2013年2月11日

春節の花火

中国や中華圏の国々では、この週末9日から旧正月がスタート。会社の中国方面の担当者からは、先週中頃から「お休みだよん」という不在通知がメールを送ると返ってきてました。まぁ、今週一杯はそっち方面は完全停止状態ですね。で、休みに入れば、中国国内の工場やら車の移動も減って、少しは空気が綺麗になるのかと思ったら、春節お祝いの花火で大気汚染が深刻化するというので、それでビックリ。花火が影響するって、どれだけあちこちで花火を打ち上げるのか、あるいはその花火の火薬がどれだけ粗悪なのか... 二酸化炭素増加の温暖化で、牛のげっぷに含まれる二酸化炭素の影響が無視できないなんていう記事が以前あって、そんな馬鹿なと思ったことがあるけれど、それと似た印象ですよね、今回の花火大気汚染って。でも、この記事に寄れば、昨年の方が大気汚染の数値は酷かったんですね。昨年はPM2.5の数値が1593μgだったのが、今回はそれでも1000μg程度に落ちたわけだから。でも、それって減ったとは言え未だ高い数値になっているわけだから、無意味なような。現地のアメリカ大使館では大気汚染の観測数値を公開しているそうですが、「測定不能」ってなっているらしいし。そんなこともあって、日本の空気清浄機の売り上げが倍々ゲームで増えているらしいけれど、皮肉な話ですよね。

で、個人的に気になるのが来週からの春節明け。この間、世界の製造工場である中国の工場は停止していたわけで、休み明けには一斉にその間のバックログも含めて一斉に製造再開するわけですよね。となると、一時的に下がった大気汚染の濃度も一斉にうなぎ登りに上昇するんじゃ無いだろうか。そっちの方が、心配です。いずれにしても、中国の国内問題ではあるけれど、日本への影響も大きい話だけに、中国政府はもっと真剣に対応して欲しいですよね。

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