2013年2月11日

遠隔操作PC事件

遠隔操作PCによる脅迫事件の犯人が捕まったわけですが、どうもしっくりこないのがその犯人逮捕と犯人像を伝えるテレビの報道映像。逮捕の数日前からの様子が何度も放送されているわけで、となると報道機関も事前にこの人物が犯人であり逮捕が近いという情報を得ていた、訳ですよね。それが、報道機関の独自取材による特定なのか、捜査機関からの何らかの事前情報による取材なのか分からないけれど、まだ犯人かどうか特定されていない、もしかしたら逮捕状も出ていない時点で、こういう映像を撮影しているのは何か法律的に問題は無いのかと、いつも疑問に思うところです。

今回の事件の場合、最初にPC乗っ取りによる脅迫事件があって、そこで4人の人が誤認逮捕までされたわけです。結果的に、その後の捜査で駆られの無実がわかり釈放されたわけですが、今回の犯人にしてもその可能性が無いとも言えないはず。それなのに、日々の生活の様子が「盗撮」されて、それが全国的に報道されているというのはどうなんだろうか。

今回の事件では、江ノ島での様子を撮影した防犯カメラの映像が決め手になり、今の逮捕までたどり着いたわけですが、その防犯カメラの映像はプライバシーに配慮して慎重に使用されたと思うけれど、同じように撮影している報道用の映像はそう言うこと無くその放送局・報道機関の利益で使用されているというのはどうなんでしょう。報道の自由、報道の中立性・独立性、いろいろ理由はあるんだろうけど、自分の知らない場所で知らないうちに映像が撮影されていて、それが知らないうちに公開されている恐ろしさみたいなものを、今回も感じています。

所で、この容疑者、「のまネコ騒動」の時にも関わった人なんですね。そう言う点からも、ある程度目星を事前につけられていたのかも。いずれにしても、「IT業界関係者」「猫好き」という共通項だけで、自分も同様の人物と周りから観られるのだけは避けたい(苦笑)。

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