2023年11月27日

順位決定

昨日開催された、関西大学リーグの関西学院大学vs 関西大学の一戦。勝つか引分けで、関学のリーグ優勝が決定するけれど、敗れると関学、関西大、立命館大の3校が4勝1敗で三竦みになるので、抽選で順位が決まる=甲子園ボウルトーナメント進出校が決まるという重要な一戦。

下馬評では、甲子園ボウル六連覇を目指す関学が有利だったけれど、関西大も意地を見せて終盤リードを奪うと、最後の関学の逆転サヨナラ狙いのドライブを跳ね返して、13-16で関西大が勝利。これで、関学は立命館に勝ち、立命館は関西大に勝ち、関西大は関学に勝つという「6勝1敗で三竦み」の状態になることに。リーグ戦は、この3校が同率優勝という結果になるのだろうけど、関西学生リーグ優勝チームがこの後進む甲子園ボウルトーナメントは優勝校のみが得られる権利。どの様に決定するかと思ったら、3校での抽選と言う事に。単に順位が書かれた封筒を引くのでは無く、まずはその順位決定の封筒を引く順番を決める抽選のための順番決めのじゃんけんをして、その結果から順番を決める封筒を引いて、そこに書かれた順番で最終順位の封筒を引くという「三段構え」の抽選。それが逆に疑惑を招いた部分もあるみたいですが、最終的には関学が1位相当、立命館が2位相当、関西大が3位相当と言う結果に。 

関西学生リーグの場合、8校で構成されているので7試合の結果で決着を付ける事に。社会人と比較しても試合数としては多い方だと思うけれど、全米のカレッジでも10試合以上やっている事を考えると、もう少し試合数を増やして明確に勝敗で決着が付くようにしたいもの。それでもリーグ戦の勝ち負けだけでは順位が付かない場合もあるから、例えば最初の順位判定は全体の勝ち星で決めるけれど、そこで並んだら次にリーグ戦内の対戦成績で決めるとか、幾つか段階があります。それも、それなりに試合数があって、かつリーグ戦以外のチームとの対戦等不確定要素が入っているから可能なわけで、それでも決着が付かないこともあったような気がします。それでも、今回の様な場合に比べたら、まだ納得いくような決定方法だと思う。

社会人の場合は、5試合しか無いので結構並ぶ場合も多いのですが、その場合は基本「得失点差」で判断するようになっています。それも批判や意見も多いのだけれど、日程など考えると仕方ない。本当ならば、今回の場合もプレーオフとかやって決着を付けられれば良いのだけれど、そうなるとそれぞれのチーム同士3試合開催しないと行けなくて、それを1週間インターバルで行うとしたら、2チームは1週間インターバルで2試合、1チームは2週間インターバルで2試合という差も出てしまうし。なかなか難しいと思う。原稿の対戦方法で言えば、勝ち星(勝点)の次に、得失点差が来るのは仕方ないかと私は思います。フットボール自体が得点を奪い合う競技ですからね。そう言う意味部は、今の社会人(Xリーグ)での順位決定方法が一番無難なのかなと思う。ただ、当事者としてはあるいはファンとしては、実際に対戦して決着を付けたいと思うでしょうね。そう言う意味では、プレーオフをタイブレーク方式(25ヤードからオフェンス開始で、交互にオフェンス/ディフェンスを交代して得点の多い方が勝ち)でやることで、チームや選手への負担を軽減するとともに、スケジュール的なものもカバー出来ないだろうか。いずれにしても、関西学院大学には、3チーム分の思いが詰まっているわけだから、この後のトーナメントでの活躍を期待したい。

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