2011年7月26日

国民栄誉賞

なでしこジャパンに国民栄誉賞を、というニュース。自分的には、もともと国民栄誉賞は時の政府の人気取りのために始まったという理解なので、否定はしているけれど今回も同様でしょうという冷めた見方。確かに、なでしこの活躍は予想外で、かつ熱狂した結果になり、それ自体を否定する気は全くないけれど、でも「まだ早いんじゃない?」という気持ちもするんですよね。だって、これでもし仮にオリンピック予選敗退とかになったらどうするんでしょう。それに、もともと国民栄誉賞は個人を対象にと言う事で、これはその個人が長年活躍したことに対しての賞と思えば理解出来ます。でも、団体と言う場合、じゃその「団体」に与えるのか、団体の「構成員」に与えるのか、それがハッキリしない。仮に、ワールドカップでMVPと得点王に輝いた澤選手に与えるなら、これは彼女のこれまでの18年間の努力もあるし、ここまで引っ張ってきた功績もあるから、まだ納得できます。でも「優勝したなでしこジャパンに」となると、じゃ再びなでしこが優勝したら賞を与えるのかと言う話にもなってしまいますよね。

まぁ、いずれにしても、彼女たちが十分に値する価値のあるチームであることは疑いないことだけど、じゃその賞を与える側の特に代表者にその資格・価値があるのかという、素朴な疑問をまずは解決しないと(笑)。

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