春の選抜高校野球大会出場校選抜で、東海地区からの2校選抜されるのだけれど、例年ならば東海大会決勝に進出した2校が東海地区代表として選ばれていました。今回は、静岡県の日大三島と聖隷クリストファーが決勝に進出して日大三島が優勝したんですが、この時点ではこの二校が選抜されると思っていました。
ところが、優勝した日大三島は選抜されたものの、もう一校が準決勝で敗れた大垣日大が選抜されて騒動勃発。大垣日大は、準決勝に日大三島に5-10で敗れたんですが、決勝で日大三島に3-6で敗れた聖隷クリストファーよりも点差が開いた内容。それなのに、大垣日大の方が選手の力があり投手力も優れているという理由で選抜されたとなると、流石にちょっと首をかしげないといけない。聖隷クリスファーは、苦しい試合で勝ち上がってきたとはいえ、岐阜県大会で大垣日大(岐阜2位)に勝った中京(岐阜1位)に4-3で勝利しているわけで、決して大垣日大に劣っている訳じゃ無いと思うし。
私も、東海大会の決勝進出2校が春の選抜に出場する物だと思っていました。だから、静岡県から2校とか愛知県から2校とか、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の中から1校ずつ2地区から出場しない場合も過去何度もありました。だから、同地区からの2校選抜が問題とは思えない。逆に、選手の力が優れているというような、判定基準が難しい事を理由に選抜するのであれば、大会結果なんて無視して、地方予選の中から上位校をリストアップして選抜すれば良くなってしまう。ただ、過去にも決勝進出校以外の高校が選抜高校野球に選ばれたことがあるそうで、その時には今回の様な騒動は発生しなかったのだろうか。
聖隷クリストファーのOBが、33校目の代表として食らえるように嘆願書みたいなものを出したとか、県の高野連が異議申し立てしているとか、どんどん騒動は広がっていて、とうとう鈴木康友浜松市長まで参戦する事態に。地元校だからという身びいき無しで考えても、聖隷クリストファーと大垣日大の試合結果を比較して、大垣日大が有利という状況は言えないと思いますねぇ。仮に、大垣日大が優勝した日大三島との準決勝戦で、接戦に次ぐ接戦で延長戦になって、最後に敗れたというよなう劇的な試合内容であったならまだしも、10-5という結構な点差で敗れているわけですから、それなのに選手の力があると言われてもなぁ... この結果はもう覆ることは無いと思うので、聖隷クリストファーは気持ちをさっさと切り替えて夏の選抜に向けて準備を初めて欲しいけれど、でも疑惑は残ったままでしょうね。と言うか、春にしても夏にしても、高校野球がビジネス重視担ってきていることは事実だと思うし、そう言う意味ではもっと高校生の気持ちに寄り添うルールを考えるべきでは。仮にも、大手新聞社が協賛しているのに、そこに疑念が生まれるのはおかしいと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿