2023年4月28日

浜松新球場ショッピングセンター

ITmediaビジネスオンラインの記事から、大阪にオープンした「ららぽーと門真」に関しての記事。大規模モールとアウトレットモールが同居した施設で、将来的にはさらに隣接地にCOSTCOも開店予定との事で、そうなると最強の買い物フォーメーションじゃないだろうか。実は、浜松市の篠原地区に建設が言われている、県営浜松球場に関して、併設して大規模なモールとか何ならCOSTCOの市内2号店を誘致したらどうだろうかと思っていたので、この記事を読んででそのアイデアが再燃した次第。 

県営新球場建設が予定されている場所は、浜松の南部で中田島砂丘に近い場所。中田島砂丘のウミガメ保護や、予想される大震災の津波対策(避難所)等の理由から、ドーム型球場の建設が有力だけれど、その場合300億円規模の建設費が想定されて、維持なども含めて黒字化が大きな課題に。ドーム型球場にすれば、野球などスポーツイベントだけで無く、見本市みたいな商業イベントや、コンサートなどの映像・音響イベント開催も可能になり、しかも天候に左右されずに安定した興行が可能になるから、歩留まりと言うか収益性も高まるだろうし。ただ、だからと言って、皆さん浜松と言う場所で毎日のようにイベントとかスポーツ大会を開催為てくれるわけでも無く、地方都市としてそれだけ大規模な施設を維持するだけの余裕があるのかという危惧も。更に設置予定の場所は、回りは畑だったり鰻養殖池の跡地(=今は太陽光発電パネルが並ぶ地域)だったりという、本当に何も無い場所。既に水泳場が建設されていて、それと隣接する形で計画されているのだけれど、それしか無い場所何ですよね。

さらに言えば、交通の便も悪くて、駅から徒歩圏内では無いので、路線バスか車で無いとアクセス出来ない場所。イベント会場としては、アクセスの良さが集客にも直結するわけで、場所的にはマイナス要素しか内容な場所だと個人的には思っています。やはり、日頃からそれなりに人流がある場所にこういうイベントスペースがあれば、何かあった時にも人の流れが期待出来るけれど、日頃は全く無い場所に幾ら有名人がイベントを開催すると言っても、以降という動機はなかなか生まれないんじゃ無いだろうか。一方で、極端な言い方をすれば、土地以外は何も無い場所なので、有る程度自由度はあると言えるんですよね。元々浜松は地方都市アルアルで完全な車社会だから、こう言う大規模施設には駐車場は必須。また、モールだとか大規模ショッピングセンターみたいな施設も、駐車場は必須だし、毎日の人流が期待できるから、その地域の活性化にも繋がるだろうし。近くに、圏内でも最大規模のイオンモール志都呂店があるので、モール開設は難しいかもしれないけれど、アウトレットモールとか、それこそCOSTCOあるいは業務スーパーとか大量販売系のお店が出来れば、かなり需要があるんじゃ無いだろうか。あの場所はパイパスがあるので、西側の湖西とか豊橋方面からの集客も期待出来るだろうし。

今年から開場した、日本ハムファイターズの新球場のエスコンフィールドも、そんなコンセプトじゃ無かっただろうか。プロ野球と言えども、年間の試合数は140試合余りで、ホームゲームは最大その半分なので70日余りしか利用されない施設が野球場。年間365日のうち、300日近くは遊んでいる施設になりかねないわけで、そのスケジュールを埋める為には、色々な利用形態を考えないといけない。色々賛否はあると思うけれど、実は天然芝の場合その養生期間が必要なので、稼働率はもっと低くなるしメンテナンスが大変。閉鎖型ドーム球場だと人工芝を使用する事になるんですが、そちらの方が野球以外のイベント開催もしやすいだろうし。まぁ、球場が県の施設なのでまたややこしいところもあるんでしょうね。浜松市の市営球場ならば、浜松市の経済界とかが団結して総合開発計画みたいな物を作っても良いのだろうけど。でも、あの場所に商業施設があれば、実は万一の災害時には避難場所として、また当座の生活物資の備蓄場としても機能が期待出来るだろうし、結構Win-Winなアイデアだと思うんですがどうだろうか。

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