2019年11月7日

戦略的提携

昨日の、X-LeagueとCFLとのパートナーシップ提携話の続報が、ここここに掲載されました。で、こちらの記事で指摘されている、CFLのグローバルコンバインの日本での開催(東京、大阪)に関しては、CFLのサイトでも告知されています。そう言う意味では、かなり大がかりかつ確実な提携話と思って間違いない気がする。

CFL(Canadian Football League)というと、NFLですらそんなに馴染みが無い日本では、さらに馴染みが無い存在だけれど、カナダではアイスホッケーに次いで人気のスポーツの一つ。気候の関係からか、NFLよりも早く7月にスタートして、11月にシーズン終了しますが、国内9チームが二つのディビジョンに別れて対戦します。ルールも結構違っていて、フィールドが110ヤードだったり、選手数が12名だったり、4th Downではなく3rd Downまでだったりと、それ以外にもちょこちょこ違いが。これは、アメフトの中でも、スリリングで注目が集まりパッシングオフェンスを中心にしたゲーム展開をテーマにしているためで、そう言う派手やかさが任期になっているのも事実。だから、パス能力の高いQBが必須なわけで、自分の世代だとダグ・フルーティーとかがその典型じゃ無いだろうか。

勿論、パスを受ける側のレシーバーと、それを阻止するDBにタレントが必要なわけで、このあたりなら日本人選手が入る余地もありそうな気がする。特にレシーバーは、これまでも多くの選手が挑戦してそれなりの結果を残してきましたからね。来年どうなるか分からないけれど、まずはレシーバー陣の挑戦者が一番多いんじゃ無いだろうか。それに対して、DB陣にもチャンスはあると思うけれど、サイズ的に海外の選手と比較して不利になりそうで、そこをどう埋めるのかが課題かも。日本で海外選手のサイズだと、LBか下手したらDE位にコンバートされていもおかしくないですからね。

ビッグニュースではあるけれど、まだどんなシステムでどんな交流が始まるのか不明。ただ、これまでよりも選択肢が増えたことは確実なわけで、日本からカナダ、さらにはアメリカへの選手キャリアーパスが広がるとともに、CFL経由で米国カレッジの有望選手が日本に来る可能性も増えるかもしれない。そうなると、Xリーグもレギュレーションを変えて、例えば外国人選手の登録者数を増やしたり、同時にフィールドに入れる人数を増やしたり、あるいはCFLならプロ経験者でも許すとか、色々改革が必要になるかも。勿論、単純に開放すれば良いというわけにも行かず、チーム力の差もあるからそういう部分も緩和措置みたいなものを考えないといけないけれど。いずれにしても、日本のフットボールが世界に出ていく一つの大きな切っ掛けになりそうで期待したいです。

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