2023年4月13日

Airaloトライアル

海外旅行をしたときに問題なる事柄の一つが通信手段の確保で、昔は超割高な海外ローミングサービスを利用するしか方法が無かった時代から、現地で現地キャリアーのSIMを購入して差し替えて使用する様になり、さらには海外でのローミングサービスも安くなってきました。そんな中で、SIMを入れ替える(というか、追加する)操作はあるんだけれど、物理的なSIMではなく電気的な「eSIM」を使うことで、簡単にかつコスパも良い条件で海外ローミングサービスが提供されていて、その一つを今回試してみることに。来週ハワイに行く予定があり、現地で何か通信手段が欲しいと思っていましたが「Airalo」というeSIMサービスが評判が良さそうなので、先ずは国内で一度操作手順などの確認も含めて試してみることにしました。これ、インストール後に気がついたんですが、「Singtel」と表示されていて、SingaporeのSingtel系の会社なんですね。それならちょっと信用できるかも(笑)。

今回現地ではiPhone 13 Proを使う予定でいるので、iOS用のアプリをまずApple Storeからダウンロードしておきます。続いて、自分のアカウントを作成しておく必要があるので、そこまで一旦先に準備しておきました。実際に使用するには、国別の「ローカルeSIM」、地域単位の「リージョナルeSIM」、世界中で使用可能な「グローバルeSIM」の3種類の中から、容量や使用期間毎に準備されているパッケージを購入してアクティベーションすると、iPhoneのeSIMとして設定されて利用可能になります。日本国内用のパッケージもあり、1GB/7日間でUS$4.5(約600円)で利用可能なので、今回これを試してみました。

今回は日本国内の利用なので「ローカルeSIM」タブから「日本」を選択すると、利用可能なパッケージが表示されます。そこから目的のパッケージ(今回は1GB/7日間)を選択して購入手続きに進みます。

追加情報を見ると、日本国内ではauとSoftbankの回線を利用するんですね。実際インストール後に確認して見ると、Softbankの回線が利用されていましたが、それは自分のiPhoneがdocomo用だからだろうか。支払は、iPhoneに入れようとしているので「Apple Pay」で決済出来ます。ですから、いちいちクレジットカードのアカウントナンバーを入れたりする手間も無く、「🍏Pay」をクリックすれば一瞬で手続き完了となります。


決済完了となったら「eSIMの詳細に進む」をクリックして、eSIMのインストール用画面に移動します。「eSIMをインストール/データにアクセス」をクリックすると、注意書きの画面(右端)が表示されます。後から気がついたんですが、この画面下の注意書きの3番目の「データローミングをオンにする」を見逃していたので、後でちょっとドタバタすることになります。画面一番下の「eSIMをインストール」をクリックすると、eSIMの設定とアクティベーションが始まります。



eSIMのアクティベーションが始まります。この時はWi-Fiに接続していましたが、これが結構時間が掛かり途中「大丈夫か」と心配になることも。あと、このアクティベーション後から利用期間がスタートするんですが、実際に使用を始めるのは翌日からだったので、1日分利用期間を無駄にすることになり、それは勿体ないかなと後から後悔しました。なかなか終わらないアクティベーションにちょっと心配になったところで、アクティベーションが完了。ここでiPhone右上のアンテナマークが「!」の並びみたいなシンボルに変化したことを発見。後から調べてみたら、上側の部分がeSIMのデータ回線(今回はSoftbank)の電波強度、下側の「....」が主回線のdocomoの回線強度を表しているようです。iPhoneの「設定」から「モバイル通史」に入ってみると、音声通話は「主回線(=docomo)」、データ通信は「e-SIM(eSIM)」と設定されていて、これで利用可能になったようです。

早速iPhone上のブラウザーを開いて試してみたんですが「ネットワーク接続がありません」みたいなエラーが表示されてアクセス出来ません。念のためiPhoneを再起動してみても同じ。「あれぇ~、インストール失敗した?」と不安になった所で、もう一度アプリを見直してみます。そこで思いついたのが、これはシンガポールのテレコムSingtelのアプリなので、日本では「海外利用」、つまりローミング設定が必要なのでは無いかと言うこと。そこで、「設定」→「モバイル通信」→「e-SIM(※eSIM)」とタップして、Singtel(=eSIM)の設定画面を表示させると、「データローミング」がOFFの状態に。これを右にスライドさせてONにして再び試してみると、はい、ちゃんとアクセス出来ました。後から資料用にキャプチャーしたインストール画面を見直していたら、ちゃんと『3.新しいeSIMプランの「データローミング」をオンにします。』と書かれていて、あぁ説明はちゃんと読まないとと再認識しました。

翌日利用してみましたが、良くも悪くもこれまでのdocomo回線での利用感覚と変わらず違和感はありません。ただ、場所によっては、アンテナアイコンが上側(=Softbank)と下側(=docomo)で、結構信号強度の違いがあるのがちょっと面白いかなと。表示ではSoftbank回線でも5Gでアクセスしている場合もあるようで、モバイル通信の設定でその時の状況に応じて主回線側のデータ通信とeSIM側のデータ通信を使い分けてくれる機能があるので、常に有利な状況で利用したい場合には「二刀流」にして置くのも有りかなとは思いました。また、今回はAndroidスマホ(=Pixel 6)には設定していませんが、iPhoneにしてもAndroidにしても、非常時のバックアップ回線として準備しておくのも有りかなとも感じます。私は、月1GB上限でクリップしているのですが、極たまに足りなくなる場合があります。その場合は、1,100円で1GB追加できますが、このAiraloなら半額で1GB追加できますからこちらの方が有利です。さと、後は来週現地で試してみるだけです。日本出発前にパッケージの準備はしておいて、現地到着後直ぐにアクティベーションすることになるのかな。もう少し時間が有るので調べておくことにします。

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