もう「ガーシー元議員」と言うべきなのか、除名処分に関しての山崎元氏のコラム。山崎氏の、ガーシー氏本人の行動には1mmも同意できないが、将来的な国会対応としてリモート参加等のシステム整備はするべきと言う意見には賛成。ただ今回の場合は、そう言う建設的な提案を積極的にしたわけでも無く、結局自分の我が儘だけを理由にしていたから支持も集まらなかったし、こういう結果になったのだと思う。
「リモート参加」という意味では、先に当選しているれいわ新選組の船後議員や木村議員という先例があるわけです。彼らは、逆に移動に制限があるけれど議会に参加したいということで要望したから、参議院側も通路の整備等もしたわけですし。で、そんな状況に有ってもまだリモート参加出来ないことは問題だと思うので、そういう所からちゃんと遡及すればまだ理解も得られたかもしれないのに、結局は自らチャンスを潰したような気がします。
「白票かガーシーか」という視点は面白いなと思うし、そう言えば地元の候補でこれという人がいない場合、棄権する場合が多いのかもしれないけれど、全国区の場合はその人の主義主張とは別に、何となく「面白そう」で入れる場合は確かに有りそうです。俗に言う「タレント議員」なんて、まさにそんな感じで得票を集めていると言ったら失礼だろうか。想像するに、ガーシー氏に入れたのは若い世代が多いんじゃ無いかと思うけれど、逆に言えば彼らにとって「選挙」だとか「政治」というのは、芸能人や有名人のゴシップ程度の認識という意味なのかも。それはそれで大きな問題な訳ですが、だからと言って何か対策が有るかと言われると困るのですが。
唯一可能性がありそうなのは、一つはこれまでのような選挙というか活動をしつつ、やはりネットでの発言力と言う事をこれからの候補者はこれまで以上に気にするしか無いのかなと言うこと。ガーシー氏だって、ネットを利用したからそれなりに知名度もあっただろうし、瞬間的な注目も集めることが出来たわけですからね。これが、例えば芸能記者のような立場で、週刊誌等だけで毎週裏情報を掲載するようなことをやっていても、知名度の点ではそれほどでも無いだろうし。ところでガーシー氏こと東谷義和氏に対しては、国会議員の身分が無くなった事で早速逮捕状が請求されて、さらには旅券返納命令も出されるかもという話も。そうなっても帰国しない場合には、国際手配犯にもなりかねないわけで、何か今回の一連のドタバタは最後までドタバタして続きそう。彼に対しては、歳費や経費などで多分億単位のお金が出ていると思うのだけれど、そう言う事に対しての批判はどうなんだろうか。それも民主主義のためのコスト何だろうか。何か腑に落ちないけれど。
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