PCWatch、大河原氏のコラムから、LenovoとNECの新会社スタートについて。今年の初めに、この提携話を聞いた時には、昔の「98 vs DOS/V」の争いをリアルタイムで体験してきた一人として、ちょっと言葉では言い表せない驚きがありましたが、あれから半年も過ぎて実際にLenovo+NECがスタートしても、当時ほどの驚きは感じないですね。コラムの中では、最大のメリットとしてNECがLenovoのスケールメリットを享受して大きなコストダウンが可能で、それが次の新しい技術に繋がることを指摘していますが、確かに見かけ上の調達数が、NECからみれば250万から3000万と10倍以上になるわけで、スケールメリットとしては十分でしょうね。
個人的には、今回の提携の延長線上に、PCだけでなくいろいろなデバイスも考えているみたいな話が出ているようで、何かとんがった製品、ワクワクする製品が生まれてくれないかなという期待もあります。それが期待出来る理由としては、今回の提携がLenovo JapanとNEC PCとの提携で、日本国内でのシナジーがまず生まれそうだから。個人的に何台かThinkPadやThinkCentreを購入しているけれど、これまでは中国から輸出していたからか納品に2週間とかかかるのは普通。本体だけでなく、メモリーとかHDDとかのオプションでも同様。これが、即日とは言わないけれど、2~3日位で納品されるようになったら、満足度はかなりアップすると思うし。
いずれにしても、過去の合併・提携劇を見ても、直ぐに某かの効果が出てきたことなくて、だいたい3~5年くらいで良い・悪いの様子が見えてきたものです。今回の件も、暫くは外見的には何も変化は無くて、3年くらいしたら「丸いフォルムのLaVieみたいなThinkPad Xシリーズ」とか「Access Connectionsが動くVersaPro」とか、そんなハイブリッドな製品が出てくるんだろうか。これからもPCやそれに類する情報端末を使い続けるユーザーの一人としては、さらに面白い使ってみたくなる製品が出てくることを期待しています。
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