2022年2月25日

ロシア、ウクライナ侵攻

ロシアが、ウクライナの西側部分を除いてほぼ全面からウクライナ中心部に向けて侵攻を開始。事前に予想されて、警告もされていたけれど、まさにその通りのことが起こってしまったわけですが、核戦力も含めて強力な軍備を持つロシア軍だけに、直接対決となれば大きな被害は免れず、この後どうなるのか全く予想が付かない状態に。 

さらに追い打ちを掛けるように、プーチンロシア大統領は早々と核戦力の使用に付いても言及。ウクライナ軍は、自衛のための戦闘ですら、それを口実に使われて国内で核戦力が使用される可能性とも戦わないといけない。流石に、実際に使用したら自国への影響も考えられる戦略核兵器は使わないだろうけど、農業国でもあるウクライナの無人地域に戦術核を威嚇目的で投入する事くらいはやりそうな雰囲気。そうで無くても、今朝の時点でチェルノブイリ原子力発電所をロシア軍が制圧したというニュースが流れており、どうもロシアはこのチェルノブイリ原発を「ウクライナが原発開発している」という証拠にする(捏造?)可能性もあるらしい。もう、なんでかんでもやったもん勝ち見たいな状態。

悩ましいのは、まだNATOに未加入のウクライナに対してNATO軍は勿論、米軍も出動は出来ない。ウクライナ軍の総兵力は約26万人との事で、今回侵攻しているロシア軍兵力約19万人よりは多いけれど、航空戦力やミサイル等のスタンドオフ兵器では、ロシアが圧倒しているだろうから、現在の情勢も仕方ないのかもしれないけれど、ここからどの様に巻き返すのか、あるいはこのままズルズルと敗退して終わってしまうのか。仮にこのままで終了してしまうと、結局は力のあるものが最後は勝つという意識が、あの国とかあの国とかにも確率されるわけで、今後世界はますます混沌とした状況になることは確実。それだけは避けなければいけないわけで、でもその為にはロシアを少なくとも押し返す力が必要。ただ、それを今のウクライナ軍に望むのは無理があるわけで、どう対応するのだろうか。経済制裁だけでは、即効性のある解決策にはならないのだけれど、だからと言って全面戦争になってしまうと、それこそ第三次世界大戦の様相も否定出来ないだろうし。

ロシア軍の地上部隊は約36万人との事で、その半数以上が今回この作戦に投入されている計算になります。当然、それだけ物資の消耗も激しいと思われるので、一つは相手を領内に引き入れて兵站を伸ばして消耗戦に持ち込むのは一つあるかもしれない。また、巡航ミサイル等で主要都市の攻撃があったけれど、先ずはそう言う最新兵器を消耗させて、その後の戦闘では通常兵器同士の対戦に持ち込むこともあるかもしれない。この辺り、言う事は簡単だけれどその間に自国民の生命にも関わる重大問題なわけで、そうなれば当然ウクライナ国民自体の反発も生まれて分裂を生むかもしれない。心配なのは、今のプーチン大統領を見ていると、どうも歯止めがきかない状態になっているような印象しか受けないこと。日本に対しては、北方領土問題をちらつかせれば静かになるとプーチン大統領は考えているんじゃ無いだろうか。でも、今回の事がこのまま進んでしまうと、決して日本も他人事ではすまされない気がしますね。日本も、北方領土をいったん諦めるくらいの覚悟で臨まないと、何も解決出来ないでしょうね。同じ事は、世界の何処でも起こりうるし、特に日本の周りには起こす側が集中しているし。ただただ、一日も早い戦争終結と復興を願うばかり。

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