パナソニックが、植物並の効率で人工光合成出来る技術を開発したという記事。「パナソニックが何で?」という素朴な疑問があるけれど、半導体技術の延長と言われれば何となく納得できる部分も。技術的には、まだまだ難しい部分も多いんだろうけど、個人的には太陽光発電よりも有効性があると思っていて、その理由は例えば今回の場合はエタノールを生成するのですが、そういう「蓄積できるエネルギー」を生成することが出来る事。太陽光発でも、勿論電気エネルギーを生み出すわけですが、それを蓄積する技術がまだ現実的でないのが難点。事実上、リアルタイムに電気を供給することしか出来ないわけで、その点が不利かなと。電気エネルギーを、例えば電気分解に使うなどして、水素エネルギーに変換するとかいう方法は勿論あるんだろうけど、そう言う多段階のエネルギー変換をすればするほど、発電効率・エネルギー効率は下がるわけですからね。太陽光と水と二酸化炭素から直接エタノールや、あるいは他の有機物が生成できれば、それこそ今太陽光パネルを敷き詰めている「電田」を「エタ(ノール)田」とか「タン(パン質)田」とかに利用出来るかも。
以前、トヨタが人工光合成技術の実証実験に成功したけれど、トヨタとかパナソニックとか、個人的にはちょっと以外な企業がこの分野で成果を上げているのにはビックリ。ある意味、既成概念にとらわれずに、いろいろな分野に視点をもたないといけないと言うことですよね。
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