Biz.idの日本IBM・永井さんのコラムから「朝シフトは生産性を6倍上げる」という話。私自身「朝型」であり、今のように在宅勤務をする前、毎日会社に通勤をしていた時には、定時よりも一時間以上前に会社に行っていたときもあります。いろいろ理由はあると思うけれど、私も残業3時間よりは朝の早出3時間の方が生産性は高いなと思うけれど、個人の性質もあるし後自分一人で仕事が閉じていればいいけれど、回りのサポートが必要な場合には自分だけシフトすればいいと言う話でもないですし。
もう10年以上も前、仕事で3ヶ月毎に日本とUSを行ったり来たりするような状態が2~3年続いたことがあって、完全に自分の体内時計が狂った時期がありました。もう、夜寝ても02:00とか03:00には目が覚めてしまい、夜だって18:00とか19:00には眠くなるかと思うと、21:00頃には目が覚めて寝られず、23:00とか00:00頃にベッドに入っても、暫くうつらうつらすると、もう02:00頃には目が覚めてしまうと言う状態が、出張をしなくなっても数年続いたことがあります。完全なリズム障害。この時期には、もう朝の04:00頃から自宅でメールを開いて処理を初めて、会社にも06:00頃には出かけて仕事をしていました。この方法の良いところは、この朝一の時間帯に仕事相手のUSの担当者と何度かメールや電話でやり取りできたこと。普通だと、ほぼ日本とUSは昼夜が逆転しているので、一日一回のやり取りになるわけですが、向こうの夕方がこちらの早朝になるので、この数時間の間に色々打ち合わせが出来て非常に効率よく仕事が出来ました。でも、リズム障害でプライベートはボロボロだったけれど orz 「いゃ、それなら夜遅く日本で仕事しても同じでは」と言われます。確かに、日本の夜から深夜はUSの早朝に重なるので、この間にやり取り可能。ただ、このシフトの問題点は、相手のUSはこれから一日が始まるから、へたをするとズルズルと相手をしていくうちに、直ぐに深夜を回ってしまい日本側の対応が大変だったこと。
当時、アメリカでは既に在宅勤務観たいことも一般的で、向こうの夕方までは会社で相手をしてくれて、日本のお昼頃に今度は自宅からメールに返信をくれたりと、効率を考えると日本側で朝シフトをする方が良かったと言うこともありましたけれど。今では、日本でも在宅勤務なんて普通だし、ネットワーク環境も整っているのでどこでも仕事をやろうと思えば出来ますから、余り朝シフト・夜シフトの意味も無くなっているのかもしれません。
もっと極端なことを考えると、例えば身体は日本にあるけれど、仕事の時間帯は相手(例えばUS)に合わせて、向こうの09:00~17:00(例えばEDT)に合わせて、日本時間の22:00~06:00に相手と仕事をする、なんていう事も普通になっていくかも。相手がヨーロッパだと、もう少し早い時間帯(例えば18:00~02:00とか)になるので、これならさらに対応可能かも。「夜の仕事」と聞くと、まずは水商売系が頭に浮かぶけれど、こんな夜シフト担当なんていう部門がこれからは普通に誕生するかも。元々のテーマであった「生産性の向上」という意味も大切だけれど、今のグローバル化を考えると"Time Shift Job"みたいな考えも、これからの企業経営には必要になるかも。その場合、採用条件として、朝型、夜型、深夜型みたいな体質というか特質なんかも考慮される時代が来るかもしれませんね。
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