圧倒的勢力で始まった、ロシアのウクライナ侵攻。ロシアと国境を接する東側や、先の侵攻で併合したクリミアのある南側だけでなく、ロシアの友好国である北側ベラルーシからの侵入もあり、こちらはウクライナの首都キエフに近い事もあり、今はこの首都攻防が戦況の行方を占う大きな山場に。
ロシア側が圧倒的な兵力を投入していて、しかも時間を掛けて入念に準備をしていたこともあり、あっと言う間に決着が付くかなと思いましたが、時間を掛けたと言う事は防衛する側もその為の対策を準備する時間が有ったわけで、その成果が出ているという事だろうか。東部にあり国境際のロシアの影響が強い2州はある意味仕方ないとしても、それ以外の地域では「ウクライナ人」の抵抗が頑強が、それが結構ロシアの思惑を防いでいる気がします。
今回のウクライナ侵攻は、個人的には何かプーチン大統領の個人的思惑でしか無いような気もするわけで、その証拠としてはロシア国内でも侵攻反対の運動が生まれていたりすること。海外のロシア人が反応することはまだあり得ると思うのだけれど、ロシア国内でそう言う事をするというのは、いってみれば北京で中国共産党反対を言うようなものだろうから、かなりリスクのある行動。それでも、そうせざるを得ないくらい、今のロシアは一党独裁というか、一人独裁に近い状況なんだろうか。
「戦争は、始めるよりも止めることの方が難しい」とはよく聞く話だけれど、今回の場合は特にロシア側が100%の結果以外認めないような状況なので、流石にそれはウクライナ側としても飲めないでしょう。最悪、戦術核兵器とか使用されれば、仕方ないけれどロシアもそれをやってしまうと、その後の世界的な批判は大きいだろうし。でも、今のロシアには、それすらも歯牙に掛けないような危うさというかリスクを感じるのが嫌なところですよね。機密情報リークで有名なAnonymousも、ロシアへのネットワーク経由攻撃を始めたという話も有るみたいですが、物理的な武器は手にできないけれど、そう言うソフトツールでの応援で少しでも早いまずは停戦、そして少しでも元の生活が早く戻ることを祈るばかり。
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