昨日開催された"Super Bowl LVI (The 56th Super Bowl)" は、接戦の末Los Angels Ramsが23-20でCincinnati Bengalsを破り、L.A. Ramsが22年振り2回目のSuper Bowl Championに。今シーズンは、レギュラーシーズン後のPlay Off (Super Bowl Tounament)が、激戦・接戦・熱戦の逆転試合が多く、「史上最高のポストシーズン」と言われたけれど、決勝戦となるSuper Bowl LVIもその言葉に値する内容だったと言えると思います。個人的にはNFCのConference Championship で推しチームの一つSan Francisco 49ersが敗れしまったのが残念なんですが、まぁそれも楽しみの一つ。来シーズンに期待することにします(笑)。
接戦の試合が多いという事は、ディフェンス戦でもあると言って良いと思います。勿論、オフェンスの打ち合いの試合もあるんですが、両チーム大量得点をしながら点差が開かないと言う試合は殆ど記憶に無い。やはり同点・僅差での競り合いというのは、両チームのディフエンスが得点を許さず、例えばTDではなくFGの蹴り合いになるとか、1TDずつ、2TDで膠着状態になるような試合が多いと思います。今回のSuper Bowlも、Ramsは3TD/1FG(1TFPキック失敗)、Bengalsは2TD/2FGと、ディフェンスが頑張った感のある内容だったと思います。
試合を観る側にすれば、パスキャッチとかロングゲインとかTDとか、やはりオフェンス中心になると思うのですが、多少なりとも選手経験試合経験をしてからは、やはり見て面白いのはディフエンスでは無いかと思います。言葉的には、オフェンス=ボールを進める側、ディフェンス=その前進を止める側、なんですが、よくよく考えたらボールを相手に取られないよう前に進めるオフエンスはボールを守る「守備」的要素が大きいし、逆にその前進を阻み可能ならボールを奪う(Turnover)事を狙うディフェンスはより「攻撃的」なプレーを目指さないといけない。フットボールは、相手エンドゾーン(フィールドの端)にボールを持ち込む競技なので、確かにボールを動かす方=オフェンス、陣地に持ち込むことを防ぐ方=ディフェンスと呼ぶことは妥当だと思うけれど、プレー単体でみると、その呼び名とは逆転した意味がやはり似合っているように感じます。まぁ、そう言う事を言うから、中々フットボールファンが増えないのかもしれないけれど。
Ramsは、ここ最近のシーズン躍進が目立ちますが、それでもSuper Bowl Championは22年振り。Bengalsに至っては、今回の出場が33年振り4回目の出場だけれど、未だ未勝利。実はBengalsと言えば、出ると負けというイメージが未だに強い私(これ)。それでも、こう言うシーズンが生まれてくるのは、ドラフトやサラリーキャップで戦力均衡化を進めて、実力伯仲の試合を増やすことをリーグとして進めている結果だと思います。そういう所のビジネスの作り方、進め方は、やはりNFLは上手いよなぁといつも感心するところ。日本のフットボール界というかスポーツ界としては、少しでも取り入れて見習いたいところですよね。所で、今回はハーフタイムショーも話題になって、Hip-Hopのレジェンド達が勢揃いすると、開催前から話題に。フットボールを知らない人達でも、このHip-Hopのステージには興味津々だったそうで、確かに当日のハーフタイムショーは大盛り上がりに。でも、Hip-Hopには全く知識も興味も無い自分は、その映像を見ても「ふぅぅぅぅん」程度。かろうじて最後に登場したエミネムくらいは名前を知っているけれど、それまでに登場したスターの名前は初めて聞くものばかりで、ちょっと感動は薄かったです(笑)。まぁ、それも歳のせいなんだろうか。手に汗握る試合とは裏腹に、今回のハーフタイムショーは自分的にはちょっと物足りないものだったことが唯一残念だったことだろうか。時代を感じる試合でも有りました。
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