2011年7月5日

百度とMSの提携

中国検索大手の百度がMSと提携して英語での検索サービスでMSのBingを使うというニュース。素朴な疑問として「中国国内のフィルタリングは、MSにも適用されるのか?」ということ。まずは、大前提の検索フィルタリングが無くならないと、そこから先の検索エンジンを何にしても意味がない気がするんだけど...

そう言えば百度は日本でもサービスを提供してますけど、どうなんだろうか。スタートした当初は物珍しさもあって、いろいろ試してみたけれど、やっぱりまだ日本語検索のDBやデータが整っていなくて直ぐにGoogleに戻ってしまったけれど。確かに同じ「漢字」を使う国同士ではあるけれど、単に使う文字種が似ているだけでは、あまりメリットは感じられないし。結局は、検索結果がどれだけ自分にとって有用であったか、的中率というか検索結果の満足度がどれだけ高くなるか、そういう部分が重要ですよね。Googleだって日本人や中国人のエンジニアは沢山いるだろうし、そういう人達がそれぞれの文字種や文化的背景みたいな補助データも含めて、より満足度の高い検索システムを構築しているだろうし。逆に百度がMSのBingを使い出すと言うことは、決起的に国内向けの検索技術はトップかもしれないけれど、国際的な検索技術では遅れている、という話ではないかとちょっと思ってしまった。

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