2013年2月23日

我慢比べ

いろいろと日本にちょっかいを出してくる中国ですが、今度は日本のEEZ内に観測用(?)ブイを設置したというニュース。ただ、一方で、ブイが設置された場所は日中中間線の中国側という記事もあり、これだと不信感は残るけれど国際ルール的には問題無い様子。ただ、いずれにしてもわざわざ誤解を招くような行為を行って、相手の勇み足を誘発しようとしている感じですよね。いかにも、あの国が好きそうな戦術です。で、こういう物って場所柄海底に固定されているとは思えないから、ある程度の範囲を浮遊するだろうし、その時に日本のEEZ側に入ってきたら「取得物」として拾い上げたら駄目なんだろうか。結構、相手の技術力解析用とか、用途はありそう。それに、相手の見ている前だと拙いだろうけど、居ないときに「さくっ」とやっちょうとか(笑)。

まぁ、このブイや尖閣諸島のちょっかいもそうですけど、最近問題になっている大気汚染はもっと深刻ですよね。実際問題、西日本の地域にはPM 2.5が飛来していて、影響も出ているわけですから。さらにこれからは春になれば、黄砂も飛んでくるわけで、この黄砂やPM 2.5や花粉やらが結合してさらに深刻な事態にならないと良いんだけど。で、中国の国内問題ではあるんだけど、その影響は日本にも及ぶから日本から環境技術を提供して改善をするように働きかけるとのことですが、うーん、どうだろうか。日本を追い抜いたGDPに、人工衛星や有人衛星は打ち上げて、ICBMは持っているし核も持っているし、そう言う国に対してはまずは自助努力を要求するのが先じゃないだろうか。

例えば、今回の大気汚染は車の排気ガスが原因の1つと言われているけれど、少なくとも日本車や欧州車の排気ガスはそれぞれの国や地域での排出ガス規制をクリアーした物だろうし、通常は問題の出るような排気ガスを出すわけでは無いはず。実際に、大気汚染の原因は品質の悪いガソリンを使っているからとのことで、これを5年後までに日本/EUと同等の品質まで向上させると言う事だけで、もっと早い対応をしないとなぁ。

「世界の工場」として製造業が集中しているからと言う事も理解出来るんですが、じゃぁその他の地域、例えばタイとかベトナムとかそう言う場所では同様の問題は発生していないのかという疑問も。規模の違いで顕在化していないだけだと問題ですが、そう言う地域では既に対策が取られているのならば、日本としてはそちらにシフトしていくのも1つの戦略かもしれませんね。既にチャイナシフトが始まっていることもあるわけだし。いろいろな意味で、これからも我慢比べが続くわけですが、ここで重要なのは「我慢比べ」はただ黙って耐えるだけでは力の大きい方体力のある方が有利なわけで、そう言う相手に勝とうと思ったら相手にいかに揺さぶりをかけるかとか、自分の有利な環境・ルールに引き込むかという駆け引きが重要。これまでのように、嵐に遭遇したらじっと耐えて待つだけの日本では無く、まずは嵐に遭遇しない知恵と技量を付けないとね。

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