2013年2月19日

X1 Carbon - 薄さは武器

ThinkPad X1 Carbonを使い始めて3週間あまり。データの移行やシステム設定作業も落ち着いて来て、やっと以前のビジネスマシン、X201sと同様に仕事に使えるようになりました。唯一の不満が、会社の標準システムがWindows7 Pro32なので、内蔵している4GBのシステムメモリーがフルに使えないことで、これが勿体ない気がして(貧乏性かな)。さらに言えば、240GのmSATAも、結構ダイエットして使っているんですが、何故かC:ドライブがどんどん太ってきていた(C:をOSとシステム関係、D:をデータ用区画として使用中)、それに合わせて最初は瞬足だった起動時間も、何故か時間が掛かるようになってきたし... とは言っても、やはりそれなりに早いCPUに高速のSSD利用なので、システムパフォーマンスとしては、今のところ十分に満足している状態です。実は、SDXCメモリーカードも結構安くなってきたので、空いているSDXCメモリースロット用にデフォルトで挿入しておくメモリーカードを買ってしまおうかと思案中。64Gで5000円、128GBでも1万円を切っているのでかなり魅力的です。

ところで、X1 Carbonも含めていわゆる"Ultrabook"の特徴は、その薄型のデザインにあるわけですが、正直なところX1 Carbonを持ち歩くときには、ちょっと持ちにくい感じがします。LCDを占めて雑誌を持つように片手で持ち歩くんですが、手のひらに当たる部分がある程度厚みが無いと、どうも持ちにくい気がします。特にX1 Carbonは、ヒンジ側は少し厚みがありますが、手前側は刃物の刃のように薄くシェイプしてあるので、こちらがもが手のひらにくると、落ち着き具合が悪いというか... でも、この刃先のような形状は、鞄にしまうときには凄く便利。文字通り、刃先で切り分けて中に入っていくので、多少荷物がごちゃごちゃしていても、ストンと底までスッキリと落ち着いてくれます。以前のX201sのように、平面部分があると、その部分が鞄の中の他の荷物に当たって、ゴリゴリ押し込まないと入ってくれなかったんですが、このUltrabookの薄型形状はそう言う意味では凄く使いやすい。出し入れがとっても楽です。

あと、この薄さ故に、鞄にいれた時の増量感が無いのも良いですね。昔、ThinkPadのT42pを使っていたときは、これを鞄に入れると「ズッシリ」感が凄くて、何か荷物が倍になったような錯覚すら感じていました。そこから、X60s/X61sに移行したんですが、この時には本体を鞄に入れてもその重量が増えた印象が全くなくて、軽量モデルのメリットを凄く感じました。実は、以前使っていたX201sの方が、今回のX1 Carbonよりは200g近く軽いんですが、鞄にいれた時の感触から言うと、薄型でスルッと入るからでしょうか、その重量感をあまり感じません。勿論、1.4kg近くあるので、鞄はそれなりに重くなるんだけど、入れたときの印象からなんでしょうね、それほどの重さは感じません。この辺り、実際の重さと、見た目から感じる重さの違い何でしょうけど、面白いなと思います。まあ、ノートブックPC本体でも、全体の重量分散デザインが悪いと、物理的な重さが軽くても持ったときにズッシリ感じる場合があるし、逆に上手く重さが配分されていると、実測値がそれなりに重くても、持ったときの印象は凄く軽く感じるもの。そう言うメリットが、このX1 Carbonのデザインには現れているんでしょうね。

今のところ、バッテリーの持ちも良いし、携帯性も良いし、唯一不満なのは、外付けディスプレーとGb Ethernetのポートが内蔵されていないことでしょうか。この2点が、とっても残念です。まぁ、薄型化ゆえのトレードオフとして、理由は分かるんですが。

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