2023年3月16日

都議会紛糾、か?

所謂「Colabo問題」で、昨日の都議会財政委員会でその契約事務手続きが議論されて、との規則に違反して委託料が支払われて居たことが明らかに。今朝の時点では、産経新聞が簡単に記事にしているけれど、 それ以外の大手紙の紙面(サイト)には同様の記事は見当たらない。東京都の問題ではあるけれど、その内容としてはかなり大きなニュースだと思うのに、何故取り上げないのだろうか。同じColabo関係のニュースでも、少し前に出された監査結果のニュースは、それぞれ大手も取り上げていたのに。

一つ想像されるのは、その監査結果に関しては請求に不備があったので190万円余りの支給を不適当と判断したけれど、結果的に支出が支給額を上回ったので返還請求せずという、「玉虫色の結果」でColabo側に実質的な被害が無かったから取り上げたのかな。あるいは、Colaboへの活動妨害行為に対して接近禁止の仮処分が出された時も、結構隠し取り上げていたのは、Colabo側に取って有利な判決だったから取り上げたのだろうか。どういう背景があるのかは分からないけれど、メディアの報道姿勢に関して、何らかのバイアスというか暗黙の了解みたいなものが存在しているように感じます。

この件に関しては、もともとは「暇空茜」なるtwitterユーザーが切掛で、最初はColabo関連の資料、その後関係する団体の資料を開示させて詳細に検証して、相当数の疑惑というか、もう「それって悪質な隠匿ですよね?」と言いたくなるくらいいい加減な内容。素人の自分がザッと眺めてみてもそう感じるくらいだから、専門家が精査したら相当なものだろうし、少なくともとの支援=税金が投入される以上は、有ってはならないレベルのミスが多数。更に酷いのは、相違部分を指摘されて修正してくるのだけれど、それもまた齟齬が生じているというか、ますます墓穴を掘っている感じがするところ。元々は都の事業支援に関しての疑惑だったのが、国からの支援も関係しているので厚労省にも飛び火し、さらには国の支援事業にもそれら団体関係者が多数所属して、自らが選定委員となり自らの団体を指名するような「お仲間状態」でかなりの事業が生まれていたこともはっきりしてきていて、「公金チューチュー」なる言葉も生まれるほど。若年女性支援という分野が余り大きくなくて、底に関係する人の数も限定されるのかもしれないけれど、それにしても政党助成金の後援会へのロンダリングみたいな感じで、国とか自治体からの支援を順繰りに環流させているような様子も感じられます。でも、「若年女性支援」という微妙な部分だからメディアは及び腰なのか、あるいはまだ噂レベルだけれど政治的な関係も見え隠れするからあえて触れていないのか、まぁメディアなんて言ってもその程度だよねという感想しか生まれてきません。

彼らの支援事業自体は必要なものなのだから、今回の疑惑で潰すようなことはあってはならない、という意見もあるみたいだけれど、それならば一旦リセットして誰からも問題視されない仕組みを作る方が良いと思うなぁ。ノウハウとか経験者とか、そんなに豊富では無いと言う意見もあるけれど、でもネットの話を見聞きすると、多くの同様の団体は苦しい中活動しているわけで、そういう組織や団体に支援を振り向ける方が、これまで以上に効果が生まれる気がするんだけれど。今回の件に関係して、ネット上ではまことしやかに某政党との癒着とか、とある勢力の陰謀論みたいな話も出てきているんですが、確固たる証拠が出てきたわけでは無い。ただ、弱者支援の美名の元に支援政策が悪用に近いような恣意的な利用・運用されてきたことはかなりはっきりしてきていると思うので、先ずはその部分はしっかりと精査して正すべき。その時に、もし今言われているような政治的圧力とか介入が有ったのであれば、そこは民主主義に対しての不正行為としてさらに厳しく正すべきだと思う。今、国会で某政党が騒いでいる放送法関連の話より、こっちの方がその疑惑の内容に於いても、それによって蔑ろにされてしまうかもしれない若年女性支援に於いても、よっぽど重要な議題だと思うなぁ。

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