目の一時給付金支給」を提案したって良いはず。そう言う「提案型活動」が出来ないから、国民からの支持が一向に増えないと言う事をいい加減理解しないと。
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